エルラインの絵本 第七話『仄昏い水の乙女』@



★セッション開始前の会話より☆


【ルフナ】晴れてソーサラー3ですー(やんや)。
【アルマ】どこかの街に戻れば使い魔が持てるのう。
【ウィルヘルム】で、現在位置の確認をしておきたかったのだが……アルマが真・ファルシオンを手に入れた! でまだ遺跡なのか?
【アルマ】うむ、遺跡の一室で休んでおる。
【ウィルヘルム】了解。
【アルマ】ちなみに定価(?)50万の仮面がある部屋らしいが……使ってしまったからのう……まだ魔力があるのやら。
【ティーナ】録音すれば使えるんじゃないですか??
【ウィルヘルム】売値は25万になるか……で、どんな仮面なんだ?
【GM】ああ、あの仮面の恐ろしさはですね。1度込められた言葉を解放しても、何度でも使える点にあるんです。
【アルマ】ふむ、つまり「一応は」売れるわけじゃな。課程がどうなるかは不明として。
【ウィルヘルム】んー、しかし売るとなるとまたアシがつく可能性がなあ……俺達マークされてるし……


 さて。
 大幅に予定外で予想外(笑)の展開であった前節『風の吹く陵墓』編もどうにか終えまして、いよいよ次の街へ向かって出発です。
 プレイヤーキャラたちの成長もここのところ経験点をやや多めに出していた事もあって目覚しいようです。
 TRPGにおいて、マイキャラの成長というのは欠くべからざる楽しみの要素のひとつですからプレイヤーも喜んでくれているようです。
 ゲームマスターとしても、これで心置きなく無節操に強い敵を出s出す敵の範囲が広がるのは嬉しいことですねあっはっはっはっは。
 ともあれ、次の目的地はトラッカート
 リエ=フィシア周辺解説に詳細が載っていますが、ここは漁師街なのです。


【GM】イメージとしては沖縄で。
【アルマ】チュルクの穴熊……
【GM】言うなあああああああああああああああああああああああああ。
【ウィルヘルム】ああ、チュルクなのか……


 はい、これも某アルスラーン戦記のネタでして。
 アルスラーン戦記には、主人公のアルスラーンが統治するパルス王国のほかにも様々な国家が登場します。主に、敵役として。
 チュルクもその国々の内のひとつで、中央アジア山岳諸国家をモデルにしているのです。はい、海(正確には湖)の国であるトラッカートとは似ても似つきませんね。
 似ているのは、その軍事思想でして。チュルクは山岳地帯という地形を利用した、要害に篭る戦術を得意としているのですね。
 それゆえ、チュルク国王カルハナ王はパルスの軍師から『チュルクの穴熊』と呼ばれていたりするのです。


【ティーナ】穴熊ー。
【GM】しょうがないじゃん! 都市、七つもオリジナルで浮かばないもの!


 しょうがないじゃん! 私の想像/創造力には著しく限界があるんだから!
 ということで、リエ=フィシア及びその周辺国家は『アルスラーン戦記』の国がモデルになっているものが多いのでした。
 とはいえ、そのまま使っているのはシヴィヌス(=パルス、というかエクバターナ)ぐらいでして、他はトラッカートのように軍事思想のみ拝借、という具合ですけどね。


【GM】さて、始めまっせ(笑)。
【アルマ】うむ。
【ウィルヘルム】準備はできているぞ。






  不機嫌な守護者


【GM】前回のラストから。皆さんは妖精の樹海の最奥部にあった遺跡の一室にいます。部屋の壁には一面、仮面がびっしりと。
【ティーナ】はい。
【アルマ】目覚めると何故か人数が増えておるのじゃな。
【ティーナ】はっ、人が増えたり減ったりしてますね?!


 はい、前回とは参加メンバーが少々異なるのでした(笑)。


【GM】増えた人は仮面の口から出て来たんです。
【ウィルヘルム】沸いて出てみた。
【ココサラキ】怖いデスー(汗)。
【ルフナ】ひぃーー(逃)。
【メルトン】ずももも(湧)。
【ルフナ】メルトンのお化けーー(脱兎)。
【メルトン】失礼な!スーパーマリオのキノコのようだと言え!
【アルマ】そんなことに驚いていては冒険者は務まらぬ(?)。
【ウィルヘルム】いや、むしろ俺は遺跡に入ったときにはいたのだが。
【GM】で、この仮面は『言霊の仮面』といいまして。古代王国期の遺跡からは結構発掘される代物なのです。魔法的な処理を施すと込めた言葉を正確に再現してくれる、言わばテープレコーダーですね。
【ウィルヘルム】ふむ……で、使い方は分かるのか?
【GM】使い方は判明していますね。
【アルマ】108個セットを売れば50万は堅いそうじゃ。
【メルトン】きゅうばたん<50万
【GM】で、この仮面はエルライン・ルフが自ら詩篇を朗読して込めたものでして、売れば50万ガメルは下りません。
【ウィルヘルム】むしろ108個もどうやって運ぶつもりだ?
【アルマ】持ち運べるらしいぞ?
【ルフナ】袋に詰めて。
【ティーナ】仮面一個一個は軽いですから
【GM】重ねていけば、この人数なら行けるかな。
【ココサラキ】仮面って何で出来てるんですの?
【ルフナ】プラスチックで(ない)。
【GM】材質? んー……考えてなかったけど、陶器にしよう。魔法の品なんで壊れないけど。あ、でもそうなると結構重いか。
【アルマ】重そうじゃな(汗)。
【ココサラキ】じゃあ王蟲のカラで。
【メルトン】まぁ軽い。
【ウィルヘルム】ガンシップの素材だ。


 この時代の仮面って木かなあ?
 プラスチックはないだろうし……(笑)
 王蟲は多分存在しないし。多分。


【GM】ただ、前回、ひとつ手に取った瞬間に仮面が順番に詩篇の朗読を始めて、ルフナが“混沌”に覚醒しましたが。
【ルフナ】はーい。何か覚えました。
【GM】その詩篇は『道化師の展覧会』といいまして。108つの短編詩から成る詩篇で、内心とは裏腹に、いついかなる時でも笑顔以外を浮かべることを許されなかった道化師が、徐々にその表情に心を食われていく、という物語。とある頑迷な女王に仕えた道化が、その御機嫌を伺う為に常に微笑んでいて、その為に周囲からは中身のない人物だ、と思われてしまい、いつしか本当に心が空っぽに成っていってしまい、最後には道化は笑顔のまま狂気に陥り女王を殺してしまう、というものですね。
【ココサラキ】悲しいお話ですー…
【ウィルヘルム】うーむ……なるほどなあ……しかしその詩篇の中に俺達の探しているものは示されたのか?
【GM】宝石などには触れていませんね。
【ウィルヘルム】ふむ……しかしまた108か……
【ルフナ】108が好きなんですね〜♪
【アルマ】そして声の主もエルラインだろう、ということじゃ。
【メルトン】エルラインさんなんかえらいもん色々残してますなぁ。
【GM】まあ、アレですね。この仮面、というか込められた詩篇もエルラインの作品なので……
【ウィルヘルム】どこかに狂気が宿っている、か……
【GM】『いっさつのほん』と同じく、触れた者に“混沌”を宿すかもしれません。
【メルトン】まー怖い。
【ウィルヘルム】売るとアレだな、どこでどんな副作用が起こるか分からん。
【ルフナ】売らない方がいいかもです。
【アルマ】いいかもです……今なんとなくルフナがちよちゃんっぽく思えた……
【ルフナ】ほぇ?
【ティーナ】私も脳内があずまんがですから……
【GM】ルフナはなんで飛ぶのん?
【るふな】男ですけどー。
【ルフナ】てしっ(偽物にぱんち)。
【メルトン】じゃあティーナさんがにゃもで。
【ティーナ】生徒に人気がっ。
【GM】ココサラキが大阪固定。
【ココサラキ】いやあー。
【GM】ああン、マスター自ら脱線してしまった。


 第七話プレイ収録時、メンバーの一部で突如として『あずまんが』がブレイクしていたのでした。
 へーちょ。


【ウィルヘルム】それにさっきも言ったがアシがつく可能性がある。俺達は小フィシアにはマークされているということを忘れるわけにはいかないしな。
【アルマ】うーむ、どうしたものか。
【GM】ここに置いて行くもよし、持っていって売るもよし、埋めるもよし。
【ウィルヘルム】どこであのシグルドに会うか分からんしなあ……
【メルトン】捨てるのは勿体ないけどアシがつくのもなぁーしかしなぁーうーん。
【ルフナ】持って歩く。でも売らない(邪魔)。
【アルマ】邪魔じゃのう(苦笑)。
【GM】邪魔でしょう(でしょうじゃねえ)。
【メルトン】むしろつけて歩く(怪しい)。
【アルマ】問題もある。このままでは収入が厳しい。非常に、厳しい。
【ティーナ】売ってお金に……
【ウィルヘルム】財政は松茸でなんとか……
【GM】ルビー出したじゃないか! 8ガメルの!
【アルマ】8……
【メルトン】8……
【ウィルヘルム】値打ちもんだな、ある意味。
【ココサラキ】それルビーじゃなくて石……
【GM】1d100×1d10、ってやったら4と2が出るんだもン。


 1d100×1d10なら、期待値は500ガメルほど、悪くないはずなんですけどねー(笑)。


【アルマ】まあ、降魔の指輪は売れるじゃろうが、6000で。
【メルトン】きゅうばたん。い、いかん。0が2つ以上の数値を見ると発作が。
【アルマ】じゃが、鑑定せねばならぬ品が2つ(刀、鎧)あるしのう。
【GM】さて、どーします?
【ティーナ】あっ、今日もお祈りを。
【GM】すれすれー。
【ティーナ】親愛なる知識の神ラーダよ、我に貴方の知識を分け与え賜え!さもないと……インスピレーション! (ころころ)発動です(にこやかに)。
【メルトン】いやあぁー歯磨き粉のおっさんリベンジ!?(トラウマ)
【ウィルヘルム】うーむ……個人的にまだ貧窮してないので、できればあのおっさん(ルフ)の狂気は世に出したくないのでここに封印していくことを推奨するが?
【アルマ】そうじゃな、6000あれば当座の暮らしに問題はなかろう……売ることができれば、じゃが。
【GM】さて如何? この不気味な部屋にいつまでもいるわけにもいかないぞよ。
【メルトン】うーん、どうしたもんですかねぇ。
【ルフナ】この部屋に鍵をかけちゃうとカー……でも封印ってほどには無理ですね。
【アルマ】また入り口が消えるやもしれぬが。


 少々悩みモードに入りかけたプレイヤー達。
 シナリオ開始早々に袋小路入りされるのもいささかまずいので、ここは便利君ことディーヴの力を借ります。


【GM】【ディーヴ】まあ、アレだな。
【ルフナ】どれですか?
【GM】【ディーヴ】この樹海の結界、大したものだと思うんだが。
【ティーナ】と、いいますと?
【GM】【ディーヴ】俺達が出たあと、また入るのは困難じゃないか、ってこと。
【ウィルヘルム】俺もそう思う。エントに護られているんだ。ちょっとやそっとのことじゃ入れないだろう
【アルマ】わしらも何かに導かれてここまで来たのじゃしな。
【ティーナ】つまりそれだけ強力な結界なんですね?
【GM】【ディーヴ】ああ。なにしろ、エントの力らしいしな。
【ウィルヘルム】エントの結界は強力だぞ。だからこそ樹海は帰らずの森なんだ。
【アルマ】そういえば「入ったものがいつの間にか追い出される」場所らしいしのう。
【ルフナ】ってことは放っておいても他の人は入れないかも?ってやつですね!
【ココサラキ】ほへー。え、エントってなんでしたっけ……
【ウィルヘルム】ほへー、じゃなくって勉強しような、ココ……仮にも精霊使いなんだからな……(遠い目)
【ティーナ】生ですから……
【ルフナ】ココちゃん……シャーマンだよね?ね?
【ティーナ】なんちゃってシャーマンかもしれませんよ?(笑)
【GM】植物の精霊王です(笑)。
【ココサラキ】いやだって精霊の名前いっぱいあって全部覚えられなくってー!?
【ウィルヘルム】精霊王の名前くらい覚えておけー!
【ココサラキ】名前覚えるの苦手でー(汗)。


 そんなに難しいかな(笑)。
 まあ、基本的な四大精霊、シルフ=風、ウンディーネ=水、サラマンダー=炎、ノーム=大地と、それぞれの上位精霊であるジン=風、クラーケン=水、イフリート=炎、ベヒモス=大地だけ抑えておけば大体の場合は問題無いですけどね。
 でも基本ルールブックに載っている魔法の源となる精霊ぐらいは覚えようね、ココサラキ(笑)。


【アルマ】ここが目に触れぬであろうことは、森の精霊に任せるとしよう。わしらに出来ることはそれほど多くない。
【GM】ちなみに、この部屋ってさ。
【ティーナ】はい?
【ルフナ】ほへ?
【GM】ミノタウロスの死体が置きっぱなしなんだよね(笑)。
【ウィルヘルム】ん?そうなのか?
【アルマ】うむ、死体があるぞ。
【ルフナ】うわーーーーーーーーーーん(脱兎)。
【ティーナ】そうですね……
【ココサラキ】ひい。
【ルフナ】忘れてましたぁぁぁぁぁーーーーー。
【メルトン】いやはやー。なんかしらんまにデカブツ倒したのねぇみんな。
【GM】ああ、ミノタウロスが持っていた必筋30の斧はモロゾフに入れたんだっけ?
【アルマ】うむ、モロゾフの中じゃな(え?)。
【ティーナ】多分……(笑)
【ルフナ】です。
【ウィルヘルム】まあミノタウルスは恐らく食べられんだろうから、用は無いが(いや、ポイントずれてるから)。
【アルマ】まあそれはそれとして、じゃ。仮面は世間の目に触れぬようこのままでよいのかな?
【ティーナ】と、思います。
【メルトン】もったいないけど仕方ないねーダバダバ。
【ウィルヘルム】さて、方針は決まったようだし、そろそろ出かけようぜ。上(だよな?)もそろそろ俺達が見つからないんで引き上げる頃だろう
【GM】では遺跡から出てOK?
【アルマ】では出立するとしよう。
【ルフナ】あと行ってない所はもうないですよねー?
【ティーナ】行ってない部屋、ありませんでしたっけ? どうでしたっけ(汗)。
【GM】さあー?
【ウィルヘルム】俺は前回いなかったのでなんとも。
【ルフナ】あーれぇー?どっかあった気が……
【アルマ】隠し部屋の類以外は廻ったはずじゃが。地図がないからよく憶えておらぬがな。
【GM】漁る為にうろつく?
【アルマ】わしは儲けたからのう……それほど固執せぬのじゃが(金以外)。
【メルトン】ウロツクヨォー
【ウィルヘルム】またミノタウルスクラスに出会わなければ良いのだが。
【GM】OK。では一応食事は減らしといてね。
【ティーナ】はーい。
【ココサラキ】もさもさ。
【メルトン】しかし仮面勿体ないなぁー
【アルマ】ああ、それからこの剣は意志が育つらしいから、これからの舞踊は剣舞を中心にするかのう。
【GM】ハイな(笑)。<剣舞
【アルマ】剣にも舞踊を教え込むのじゃ。
【ココサラキ】演舞みたいですー。
【アルマ】ソードダンサー、と言って欲しいものじゃな。
【ウィルヘルム】とりあえず精霊力の歪みはどうなっているのか?アルマの剣に封印したから普通か?
【GM】いえ、この遺跡内部には、現在精霊力は生命と精神以外感じられません。光も闇もないので、精霊使いはいささか落ち着きませんね。
【ココサラキ】そわそわそわ。
【GM】さて。仮面の部屋から出ると、東西の通路。ちなみにここは一階です。東に行くと入り口、西に行くと二階ヘの階段ですね。
【アルマ】まあ隠し扉でも探してくりゃれ(笑)。
【ウィルヘルム】むしろ行ってない部屋がどこか分からない上に隠し扉を探せるような人間がいるのか?
【アルマ】マッパーがおれば、今までの通路や部屋から隠し部屋の推測が立つのやもしれぬが。……無論、「ある」と仮定すれば、じゃが。


 ウィルヘルムとアルマの心配通り、あてどもなく一階をさまよいますがかんばしい結果は得られません(実際は二階にまだ隠し扉と、その中に財宝があったのですがそれはプレイヤー達に知る由はありませんでした)。
 専業シーフがいない状況もあいまって捜索は遅遅として進みません(ウィルヘルムとアルマは早く出よう、と言っていたのですが(笑))。
 いたずらに時を重ねるのもいただけないので、GMは状況を進めました。


【ウィルヘルム】ええい、もう出るぞ出るぞ。
【GM】ではそんなこんなで1時間ほど経ちまして。(ころころ×2)
【ティーナ】あ゛ー。
【ココサラキ】
【ルフナ】にょぁ?
【GM】ああ、まさに階段の上から何か物音が。
【ウィルヘルム】だから言ったのに……
【GM】だって誰もどこに行こうかって言わないんだもん……えーと、レンジャーかシーフ、聞き耳どうぞ。
【ウィルヘルム】遺跡を出る、と主張したが誰も聞き入れなかったからな。
【アルマ】わしは同意したぞ?(笑)
【ウィルヘルム】まあアルマは同意してくれたが……ええい、まあいい。ここを乗り越えたらとっとと出るぞ。
【ティーナ】(ころころ)14です。
【GM】階段の上から、ガションガションという金属音が。
【アルマ】
【GM】ティーナには、更に蹄の音も。
【ティーナ】とりあえず警戒しながらって蹄?
【アルマ】……??(榊さん)
【ウィルヘルム】階段を馬が下りてくるか。
【GM】えーと。アクションは警戒、かな?
【ウィルヘルム】とっとと逃げる、というのは却下か? 却下か。
【ティーナ】あんまりイイ予感がしないので逃げましょうか
【アルマ】逃げられるものならのう。
【ルフナ】逃げれるなら逃げるで。
【GM】階段から間合いを取る、ってことかな? それはOK。
【メルトン】間合い間合い。
【ココサラキ】すたこら。
【ウィルヘルム】出てきたところを狙い撃ち。
【メルトン】やってやるぜー。
【ココサラキ】きりきりきりきり。
【ウィルヘルム】でも何の話し合いも無く撃つなよ。
【ココサラキ】はいー。
【GM】では皆さんが間合いを取りますとー、階段の上から黒い人影っぽいのが。
【ルフナ】セージ?
【GM】よく見ると下半身が馬、で全身が漆黒の鎧に身を包まれた、ランス所持の騎士姿。
【ココサラキ】人?
【GM】上半身は人間だね。
【アルマ】大馬人、か。
【ウィルヘルム】だいまじん?
【アルマ】大巨人+大天馬(ヤットデタマン)。


 きたぞーきたぞーだぁいーぃきょじーぃんー。
 はしれーはぁーしぃれーだぁいーぃてんーんまぁー。


【アルマ】セージ、ファイトじゃ。ちなみにディーヴはどうじゃ?
【ルフナ】また幻獣さんです?
【GM】ディーヴOKです。くそ、アルマがいるときに幻獣出しちゃ駄目だな(笑)。どぞ。
【ウィルヘルム】ディーヴの知識に期待だ。
【ティーナ】セージチェックします(ころころ)。12です。
【ルフナ】(ころころ)15ですー。
【GM】ルフナは名前だけ知ってるね。こいつの名前はデュラハン・ルーク。
【ウィルヘルム】えれえ強そうなのが……誰だアンドロスコルピオが遺跡最強クラスだって言ったのは?
【ティーナ】GMです!(きっぱり)
【メルトン】わーいなんか強そうネー。(汗)
【アルマ】(ころころ)22じゃ。
【GM】【ディーヴ】そりゃまあ知ってるっちゅうねん。
【ウィルヘルム】芸風が変だぞ。
【GM】【ディーヴ】げッ! こ、こんなのまでいるのかよ!
【アルマ】うーむ、正直驚きがよくわからぬ(笑)。
【ココサラキ】どんな幻獣さんですのん?
【GM】デュラハン、の名が示すとおり、右手にはランス、左手で手綱を持ち、馬の口には兜首を咥えさせています。
【アルマ】LVは5くらいかのう?
【GM】で、その兜首の中から、赤い瞳が皆さんをギロリと。
【ココサラキ】ビクうー。
【ウィルヘルム】で、データは?
【GM】【ディーヴ】LVは7だ! 逃げろ!
【アルマ】逃げる。
【ウィルヘルム】逃げる
【メルトン】ウギョー!!
【ティーナ】きゃーー(脱兎)。
【ココサラキ】ひいー!(すたこらすたこら)
【アルマ】三十六計逃げるにしかず、じゃ。
【GM】【ディーヴ】移動力20、ランスチャージをしても回避にペナを食らわないという特殊能力持ちだ!
【ウィルヘルム】いや、それは逃げ切れないんじゃ。     ココ以外。
【GM】【ディーヴ】ただ、こいつらはほとんどがガーディアンとして創られているから、守るべき領域から逃げればなんとかなる!
【ルフナ】守るべきモノって……この遺跡なのかな……?
【ウィルヘルム】ええい、遺跡を出るぞ
【ティーナ】逃げましょうー。
【ルフナ】反応:敵対?(逃げながら)
【GM】あ、反応は……(ころころ)……なんでい、威嚇だけかよ。
【メルトン】あらーん。
【ウィルヘルム】威嚇されてるし、逃げるぞとっとと
【GM】【デュラハン・ルーク】(ガツンガツン、と蹄で地面を蹴る)
【ルフナ】ひっ。
【アルマ】さらばじゃ(しゅたッ)。
【ココサラキ】お邪魔しましたー(汗)。
【ティーナ】お幸せにー(?)
【ウィルヘルム】ふ、間違っても矢を問答無用で撃たなくて良かったと思ったぞ。
【GM】はい、無事逃げおおせましたよ。
【ティーナ】逃げ切れたのは神のご加護、というよりは神が身代わりに(待て)。
【メルトン】可哀想にラーダ神………
【ラーダ】あ゛ーーーーーーーーーーーー(デュラハン・ルークにボコボコ←弱い)
【メルトン】ありがとう!ありがとうラーダ神!(スタッフロール)
【GM】いやあ、しかし出るもんだねえ……2/1000。
【メルトン】………凄い確率。


 ホント、びっくりしました。
 まあ結果として話を進める役には立ったので、よしとしましょう(死者も出なかったし)。


【ココサラキ】そんなところで運つかわなくったっていいですー。
【ウィルヘルム】ザ・ダイスマジック。
【ティーナ】GM補正です。
【アルマ】うむ、初っぱなで5%も出るしのう。
【GM】出るしネ……(遠い目)さて。遺跡から出ますと、皆さんの体内時計ではまだ昼前なのですが、辺りは真っ暗お空にお星様。
【アルマ】……?
【ルフナ】ありゃ?
【アルマ】時間の流れがおかしかったのかのう?
【ルフナ】浦島太郎?
【ココサラキ】??
【ウィルヘルム】ちッ、こいつもルフのせいか(もう全部ルフのせいにすることにした)。
【ルフナ】ぽやぁ〜ん?なんで夜???
【GM】レンジャーかセージは+知力でロールどうぞ。
【ウィルヘルム】(ころころ)11だな。
【ルフナ】(ころころ)12です。
【ティーナ】(ころころ)14です。
【GM】んーと、ティーナだけか。星の位置・角度から、遺跡に入ってから1週間ほど経過していることを見ぬきましたよ。
【アルマ】……それは……
【メルトン】…………
【ウィルヘルム】いっしゅうかん?
【GM】いっしゅうかん。
【ココサラキ】1週間ー!?
【ティーナ】良かったです。
【ウィルヘルム】何が良かったんだ−!?
【ティーナ】100年経って無くて。
【アルマ】シグルド殿も、もう警戒網の手をゆるめておるじゃろうなあ(笑)。
【GM】少なくともこの辺にはいないだろう、と判断してもおかしくはないですね(笑)。
【アルマ】少なくともこの近辺におる、とは思っておらぬじゃろう。怪我の功名じゃ。
【ウィルヘルム】松茸が……まあ大丈夫か。実時間はそんなに経っていない。
【ティーナ】さて街道に出るか、森を進むかですね。
【ウィルヘルム】まあ、用心はして街道進むのは避けたほうが良いと思うが、でも森の中を進むとモンスターが……うーむ……
【GM】なにげに遺跡を振りかえると、入り口ンところでヤツが蹄をガツガツ言わして皆さんを見下ろしてますが(笑)。
【ウィルヘルム】とりあえず俺は森の中を進む方向でって言うかごめんなさい、行きます。
【ココサラキ】ああーすぐ出ますんでー。
【メルトン】怖いね怖いね。
【アルマ】そういえば森の道はどうなっておるのじゃろう。ここまで一本道で来たのじゃが。
【GM】まだ続いてますね。
【ルフナ】森でひそひそ言ってた人に頼んで道案内して貰えないですかねー?
【GM】では樹で出来た道を遡ります?
【ティーナ】はーい。
【ウィルヘルム】とりあえずエントの道(命名)を辿ろう。そこからは俺の方向感覚に任せて(任せられません)。
【アルマ】エンカウントも避けられるしのう(わー)。これを遡ると……どこまで行くのじゃ?
【GM】この道が出来たのは、えーと……パイソンと戦ったところか。
【ウィルヘルム】うむ。
【GM】では、そこまで無事戻れますよ。
【アルマ】……ちなみに目的地との方向は?
【GM】パイソンと戦った場所からは、概ね東北東かな。
【ウィルヘルム】その辺はレンジャーで位置分かってていいのか?
【GM】うん、大丈夫です。レンジャーは基本的にOK、としましょう。
【ティーナ】ではトラッカートに向けてしゅぱーつ!
【ルフナ】しんこぅ〜!
【ココサラキ】です。
【アルマ】しゅぱーつ……? ああ、「しゅっぱーつ」か。
【ティーナ】「っ」が……
【GM】で、シャーマン様。
【ウィルヘルム】
【GM】ふと後ろにエントの力を感じて、振りかえるとですね。さっきまで確かにあった道が、綺麗に消えているのです。
【ルフナ】ありゃぁ〜。
【アルマ】む、何やら気配が変わった……いや、消えた?
【ウィルヘルム】うーむ、俺はドライアドすら使役できんというのに……(それはそれで問題が)
【ココサラキ】はわー! 精霊の力の神秘ですー…
【アルマ】……ココサラキの方が結構神秘……いや、なんでもない。
【ウィルヘルム】とりあえず樹海の中を方向感覚に頼っていく方向で行きたいが。街道に出たいと主張する奴はいないな?
【GM】既に精霊力は通常通りですね。さて、樹海の中をトラッカートに向けて進軍。






  恐い猫が降ってくるー


 樹海を進む一行。
 道中の遭遇表では特にこれといったことも無く、穏やかに進んでいきます。
 せっかくモンスターを準備したのになあ。
 また、ココサラキはこの時点で眠気に屈して途中退場。
 お疲れ様でした〜。
 ともあれ軽く休息を取って、回線不調で一時落下したティーナの復帰を待ちつつ体内時計を調整した一行は更に進軍を開始します。


【ウィルヘルム】そろそろ食糧危機だな……
【GM】とりあえず、朝〜昼の遭遇。(1d100をころころ、出目は99)お。
【ウィルヘルム】うむ、極端。
【GM】(ころころ)おお。(ころころ)おおー!


 と、ひとり盛り上がるGM。
 ハタから見るときっとアレな人に見えたことでしょう。


【GM】レンジャー及びフェンサーは危険感知&察氣どうぞ!
【ティーナ】今度は何でしょう?
【アルマ】(ころころ)13じゃ。
【ウィルヘルム】(ころころ出目は3)おい、今日出た最高値が6ってなんだよ……8だ。
【ティーナ】3日和ですね……
【アルマ】こちらは連続で7じゃな、さっきから。
【ウィルヘルム】なんだか前々回のアルマの気持ちが少し分かったぞ。
【アルマ】まだまだこれからじゃぞ?(何が)
【GM】(ころころ、)お、デカい。誰も気付かないか。
【アルマ】GM補正。
【GM】五人だからー……(ころころ)おお、一番美味しい。ルフナか。
【ルフナ】ビクゥ?!
【アルマ】
【GM】んとね。てこてこと歩いていると、ルフナ、頭上の樹の枝から何かが飛びかかって来ました。
【アルマ】ヒル、とかかのう。
【メルトン】うわー。
【ティーナ】うう、ゲテは嫌です……
【GM】襲いかかってきたのは体長3mほどのなにか。猫科の動物に見えます。
【メルトン】3m……
【アルマ】すると突然頭の上から、怖い猫が襲ってくるー。何故か不思議なこーとに、尻尾から落ちてくるー。次は動かない蠍じゃな(謎シリーズ)。
【GM】すいませんわかりません(土下座)。
【アルマ】「ゆけゆけ川口浩」を知らぬのか……無念。


 川口浩は大好きでしたが、なにぶん子供の頃のことなのでそんな歌の存在までは……(笑)


【GM】さてルフナ、−4で回避してちょ。こちらは(ころころ)14。
【ウィルヘルム】とりあえず、避けてみろ。多分無理だが
【ルフナ】(ころころ)避けられるわけが……
【GM】命中? ではダメージ15点ほどどうぞ。
【ウィルヘルム】生きてるかー?
【ティーナ】だ、大丈夫ですか?!
【ルフナ】(ころころ)6点防御で……
【GM】生きてるかい?
【ルフナ】残り5点です。
【メルトン】ひいい。
【ルフナ】うきゅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜。
【ウィルヘルム】さて、レンジャーチェックいいか?
【GM】いえ、これは動植物鑑定では駄目なのです。
【ウィルヘルム】げ、普通じゃねえぞ、コイツ
【ティーナ】セージチェックでー。
【GM】……ああ……こいつも幻獣だ……(誰彼)
【ティーナ】わーい。
【ウィルヘルム】さあ行け、ディーヴ。


 アルマというかディーヴ参戦時に幻獣出しちゃ駄目だろ、GM。
 でもでも遭遇表が勝手に……
 まあこいつは強いので正体ぐらいは知っておいてくれた方が安全かな?
 と、思ったのですが。


【アルマ】(ころころ、出目はピンゾロ!)…………
【ルフナ】…………
【メルトン】…………
【GM】良し!(ぐッ)
【アルマ】……ちょっと美味しい。
【ウィルヘルム】お、おいしすぎるぞ、何かが
【GM】【ディーヴ】これは……ブータ?
【ウィルヘルム】戦神さまか……赤いのを着てるんだな。
【GM】【ディーヴ】火の国の夜を守っているんだよ(かえれ)。
【ウィルヘルム】首輪をゲットだ!


 『高機動幻想ガンパレード・マーチ』に出てくる、5121戦車小隊の宿舎に住みついた巨大猫、ブータ。
 彼(?)は夜毎熊本の平和を守るために猫を集って戦っているのです。
 ってしかし四方山でもなんでもない脱線だな、これ。


【ルフナ】セージはOKですか?
【GM】セージはOKです。って知名度は12か。平目もOKですね。
【ルフナ】(ころころ)11、わかりませんー。はぅはぅはうはぅ……(フラフラというかねぇ?)
【ティーナ】いちおうー(ころころ)同じく11です。
【ウィルヘルム】(ころころ)ふ、7じゃわからん。
【メルトン】いちおうー。(ころころ)モゲェー、5!
【GM】あ、先ほどのはあくまでディーヴの判定なので一応アルマも平目OKよ。振る?
【アルマ】(ころころ)うむ、好調じゃ。まあでかい猫だな、と。
【GM】おひおひ、誰も分からないのかい。
【ウィルヘルム】知らん。だってブータだろう? ディーヴの知識に間違いはあるまいし(待て)。
【メルトン】そういう国があったよね、アフリカあたりに。
【アルマ】ブータン……?
【GM】外見はねー、体長3mほどの大型の猫のような生物で、体毛は黄色から金色に光っています。
【ルフナ】キラキラですぅ〜ぅぅぅぅ。
【ティーナ】反応は……?
【GM】とりあえず、凄く飢えているようで、フゥゥゥゥゥゥゥゥ!と君らを威嚇。
【ウィルヘルム】思いっきり襲ってきたような……って飢えかい……
【ルフナ】ボク美味しくないのにぃぃ。
【ウィルヘルム】そういえばちょうど休む時にクリス落ちてたが、インスピレーションはあれで無効になったか……
【GM】無効ですねー。
【ティーナ】ええー?!
【GM】ああ、そうだな。じゃあ2d6で6以上が出れば、判定していた、ってことにしていいですよ。
【アルマ】美味しいのう、ティーナ殿。
【ティーナ】(ころころ、出目はピンゾロ!)
【GM】わお。
【アルマ】先読み。
【ティーナ】やりました!(脱兎)
【ルフナ】美味しすぎですぅぅぅぅ。
【メルトン】えっ。
【ウィルヘルム】そして美味しいな
【GM】ダイスの神様って、いるんだなあ。
【ウィルヘルム】GM贔屓のな。
【ティーナ】ぎりぎりぎり(←ヘッドロック)。
【ダイス神】ギブギブギブ!


ホントにあるんデスよ、ここぞという時で信じられない目が出ることは。
だからTRPGはやめられないんですね。


【GM】猫の位置は、ルフナを襲ったんだから隊列の真ん中か。あはははは、ヤバイなこれ。
【ウィルヘルム】うむ、色々とまずそうだな。
【メルトン】がんばー。
【ウィルヘルム】ともあれこいつは危険だ。森の中で動物から逃げるのは容易じゃねえから倒しちまうぞ。もっともルフナが死ぬかもしれんが
【GM】さて、では戦闘開始。ココサラキ、スズキが居ないので……あ、敵からだ。敏捷度19で襲いかかります。
【メルトン】キャー。
【ウィルヘルム】これでルフナにいったら死亡確定だな
【メルトン】わあー。
【GM】そうだな、知力逆順で行動宣言しましょ。クライマックスバトルだ、何故かこんな場所で。知力申告願います。この猫は動物並なので……
【ウィルヘルム】12。
【アルマ】わしは斬りかかる。それ以外無いしのう。知力は12じゃ。
【メルトン】10也。
【ルフナ】16です。
【ティーナ】15です。
【ウィルヘルム】むしろ知力が猫に劣ったら泣くぞ。
【GM】行動宣言は猫、メルトン、ウィルヘルム、アルマ、ティーナ、ルフナ、だね。ではまず猫はー、と。みんな。祈って。
【メルトン】祈る!
【アルマ】
【ウィルヘルム】ルフナにいくと死ぬからなあ。
【ルフナ】ボクもうダメです……あぁおじいちゃんが呼んで……
【ティーナ】が、頑張ってくださいー(汗)。
【メルトン】死ぬなー!!!!寝たら死ぬぞー!!(ビシバシ)
【ルフナ】きゅぅぅぅ(気絶)。
【GM】(ころころ×3)ウィルヘルムに爪(右)、メルトンに爪(左)、アルマに牙、で攻撃。器用だ。
【アルマ】……分裂症か、山猫?
【ウィルヘルム】むしろ俺が死ぬか。
【GM】まあ敵以外はお好きに行動申告どうぞ。
【ティーナ】回復に備えておくらせましょうー。
【アルマ】斬る。
【メルトン】戦うよー。
【ウィルヘルム】危険極まりないからホールドをかける。消耗で知力伸ばすのは行動消費するか?
【GM】消耗は明記の無い限りは行動を消費しますね。
【ウィルヘルム】うーむ、ならばこのままで……かかるわけも無いので距離を取って良いか? アルマやメルトンが近接戦闘している間に安全圏に逃げる、という選択肢なのだが。
【アルマ】良いのではないか?
【ルフナ】ボクも大きな猫(?)と少し距離を取ります。
【ウィルヘルム】ルーンマスターは距離を取らないと色々危険そうだからな。その分アルマとメルトンに無理をさせることになるが、まあ距離を取る。
【メルトン】ういっす。安全に越したことないから頑張るヨー。
【アルマ】フェンサーとシールド+1のお陰で随分回避が上がったしのう。


 アルマが学んでいる『砂楼舞刀術』は美しく舞うような動きで相手の攻撃をかわし、生じた隙に斬撃を打ち込むというものです。
 Lv3の秘伝である『剣脚之舞(けんきゃくのまい)』は戦闘時の回避に『レベル÷3』だけボーナスが加算されるというものです。
 もっとも、砂楼舞刀術を行使する為には金属鎧を身に付けることが許されないので、その技を用いても諸刃の剣であることに変わりはありません。


【GM】では猫の攻撃。(ころころ×3)ウィルヘルムに12、メルトンに15、アルマに10だ。
【メルトン】うひー。
【ウィルヘルム】平目で回避だ。(ころころ、出目は3)まあかわせるはずもなく……
【メルトン】(ころころ)うーん、命中。
【アルマ】(ころころ)19。
【ウィルヘルム】ていうかアルマ強。
【GM】回避+10か……デュラハン・ルークと戦っても互角だな(笑)。
【アルマ】回避は強いのじゃ。
【GM】爪(左右)も牙もダメージは同じく13点なので、適宜減少どうぞ。
【ウィルヘルム】(ころころ)とりあえず鎧が6点止めて丁度半分か生命力。
【メルトン】(ころころ)8点減少! 5点来た。
【ウィルヘルム】まあアルマが頑張ってくれると思うのでなんとかなりそうだな
【アルマ】そして剣には名前をつけようと思うのじゃが、いまいち良い名が浮かばぬ。困った。
【ティーナ】お前の罪をよこせ、で!
【アルマ】ルクナバ……いや、なんでもない。
【GM】ごめんそんなに強くない(笑)。


 どちらも分かる人にしか分からないだろうなあ(笑)。
『咎狩』と『アルスラーン戦記』ネタでした。


【GM】ではお次、メルトンの番。斬ってたもれ。メルトン速いんだよな、18だから。
【ウィルヘルム】今日こそは剣の日。  だと良いな。
【メルトン】それではー。まず命中のダイスでしたっけ?
【GM】そう。攻撃は2d6+器用度ボーナス+ファイター技能、だね。
【メルトン】(ころころ)11! 低いよママン!
【GM】(ころころ)13で回避!
【メルトン】モゲェー。
【GM】お次がルフナ。
【メルトン】がんばれぇー
【GM】距離をとるんだね。
【ルフナ】です。
【GM】ではティーナ、が遅らせて……アルマとウィルヘルム。
【ウィルヘルム】戦術的後退。
【ルフナ】にげろー(ちょっと違う)。
【アルマ】攻撃じゃ。(ころころ)16じゃな。
【GM】(ころころ)めいつー。
【ウィルヘルム】よし、やはり今日は剣の日。
【メルトン】ファイトー。
【アルマ】(ころころ)13じゃな。
【ウィルヘルム】というほど爆発もしてないな。だが高い。
【GM】ちょっと痛い。
【アルマ】8からで廻るのじゃが、まあこんなものじゃろう。
【GM】では遅らせたティーナさん。
【ティーナ】じゃあ、ウィルヘルムさんとメルトンさんを回復ー。
【ウィルヘルム】いや、ルフナも治してやってくれ。
【メルトン】むしろルフナを先に。
【ティーナ】あ、ルフナさんもでしたね(汗)。
【ルフナ】……ふっ(遠い目)。
【ティーナ】親愛なる知識の神ラーダよ、傷ついた彼の者を癒し賜え! キュアー・ウーンズ3倍!(ころころ、出目はピンゾロ!)あっ。
【ウィルヘルム】……おい。
【アルマ】…………
【アルマ】今日はティーナ殿の日か……。
【GM】いやあすごいなあ。
【ティーナ】グリグリグリ(→らーだちゃん)。
【ウィルヘルム】やはりラーダをデュラハン・ルークに生贄に差し出したのが良くなかったのでは?
【GM】それだ!
【メルトン】ガタガタ。
【ウィルヘルム】神はお怒りだ、という感じで。
【GM】大丈夫かいな……(笑)さて、次のラウンド。まず猫のターゲットが、と。今接敵はアルマとメルトンだけだね。奇数アルマ、偶数メルトン。
【メルトン】うおー今度こそー
【GM】(ころころ×3)ひゃあ。爪(右)がアルマ、爪(左)と牙がメルトン。
【メルトン】ミギャー。
【ウィルヘルム】ふ、メルトンがなんだか危ないかもな
【GM】メルトン、パリィ(回避専念)するかい? パリィをするとそのラウンドの攻撃が出来ない変わりに回避に+4がつきますよ。完全版では違うらしいけど、+4でイイのだ。面倒だし。危険だし(今が)。


 違うらしいんですけどどうなのでしょ?
 まあイイんです。私がGMですから!(あっ開き直ったぞこいつ)


【メルトン】うーん
【ウィルヘルム】専念しろ、でなければ死ぬぞ、本気で。
【メルトン】じゃあ回避で。
【アルマ】先に回避を振って置こう。(ころころ)19、回避は好調じゃ。
【ウィルヘルム】アルマは回避がコンスタントに高いし。
【GM】ではアルマ、メルトン、メルトン、の順で攻撃。(ころころ×3、出目は5、2、3)
【アルマ】…………
【GM】…………このやろう。
【ウィルヘルム】う、わあー。
【メルトン】うおーーーーーーーーーーなぜじゃあー。
【アルマ】「相手の攻撃を封じたから、もうどうでもいいやー」的?
【ウィルヘルム】まあ、メルトンがピンを振らないとも限らないし……な……
【ティーナ】気合いです!(お前が気合い入れろ)
【GM】まあそういうもんだ(笑)。さて、回避したまい。アルマに12、これは回避してるね。メルトンには9と10で。
【メルトン】(ころころ×2)17と19! 無事ですた。
【GM】力いっぱい避けおって(笑)。お次はルフナよ。
【アルマ】スリープクラウドは勘弁してくれ。
【ルフナ】ライトニング撃ちます。(痛かったの怒ってる?)
【アルマ】……それもちょっと……
【GM】んー。ライトニングは……どちらかを巻きこみます。
【メルトン】モギャアァー。
【ルフナ】それはだめですねぇ……
【GM】そういえば。ルフナって、プロテクションとかあんまり使わないよね(笑)。
【ウィルヘルム】使ってやれよ……
【アルマ】うむ、防御系は使わぬのう。
【ルフナ】じゃぁ、プロテクションをアトミッ君に……っていまいおうと思ったのに
【アルマ】なれば重畳。
【ウィルヘルム】まあ使え使え。
【メルトン】お願いシマース。
【GM】またピンが出たら今日はとってもアレな日。
【ティーナ】ただじゃおきません(?)。
【ウィルヘルム】ラーダ様がアレなんだな。
【ルフナ】(万物の根源、万能なる力……)……見えざる鋼の障壁となれ!プロテクション! (ころころ)
【ウィルヘルム】うむ、発動したか。
【メルトン】ワーイ。
【ルフナ】1点しか消費しないのはいい感じ。
【GM】メルトンはダメージ減少に+1ですね。
【メルトン】そして次のターンアルマさんに攻撃いったら悲しいね。


 往々にして哀しい選択を選ぶのですよ、ダイスは。
 うフ。


【GM】お次はアルマとウィルヘルム。
【アルマ】先に撃つと良い。
【ウィルヘルム】さて、アルマは斬るとして……俺は自分にファナティシズムをかける
【アルマ】なるほど、ならば斬る。
【ウィルヘルム】既に接敵しているから、あまり関係あるまいし
【GM】その呪文自体、初めて見る気もする……
【ウィルヘルム】回避にー2させるからほとんど実用的じゃねーんだよな、これ。
【アルマ】攻撃じゃ。(ころころ)12、調子が戻ったかのう。
【GM】猫がー(ころころ)15で回避。
【メルトン】ああん。
【アルマ】まあ純粋にダイスの差じゃ。仕方有るまい。
【ティーナ】何かを悟ったみたいです(?)。
【ウィルヘルム】「死に向う勇気をもたらす精霊ヴァルキリーよ、俺に力を貸せ!」
無謀の精霊:あいよゥ!
【GM】あ。
【ウィルヘルム】へ?
【GM】ティーナの順番忘れてた……ウィルヘルムが振ったらどうぞ。
【ティーナ】わーい。
【ウィルヘルム】(ころころ、出目は4)く、まあ発動。
【メルトン】うおー。
【ルフナ】それって接近戦のみ効力を発揮じゃないっすか?
【ウィルヘルム】おお、忘れてた。まあ、アレだ。景気付けってことで1つ。


 GMも忘れてました。
 アレですね、飛び道具に頼る人間には無謀と慢心勇気を司る美しき戦乙女は力を貸してくれないんですね、きっと。
熱狂(ファナティシズム)』はヴァルキリーの力を源とする精霊魔法で、対象の攻撃力を+2する代わりに回避力を−2するという効果をもっています。
 ただしこの効果は接近戦時のみという但し書きがついているのです。新ソードワールドRPGリプレイに登場するイリーナやウチのイリーナのような圧倒的な防御力を持っているキャラでも無い限り、いまいち使い勝手が良いとはいえない魔法ですね。


【GM】ティーナさんはいかがなさるかしら。
【ティーナ】回復です、さっきと動揺に!(いやそれ違)
【ラーダ】えっ(動揺)。
【ティーナ】親愛なる知識の神ラーダよ、傷ついた彼の者を癒し賜え! キュアー・ウーンズ! 次はないから……(ころころ、出目は3)……
【GM】うわあぶね。
【ウィルヘルム】まあ、なんとか発動だな。
【ティーナ】(ころころ)8点回復です。
【ウィルヘルム】全快だ、感謝する
【ルフナ】全快です
【メルトン】私も。
【GM】それではネクスト! 猫がー、と。(ころころ×3、出目は5、3、5)
【アルマ】…………
【メルトン】…………
【GM】アルマ、アルマ、アルマ。
【メルトン】本当に……
【GM】まあえてしてそういうもんだ。引っ掻くぜ引っ掻くぜ噛むぜー。
【メルトン】が、がんばってぇー
【アルマ】(ころころ×3)15、19、17じゃな。
【GM】(ころころ×3)12、17、10……なんでー!?
【メルトン】あああああ。
【ウィルヘルム】まあ、アルマの舞いには触れることすらできんだろうが……
【アルマ】触れられるとピンチじゃからのう。
【ウィルヘルム】むしろプロテクションが必要なのはアルマかもな。
【アルマ】何気に剣に舞踊を教え込む(攻撃しろよ)。
【GM】ちきしょう、メルトンどうぞ。
【メルトン】とうあー(ころころ、出目は11)16!
【ウィルヘルム】そしてやはり今日は剣の日、ということで
【GM】(ころころ)おお、命中。
【メルトン】ワーイあたったよ。
【GM】実は斧の日。
【ティーナ】斧の日?!
【ウィルヘルム】斧かッ。
【メルトン】時代は斧!
【GM】ということでダメージどうぞー。
【メルトン】(ころころ)10でおま。
【GM】10点? ちくっと。ではお次、ルフナ。
【ルフナ】ほーい。今度はアルマさんにプロテクションー
【ウィルヘルム】一回で倍がけしても変らんのになあ、と思ったが言わないことにする
【ルフナ】う”〜〜さっきかけてから気が付いたんですぅー(ぶぅー)。
【アルマ】うーるー……
【GM】そう見せかけて、実はるーうー。
【アルマ】るーうーなのか!?
【GM】ひーほーと同じ原理さね……(なにが原理か)
【ルフナ】(万物の根源、万能なる力……)……見えざる鋼の障壁となれ! プロテクション!!(ころころ)
【アルマ】感謝する。あとは行くのみ!
【GM】かかりまひた。お次はティーナ。
【ティーナ】様子見ですー。
【GM】ではウィルヘルムとアルマ。
【アルマ】斬る。
【ウィルヘルム】さて、無駄に使ったファナティシズムで撃つ
【メルトン】ファイトですぞー。
【アルマ】(ころころ)18。
【GM】(ころころ)14。当たるわー(ノ-_-)ノ ┴┴
【アルマ】(ころころ)12点じゃ。
【ウィルヘルム】なかなか回らないものだな。
【アルマ】剣との相性を試しながら戦っておるからのう(嘘)。
【GM】【猫】ニャインニャイン!
【ウィルヘルム】さて、と1d6かな?
【GM】んー、そうだね。1d6で1なら味方、にしましょ。
【ウィルヘルム】(ころころ)4、敵に行ったな。
【GM】ちぇ。
【ウィルヘルム】(ころころ)17だ。
【GM】(ころころ)17。おお、避けた。
【アルマ】…………
【ウィルヘルム】避けやがるなあ……
【メルトン】猫がんばるねぇ。
【ティーナ】「かみねこ」だから素早いんです(?)
【メルトン】凄く早そう。
【アルマ】ヤママヤー!?


 『あずまんが大王』のネタなので、分かる人は意外にいるかも……いないかも。
 ちなみに『ヤママヤー』とはイリオモテヤマネコのことだそうです。


【GM】ではネクスト! 猫が攻撃ー。(ころころ×3、出目は2、2、4)
【メルトン】ギャアアアアアー
【GM】うわ、今度は全部メルトン。
【ウィルヘルム】極端な……
【ルフナ】わぁ……
【アルマ】さらば。斧娘。
【メルトン】死んだらお墓は海に!
【アルマ】墓を海の建てるのは難しいのう……せめて灰を撒くくらいに。
【ティーナ】海に投げ捨てるんですか?(違)
【ウィルヘルム】水葬だな。
【GM】パリィするかね?
【ウィルヘルム】相手が攻撃することが分かってるから、宣言はできるぞ。
【メルトン】避けますー。
【GM】【猫】行くぜ!
【GM】(ころころ×3)14、13、16といって攻撃。今度はまっとうに。
【メルトン】(ころころ×3)16、15、17! ぜえぜえぜえ。
【GM】全部避けやがった……(笑)
【ウィルヘルム】よし、かわした。何気に頑張っているな、ファイター2人。
【ティーナ】気合い入ってます(笑)
【ルフナ】おぉー(ぱちぱち)。
【アルマ】わしは普通に頑張っておる。
【メルトン】斧デーなめんなよ!
【GM】斧Day……ヤな日だッ。
【メルトン】ガーン!
【GM】ではルフナからティーナのコンボ。
【ルフナ】コンボなんすか?
【ティーナ】私は応援をー。
【GM】ルフナは?
【ルフナ】せっかく当たってもダメージ低めなアトミッ君にファイアウェポンを。
【GM】これで打撃力30か……
【メルトン】わぁい。
【ウィルヘルム】すげえな……
【ルフナ】炎よ刃に宿れ。敵を討つ鋼となれ!ファイアウェポン!!(ころころ)
【GM】お次、ルフナとウィルヘルム。
【アルマ】……。
【ルフナ】さっさと殺ってくださいね。って……GM?
【アルマ】それはカップリングでは……
【GM】アルマとウィルヘルムでした。テヘ。
【ルフナ】うわぁぁぁぁっぁん!!GMまでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(彼方へ脱兎)
【GM】ほら似てるから、名前。ルが。
【アルマ】斬る。
【ウィルヘルム】アルマのを見てからファイアボルトを。
【アルマ】(ころころ、出目は3)11じゃ。やる気が……
【ウィルヘルム】何かを試しているな、アルマ。
【アルマ】何故かすっぽ抜けたのじゃ。
【GM】(ころころ)15で回避くん。
【ウィルヘルム】さて、メルトンの斧からファイアボルト
【GM】うてうてー。
【ウィルヘルム】そろそろ死ぬだろうし味方に当てる危険を冒すこともあるまい
【GM】いや、全然元気です(笑)。
【アルマ】わしが2回くらいしか当ててないからのう。地味めじゃったし。
【メルトン】私はギリギリなんですが色々と(笑)。
【アルマ】おお、斧も当てたのう。
【ウィルヘルム】まあいい、撃つ。炎に宿りし我が友!(ころころ)8か。
【GM】(ころころ)14で抵抗。
【ウィルヘルム】(ころころ)4点。通らないだろうな、これも
【GM】通りませぬな、流石に。ではNext! ってランダムエンカウントでここまで長引くとは……
【ティーナ】猫ですから!
【メルトン】ネコだから!
【GM】猫の攻撃。(ころころ、出目は5、1、4)アルマアルマメルトン。


 その後もGM、プレイヤーとも互いに回避の時だけヤケに高い出目をキープしつづける、白熱した攻防が繰り広げられました。
 どういうわけか、主戦力であるアルマのダイスが振るわず当人曰く『何か猫と二人舞をしている気分』に。
 かといってファイター技能のまだ低いメルトンに期待を寄せるのも酷というもの。とはいえ、メルトンは奇跡的な出目とパリィのおかげで充分以上に囮としての役目を果たしてはいるのですが。
 もう一方の主力であるウィルヘルムは誤爆を恐れて木の上に昇って狙撃という手段に。自らの弓の威力をよく知る彼らしい冷静な判断ですが、木の上からの射撃もダイスがふるわずいまいち効果は挙がりません。
 援護魔法をかけきったルフナと精神力が尽きたティーナの声援が妖精の樹海にやけに響き渡ります。


【アルマ】しかし……長いエンカウントじゃな(笑)。
【ティーナ】ドライアドですよ、きっと………………………………………………………………
【GM】だってこの猫、シグルドより強(略)。
【アルマ】わー。
【ティーナ】あっ。
【メルトン】うわー。
【GM】LVはね。装備を考慮すれば、まあ分からんけど。


 単純なLvの比較でしたら、シグルドを上回ります。
 ただ、シグルドはファイター/プリーストが共にLv5で、かつ+2の武器に+1の防具を装備しているのでリュンクスに遅れは取らないでしょう。
 それはそうと、どういうわけか猫に狙われまくるメルトンがかわしている間、ひたすら剣に舞を教えこんでいた(意訳:攻撃が外れつづけた)アルマの攻撃がようやく久々にヒットします。


【GM】お次、アルマとウィルヘルム。
【ウィルヘルム】さて、ここでケリをつけてくれよアルマ。いい加減舞踏は覚えただろう、多分。
【アルマ】斬るつもりじゃ。だんだん弱気に(略)。(ころころ)17じゃな。
【GM】(ころころ)おっと命中。
【ウィルヘルム】よし、当った
【アルマ】(ころころ、出目は9)
【ルフナ】おわ?
【アルマ】(ころころ、出目は8)
【GM】ああん、二回転。
【ウィルヘルム】そして回る回る。全てはこの時のためだったのか……
【GM】これは終わったかな?
【メルトン】おおー。
【アルマ】(ころころ)24点じゃった。
【GM】ていうかそのダメージが出てればほぼ一撃で死んでいた、と言わせていただこうか(笑)。
【ウィルヘルム】舞踏を教えるために手加減してたんだな。
【ルフナ】終わった終わった……やれやれです……
【アルマ】生と死の境にある舞踊を教えて(略)。
【GM】えーと……アルマ、冒険者レベル+知力で判定してちょ。
【アルマ】(ころころ)15じゃ。
【GM】ん、それは気付いた。今、切り裂いた際に、猫の体内になにか『カチリ』とした奇妙な手応えが。
【アルマ】? 何か手応えが。
【GM】石かなにかのような手応え。
【ウィルヘルム】えーとまさかリュンクス?(君知りません)
【ティーナ】一体何が……8ガメルのルビーとか……?
【メルトン】寒いっ。
【アルマ】それじゃと笑う。。
【GM】ないない(笑)。
【ウィルヘルム】そ、そんなものを飲み込んでいたのか。
【ティーナ】かえせーかえせー。
【アルマ】ともあれ腑分けしてみてくりゃれ、ウィルヘルム。
【GM】腑分けマス? レンジャー+器用度でどうぞ。
【ウィルヘルム】ふむ、捌いてみよう。(ころころ)11、低めだな。
【ルフナ】(青い顔でふらふら〜と逃げるように離れる)
【GM】ん、腑分けました。猫の体内からは、なにやら琥珀色の石が。
【アルマ】? セージ、チェックを。
【ウィルヘルム】おーい、ルフナ、これなんだ?
【ルフナ】あぅ?(ハンカチで受け取り)
【GM】さて、その石を見たセージ様は改めて知名度チェック。目標値12。
【ティーナ】(ころころ)8ガメルの琥珀色の何かです(達成値が届かなかった)。
【ルフナ】(ころころ)あっ、15!
【アルマ】なんだかんだ言いながら、しっかり鑑定してくれたのう、ルフナ殿。
【ウィルヘルム】お、珍しくルフナが頭脳労働で高目(珍しく言うな)
【ルフナ】うわーーん(本でゴスっ)。
【メルトン】夫婦喧嘩は後でやれい。
【ルフナ】酷いです酷いです折角成功したのにー。
【GM】この石はリグニア石ですね。つまり、この猫はリュンクス(LV6モンスター)であったと思われます。
【ルフナ】です。
【アルマ】高いのじゃな(わー)。
【GM】リグニア石は貴重な薬効を持っているので高く売れます。
【ウィルヘルム】リグニア石? 売れば高いぞ
【アルマ】かなり高かったような……指し手では(わー)。


 以前私が行なった(そして志半ばに途中で……おのれ、いつの日か見ていろ)SWキャンペーン『指し手の盤』に連なるシナリオで、リグニア石を題材にしたことがあったのでした。
 が、リグニア石の値段って、実は基本ルールブックに書いて無いんですよね……ずいぶんと適当に決めた記憶があります。
 ので、ここでもダイスで適当に決めてしまいました。


【GM】いくらだっけ……(ころころ)げ。5万ガメルだってさ。
【メルトン】きゅうばたん。
【GM】実際はもっと高かった気もするけど、まあまだ小さいってことで。
【アルマ】思わぬ収穫じゃのう。
【ティーナ】だんだんマジックアイテムの宝庫になってきましたね私達(笑)。
【ウィルヘルム】密漁者と勘違いされんかね……ま、命を賭けたんだしもらっておこう。正当防衛だったし。
【メルトン】噛まれたのが痛いれすよ。
【ルフナ】ボク死にかけました。
【ウィルヘルム】密漁とかその辺はどうなっているんだ、この国は?
【GM】んー、セージで知力チェックかな。
【ウィルヘルム】ホレ、ルフナ。証明したくば、振っておけ。
【ルフナ】セージします。(ころころ)13でーす。
【GM】えーと、シヴィヌスでリグニア石を売るとヤバイです。捕まります。
【ルフナ】だそうです。
【GM】トラッカートなら御法度では無いけど、需要は低い模様。
【ウィルヘルム】ふむ……
【GM】リエ=インなら買い取ってくれる商人もいるかな? というところ。
【ティーナ】魔法のアイテムを売るのはバザー以外は危険ですよね……
【ウィルヘルム】バザーくらいかね、じゃあ。戻ることあるのかどうかは置いといて。
【アルマ】しばらく売るな! ということらしいのう。
【GM】小フィシアでは、珍しく御法度では無いのです、これが。
【ウィルヘルム】遺跡に潜って盗る類ではないからかな?
【GM】そうですね、言わば真珠みたいなものなので。ヴィーネ、クリセア、ルボラーゾでは……まあそこは後で良いか。
【アルマ】で、皆ボロボロじゃが、休むのかのう?
【メルトン】また変なん出たら困るべぇ。
【ルフナ】精神点が半分です(まだ12あるけど)。
【アルマ】わしはHP以外は変化無い。
【ティーナ】精神点が……(汗)
【ウィルヘルム】休もう、俺も(無駄に使ったファナティシズムのせいで)精神点がアレ。
【メルトン】じゃあ休もう。いざというとき大変。
【GM】さて、ではお昼ちょい前ですが、休憩かな。御飯減らしてね。あ、この場で休む?
【ウィルヘルム】リュンクスが襲ってきたと言うことは奴の縄張りだろう。他の獣が入ってくるとは思えんからここのほうが良いと思うが。
【GM】腑分けたから血と臓物の匂いがすごいけどネ!
【メルトン】うっぷ。
【ルフナ】うぅ……気分悪いですぅ……
【ウィルヘルム】慣れてるし(レンジャー)。
【アルマ】しかし獲物を求めて何かがくるやもしれぬ。
【ウィルヘルム】じゃあ少し移動しようか。
【アルマ】まあ、夜まで移動した方が良いかもしれぬな。せっかく戻った体内時計がまた狂う。
【GM】まあ、流石にこれ以上ここで戦闘は起こしたくないので(わー)何事もなく、樹海は抜けます。
【アルマ】長かったしのう……(笑)
【GM】遭遇表が猛威を振るったので満足したなんて言えない。
【メルトン】長かったね……
【ウィルヘルム】今回は怖いのばかりでたな。
【ティーナ】誰のせいでしょうねえ……(遠い目)
【アルマ】樹海を作らせた本人が。


 えい(きゅ→ティーナ)。
 予想外の樹海でしたが、まあ自分のGMとしての対パニック対処能力を再確認させていただいたということで(笑)。
 それに遭遇表も(恐らく初めて!)猛威をふるえましたしね。


【ウィルヘルム】さて、トラッカートまでの道のりはどれほどだろう?
【GM】んー、レンジャー様、誰か代表で、レンジャー+知力で判定を。
【ウィルヘルム】(ころころ、出目は3)
【アルマ】…………
【ルフナ】……ウィルさぁ〜〜〜ん……
【GM】うわ(笑)。
【ウィルヘルム】ふ、振らないほうが良かったか……8だ。
【GM】(ころころ)トラッカートまで歩いて半日、ってとこに出ましたね。
【アルマ】出たらしい。
【メルトン】ふらふらふら。
【ウィルヘルム】ホラ、ちゃんと出たじゃねーか(待て)
【ルフナ】もうヘトヘトですよぉ〜(ふらふら〜)。
【GM】トラッカートの南の街道です。時間は……夕方で良いか。
【アルマ】じゃがまあ警備がうろついておるやもしれぬ、充分注意して察氣したりするのじゃぞ。
【GM】どうぞどうぞ。
【アルマ】鉢合わせは御免じゃ(笑)。
【ティーナ】イベントで現れないことを祈るだけです(祈)
【ウィルヘルム】まあ、俺は一回振った(そして低かった)から。
【アルマ】(ころころ)14じゃな。
【GM】特に気配は感じませんね。時折すれ違う旅人や冒険者も、概ね穏やかな気配です。
【アルマ】ふむ、殺気だった連中はおらぬようじゃが。
【GM】夕暮れ時、東風に乗って湖の香りが皆さんに届きます。
【ルフナ】はっ?! 町についたら酒場で踊って稼げる?!(きらーん)
【メルトン】魚が食いたーい!
【アルマ】落ち着くのじゃ、子供達。
【ティーナ】お布施を貰ったりできないかなあ……(無理)
【ウィルヘルム】さて、ここから歩くと街につくのは夜中になっちまうが……
【GM】ちらほらと夜営の準備を始めているパーティの姿も見られますね。
【ウィルヘルム】んなら目立たないだろうから俺らも野営を。
【GM】街道宿もないわけではないのですが、金銭的に危機なのでしょう。
【ウィルヘルム】俺達も色々と、な。
【アルマ】何故か必要以上に手慣れて野営じゃな。


 野宿多いもんね、きみたち。いやいや、冒険者として実に得がたい資質の持ち主たちだというべきだろう。
 誰のせいで野宿が多くなっているかは棚に置くとして。






  海の蒼と大地の白 トラッカート


 道中は何事も無く(遭遇表の結果、魚の行商と出会ったりしました。ていうかいつこんなの入れたんだ、私?)無事トラッカートに到着。
 一同は長い道程を思い、一息つきます。


【GM】さて、トラッカートに到着。
【メルトン】ついたぁ……
【GM】トラッカートは、街のイメージは一言で言うと、白。この地域独特の、白い土と白い岩で作られた街なのですね。
【アルマ】白亜の城か。
【GM】えーと、そうだな、沖縄のイメージかな。
【アルマ】ヤママヤー!?
【GM】いるかもね(笑)。
【アルマ】ちなみにここ(=トラッカート)には何をしにきたのじゃ? いまいちわかっておらぬのじゃが。
【メルトン】私もしらんぞえ。
【ティーナ】観光に(かえれ)。
【ウィルヘルム】最終目的地はリエ=インだったよな、確か
【ティーナ】リエ=インの賢者の学院にエルライン・ルフの本があるんですよ
【GM】ちなみに、リエ=インへ向かう為の通り道、の予定。
【ルフナ】このまま進むとリエ=インですよね。
【GM】リエ=インまでは徒歩で三日ほどかかりますね。
【アルマ】ふむ、『予定』、ということは揉めなければイベントがあるのじゃな(わー)。
【GM】さて、お昼前、街のあちこちからは魚を焼く匂いと、トラッカート独特の調味料である魚醤の香りが。
【ウィルヘルム】うーん、川魚ばっかりだったから珍しいな、こういうのは。
【アルマ】ここで本格的に食糧を買い込んで……
【ルフナ】ごっはん♪ おっさけ♪ かっせがなっきゃ♪(スキップ)
【ウィルヘルム】うむ、あと保存食を一週間分買い込む。
【アルマ】では物品の買い取りや鑑定も行いたいのじゃが……とその前に、剣に布を巻いておこう。目立ちそうじゃしな。まずは警戒、それから換金じゃ。元手がないと買い物も苦しい。
【ルフナ】残金249G……
【ティーナ】私も保存食を2週間分買って……
【ウィルヘルム】残り883ガメル(おまえ帰れ)。
【GM】ちなみに、トラッカートの東にある青頚湖は湖であるにも関わらず塩水でして、魚も海のそれと同じ種類です。一説によると、獅顎湾と地下で繋がっているのでは、とも。
【アルマ】内海なのじゃな。と、ちなみに警備隊のような輩はおらぬか?
【GM】この街にも警備隊はいますね。ティン・ゴ・ジグルのような英雄を擁する騎士団では無いのですが、半自治体的なものが湖を、選帝公子飼いの騎士団が陸を、という具合。
【ティーナ】自治体ですか。
【GM】漁師達が自警団じみたものを形成しているのです。もちろん、選帝公配下の回船団もあるし、総指揮は騎士団が執りますけども。
【ウィルヘルム】この街の冒険者はどうなのだろう? 小フィシアと違って割合と自由なのか?
【GM】冒険者は、程々ですね。近隣に大きな遺跡の話もないし、玲帝山からも離れてますんで。小フィシアのように睨まれている、という事もないですが。ただ、よそ者には少々風当たりが厳しい土地でもあります。
【ウィルヘルム】そういえばそんなことを言っていたな。
【アルマ】ふむ、まあシグルド殿と顔を合わす、或いは手配書のようなものが出回ってなければよいのじゃ。
【ウィルヘルム】それは心配だな。
【GM】手配書は……そうだな、シーフかバード、トルバドゥール+知力で聞き込んでもらいましょ。
【ルフナ】シーフで(ころころ)12ー。
【ティーナ】シーフでー(ころころ)10です。
【GM】ふたりが聞いたところ、手配書の類は出まわっていない模様です。
【アルマ】一般までには普及してない、と懐疑的になっておこう。こういう時は臆病でちょうど良い、とカイ殿も言っておられたしのう。
【GM】ま、トラッカートがよそ者に冷たいのは、小フィシア近衛師団と言えど例外では無いのですよ(笑)。
【ウィルヘルム】まあ警戒は怠らないようにしよう。そして松茸をさばく。
【GM】さて、まずは松茸の売りさばきかな?
【ティーナ】売れるといいですねー……生活かかってますから(素)。
【メルトン】しくしくしくしく。
【GM】うーん、商工ギルドかな……マーチャント技能なんてないよなあ。
【アルマ】そちら方面は任せた。
【ウィルヘルム】無い。ハンターも無いな。
【GM】んじゃ、誰か代表で、平目でどうぞ。こちらは買い叩こうとしますので(笑)。
【ウィルヘルム】ハンターならばこういうものを売りつけるということもあると思うのだが。今度精進しておくことにする。
【GM】マーチャントの無いハンターは、買い手の言い値で売っちゃうんです(笑)。
【ウィルヘルム】わー。


 ま、それは流石に極端でしょうけども。
 恐らくは、腕の良いハンターの仕留めた得物には、多くの商人が取引を持ちかけると思うのですよ。で、ハンターはその中から割の良い相手と取引をする、と。
 あるいは馴染みのマーチャントとトレードしているのかもしれません。腕前ではなく人格は信用できる、という相手と。
 マーチャント技能のないハンターって、そういうカンジだと思うのですがどうでしょう?


【GM】さてどなたが売ります?
【ルフナ】今日好調なのは誰でしょ?
【アルマ】……ここはティーナ殿に(え?)。
【ティーナ】狙うは……振ってもいいですか?4度目の(略)を
【ウィルヘルム】そして技能を磨くために俺が判定をッ(待て)。
【アルマ】松茸はまあ余興じゃ、気楽に。
【GM】気楽に気楽に。
【ウィルヘルム】俺がやりたいなあ、と
【アルマ】見つけたのはウィルヘルム殿じゃったし、任せる。
【ティーナ】どうぞー。
【ルフナ】じぃー(ドキドキ)
【メルトン】へーいがんばー
【ウィルヘルム】(ころころ)9。まあ、平均以上ということにしよう
【GM】んーと。(ころころ、出目は4)チッ……基本取引価格より若干安い、900ガメルで買いとってくれましたよ。
【アルマ】まあ悪くない値じゃ。
【GM】恐らく−100は風味が飛んだ分ですね。
【ウィルヘルム】まあ、良心的なのを見つけたんだろう。さて……5人で分けて180ガメルか
【アルマ】これで食糧分にはなる(悲観的)。
【ウィルヘルム】確かにちょうど食糧分。
【メルトン】はらはらはら。これでまたしのげる。
【GM】仲良く山分けなされ。さて、他に寄る店は?
【アルマ】@アイテム売買屋 Aアイテム鑑定屋 B薬屋。
【GM】あ、そうそう。アイテムの鑑定だけども。
【ウィルヘルム】だけども。
【ルフナ】も?
【ティーナ】
【GM】Q&A記載の完全版Verの方法を採用しますので(笑)。
【アルマ】
【ルフナ】??


 はい、というわけでこちらを参照下さい。
『エルラインの絵本』で私が採用した選択ルールが載っています。


【GM】今まで、一律で100ガメルだったっしょ?
【ティーナ】つまり高いLvのセージほどお金がかかるんですね
【GM】ちなみに魔法の場合は『ルーンマスターLV×使用する魔法の基本消費精神力×20ガメル』、ですね。以降はこれを目安に行ないたいと思います。ティーナがいるから、これぐらいでも問題無いでしょ(笑)。
【アルマ】インスピレーションを頼めば安く(わー)。
【GM】ラーダの司祭は、金ずくでは動きません!           多分。
【アルマ】……(ティーナ殿を顧みて)……そうか……のう?
【ティーナ】なんですか?(にこにこ)
【ウィルヘルム】色々と金で釣れそうだなあ。というかラーダ神殿は小フィシアとの繋がりが怖い。
【GM】この街はラーダの神殿は小さいんです。徳の高い司祭や才能のある司祭見習は小フィシアに行っちゃうので……
【ルフナ】ボクもレベル高くなればそうやって稼げるのかなぁ(稼ぐ事ばかりか)。
【GM】ギルドに所属していないと、罰されますよ。


 だと思います。
 ルーンマスターというのは、現在のフォーセリアにおいてもやはり畏怖されている存在なのです。
 迫害を免れる為に、(アレクラストで言えば)マナ=ライのような偉大な魔術師が先頭に立ち、賢者の学院 ――― 魔術師ギルドは己達を厳しく律しているのです。
 そうしている横で個人個人の魔術師が勝手な営業をしてしまっては収集がつかなくなりますからね。
 刑罰といかないまでモ、賢者の学院の庇護下に置かれなくなるぐらいのことは覚悟しておくべきかもしれません。


【ルフナ】そういえば……ボクは何処のギルドに所属してるんでしょう……はて(をい)。
【GM】好きに決めて良いよ(笑)。
【ルフナ】じゃぁ、出身であるシヴィヌスのギルドに。
【アルマ】さて、まずは既に判明している「降魔の指輪」を売る。これは取引価格12000らしいから、半分の6000で売れる。
【ウィルヘルム】なるほど。
【アルマ】それを元手に2つ物品をLV5セージに依頼すると750×2……まあ充分かもしれぬな。
【GM】ちなみにトラッカートの賢者の学院の最高クラスのセージは……LV6か。
【ルフナ】おぉーすごいですねー。
【GM】うーむ、そう考えるとバザーって凄いんだなあ(今更)。
【アルマ】バザーの方は生活がかかっておるからのう。


 これも『ソード・ワールドRPG Q&Aブック』の資料を参考にしています。
『そこそこの都市(5レベル)』と『小国の王都(7レベル)』の間、ということで6レベルセージが妥当だろうと判断をしたものです。
 ちなみに、この『Q&Aブック』は意外とお役立ちですのでこれからSWをやろうという人にはオススメかも。ただ、読めば読むほど内容が『完全版を買ってね☆』という風に言っているようにしかみえないのがなあ(苦笑)。
 ついでにいうと私は『ドラゴンマガジン』掲載時の無駄話も収録して欲しかったなあ。あの軽快なやり取り、好きだったのに……


【ウィルヘルム】アルマの方針でいいんじゃないのか?
【アルマ】無難じゃろう?
【GM】では、セージに鑑定を頼みます?
【ウィルヘルム】先に指輪を売るが。でないと元手が、なあ。
【ティーナ】お金なんてっ、お金なんてっ。
【ルフナ】所持金300くらい。
【アルマ】うむ、頼む前に金が無いのは問題じゃ(笑)。
【GM】売る分には問題無いですよ。相手は金持ちのボンボンだし、普通の値段で買い取ります。
【アルマ】毎度あり。
【GM】魔術師ギルドの人間は、ほとんどが貴族や裕福な商人のボンボンなんです。
【ウィルヘルム】でないと入学金払えないしな。


 そうなんです。
 だから実は賢者の学院は相当に黒字収益を上げているはずですよ。それが目的なのか手段なのか結果なのかは、置いておくとして(笑)。
 賢者の学院に通ったことのある冒険者のほとんどは、いわゆる特待生枠ということになっています。貧乏だが才能のある若者にも、賢者の学院は門戸を開いているのですね。
 そうでないと、深遠なる魔道の真理を探る役に立つ次代を担う若者が育ちませんから。
 浮世離れしていそうな魔術師ギルドも、しっかりと現実社会に根をおろしている、ということです。


【GM】さて、その後に鑑定かな?
【アルマ】そして警戒を怠らず(繰り返す)鑑定の依頼を。
【GM】【導師ラナ】さて、鑑定の依頼ということだが。
【アルマ】……懐かしい……。
【GM】【導師ラナ】リファールから出張だよ。
【アルマ】はッ、わしは今何を。
【ウィルヘルム】えらい遠いところから。
【ティーナ】リファール?リファールってどこですか?(笑)
【ウィルヘルム】むしろりふぁーるってどこだ?
【アルマ】何処かの田舎町じゃろう(わー)
【GM】【導師ラナ】歴史ある小国だね。


 あはははははははははは。すいませんやっちまいました。
 かつて私がやった初めてのオンラインSWセッションにおいてNPCとして出した導師、ラナ・エミニドーザさんです。
 活字中毒で性格は温厚、冒険の経験は無いものの知識と好奇心は旺盛、という、絵に描いたような研究者タイプのソーサラーでした。
 名も無きセージを登場させてもよかったのですが、ここトラッカートでは(たとえばシヴィヌスのティン・ゴ・ジグルのような)高名なNPCがいないので、都市としての印象が薄れてしまうかも、と思ったので彼に登場を願いました。
 鑑定シーンも、機械的にやるよりはこの方が面白いですしね(ネタが尽きたとか言うな)


【GM】【導師ラナ】僕はLV6のソーサラー/セージなので適当だろう、とゲスト出演。さて。
【ルフナ】キラキラキラ(羨望の眼差し)。
【アルマ】そういうのが趣味か……
【ウィルヘルム】うむ、これで『俺の』誤解が解けるな。
【メルトン】ルフナ捨てられるの巻。
【アルマ】……失敬、そういうの「も」趣味か……
【ルフナ】だって導師様ですよ?? 偉いんですよ? 凄いんですよ?(お前もLV3やん)
【アルマ】鎧と刀の鑑定を頼みたい。
【GM】【導師ラナ】さて、それでは鑑定しようかな。ダイスはGMが振るが、良いかな?
【アルマ】任せる(=失敗したら刺す)。
【GM】【導師ラナ】ではまずは鎧から。
【ティーナ】GM補正に期待です。
【GM】【導師ラナ】(ころころ)分かっちゃったな。つまらない。
【ウィルヘルム】探究心というものは無いのかッ。
【ルフナ】LV6……いいなぁ……すごいなぁ……
【アルマ】刺さずに済んだようじゃな。
【GM】【導師ラナ】ふむ、良いものを見つけたね、君たち。
【アルマ】金属じゃから……
【GM】【導師ラナ】これはミスリル製のチェインメイル+1だ。必筋は12、防御力は22だね。
【アルマ】でも金属じゃし……
【ウィルヘルム】ポリバケツ→ステンレスバケツになるのか?
【ルフナ】ステンレスー?!
【GM】あ、ちなみにですね。ミスリルの扱いは完全版に準じる、といいましたね? 同時に面白いことになるんです。
【ルフナ】面白い事?
【アルマ】ふむ。
【GM】ミスリル製のチェインは、シーフ技能、及びレンジャー技能の妨げにならなくなるんですね、これが。
【ティーナ】まあ。
【アルマ】引く手あまた、ということじゃな(笑)
【ルフナ】いーいいな。いいなー。でも着れる訳なんて無いしぃー。
【ウィルヘルム】必要筋力が12だと……スズキは無理、として。
【ティーナ】でも装備できません、必筋7でないと(笑)。
【メルトン】わしも無理ですなぁ。
【ウィルヘルム】俺も無理。
【アルマ】…………
【ルフナ】誰が着れるの?
【ティーナ】アルマさんは?
【アルマ】…………(手を挙げる)
【ウィルヘルム】アルマかな、やはり。回避が凄いが当ると怖い
【GM】着られるのは、アルマ、ウィルヘルム、フェスト、モロゾフ、かな?
【ウィルヘルム】最前線で常に敵の攻撃に晒されるわけだし。俺は構わないと思うが。
【アルマ】かなり貰いすぎ状態なのじゃが。
【GM】【導師ラナ】ああ、それとね、もうひとつあるのだが。
【アルマ】
【ティーナ】なんでしょう?
【ルフナ】にょ? なんですくぁ? 導師様?
【GM】【導師ラナ】このチェインメイルだが、どうやら水の精霊魔法の庇護下には入れないらしいね。
【ルフナ】入れない……?
【アルマ】??
【GM】【導師ラナ】つまり、ウォーターウォーキングやウォーターブリージングなどの魔法の影響を受けられない、という事だね。
【アルマ】なるほど……やっかいじゃな。
【GM】【導師ラナ】ウォータースクリーンも駄目だね。まあ、誰も使わないマイナーな魔法だが。
【ウィルヘルム】誰も使わない魔法を使う方針なのだ俺は。使えないファナティシズムとかッ(それはもういい)。
【GM】【導師ラナ】反面、スピリットウォール・ウンディーネは問題無く抜けられるというメリットも。ただ、クラーケンの魔法の効果は受けるみたいだね。名前は……製作者の名がないな。まあ無難に『渇きの鎧』ってところかな?
【ティーナ】つまり水の加護は受けられないんですね。
【GM】ま、要するにアレです。サプレスエレメンタルで、ウンディーネだけ消されてるんですね。
【アルマ】さて、どうしたものか。そのセッションに参加していたキャラのみ限定、であればフェスト殿やモロゾフ殿が有効なのじゃが。
【ルフナ】取りあえず着れる人で相談したら?
【ウィルヘルム】まあ暫定的にアルマ、ということで、な。
【アルマ】暫定チャンプ(?)。
【GM】【導師ラナ】さて、刀の方も鑑定かな?
【アルマ】頼む。
【ルフナ】おねがいしまぁ〜す。
【ウィルヘルム】まあこれはフェストの(みなまで言うな)。
【GM】【導師ラナ】さて、刀を見るのは久しぶりだな……(ころころ、出目は3)ごめん分からない。
【ウィルヘルム】おい、アルマに刺されるぞ。
【メルトン】うおーん。
【アルマ】………………(刺突)
【ルフナ】あぁーん、導師様?!
【GM】【導師ラナ】あふン(死去)。
【メルトン】ああああー!?しっかりー!?
【ウィルヘルム】はッ、証拠を隠滅しないと!
【アルマ】というのはともかく、こういう場合はどうしたものやら。
【ティーナ】インスピはもう発動しませんし……
【ウィルヘルム】次の街で探すしかないか
【ルフナ】保留(と書いた符を刀にぺたり)。
【GM】【導師ラナ】ゴボッゴボッ(血の泡)。
【メルトン】うおーい! 導師さん死にかけやがな!
【アルマ】導師殿、レベルを1上げてきてくりゃれ(無理難題)。


 死に掛けるラナ導師と慌てふためくメルトンとヤケに冷静なその他一行の対比がこの場面で笑う箇所です。さあ笑って下さい(勧めるな)。


【GM】【導師ラナ@天使の輪】刀のことなら、刀鍛冶に聞いてみてはどうだい?
【メルトン】ああー天に召された。
【ルフナ】あぁーん。死んじゃダメですー?!
【アルマ】なるほど……それは参考になる意見じゃ。礼を言う
【ウィルヘルム】そういえば刀ってどこで生産されているのだろうな?リエ=インか?
【GM】【導師ラナ@墓碑】鋭いね。リエ=インは小フィシアにおいてほぼ唯一、刀鍛冶がいる街だよ。
【ティーナ】じゃあ、リエ=インの人に見てもらえば!
【メルトン】これで目的がまた一つ増えたね!
【アルマ】では導師殿の遺体は木に吊しておくとして。
【メルトン】いやああああ。
【GM】【導師ラナ@吊】そう、普通ならリエ=イン以外にはいないんだが。
【ルフナ】が?
【ウィルヘルム】ここに暖簾わけをした弟子がいる、とか?
【GM】【導師ラナ@吊】今はこの街に来ているんじゃなかったかな、なんとかいう刀匠が。
【ルフナ】探さなきゃ!
【ティーナ】有名な方なんでしょうか??
【ウィルヘルム】良い刀ならば見てくれるだろう(期待)。
【アルマ】重ね重ね礼を言う。お礼に吊り下げからハンモックに格上げしておこう(?)。
【メルトン】やめようよーおろそうよー(汗)。
【GM】【導師ラナ@樫の樹モック】高名な人らしいよ。僕は知らないが、ギルドマスターも挨拶にいっていたしね。
【アルマ】それならば街の噂で直ぐにも見つけられそうじゃな。
【アルマ】(全身にワインを塗る)さて、これで用事が済んだかのう? 皆、何か他に用事はあるか?
【ウィルヘルム】うむ。ならば善は急げ、現場からはすぐに逃走、ということで(待て)。
【GM】【導師ラナ@ワインのかほり】あああああああああアリがアリがアリが。
【メルトン】いやあああ水水水。
【GM】【導師ラナ】なんでも、青頚湖の湖底にある鉄が、珍しいとかなんとか言っていたかな。ああ、僕は知っているのか。神鉄、って知っているかい?
【ティーナ】プレイヤーは知ってますけど(笑)。
【ウィルヘルム】しんてつ?
【ルフナ】知ってるの?というかセージチェック?
【アルマ】超合金Zなら知っておるのじゃが。


神鉄』は私が考案したオリジナルの鉱石です。
 非常に質の良い鋼で、武具に用いた場合打撃力/防御力に+2することが出来るという優れものです。
 ちなみに超合金Zは永井 豪原作の名作ロボットアニメ『マジンガーZ』の素材として(以下略)。


【GM】セージかフェンサーで知力チェックどうぞ。
【ティーナ】セージー。(ころころ)11です。
【ルフナ】(ころころ出目は3)フフフ〜ボクシラナ〜イ。
【ウィルヘルム】うむ、調子が出てきたな
【ルフナ】それ褒めてないですぅーーー(TT)。
【アルマ】(ころころ、出目は6ゾロ)…………
【GM】うわお。えーと、アルマさんは凄く良く知ってますね。
【アルマ】何か超合金Z以上に知っていそうじゃ。
【ティーナ】きっとアルマさんの故郷では超合金Zと……
【GM】まあ、細かい解説はおいといて、凄く質の良い鉄、という事ですね。武具に用いた場合、打撃力/防御力に+2のボーナスが得られるのです。
【アルマ】(ダイヤの針を眼球に刺す準備をしながら)ふむ、ということらしいのう。
【ティーナ】流血帝アウグスト?!
【GM】【導師ラナ@瞼固定】青頚湖の湖底にはその神鉄が豊富に眠る鉱脈があるらしいよ。
【ルフナ】はぅはぅはぅはぅ……導師様になんて事を……くらっ。
【メルトン】やめてええぇえぇー。
【ウィルヘルム】なるほどな。まあ湖底に行くには色々と不足しているが。ともあれその人を探してみよう
【アルマ】(耳障りな音を大音響で四六時中聞かせる準備をしながら)なるほど、それの採掘に来たのやもしれぬな。
【メルトン】卒倒する暇あったら止めろルフナー! 男だろテメー(がくがくがく)。
【ルフナ】ボクにそういう暇があるなら自分で止めればいいのに……きゅぅぅぅぅぅ……
【GM】【導師ラナ】その刀匠は、確か青頚湖近くの宿にいたと思ったな。名前は……ええっと、ユーシルとかなんとか。
【ティーナ】それじゃあ早速。
【GM】赴きます?
【アルマ】ふむ、鑑定に成功してくれておれば楽だったのだが、とか思わずに行ってみるとしよう(笑)。
【ウィルヘルム】うむ。
【アルマ】あと、フェスト殿が居ればよかったのじゃがな(笑)。
【ティーナ】どうもありがとうございました。
【アルマ】指輪で儲かった残金は4500、と(メモ)。
【GM】【導師ラナ@縛】解いてはくれないのかな?(ぷらーん)
【ルフナ】あぁーん。解きます解きます(わたわた)。
【メルトン】とりあえず紐に手が届かないので吊ってる木を切り倒してみましょう(キコリモード)。
【GM】【導師ラナ】ああー(樹の下敷き)。
【ウィルヘルム】うむ、これで犯人はアトミッ君ということに。
【ティーナ】不可能犯罪アンノウンの仕業です!
【メルトン】一日一善!
【GM】さて(笑)。賢者の学院を後にして、ひとまず青頚湖近くに行きますかしら?
【アルマ】そうじゃな。当てもないことじゃし。
【GM】では……えーっと。ファイター+知力でロールどうぞ。フェンサーは+2で。平目もOK。
【ウィルヘルム】(ころころ)7だ。
【ルフナ】(ころころ)7ー。ぽへぇ〜。
【ティーナ】(ころころ)9です。
【メルトン】(ころころ)10!
【アルマ】(ころころ)16じゃな。
【GM】んとね、トラッカートは街がそのまま湖畔に繋がっていまして。街にいながらにして湖を望めるのですね。で、自然その近くに宿もありまして。その辺りをうろついているんですが……アルマさん。
【アルマ】
【GM】この辺にも、冒険者やら傭兵やらがうろついているんですが。
【アルマ】??
【GM】その中のひとり、長身の男にただならぬものを感じました。同じフェンサーとして。
【アルマ】(ぴくり)それは殺気の類かのう?
【GM】茫洋と歩いているだけにも見えるのだけども、まったく隙がありません。今、この瞬間に、背の刀を抜いて周囲の人間を残らず斬り殺すことも、その男には恐らく可能ですね。
【アルマ】……(汗)バンダナをした男かのう(?)。
【GM】殺気はありませんが、ええそうです、バンダナはしています(笑)。
【アルマ】………………………………………………はッ、今わしは何を。
【ティーナ】木村先生……
【GM】で、その男は前方にいる初老の男の後ろについて歩いているようですよ。ついでに、アルマには分かるか。その男の背負った野太刀はかなりの業物。
【アルマ】漫遊の旅……
【ルフナ】本日出張大サービス?
【GM】ラナ先生は予定外だけどね(笑)。


 はい、ということで本来予定していたゲストキャラはこちらの剣士だったのです。ラナ導師はちょっとしたオマケだったのですね。
 一部のプレイヤーの方は『長身』『刀』『ただならぬ腕』そして『バンダナ』のキーワードでピンときたようです。
 私がある時はNPCとして、ある時はPCとして使用しているお馴染みのキャラなので日ノ出屋TRPGの部屋を閲覧している方にもこの剣士が誰なのか、想像はつくことと思われます(笑)。


【アルマ】ま、まあそれは構わぬ、ただ者ではない使い手が鍛冶屋を訪れるのは別段不思議ではあるまい(汗)。とはいえあまり積極的に近づきたくないのう。離れて歩く。
【GM】さて、とりあえず、皆さん。
【ウィルヘルム】うむ。
【ティーナ】はい。
【アルマ】む?
【ルフナ】はい?
【GM】お昼過ぎなので、おなかが減りましたよ、そろそろ。
【ティーナ】ぐー。
【ルフナ】ご飯にしましょう〜♪
【GM】トラッカートは観光地では無いのですが、それでも旅人の宿はありますね。保存食を齧るもよし、店に入るもよし。
【アルマ】魚を囓る。買ってしまったのは仕方ないのじゃ。腐らせるのも勿体ない。
【ウィルヘルム】保存食を齧ろう。食べないと傷むし……ま、鍛冶屋は当分逃げないだろう。なにせ、3日しか持たないのに3日分買ってしまったからな。
【ティーナ】私もお金ないです……


 ここトラッカートに到着する前に遭遇した魚の行商から、一行は魚を買いこんでいたのでした。


【メルトン】お店ー!
【ルフナ】お店に入りたいですぅ……保存食飽きた……
【ウィルヘルム】お前ら、贅沢だな。
【アルマ】贅沢は敵じゃ。ほしがりません、かつまでは。
【メルトン】若者ですから。
【ルフナ】だってぇ……たまには普通のご飯食べたいですぅ……ねぇ、アトミッ君?
【メルトン】その意見には賛成だがその呼び名には賛成できないなぁ。
【ルフナ】えーじゃぁ……メルちゃん?
【メルトン】それはそれでいやだ。
【GM】ではインドア派とアウトドア派で。
【ウィルヘルム】男は黙ってアウトドア!(パクリ)
【アルマ】ウィルヘルム殿、何故てきぱきと紙の家を……
【GM】しげつーハウス!?


 この辺は某特命転攻生のネタなのでした。
 ふこうばんちょうーわんわんー。


【GM】インドア派の人は、そうだな、5ガメルも出せば美味しい海の幸が。
【メルトン】いっただっきまーす。
【ルフナ】いっただっきまぁ〜す。
【ウィルヘルム】うーむ、やはり保存には塩か……
【ティーナ】薫製もいいと思いますよー。
【ウィルヘルム】日干しは時間がかかるからな、その場での処理に向かないのだ。
【アルマ】軽く(そして味気なく)食事をした後には腹ごなしの剣舞などを。ああ、金を取るためではない、あくまで自己鍛錬と教育じゃ。
【ウィルヘルム】塩漬け日干し、燻製……うーむ、やはり魚の処置は難しいな。


 踊ったりストレッチしたり魚の保存法を思案したり、めいめいが食後の時間を過ごします。
 そうした中、ティーナが件の刀匠の情報を仕入れました。


【ティーナ】私は情報集めをー。
【GM】鍛冶屋についての情報収集とかは、そうだなあ。平目、もしくはバードかシーフ+知力かな?
【ティーナ】(ころころ)12です。
【GM】ん、どうやら噂の刀匠は『蒼い水面亭』に居るようですね。お供の剣士を連れて。
【ティーナ】なるほどー。
【アルマ】蒼いにゃも……
【ティーナ】アルマさん、アルマさん、刀匠の居場所わかりましたよー
【にゃも】えろえろよー!


 言うまでもなく(無いかな?)『あずまんが大王』のネタですね。
 黒沢みなも先生は、通称(愛称?)を『にゃも』というのでした。ちゃんちゃん。


【アルマ】パーティーの人数がひとり、ふたり……うむ、踊りで手に入れた30ガメルはあとで盛大に使うこととしよう。海鮮料理くらいは食せるじゃろう。
【ウィルヘルム】川魚ならばその場で焼いて食ってしまうし……うーむ……
【ルフナ】ウィルさん何悩んでるのーーー? でろーーーーん(うしろからのし掛かり)。
【メルトン】ああっ! またいちゃついてやがる!
【アルマ】……これこれ、らぶらぶはもっと日が沈んだ後で。
【ウィルヘルム】いや、魚の処理方法を……もう少し長持ちしないものかと思ってって黙れアルマ。
【ルフナ】んー? 魚の処理法ってボク知ってるー?(笑)
【GM】セージでの知識は、実践には役立ちませんね(笑)。レンジャーかセイラーかな? セイラーよりフィッシャーか。
【ウィルヘルム】多分フィッシャーだろうな。
【アルマ】セイラーはほうれん草の缶詰が基本じゃしな……
【ティーナ】サカナヤーという技能が……(ねえ)


 あったとしてもそれはあくまで売る技能では(笑)。


【GM】さて、食後の皆さんは合流かな?
【ティーナ】合流ですー。
【ルフナ】あー美味しかった。アトミッ君、食後のストレッチを一緒にどう?
【メルトン】わし体堅いけん。
【GM】身体が脂肪で出来ているから(略)
【アルマ】だぶるちょーっぷ!!
【GM】えーでもほんとうだよー?(もういいから)
【アルマ】ほんとうじゃねえーって行くぞ。


 すいません立て続けに『あずまんが大王』ネタです。
 プレイ当時、いかにGMをはじめとしてメンバーがハマっていたかが伺えますね、しかし(主にGMとアルマだが)。
 と、ここでメルトン(のプレイヤーさん)が眠さ極まってきたようで落下。
 深夜に及ぶセッションに突き合わせてしまい、申し訳ない(汗)。お疲れ様〜。


【GM】さて、時刻は午後2時ぐらい。
【ウィルヘルム】で?見つかったのなら行くことにしようか
【アルマ】うむ、行くか。夕刻になるのは避けたい。
【ティーナ】はい、「青いにゃも亭」にいらっしゃるそうで、「蒼い水面亭」?
【GM】黒沢先生はいません(笑)。さて、蒼い水面帝かな?
【アルマ】帝……
【GM】えらそうだ。水面亭。
【ティーナ】お供の剣士がいるらしいですけれども、どんな方なんでしょうねー
【アルマ】御免(のれん? をくぐる)。
【ウィルヘルム】どんな人間なのかな?
【GM】【店のオヤジ】いらっしゃい。
【GM】と、褐色に日焼けしたオヤジが出迎えます。海の男ライクに、岩の用になった肌はあちこちガサガサです。
【ルフナ】触ったら痛そうです。
【アルマ】こちらに高名な刀鍛冶の方がおられると聞いたのじゃが……エール酒を(多めの金)。
【ティーナ】どちらにいらっしゃられるのでしょう
【アルマ】ちなみに酒場ライクか不明じゃった。なんとなくなんとなく。
【GM】あ、酒場でOKです(笑)。
【GM】【店のオヤジ】刀鍛冶? ああ、あの変な2人組の事か(エール酒を出す)。
【ルフナ】変なの?
【アルマ】妙とな?
【ウィルヘルム】変なのか?
【GM】【店のオヤジ】船に乗りたい、と言ってくる客は珍しくもないが、潜らせろ、ってのはな。ああいうのは、変で充分だ。
【ウィルヘルム】潜るのならば精霊使いを探したほうが良いだろう
【アルマ】それはつまりこの鎧は着るな、と……
【ルフナ】じぃー(精霊使い=ウィルさんを見る)。
【ウィルヘルム】いや、俺そんなレベル達してないし。


 精霊魔法には、3レベルに『水中呼吸(ウォーター・ブリージング)』という魔法が、6レベルに『水圧軽減(ディクリーズ・ウォータープレッシャー)』という魔法が、それぞれ存在します。
 効果は読んで字の通り、水中での呼吸を可能にする魔法と、水圧の影響から免れることの出来る魔法です。深海でのセッションには欠かせない魔法ですね。
 が、特に後者はかなり高レベルな精霊使いでなくては使いこなせない魔法です。メインがレンジャーのウィルヘルムには、この時点では未だ使えるはずも無いのでした。


【ティーナ】今、どちらに?
【アルマ】それはさておき、今その御仁達は何処におられるかな?(杯傾け→くらり(酒弱いのに好き))
【GM】【店のオヤジ】で? アンタらはあの2人組の知り合いか何かか?
【アルマ】いや、少し頼み事が……(ひっく)
【ウィルヘルム】おいこら、酔うなアルマ。
【ルフナ】あぁ?!アルマさん?!
【アルマ】大丈夫、呂律は変わらぬ。ただ顔色が真っ赤になるくらいじゃ。
【ティーナ】私なんて飲んだら……ラーダ様呼べます(いやそれは)。


 呼ぶな呼ぶな。
 いや、呼んでもティーナの信仰してる“あの”ラーダならあんまり恐くないか(酷)。


【ウィルヘルム】今は宿にいないか? 港のほう?
【GM】【店のオヤジ】さてな。ここのところ、船を出してくれる漁師を探して港巡りをしているようだがな。港の男たちは、漁師だからな。ただ乗せるだけならともかく、潜るとなりゃあ一定の位置に居続けなきゃならん。そうそう毎日惹き受ける輩もいないな。
【ティーナ】海の方に行ってしまったのでしょうか?
【ルフナ】港ってここから近い?
【アルマ】ふむ、港を巡れば遭えるやもしれぬな(ひっく)。
【GM】【店のオヤジ】すぐそこだ。というか、正確にはここも港だな。
【ルフナ】どんな風貌の方々か教えて貰えないですかぁ? どんな服着てたかとかぁ〜、何か特徴っていうの。
【GM】【店のオヤジ】そうだな、ひとりは40半ばぐらいか。
【ルフナ】ふむふむ。
【GM】【店のオヤジ】この国……ああ、トラッカートじゃなくて、リエ=フィシアの人間じゃないな。服装もそうだが、言葉の訛りがな。もうひとりは、背の高いにいちゃんだ。
【ルフナ】リエ=インじゃなくて? フィシア?
【ウィルヘルム】この国の人間じゃないってことだろ?
【GM】ああ。リエ=フィシアってのは、全体のことね。首都のことは小フィシア、と呼ぶので。
【ティーナ】異邦人ですね
【GM】【店のオヤジ】どーも、あれだな。育ちのよさそうなおっさんと、旅慣れたにいちゃん、って感じだな。
【アルマ】な……名前は知っておられるか……な、店主殿……(うつらうつら)。
【GM】【店のオヤジ】それよりもう一杯どうだい。
【ルフナ】ほにゃ〜?40歳くらいのおじさんと背の高いお兄さん……何か服装に特長とかないですかぁ? あ、エール追加ね。(にこにこ)
【アルマ】んー(お金)。
【ウィルヘルム】というか、これ以上飲ませて大丈夫だろうか?
【ルフナ】お勘定はそこなお兄さん(ウィル)から貰ってね。
【GM】【店のオヤジ】(エールを出して)服装は、さっきも言ったがこの国の周辺じゃないな。ありゃあ、多分遠くの……話に聞く、東方の島国の格好じゃないかね。
【ティーナ】このまま酔いつぶれる、という選択肢が……
【GM】【店のオヤジ】名前は、えーとだな。宿帳にはおっさんの方だけだが……ああ。ピュセル、だと。苗字だなこれ。
【アルマ】(くい→くらくらくらくらくら……がくん)はッ、そうでしゅか……。
【ルフナ】東方の島国ねぇ……(くいっとエールを飲み干す)
【GM】【店のオヤジ】若いのの方は、おっさんがなんていってたかな。ところで、取れたてのサザエがあるんだが。
【アルマ】おだちんー。
【ルフナ】んじゃ、サザエも。
【GM】【店のオヤジ】3ガメルだ。値段以上の味はするぞ。
【ウィルヘルム】お、それは欲しいな。
【ルフナ】おじさん商売上手だねぇ〜♪
【アルマ】おさかなくわえた どらねこ……
【GM】【店のオヤジ】若いのの方は、長い名前だったな。ルドルス、ルドルステン? だったかな。
【ウィルヘルム】るどるすてん?変った名前だ。
【ルフナ】ルドルステンさんっと(めもめも)。


 ふたり連れの名前を入手したところで、時間が差し迫って参りました。
 プレイ時間そのものも長くなっていたので、ここで一旦セーブとあいなります。


【アルマ】次回、「絵本の国でも東方騒動珍騒動」にジャックイン!
【GM】そんなサブタイトルー!?






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茶処日ノ出屋