エルラインの絵本 第七話『仄昏い水の乙女』A



★セッション開始前の会話より☆


【アルマ】……ふと思ったのじゃが、フェストがいないと色々締まらぬかもしれぬな(笑)。
【GM】割とネ。
【アルマ】わしは刀に固執せぬし……
【ココサラキ】今日は何か前方が寂しいです…


 今回のシナリオのキーとなるのは『刀の鑑定』。
 ですが、なんとパーティ内で刀を使う唯一のキャラであるフェストが今回は未参加なのでした。
 イイのか、こんなんで?


【GM】まあそれはそれ。ピュセル家の当主は優れた刀匠であると同時に鎧鍛冶としても優れているのでそれを報酬に……ってことは皆さんは知らないのだった。あヒャヒー。
【アルマ】鎧か……モロゾフ、ミスリルの鎧がいるかのう?
【ココサラキ】バケツの形の鎧に打ちなおすのでしょうか?
【ルフナ】もちろん特注で。
【アルマ】形状記憶なのじゃ(うそ)。
【モロゾフ】みすりる ?
【アルマ】優れものじゃ。欠点は水に沈んで、かつ水の中で呼吸可能になる魔法も阻むくらいじゃな。
【GM】ミスリル製のチェインメイル+1で、必筋は12、防御力は22です。水、というかウンディーネの力を源とした精霊魔法の加護を受けられないのですね。
【アルマ】水没すれば死確定なだけで、それ以外は優れた鎧じゃぞ。
【モロゾフ】マア じゃあ なかみ で きられる かしら
【GM】サプレスエレメンタルで周囲のウンディーネを消し去ってしまう、と考えていただければ。で、ミスリルのチェインはレンジャー、シーフ技能の妨げにならないのです。
【モロゾフ】ほかの しーふ の ひと たちは ひつよう ない の かしら わたし は あまり せんとう で やおもて に たたない し
【GM】シーフには、若干必筋が足りないのですよ(笑)。
【アルマ】確か筋力の都合上、他には誰も該当せぬのじゃ。
【モロゾフ】マー
【ルフナ】ボクは無理ですから。
【GM】シーフは妨げにならないだけで、筋力の半分までしか着られないということに代わりは無いのでした。という事で、着られるのはアルマ、モロゾフ、フェスト、ウィルヘルム、かしら。
【モロゾフ】じゃあ わたし が きても いい かしら
【GM】名前は『渇きの鎧』とかそのへんで。銘はなかったのでした。
【モロゾフ】かさかさ はだ に きを つけない と
【アルマ】※モロゾフのバケツが金属になった!(ちゃららちゃ〜らっら〜ん♪)
【GM】すごいLvUpだぜ。
【ルフナ】とても良い音がするんですね!
【GM】さて、それではよろしいか皆の衆。
【ココサラキ】宜しいです皆の衆ー。






  貴人と剣人


【GM】えーっと、ということで皆さんは現在湖の国トラッカートにいるわけです。
【アルマ】うむ、確か港町にいるのじゃったな。
【GM】前回刀匠の情報を聞いた『蒼い水面亭』ですが、いささか酒が廻っている状態ですね。
【モロゾフ】みなとまち で のんだり のんだり のんだり していた のね
【ココサラキ】お酒くさいです。
【メルトン】のんだりしていたのよ。
【アルマ】わしはあまり飲んでおらぬぞ。弱いだけじゃ。
【メルトン】あとルフナがウィルといちゃついてたりしていたのよ。
【アルマ】うむ。
【モロゾフ】マュァー
【ルフナ】してませんーーーーー!!
【ココサラキ】お邪魔しちゃいけませんねー。
【メルトン】お熱い事ですことフォフォフォフォ。
【ルフナ】……(杖を握り締めて詠唱体制)
【メルトン】わ ぁ   ー
【アルマ】ではロールプレイに戻るかのう(笑)
【ルフナ】(詠唱やめて)使い魔が欲しいです。
【GM】丸三日の準備と12時間の詠唱が必要ですね。
【ルフナ】今の状況じゃ無理ですね……ふふ(いじけっぷり)


 レベル3古代語魔法《使い魔(ファミリア)》は小動物をソーサラーと知覚を共有する使い魔として召喚し、使役するという魔法です。
 召喚された使い魔は術者とテレパシーによる会話をこなし、またその肉体の利点(例:鴉なら空が飛べる、猫なら夜目が利く、そして何より外見はただの動物ということそのもの!)を十全に生かすことが出来、更にはその精神点をソーサラーに分け与えることもかなうのです。もっとも、精神点は最大で猫の5点と、ささやかではありますが。
 ですが物事には当然表があれば裏もあるもの。
 使い魔は術者と精神/生命を共有しています。その為、使い魔が被ったダメージ(生命/精神問わず)や痛みなどの感覚はそのまま術者も受けてしまうのです。
 また魔法的な存在そのものなので、例えば《魔力感知(センスマジック)》などの魔法で調べられれば即座に使い魔だとばれてしまうでしょうし、そうでなくとも不自然に過ぎる行動を取れば勘の良い相手には感付かれるかもしれません。
 とはいえ、そうしたデメリットを差し置いても《使い魔》が有益で有用な魔法であることは疑う余地がありません。
 何よりも、やはり魔法使いは使い魔を行使したほうがサマになるじゃないですか!


【GM】今の時間はそろそろ夕方かな。玲帝山の端から射す夕日がトラッカートの白い街並みと青頚湖の蒼い水面を赤く染め上げているのです。そろそろ街には夕食の香りが漂い始めますね。
【ココサラキ】お腹すきましたー。
【アルマ】さて……どうしたものかな……(ひっく)


 アルマは泣いているワケではありませんよ(笑)。
 前回のラストで酒場の主人から情報を聞き出すためにいささかお酒を飲みすぎてしまったのです。


【モロゾフ】とりあえず いまから リエ=イン に いく じゅんび を する の かしら
【ココサラキ】じゃあリエ=インにいくための買い出しの後ご飯ですねー。
【GM】リエ=インに行ってもよし、件の刀匠を探して刀の鑑定を依頼してもよし。
【モロゾフ】あ さき に とうしょう を さがす のね
【アルマ】暗い時に探しに出るのは(ひっく)現実的ではないのじゃが(ういー)。店主、ここで待って居れば(ひっく)、戻ってくるかのう……?
【GM】【店のオヤジ】(木製のカップを拭きながら)前金で頂いているから、逃げてもこっちは構わないがな。
【アルマ】ふむ……ならわしらもここで待つ方が確実……(ぐー)。
【ルフナ】そうですねー。なら待ってる間に踊りの練習でもしてようかなぁ〜。
【GM】ではここに宿を取りますか?
【アルマ】(がば)ちなみに宿代は?
【GM】【店のオヤジ】一泊40ガメルだ。食事は別だぞ。
【ココサラキ】そうですねー団体の割引とかないかなー(←極貧)。
【メルトン】あいたたたたたた(←同じく貧乏)。
【アルマ】結局前回の儲けを何人に割れば良いのか不明なため、保留しておるのじゃ。携帯食料代金は、ウィルヘルムの採ったキノコで賄えたのじゃが。
【GM】公金として保存して、食費とかはそこから出す……とかは?
【アルマ】儲けが6000の、鑑定代金は6*6*100の2回じゃったかな?
【GM】6×6×30ガメルが二回ですね。
【アルマ】4920を保留、と。では今回の宿代はこの公金から支払うか……
【メルトン】現在所持金450ガメル。
【モロゾフ】300 くらい ね
【ココサラキ】一応200ありますからまだこの宿には止まれますから大丈夫ですよー(人生綱渡り)。
【ルフナ】ボクも300ほどしかお金ないです。最近稼いでないからなぁ……(踊りで)
【メルトン】踊るより絶対脱いだ方が稼げ       なんでもない。
【モロゾフ】マァー
【アルマ】脱ぐとばれるからのう、性別。
【メルトン】じゃあウィルとからんで                 なんでもない。
【モロゾフ】ンマァー
【ルフナ】なにか言いましたかぁ?(杖握って)


 ていうかまともな反応してるのモロゾフだけですか、このパーティ。
 と思った矢先に。


【モロゾフ】そういえば きょう は おとこのこ が いない の ね
【ココサラキ】おんなのこばっかですー。
【ルフナ】……モロゾフさんまで…………(涙目)
【モロゾフ】あっ
【メルトン】あっ
【ルフナ】いーじいーじいーじいーじ(エンドレス)


 ルフナ、君の味方は今回は参加していないみたいだよ(笑)。


【モロゾフ】ちょこん(ごめんなさいのあいさつ)
【メルトン】男が細かいこと気にするな!(バシバシ)
【ルフナ】ボクは君みたいにがさつじゃないんだーーー(涙脱兎)。
【メルトン】なんだとコノヤロウー!
【モロゾフ】さりげなく どくぜつ ね


 一方その頃、宿の手配を進めている人々も。


【ココサラキ】ココよりも安い宿とかはやっぱりないですか?
【GM】トラッカートの宿屋はどこもここと似たり寄ったりの値段ですね。
【アルマ】ちなみに食事付きでいくらになるかのう?
【GM】【店のオヤジ】食事はピンキリだな。一食3ガメル(めざし2尾と麦飯)から一食20ガメル(海の幸をふんだんに使った豪華ディナー)までだ。まあ、上はキリがないと言えばキリはないが。
【ココサラキ】麦飯は栄養豊富ですっ! 麦飯君、君に決めたー!
【メルトン】寒い!寒いよ!
【アルマ】まあ少々計算のしやすさを加味して、ひとり50くらいにしておくかのう。
【モロゾフ】きり の よさ じゅうし ね
【アルマ】4920−50*5で4670、と。こうしてパーティの金庫番という立場を形成するのじゃ(?)。
【モロゾフ】ぐたい てき な きんこ は わたし かしら(ガランガラン)
【ココサラキ】…出したとき増えてそうです…
【アルマ】増えぬ増えぬ。
【ココサラキ】後両替とか出来そうです…
【モロゾフ】それは ごかい よ
【GM】えーっと、10ガメルを一食かな。それだと結構豪華な御飯が。
【アルマ】たまには贅沢も必要じゃ……艱難辛苦に耐えるだけでは死んでしまうからのう。
【モロゾフ】アルマ さん くろうしょう に なりそう な よかん ね ちょこん(アルマさんいつもありがとうね! のあいさつ)
【メルトン】ご苦労様です(ちょこん)。
【ココサラキ】メルトンさんがっ ちょこんと言う擬音をっ (戦慄)
【メルトン】似合わないとでも言うのかっ!
【ココサラキ】ソソそそんなことないですよ! ホントホント!
【メルトン】ココちゃんとかモロタンとかルフナみたいに可愛い娘なら似合うけどなぁ。
【ルフナ】ちょっと待ちなさい。アトミッ君(がしす)。


 メルトン、君自分でそういうこといっちゃあ……
 しかもルフナは男の子だってば(笑)。


【ココサラキ】大丈夫! 私知力10!
【メルトン】同志っ!(←知力10)
【ココサラキ】ココロの兄弟ですっ。
【ルフナ】何か不思議な友情が…(ぞぞぞ)


 何やら盛り上がっている娘三人(あッ)をおいといて、マスターはストーリーを進めます(笑)。


【GM】さて、そんなこんなで夜がふけて。食事は下で取る?部屋で取る?
【アルマ】下で見張りながら取るかのう。
【ココサラキ】もぐもぐ。
【GM】はい。では下のサルーン(というほど豪華じゃないけど)で食事をしながら待っていますと、遅い時間……大体21時前ぐらいに、ふたり連れの客が入って来ますね。
【アルマ】それから店主にも、その人物達が戻ったら教えてもらえるように頼んでおこうって必要なかったか。
【モロゾフ】どんな かっこう かしら
【GM】ひとりは品のよさそうな四十前後の男性。昔はさぞ女性に騒がれたであろう、ロマンスグレーのオジサマです。
【メルトン】何だとっ!!!(←親父好き)
【アルマ】ほほう。
【GM】もうひとりは長身黒髪で、背には長大な刀を背負っています。
【モロゾフ】マアー
【アルマ】む、無位が恐怖をそそるバンダナーじゃな。
【GM】四十前後の男性は、まるでドワーフの金細工のような見事なブロンドですね。
【メルトン】昔どころか今も騒がれているに違いないわ!
【ココサラキ】わー…綺麗ー…
【GM】黒髪の方は精悍な顔立ちに赤いバンダナが似合っています。
【ココサラキ】スダソさん?


 うえーん、日ノ出屋馴染みの人なら言わんでも分かるだろうけど、一応伏せて置いたのにッ(脱兎)。


【アルマ】別に策略を巡らしているわけではないので、素直に声を掛けておくかな。
【モロゾフ】いちおう ついて いく の
【メルトン】ストーカー風に物陰から熱烈な視線をオジサマに。
【ココサラキ】アルマの後ろで大人の会話を聞いて勉強中ー。
【ルフナ】(もぐもぐもぐ)
【GM】ふたりはカウンター席に座ると、オヤジに食事を注文していますね。
【アルマ】ああ、すまぬ、そこな御仁。
【GM】【オジサマ】? なにか?
【アルマ】つかぬ事をお伺いするが、御仁達は近頃評判の刀匠であられるかな?
【GM】【バンダナ】………(さりげなく左半身で何気ない視線を送る)


 ここでは読みやすいように編集していますが、実際のプレイ時はアルマとモロゾフが交渉に赴いてからもココサラキとメルトンの友情談義とそれに突っ込むルフナの会話は継続中でして……


【メルトン】頭のいい娘にはわからん友情と言っていただきたい!
【ココサラキ】たいっ!(ヴィシー)
【ルフナ】だから、頭のいい「娘」ってダレだよ。
【メルトン】それはみんなの心の中に!(意味不明)
【ルフナ】それ、わかんない。却下(性格変わってるぞおい)。
【アルマ】それから後ろは気にしないでいただきたい(笑)
【モロゾフ】マァー
【メルトン】じーーーーーーーーーーーーーーー(視線)。
【ココサラキ】じーーーーーーーーーーーーーー(視線)。
【ルフナ】なんかココちゃんとアトミッ君が怖いからモロゾフさんのところに行こう……(とことこ)
【ココサラキ】あっ酷いです。友情が芽生えただけなのにっ。
【GM】【オジサマ】評判……かどうかはわかりませぬが、確かに私はいささか刀の練磨に携わっております。
【アルマ】そうであられたか。なれば少々お頼みしたい事が……ってあの刀、ここにあるのかのう?(笑)
【GM】モロゾフに入れてたってことで(笑)。
【ルフナ】きっとモロゾフさんの中に!
【モロゾフ】だから ついて きた のよ
【アルマ】うむ、では無造作にモロゾフを開けて取り出すかのう。
【ココサラキ】ごそりと。
【GM】さて、アルマと、一緒に来たモロたん、知力+ファイター技能でチェックを。
【モロゾフ】(ころころ)9 よ
【GM】9だと気付かないな。
【モロゾフ】ざんねん なの
【GM】アルマさんもチェックどうぞん。
【アルマ】(ころころ)おっと、目がでかい。17じゃな。
【GM】お、気付いたか。
【ココサラキ】わー。
【ルフナ】おぉー。
【メルトン】おおー。
【アルマ】一瞬ダイスの方法を失念した。
【GM】今、アルマがオジ様に『刀匠ですか?』と聞いた瞬間、バンダナの男の指がピクリと動いた=いつでも背の刀を抜ける状態になっていることに気付きました。
【アルマ】(怖ッ)。
【GM】【バンダナ】…………(何食わぬ顔でアルマから視線を外さない)
【ココサラキ】刀に気が付かないのでアルマの後ろからひょっこり顔を出してみてます。
【メルトン】ほら、アルマさんが美人だから見とれてるんですよー(気づいてない)。


 知力が同じと 気付いた日から
 君と私は 無二の親友
 さあ 生になろう
 果てなく青い あの空のように
 自由奔放 気ままに浮かぶ
 どこまでも流れる あの雲のように

                        ――― 詠み人知らず


【GM】【オジサマ】頼みたいことですか。それは如何様な?
【アルマ】ま、まあ気にせずにモロゾフの中から刀を取り出すかのう。ちなみに右手で掴む。抜き打ちが出来ぬ姿勢という意味でのう。
【GM】【オジサマ】ほう、これは。
【ルフナ】アルマさん美人だもんね〜。誰かと違って。
【メルトン】そうそうスズキと違って。
【アルマ】この刀なのじゃが……手にいれたは良いが、わしらにはどのような代物かが不明なのじゃ。
【GM】【バンダナ】…………
【GM】(ころころ)んと、アルマはわかるか。今、バンダナが察氣をしましたね。
【アルマ】(怖ッ2)。
【ココサラキ】さっきは怖いデス…状況が状況だけにー
【GM】で、その結果警戒を解いたようです。っても、見た目に変化は無いけども。
【ルフナ】……男は美人とは言わないんですよ? アトミッ君。
【GM】【オジサマ】ふむ。この刀の鑑定を、私に?
【メルトン】じゃあ貴様は何だ、ルフナ。
【ココサラキ】でもルフナさん美男子って言うより美人とかカワイこちゃんとかの方が似合いますよねー。
【メルトン】だよねぇー。
【ルフナ】ボクですか?ん〜?なんでしょうね? ……ってココちゃん……(号泣)
【GM】っと、生粋のリエ=フィシアっ子ならわかるかな。ふたりの共通語は、この辺りとは少々発音が違いますね。
【アルマ】餅は餅屋、というわけで詳しい方を探して居ったのじゃ。できれば鑑定をお願いしたいのじゃが。それから後ろはますます気にしないでもらいたい。
【メルトン】あっひどい!
【ココサラキ】ああんちゃんと聞いてますってばー。


 ワイも(多分アルマも)面白い会話に混ざりたかったのようッ。
 でも見ている分には面白いので外野的会話はドンドンして下さい。ストーリーに差し障りのでない範囲なら大歓迎なのです。編集、大変になるけどネ……


【メルトン】私もオジサマに紹介してくださいアルマさん(まとわりつく)。
【ココサラキ】メルトンさんメンクイ?
【メルトン】失礼な!オヤジスキーと言ってくれたまえ!
【アルマ】いや、あの、メルトン殿、紹介も何もわしはただ商談を。それはまあ置いておいて(ゼスチャー)。このままでは仲間も刀を振るえぬので。
【モロゾフ】よろしくおねがいします なの(ちょこん)
【GM】【オジサマ】ふうむ。それは構いませんが……どれ、ここではゆっくりと鑑定も出来ますまい。食事を終えてから、部屋で鑑定ということでよろしいですかな?
【ココサラキ】それは受けていただけるってことですよね!? ありがとう御座います!!
【モロゾフ】マャー とっても ありがとう ございます なの(ちょこん)
【メルトン】ちょこん。
【ココサラキ】ちょこん。
【メルトン】ちょこんブーム到来!


 モロたんを真ん中に、ココサラキとメルトンが『ちょこん』をしている図が浮かんでセッション中ひとりでニヤニヤしていたのは内緒です。


【アルマ】ありがたい。よろしくお願いしますぞ。
【ルフナ】お願いしますなのです。
【アルマ】それから後ろはあまり見ないでやってくだされ。
【メルトン】うわーん。
【ココサラキ】うわーん。
【ルフナ】それってボクも含まれてるんですか?(嫌そう)
【アルマ】ルフナ殿、古人曰く。「大同小異」と。
【ルフナ】くぅ……
【メルトン】どんぐりの丈比べと。
【ルフナ】君もね(さらりと)。
【メルトン】まかせろ。


 任せないでー!?


【GM】と、その時バンダナの男が皆さんに話しかけます。。
【GM】【バンダナ】ピュセルこ、いや、ピュセルさん。
【ココサラキ】こ?
【GM】【バンダナ】タダで見てやるって法もないでしょう。どうせだから、俺達の仕事も手伝ってもらっちゃいかがです?
【モロゾフ】しごと ?
【ココサラキ】お仕事中だったんですか?
【GM】【ピュセルと呼ばれたオジサマ】いや、しかし。
【アルマ】? 仕事? 神鉄の捜索とか、そういうのじゃろうか。


 チッ、相変わらず勘が良いな、アルマ(笑)。


【GM】【バンダナ】なあ、あんたら冒険者だろ?
【ルフナ】まぁ、そうです。
【ココサラキ】はいーまだまだ未熟ですがー。
【モロゾフ】そう なの
【アルマ】一応冒険者じゃ。自分では舞踊家見習い、と思っておるのじゃが。
【GM】【バンダナ】それなら話は早い。どうだい、ギブアンドテイクってことで、頼まれ事を受けちゃくれないかな。
【アルマ】内容による、のう。
【ルフナ】難しいことは出来ないですよ? ボク達。
【ココサラキ】私達でお受けできるものでしたらー。
【モロゾフ】でも もともと こちらから たのんだ こと だし ぜんしょ いたします なの
【メルトン】バンダナさんじゃなくてオジサマの頼みだったらすぐ聞きますが。


 そんなにオジサマ気に入ったか、メルトン(笑)。
 ありがたやありがたや。
 やはり、NPCを気に入られるというのはゲームマスター冥利につきますね。


【ルフナ】コイツは無視してください、お兄さん。
【メルトン】ああん酷いわルフナ君。
【GM】【バンダナ】難しいことじゃないさ。実はな。
【GM】【オジサマ】スダン殿、詳しくは私が話そう。
【アルマ】ピュセル殿にスダン殿、と。
【ココサラキ】(びんごー)
【GM】【オジサマ】探しものをしているのですが、いささか事情が複雑でしてな。いずれにしろ、後程お話するということでよろしいですかな?
【アルマ】了解じゃ。では後ほど、そちらに伺えばよいのかのう?
【モロゾフ】わかりました なの ごはん の さいちゅう に おはなし を もちこんで ごめんなさい でした なの(ちょこん)
【メルトン】ちょこん。
【ココサラキ】ちょこん。
【GM】【オジサマ】ええ。ここの三階の風花の部屋を借りておりますので、一時間ほどしたらおいで下さい。
【ココサラキ】ワア、なんか高そうな部屋っぽいです。
【ルフナ】一番高い部屋だと推測。
【アルマ】(ぺこり)
【GM】【バンダナっていうかスダン】悪いね、こっちはちょいと腹が減っててさ。
【ココサラキ】はい。それでは後ほどお伺いしますー。
【ルフナ】では、後程お伺いさせて頂きますね。






  東の果ての島の国


【GM】さて、そんなこんなで一時間が経過しました。
【メルトン】あー食った食った(つまようじくわえながら)
【アルマ】うむ、では普段着に着替えて赴くかのう。
【ココサラキ】すごい扇情てきっぽいイメージです……
【アルマ】いや別にわしは露出狂ではないのじゃが(素)。
【モロゾフ】ふだんぎに きがえ … ?
【アルマ】お主に多くは求めぬぞ、モロゾフ殿(笑)。
【ルフナ】着替え着替え……っと。
【メルトン】普段着完了(ジャージ)。
【GM】ちなみに、三階にあるのではなく、三階が風花の間なのでした。
【モロゾフ】マアー
【メルトン】3階全部かいな!
【GM】三階全部です。
【ココサラキ】うひー!!
【アルマ】ブルジョアか。
【GM】本来は宴席とか用の部屋なんだけども、借り切っている様ですね。
【ココサラキ】あわあわわわわわ。
【GM】ドアをノックすると、中から誰何の声が。
【アルマ】そういえば名乗っていなかった事に気付いたのう。
【モロゾフ】あらためまして こんばんは なの さきほど の ぼうけんしゃ たち です なの
【ココサラキ】先ほど声をおかけしたものですー!
【ルフナ】先ほど剣の鑑定をお願いした冒険者ですー
【GM】【スダン】ああ、入りな。
【ルフナ】お邪魔します。(ぺこり)
【アルマ】では失礼仕る。
【メルトン】邪魔するんやったら帰ってとか言われないよね?


 そんな上方のノリは生粋の関東人のGMには無理なのでした(笑)。


【GM】中からの声に応じてドアを開けると、ふたりで泊まってどうすんのここに? という広さの部屋が。
【モロゾフ】ぜいきん たいさく かしら(?)
【ココサラキ】ここにあるつぼ割っちゃったら大変なんだろうなあー……あわわわ。
【ルフナ】すごいですねー。ここなら思い切り踊っても平気そうだぁ……
【ココサラキ】ふすまの冊子はふんじゃだめなのー……そろーおじゃましますー……そろそろー。
【アルマ】あまりキョロキョロしてはいかん、田舎者丸出しじゃぞ。
【ココサラキ】煤i ̄□ ̄;)
【GM】【スダン】こっちだ。
【モロゾフ】ピョピョピョ
【GM】スダンの案内に従っていくと、奥まった部屋のひとつにピュセルさんがいます。
【アルマ】(ぺこり)
【ルフナ】でも、広い部屋に二人だと寝るとき寂しそうです。
【ココサラキ】二人ともすごい寝相悪いからとか。
【GM】まあ広い部屋が一個では無く、何部屋かあるので(笑)。
【メルトン】いっ今広い部屋にちっちゃい布団が2組だけな絵を想像してしまった!!!!!
【ルフナ】ボクもそう思いましたっ。あぁアトミっ君と同じなんて不覚っ!!
【メルトン】なんだとこのホモー!
【モロゾフ】マアー ふたりとも おちついて なの 
【ココサラキ】痴話ゲンカはイヌも食わない の
【ルフナ】だから違うって言ってるでしょうが。この怪力娘(ぼそぼそと)。
【メルトン】私の筋力は10だー!
【アルマ】後ろは気に(略)。
【GM】【ピュセル】ようこそ。さて、早速ですが鑑定をいたしましょうかな。
【ココサラキ】お願いしますー
【アルマ】お願いしたい(刀を渡す)。
【GM】【ピュセル】(手で制止して)その前に。
【アルマ】
【ココサラキ】ぴたり。
【GM】【ピュセル】始めにお断りしておきますが、私もこのスダンも、この大陸の生まれではありません。
【アルマ】ほほう、それは珍しい出自の方じゃ。
【ココサラキ】じゃ、すごい長いこと旅されてきてるんですねー…
【GM】【ピュセル】それ故、この刀がこの国の作である場合、全てがわかるとは限らないのです。
【アルマ】成る程、それは道理じゃな。
【GM】【ピュセル】力ばぬ時は、御容赦の程を。
【メルトン】異国放浪って大変だねぇ…
【ココサラキ】でもちょっとロマン。ウチの部族はひとつの草原をうろうろするだけだったから憧れちゃうなー。
【アルマ】うむ、遠くの国の事を色々と聞きたいものじゃが、まあそれは別の機会に。
【ルフナ】(どきどきそわそわ)
【ココサラキ】(うずうず←遠くの国の話を聞きたいらしい)
【アルマ】(もさもさ、もさもさ(?))
【メルトン】もさ!?
【モロゾフ】でぃーう゛ さん が うごめいている のね
【ルフナ】猛者?
【メルトン】モノノフ!


 しまった、こんな小ネタがあったのか……
 セッション中は見落としておりました(笑)。


【GM】【ピュセル】はい。では、刀を拝見させていただきます。
【アルマ】了解じゃ。
【モロゾフ】おねがい します なの
【GM】ここでダイスを振ってピンを出したい欲望に駆られているのですが、イベントなのでそれはスルーで。
【アルマ】吊しイベントかのう?
【GM】【ピュセル】(懐紙を口に咥えて鞘からすらりと抜き放つ)…………(鑑定中)
【ルフナ】(どきどきそわそわ)
【ココサラキ】(どきどき)
【アルマ】……今頃、あの鑑定士は夜風に吹かれておるのかのう……(韜晦)。
【メルトン】ああああだからやめようって言ったのに。
【モロゾフ】なんて よむの かしら


 とうかい【韜晦】自分の才能・地位などをつつみかくすこと。形跡をくらましかくすこと(岩波書店広辞苑より)。


 なんてタメになるリプレイだ(←これの元ネタ、分かる人なんて今何人いるんだろう……)


【GM】【ピュセル】(鍔、柄を外して中子を確認)
【ココサラキ】じー……(ワア……ソンナふうに外れるんだー…)
【ルフナ】(分解できるんだ…面白そう…)
【GM】【ピュセル】…………(鍔、柄を戻して鞘に収める)なるほど。これは大変な作ですね。
【アルマ】ほう。
【ココサラキ】
【メルトン】大変……ですか?
【GM】【ピュセル】失礼ですが、この刀はどちらで? 古代王国期の作と見ましたが……
【ルフナ】(そんな古いものなんだ…)
【アルマ】とある遺跡で見つけたのじゃ。
【GM】【ピュセル】こちらの大陸の遺跡でしょうか?
【アルマ】うむ。
【GM】【ピュセル】なるほど。いや、実はこの刀は、私の生国の作風に似ているのです。
【モロゾフ】マアー
【ルフナ】へぇ……
【アルマ】
【ココサラキ】失礼ですがどちらのご出身なんですか?
【GM】【ピュセル】申し遅れましたが、私はこの大陸より東方の島国、ラオシェンという国に生まれております。
【ココサラキ】ラオシェン…????
【モロゾフ】らお しぇん ?
【ルフナ】ボクらは知ってるのかな、GM?
【アルマ】有名なのじゃろうか?
【GM】そうだな、バードかトルバドゥール、セージで知力チェックどうぞ。目標値は12なので平目もOKよ。
【アルマ】(ころころ)3じゃ。まあ順当に知らぬな。
【ココサラキ】(ころころ)6〜。田舎の部族なので外の情報はサッパリー。
【ルフナ】(ころころ)13。ボクは知ってるね。
【GM】だね。ま、あのラオシェンです(笑)。


 ラオシェン
 今まで日ノ出屋でのTRPGセッションに参加なさっていた方、今までのリプレイなどをお読みになっている方には馴染みの深い名前だと思いますが、そうではない方のために改めてここで解説を。
 一応こちらにも地図などが載っていますが、詳細はセッションの中で語ったものなどが多いのです。
 ラオシェンはアレクラスト大陸の東に位置する、『東の終わりの島(イーストエンド)』東部の一国です(稀に『島国』と表記されることもありますが、その理由はいずれ……なお、ラオシェンは私、緋桜の完全なオリジナルの設定です。グループSNEオフィシャルのイーストエンドのどの設定とも関わりはありません。間違ってもラオシェンに関してグループSNEに質問するような事はしないで下さいね? そんな人はいないと思いますが(笑)。また、私緋桜に無断でラオシェンの全ての設定を流用することは禁じます。これはラオシェンに限らず当サイトの全ての文章や画像も同じとします)。
 ラオシェン周辺はまさに群雄割拠といえる状況で、現在でこそ穏やかになっているものの、ラオシェン自体を含んで戦乱の世が続いています。
 その中において、ラオシェンは国土こそ広くは無いものの精強な兵と質の高い武具鋳造技術、ならびに他に類を見ない養蚕の技術による富のおかげで比較的有利な地歩を固めています。
 先にも書いたように現在は比較的穏やかな治世が続いていますが、ラオシェンの歴史は血塗られた戦乱の歴史でもあります。
 尚武の気質を尊ぶ気風からすれば成る程と頷ける部分もありますが、しかしその戦乱の歴史は同時に幾多の悲劇をも生み出しています。その最たる例のひとつが、ラオシェンにおける人種差別でしょう。

 元々、ラオシェンには二種類の民族が暮らしていました。
 北方の商業民族と南方の農耕民族がそうです。この内、北方の民を華人、南方の民を和人、と呼んでいます。
 華人は現在で言う中華風の名を、和人は現在で言う日本風の名前をつけていました。これは現在もラオシェン国民の姓名に深く影響を残しています。同一の国家内にあり、同一の文字を使いながらもその読み方が異なるという現象が生じていますが、ラオシェンの人々はそれをさして気にしていないようです。
 華人と和人の共同自治の歴史に終止符を打ったのが、現在のラオシェンの支配階級達の先祖の侵攻です。この支配者達を、洋人と呼びます。
 洋人の侵攻からの支配体制は現在まで続いています。華人も和人もなどを筆頭とする土着のモンスターである妖怪との戦いの為に戦う技術だけは練り磨いてあったのですが、双方とも争いを好む性質ではなかった為か洋人の支配を割にすんなりと受け容れてしまっているのです。
 とはいえやはり支配階級と被支配階級の間に軋轢がないわけもなく、みっつの人種の間では様々な悲劇が起こっていたのでした。
 10年ほど前の大戦を経てからその人種差別的なものは南部のレムイェンという都市を中心に落ち着き始めていますが、それでもラオシェン各主要都市の太守が全て洋人で揃えられているという事実には変更は無いのです。
 
 大戦を終えて比較的穏やかになってきてはいるものの、外に群雄割拠の諸国を、内には未だ解かれ得ぬ民族問題と自然災害とも言える狂猛な妖怪、鬼という様々な問題を抱えているというのがラオシェンの現状なのです。
 
 とはいえ、ラオシェンの物語は『エルラインの絵本』で語られることはほぼないでしょう。
 ここではちょっとしたスパイスという程度に捉えてもらっても問題ありません。


【GM】ルフナの知識では、この国に絹糸を持ち込んだ国ということ、全てのウーシューとフェンサーの源流がその国にあること、ぐらいかな?
【アルマ】微妙じゃ。つまりわしの剣にも些か東方の血が入っているかもしれぬのう。そしてわしらも申し遅れた。わしはアールマティ・ラシュヌ、生国は有って無いような所かのう。
【モロゾフ】わたしは もろぞふ かげすたー まいりーの そうりょ なの よろしく おねがい します なの(ちょこん)
【ルフナ】ボク、ラオシェンの方と始めてお会いしました〜。わぁ、なんか感激だぁ〜〜。あ。申し送れました。ボク、ルフナ=ロ=グロウンといいます。一応ソーサラー見習です。(ぺこり)
【メルトン】ファイターのメルトン=アトミックです。こう見えても僧侶の結構はしくれ!
【ココサラキ】世界って広いんですねー…私ココサラキ・プリーツって言いますー。もっか修行中のシャーマンです。
【GM】【ピュセル】おお、そういえば自己紹介がまだでしたな。私はコーデリアス・ピュセル。
【GM】【スダン】俺はスダン・ルドルスティン。
【アルマ】ピュセル殿にルドルスティン殿、と。
【ルフナ】二人の名前を聞いてボクは知ってるのかな? 13だから知らないかな?
【GM】んー、流石に二人の名前までは知らないかな。
【ルフナ】じゃぁ、ポヘーと感激してよう。


 ポヘーって……(笑)
 コーデリアス・ピュセルに関しては初出ですが、スダン・ルドルスティンに関しては私がマスタリングをする(あるいはプレイヤーとして参加する)ほとんどのゲームで登場している古参のキャラクターですので御存知の方も多いかと思います。
 ちなみにソード・ワールドにおける彼はラオシェン屈指の剣客で、鬼殺しの英雄としてもラオシェンのみならずイーストエンド全土に名を馳せている……という設定になっています。
 ルフナが『名前を知っているかな?』と聞いたのは、ルフナのプレイヤーさんが私がマスタリングをしたセッションに多く参加しており、スダンの存在と知名度を元々知っていたからなのでした。


【GM】【ピュセル】さて、話を戻しましょう。この刀ですが、刃紋がニャンシンに伝わる独自のものに酷似しているのです。
【アルマ】ふむ、よくわからないのじゃが、そうなのか。
【ココサラキ】ニャンしん? 可愛い名前ですねー。
【モロゾフ】ねこ に へんしん しそう ね


 しないぞー!?
 ラオシェンの地名は全て中国風を狙ったのですが、私の乏しい知識から捻り出したものなので恐らくひとつとして正確に中国風のものはないと思われます。
 良いんだい、名前の重さは後からついて来るものなんだい。


【GM】【ピュセル】次いで言いますと……中子に、製作者と、元の使用者と思われる人物の名が刻まれているのですが。
【アルマ】ほう。
【メルトン】マァー
【ルフナ】ふむふむ?
【GM】【ピュセル】製作者の名は波里秀次郎清康。
【アルマ】???
【ルフナ】ほぇ???
【モロゾフ】ぱり しゅーじろう ?
【ココサラキ】はりしゅうじろうきよ???
【GM】【ピュセル】なみさと しゅうじろう きよやす、ですね。この作者の名は、残念ながら現在のニャンシンの文献にも無かったと思われます。
【ルフナ】謎がいっぱいです。
【アルマ】名前からして、余所の大陸の者じゃったのだろうか。
【モロゾフ】じゃあ こちら に わたってから つくった かも しれない の かしら
【GM】【ピュセル】ですが、元の使用者の名もありまして。
【ルフナ】はい……?
【ココサラキ】前に使ってた人がいるんですか?
【アルマ】作者の名はともかく、使用者の名とは珍しいのう。
【ココサラキ】ですねー。
【メルトン】その人のために作ったもんなんでしょうかね、やっぱ。
【ココサラキ】あ、贈呈品のペンに名前入れたりするあれの感覚なのかな。
【アルマ】スケブにサインを入れるようなものじゃな(?)。


 まてきみたち(おもはずひらがな)。


【GM】【ピュセル】こちらの名が、伊東朝臣総司。いとう あそん そうじ、と読みます。
【モロゾフ】いとー さん なの ね
【GM】【ピュセル】この名が、実はラオシェンに伝わる古流剣術である、一刀流の開祖の名と同じなのです。
【アルマ】??
【ルフナ】へぇ、もしかしたら同一人物かもしれないんですよね? それって……すごいなぁ……
【ココサラキ】イットウリュウ? ですか?
【モロゾフ】いとー さん だから いとーりゅう かしら
【ココサラキ】駄洒落!?煤i ̄□ ̄;)


 違ェー!?
 ここでまたもラオシェン四方山。今回はラオシェンの解説が多くて恐縮ですが、読むのが面倒でしたら飛ばしてくださっても差し支えないものばかりですので、先を急がれても大丈夫ですよ(笑)。
 一刀流、とはラオシェンに数多く伝わる剣術流派の中でも最古に位置するもので、現在のラオシェンに伝わる剣術流派(=フェンサー技能)の半数以上がその源流を一刀流に遡る、と言われています。
 ですが一刀流自体はその使い手が絶えて久しく、恐らく現在は一刀流を使える剣客は存在しないであろう、と言われています。
 これには、一刀流がその体動を野生の獣を基にしたものであるが故に使い手を著しく限定してしまうからだ、とも言われていますが、一般にはもっと単純に、後期に新流派を起こした天才達の新しい技術と才能の前に埋もれていっただけだ、という見方が主流です。
 余談ついでに、ラオシェンの御留流である六道一刀流はその一刀流から派生した流派の中でもっとも高度に術儀立てられた技術系統として有名です。
 丁度現実世界の剣術に即せば、それまで神秘的な物言いで漠然としか表現されていなかった技術を誰でも理解し易いように噛み砕いた表現で広く一般に流布した千葉周作北辰一刀流や、剣術ではありませんが天才・嘉納治五郎が技術を系統立てて完成させた講道館柔道がイメージとして近いかもしれません(というより、六道一刀流北辰一刀流をモデルにしているのですが(笑))


【GM】【ピュセル】はい。一刀流は既に滅びた流派なのですが。ともあれ、伊東総司は単身古竜を討ち、鬼を打ち倒したといわれる伝説の剣豪なのです。
【アルマ】ほほう、伝説の人物とな……。
【ルフナ】すごい人なんですねぇ…(ほわわ〜ん)
【メルトン】剣豪かぁ…
【ココサラキ】既に滅びたってその流派はラオシェンの物なんですよね?? なんでこっちの遺跡で出てくるんだろう???
【GM】【ピュセル】伊東総司はラオシェンにて猛威を振るった悪鬼を討った後、その鬼に殺された妻の面影を胸にいずこかの大陸へ渡ったと伝えられています。
【アルマ】ふむ、つまり晩年に……?
【GM】【ピュセル】はい。これは推測なのですが、もしかしたらその後、こちらの大陸に渡ったのでは、と……
【メルトン】悲しいエピソード付きですなぁ…
【ルフナ】この刀と話せたら色々そんな話しが聞けるのになぁ…(ぽわーん)
【アルマ】もしそれが本物であるなら、おそらくマニア垂涎(マニア言うな)の一品じゃな。
【ココサラキ】ワアー…でも古くからこちらの大陸にわたってくるような技術ってあったんですか? 今だって大陸横断は大変なのにー。
【モロゾフ】まほう の ちから かも しれない かしら
【GM】【ピュセル】死を賭して渡るなれば、なんとか、といったところでしょうか。
【アルマ】そしてその人物が、或いはエルラインと繋がりが?(心の声)
【GM】【ピュセル】伊東総司が活躍した頃は古代王国斜陽の時代でした。或いは、こちらの大陸に渡り、蛮族の総反抗に手を貸したのかもしれませんね。
【ココサラキ】はわー…ひょっとしてこれって実は普通博物館行きの歴史資料なんじゃ……(汗)
【アルマ】むしろ秘宝ランクじゃな。むろん本物であるなら、じゃが。
【ルフナ】ですねー(そして絵本に関するものもね)。
【モロゾフ】でも めきき の かた に かんてい して もらった わけ だし ほんもの の こうざん は たかめ かも なの
【GM】【ピュセル】と、つい余話が過ぎました。申し訳無い、思いがけず伝説の剣豪の名を見出したもので。さて具体的な刀のデータですが。
【アルマ】使いそうな人物のいないのが辛いのう(笑)。
【モロゾフ】わたし でも ふりまわせる の ね
【GM】【ピュセル】幸いにして、ラオシェンの作なので大分詳しい部分まで判明しました。まず、必要筋力は15ですね。
【ココサラキ】黒鋼だからちょっと重めなんでしょうかー?
【GM】【ピュセル】打撃力なのですが、28です。これは高品質(必筋−5)で、かつ上神鉄(極上の神鉄。打撃力+3)だからですね。
【ココサラキ】あわわわわ。
【GM】【ピュセル】それと……この刀を調べた際、魔法によるチェックは行ないましたか?
【アルマ】うむ、最初に。
【GM】【ピュセル】なにか反応はありましたか?
【アルマ】いや、ディティクトマジックには反応しなかったような気がするのじゃ。
【GM】【ピュセル】やはり。この刀は、所有者が念じない限り、刀自身及び所有者への一切の魔法の効果を立ち切る力を持っています。
【メルトン】うひょー。
【アルマ】……つまり魔剣、いや、魔刀ということなのじゃろうか?
【GM】【ピュセル】魔刀、と呼んで差し支えありますまい。
【ココサラキ】回復魔法もですか?
【GM】【ピュセル】はい。エンチャント系はもとより、攻撃魔法、回復魔法の別を問わず。
【ルフナ】なんか凄いです。
【アルマ】マジックシェルとな。
【GM】【ピュセル】所有者が念じた時に限り、そのラウンドは魔法に対する障壁を解除出来る模様です。
【アルマ】成る程、その力を以て魔竜や……オウガ? それらを退治したのじゃろうな。つくづくここにフェストどのがおらぬ事が悔やまれる。
【GM】【ピュセル】この刀は、ニャンシンの太守家に献上すれば、官位が貰えますよ。もしかしたら、所領も。
【メルトン】ひええええ。
【ルフナ】はわわ。
【モロゾフ】すごい ものを みつけて しまった のね
【GM】【ピュセル】幾星霜の時を生き延びた刀です。大事にしてあげて下さい(そっと刀を返す)。
【アルマ】次の持ち主に伝えておきましょう。
【GM】【ピュセル】刀は持ち主の心を写す鏡です。良き持ち手に恵まれることを、この名刀の為にも祈っております。
【アルマ】どう、じゃろう……?


 ひどいやアルマ。


【ココサラキ】あとさっきからスダンさんが全然顔色ひとつ変えてないけれど、剣豪さんの名前が出てから周りに好奇心の精霊がポコポコ産まれてて楽しいです。
【GM】【スダン】いやあ、大分驚いてる。
【ココサラキ】伊藤さんってソンナに有名なんですかー。
【アルマ】伊東じゃ伊東。
【ココサラキ】ああんーごめんなさいー。
【ルフナ】ココちゃんなまなま(ぼそっ)
【アルマ】(なまなま、なまなま(?))
【ココサラキ】生なんて単語認めない!
【アルマ】単語ではない、称号じゃ。
【ルフナ】君が認めなくても存在するんです〜。
【GM】【スダン】そうだな、伊東総司っつったら、この国で言ったら建国王並に有名かな。
【ココサラキ】ほへー。
【GM】【スダン】さて、お次はこっちの番だな。
【メルトン】よっしゃどんと来い!
【GM】【スダン】ま、とりあえず、こっちの部屋で話そうぜ。
【ココサラキ】はいー。
【GM】【スダン】あ、靴はそこで脱いでな。
【アルマ】…………畳……?
【GM】はい、床には畳が。
【アルマ】……まさかそれでこの部屋を借りた、とか……?
【GM】【ピュセル】こちらの部屋はラオシェン風の作りでして。気に入っております。
【ココサラキ】???別途じゃないのに脱ぐんですかー?? 不思議な国ですねー。
【ルフナ】はーい。(脱ぎ脱ぎ)
【GM】【スダン】この畳、お隣のリエ=インってとこから運ばれたらしいな。
【GM】リエ=インにはラオシェンの文化が流れ込んでいたりするのです。
【モロゾフ】くつ を ぬぐ の(ピョ。ピョ。)
【アルマ】(靴脱ぎ→揃え)。
【ルフナ】あ、なんか不思議な感じです。ぺたぺた。
【メルトン】ぐおー足がむくんでブーツが脱げん!
【ココサラキ】ああんー皮ひものブーツだから脱ぎにくいー(もたもた)。
【ルフナ】くすっ。
【メルトン】いつか闇討ちしてやる!
【ルフナ】きゃー、怪力君が怖いですー(笑)。
【アルマ】後ろは気に(略)。


 アルマがだんだんと苦労を背負っていっている気が……






  東方御家騒動


【GM】【スダン】ま、大事な話だが、堅い話じゃないからな。なにか飲むか? 酒は駄目だが、シャト(緑茶)か黒茶ならあるぞ。
【ココサラキ】あ、じゃあ私お入れしますよーシャト、ウチの部族の名産だったんですよー。
【GM】【スダン】お、じゃあ頼むわ。そこに茶葉と湯呑が。
【GM】とか言いつつ、何気にスダンはピュセル氏の周囲まで一足飛びに飛べる間合いから離れませんね。
【ココサラキ】はーい。
【アルマ】い、一応見張りを(汗)。
【GM】【ピュセル】(何気ないが洗練された優美な動作で正座)
【メルトン】ぽっ。
【モロゾフ】すわる の(何気ないがふしぎにかっこいい変形で脚を収納)
【GM】変形ー!?
【ココサラキ】コポコポ…あっ!変形見損ねたっ!!
【アルマ】余所見しないー!?
【メルトン】よそ見しないでちゃんと入れ      (こぼすの確認)
【アルマ】(どんがらがらっちゃー)
【ルフナ】……ボクが入れればよかったかな……すいません。(謝)
【ココサラキ】(わたわたわた)
【アルマ】(ぴかーッ、ごろごろーッ、どっしゃーん)
【メルトン】………………
【GM】【スダン】あー……
【ココサラキ】いや大丈夫ですって!!本と本と!! ってなんですかその擬音ー!!
【モロゾフ】ぶっく あんど ぶっく ね
【アルマ】(すとなぁぁぁぁぁぁぁぁ! さぁぁぁぁぁん! しゃいぃぃぃぃぃぃぃん!!)
【メルトン】(げったぁぁぁぁぁびぃぃぃぃむ!)


 いやそれほんとにどんな擬音だー!?


【GM】【ピュセル】平原部族の茶道は、なかなかに賑やかなのですね。
【アルマ】すまぬ、もうわしにもどうしてよいやら(汗)。
【ココサラキ】はい。じゃあピュセルさんからどうぞー。
【GM】【ピュセル】(丁寧に受けとって)頂きます。
【アルマ】ま、まあ今のは聞かなかったことにしてもらうとして、じゃ。
【ココサラキ】召し上がれー(^ワ^)。
【メルトン】味もユニークですが気にしないでください。
【アルマ】お茶にゲッター線が……いや、なんでも。
【ココサラキ】じゃあ皆にもーって味ワ大丈夫だってバ!
【GM】【スダン】俺も貰うわ。
【GM】【ピュセル】(しばし香りを楽しむ)
【GM】【スダン】(同じく香りを楽しむ……)(ころころ)
【ココサラキ】う(びくり)
【GM】【スダン】(……フリをして、毒のチェックをしたようだ)
【ルフナ】大丈夫だといいなぁ……(お茶を眺めて)
【ココサラキ】味の判定かと思った。
【アルマ】悪意が無くても色々ありそうじゃしのう。
【GM】注意深い人は、スダンがこっそりピュセル氏に目配せしたことに気付きますね。そうしてから、ふたりはゆっくりとシャトを飲みます。
【ココサラキ】あ、こういう時私が最初に飲めば良かったかな。田舎ものだから気が付かないけど
【アルマ】茶葉の代わりに塩を入れちゃっター!! とかも充分ありそうじゃ。
【ココサラキ】ないですー!!
【モロゾフ】それ は それ で けんこう に よさそう かも なの
【アルマ】うがい液じゃぞ。
【メルトン】茶なんて適当に茶葉くれてかき混ぜりゃいいのよ。
【ルフナ】……アトミッ君それ、違う。
【メルトン】あーまー飲めりゃいいじゃん飲めりゃ!
【ココサラキ】笹茶とか玄米と過渡一緒に混ぜてもおいしいんですよねー。
【モロゾフ】えっ おちゃ の は を まぜる の ?
【GM】【スダン】さて、と。
【アルマ】うむ(胡座)。
【ココサラキ】お茶菓子に塩づけ昆布を発見!!でもなんか高そうな昆布だー…(聞け)
【GM】【スダン】まあぶっちゃけた話なんだが。こちらのピュセル氏、ニャンシンの太守の弟でね。
【GM】と、スダンはずばりと。
【アルマ】ふむ。
【ココサラキ】煤i ̄□ ̄;)お偉いさん!
【メルトン】お偉いさん! 玉の輿!(違う)
【GM】【ピュセル】(表情を崩さずにシャトを飲む)
【アルマ】後ろは(略)。
【ルフナ】ほぇ……スダンさんはその護衛ってとこですか(御茶飲む)。
【GM】【スダン】ま、な。ニャンシンにもいろいろあってな。現太守にはひとり娘がいるんだが、慣例から行けばそっちがピュセル家を継ぐんだよ。
【アルマ】直系優先、ということじゃな。
【GM】【スダン】そ。その娘の旦那が次期ニャンシン太守、ってとこかね。ピュセル家の当主とは別になるんだが。
【ココサラキ】女家長ですねー。女の元気な国は栄えるです
【アルマ】要は人心掌握の問題じゃ。男女の差異はあまり関係なかろう。
【GM】【スダン】ところが、ここでちょっと問題が。
【ココサラキ】
【モロゾフ】もんだい ?
【ルフナ】問題ですか?
【アルマ】ふむ?
【GM】【スダン】その娘……まあ、ルリア・ピュセルってんだが、ルリアには許婚がいてな。
【ココサラキ】(あれか)
【アルマ】みやむー。
【ココサラキ】ちっちゃい時から許婚がいるんですかー大変ですねー。
【GM】【スダン】その許婚は、まあ俺が仕えるレムイェンってとこの太守、デュナン家の嫡子なんだ。ピュセル公セルジアンに男子がいるか、他に子がいればそのまま嫁いでも構わないんだが、一人娘だからそうもいかない。
【メルトン】な、なんかややこしいなぁ。


 ここで一気に初出の固有名詞が続きましたから、メルトンの困惑も無理はありません。
 ので、ここで解説などを入れておきましょう。多少長くなりますが、今までのラオシェン四方山と違って読んでおいたほうが今回のシナリオについてわかり易くなるかもしれません。

 ラオシェンは六つの封領からなる国家です。それぞれの封領は(先の四方山でも少し触れましたが)太守と呼ばれる執政官がある程度の自治権限を与えられ、そこを治めています(とはいえ、あくまでラオシェン国王より領地を授けられそこを守るべく言いつけられている立場ですので、リエ=フィシアの選帝公のような独立自治といえるほどの大きな権限は持っていません)。
 六つの封領は、それぞれの主要都市である名前がそのまま呼ばれています。
 ラオシェン首都にして国主が治める歴史・文化の中心点、コァンルン
 最北に位置し北方諸国との交易の窓口であるフォイ
 北西に位置し難敵へ睨みを利かせる役目を果たすと同時に繊細な鉄・銀製品の生産地であるウィニシア
 中央西部、仙山の麓に位置しラオシェンの礎たる上質の神鉄を全土に供給するチュイーザ
 西南に位置し要衝の役目を果たしながらラオシェン人の魂とも言える刀の練磨を練り磨くニャンシン
 東南に位置しラオシェンの海洋貿易のメッカにして六道一刀流発祥の地であるラオシェンの護国刀、レムイェン

 スダンはこの内のレムイェンを治める太守、デュナン家に仕えています。
 コーデリアスはニャンシンを治める太守、ピュセル家の当主の弟です。
 そして、ニャンシンの太守令嬢とレムイェンの太守の嫡子は婚約関係にあるのです。
 このことからわかるように、ラオシェンニャンシンは地理的に近いこともあってか非常に密接な関係にあるのです。
 ラオシェンが輩出する多くの名剣士がニャンシン製の名刀を求めているというのもその理由の一端を担うかもしれません。
 ちなみに、『あれ』呼ばわりされたニャンシン太守令嬢ルリア・ピュセルはやはり今までの私のセッションで登場しているキャラでして、性格は勝気にして果断、自らも武芸百般に通じるお姫さまで、まあ……いわゆるわがままなお転婆娘、なのでした。
 そのルリアの許婚にして次期デュナン家当主足るのが、ロオン・デュナンです。
 彼は聡明で穏やかな性格をしており、家中の者に慕われている好青年でした。
 その為に。


【アルマ】ああ、昔キャラバンにあった「週刊ロオン様通信」って書物を見かけたことがあるのう(うそ)。
【GM】【スダン】こっちでも発売されてるのか、ロ通。
【ココサラキ】こっちでも!?煤i ̄□ ̄;)
【メルトン】しかも略称まで!


 というネタが展開されたりもしたのでした(笑)。


【GM】【スダン】つまりだ。ルリアとロオンが結婚したとしよう。その場合、ロオンはレムイェン太守にしてデュナン家当主でありながら、同時にニャンシン太守にしてピュセル家当主になるわけだ。
【ココサラキ】二つの国が一緒になるんですか?
【アルマ】ふむ。
【GM】【スダン】このまま行けばな。ラオシェンは、この国と似ている体制なんだ。6つの封領を、それぞれ太守が治めている。
【ルフナ】へぇー。
【アルマ】うむ、マヴァール方式じゃな。


 ああそうさ、田中芳樹著『マヴァール年代記』が参考文献さ!(開き直りぶり)


【モロゾフ】くに の えらい ひと は はんたい しない の かしら
【GM】【スダン】そのとおり、ラオシェン国主、レノ・マキアロフ・ラオシェンは、レムイェンとニャンシンがひとつになる事を嫌った。
【ココサラキ】つまり違う国のお姫様と王子様の結婚で国をひとつにしようとしてるけどそれを嫌がってる人が邪魔しようとしててー…? 太守ってなんですか?
【アルマ】国王の下で州とか群とか地方とかを治める者、とでも思ってくりゃれ。
【GM】【スダン】太守ってのは、そうだな、地方領主だな。
【アルマ】それでマヴァール国王はどうしたのじゃ?(?)
【GM】【ピュセル】ということで、次期太守候補としてこの私が引っ張り出されたわけです。
【モロゾフ】マアー いそがしく なりそう なの ね
【GM】【スダン】ラオシェン王室からの言い分は、かいつまんでいうとルリアはまだ経験が浅い。その夫となるロオンも。だから、継承権第一位のルリアをそのまま嫁がせるのは待て、ってことだ。で、コーデリアス様に白羽の矢を立てた、と。コーデリアス様は現ピュセル公セルジアン様の弟でね。


 この辺りのラオシェン王室の判断はわかりやすいと思います。
 配下の太守達が婚姻等によって結び付いて力を大きくするのは権力者にとって好ましい事ではありませんからね。
 
 というあたりで、メルトンのプレイヤーさんが時間切れ。お疲れ様でした。
 それと入れ違うようにフェストのプレイヤーさんが参戦。しばし状況説明が入りました。


【GM】【スダン】もう一度かいつまんで。まず、現ピュセル公の娘ルリアと、現デュナン公の息子ロオンは許婚。ところがこのふたりが結婚してニャンシンとレムイェンが結びつくといささか国のバランスが崩れる。
【フェスト】バランスが崩れると言うより許婚の性格に問題があるような……いや、何でも。
【GM】【許婚@CV.みやむー】なんか言った?
【フェスト】滅相も無い。


 ちなみにロオンの許婚であるルリアのイメージCVは宮村優子さん、という割とどうでもいい設定があったりしたのでした。


【GM】【スダン】そこで、ラオシェン国主レノ・マキアロフ・ラオシェンはそれを避けるべく、セルジアンの弟、コーデリアスを次期ニャンシン太守継承権第一位に指定した。ここまでは良いか?
【モロゾフ】おーけー よ
【アルマ】静聴じゃ。
【ココサラキ】そのレノさんはお姫様の代わりにピュセルさんを王様にしようとしてるのね?
【GM】【スダン】そういうことだな。
【アルマ】どちらもピュセルさんじゃが……
【フェスト】うむ、下の名前で呼ぶといささか判別が。
【モロゾフ】こーねりあす さんって よんだ ほうが (名前違う)
【ココサラキ】あ、はいー。
【GM】この人がコーデリアス・ピュセル、今のニャンシンの太守がセルジアン・ピュセルね。


 申し訳ない、初出の名前が連続しておりますね。


【GM】【スダン】さて。ところがだ、ピュセル家当主ってのは、もっとも優れた刀匠、でなきゃならないんだなこれが。今、一番優れた刀匠は誰もが認めることに、セルジアン様だ。
【GM】【コーデリアス】そして兄上に次ぐのが、私であれば問題無いのですが、現在はルリアなのです。
【アルマ】それを「あんたはラオシェンで2番目だ(ちっちっちっ)」とする必要があるのじゃな?
【フェスト】高いところからテンガロンハットで。


 ズバッと参(以下略)。


【ココサラキ】女性で鍛冶って大変そうー。
【モロゾフ】わかくして たいへんな てんせい の もちぬし ね
【GM】【コーデリアス】こういうと身内自慢ですが……あの娘は、紛れもない天才ですよ。
【アルマ】想像できそうじゃな……「あなたのために急いで鍛冶したの!」
【フェスト】ユリカの声は宮村じゃないぞ。
【アルマ】うむ。桑島なのはわかっておるのじゃが、まああんな感じかのう、と。
【フェスト】いや、ユリカの方がもっとアレかと……まあいい。


 『機動戦艦ナデシコ』……かな。
 すいません一応見た事はあるんだけど細かいネタまでは対応出来ないの。


【GM】【コーデリアス】私としては刀の練磨は趣味半分ですので、ルリアの才能を見守るのは楽しみだったのですが……
【モロゾフ】しゅみ はんぶん なんて けんそん ね 
【フェスト】趣味でその腕ならば、本職の連中が何と言うか。
【アルマ】【本職】おまえかえれ
【モロゾフ】【本職】ちくしょうみんな破産しろNow。
【GM】この人もピュセルの血を引いてますんで、子供の頃から日課代わりに鍛冶場に出入りしてたんですよ(笑)。
【アルマ】それを今回の件で……という話なのじゃな。
【GM】【スダン】コーデリアス様がルリア以上の作品を作らないと、次期太守になれない。つまり、ルリアはロオンと結婚出来ない。ということだ。
【フェスト】それは……その方がいいんじゃ、というお約束の突っ込みを(略)
【GM】【許婚@CV.みやむー】なんか言った2?
【フェスト】滅相も無い2。
【ココサラキ】オジ様の周りに何故か恐怖の感情の精霊がー。
【アルマ】ルリルリにしておけ、ロオン(?)。
【GM】【許婚@CV.保志総一郎】いや、まあ、あはは。
【フェスト】ダメだ、俺が南央美好きだから。


 ロオンのイメージCVが保志総一郎さんというこれまたどうでも良い設定もあったりしたのでした。


【フェスト】話が逸れたな(てめえ)。
【モロゾフ】かんじん の いらい ないよう も まだ だし ね
【GM】【スダン】んで、だ。
【アルマ】うむ(笑)。
【GM】【スダン】どっちが優れた刀匠か、ってのを示す為、コーデリアス様とルリアがこうして旅をして、刀をレノ・マキアロフ・ラオシェンに献上する、ってなったんだ。
【アルマ】成る程のう。
【フェスト】それって拾った銘刀を差し出してもばれないんだろうな。今までにやった輩がいるのかどうかは知らんが。
【アルマ】思いっきりばれるじゃろうなあ……
【フェスト】うむ、まあそれもそうだ。
【GM】【スダン】すごい勢いでばれると思うぞ(笑)。
【フェスト】くそう、女子高生レーダーにまで突っ込まれてしまった(ひでえ)。


 スダンが『女子高生レーダー』と呼ばれる所以は『トーキョーN◎VA』というシステムでのセッションにまで遡るのですが……
 詳しく知りたいという方はTRPGキャラ掲示板まで御要望の書き込みをどうぞ(いるのか?)。


【GM】【コーデリアス】皆さんにお願いしたいのは、その為の神鉄探しなのです。
【アルマ】湖底にあるという鉱物じゃな。
【GM】【スダン】ルリアもこっちの大陸に来てるらしいんだけどな。先んじて良い鉄を探さなきゃならないんだ。
【ルフナ】探すのは良いけどどうやって湖底に潜るんでしょう?
【GM】【コーデリアス】私達は地道に潜っています。
【モロゾフ】マアー
【GM】【スダン】で、そっちに依頼したいのは、湖底に潜ることじゃないんだ。
【ココサラキ】
【ルフナ】
【アルマ】これは絵師に水着絵を描けと……違うのか。
【GM】【スダン】実はな、湖底の鉱山が       って水着か……潜る依頼にしようか?(待て)
【ココサラキ】褌姿のスダンを。
【GM】【スダン】それでも良いが。
【ココサラキ】煤i ̄□ ̄;)いいのー!?
【ルフナ】ファイト! ココちゃん!!
【アルマ】寧ろルフナ殿とモロゾフ殿がどうなのか興味が。
【モロゾフ】もぐる の だけ は !
【ルフナ】え? なにがっ?!!
【アルマ】非常に興味が。
【フェスト】この時期に水着は些か寒すぎないか? 某特命と言い臨場感がまるで沸かん。
【アルマ】それは言わぬが華。
【GM】それは言いっこ無しヨ☆
【フェスト】大人ってずるいな(ルリルリ)。
【アルマ】ずるいのではありません、学習するのですよ(ロペット)。


 シナリオを季節感に即すのは長期キャンペーンだと難しいんだい。
 ということにして下さい。


【GM】【スダン】話戻そう(笑)。じつは、鉱山ってのが湖底の洞穴らしいんだ。その湖底の洞穴まで行って、神鉄を持ってきて欲しいってのが、頼みたい内容なんだ。
【GM】【コーデリアス】恐らく、この湖底深くの洞穴には上神鉄が眠っているはずです。ここしばらくの湖底の調査で、それはわかっています。
【ココサラキ】スダンさん泳げないんですか?
【アルマ】洞窟に行くまでに充分潜るのではなかろうか?
【モロゾフ】こてい と いえば おおきな みずうみ が ふたつ あるけれど まず どっち に おもむく の かしら ?
【GM】【スダン】うん、それなんだけどな。どーも、ここから西……玲帝山の方にある洞窟から、通じているらしいんだわ。
【アルマ】…………
【ココサラキ】わあー……
【アルマ】……戻れ、と?(笑)
【GM】【スダン】うん(素)。
【ルフナ】がーん!!!?
【モロゾフ】マアー
【アルマ】キャー(刺突・うそ)
【GM】【スダン】ギャー(死亡)。
【アルマ】それはまあ置いておいて(ゼスチャー)。
【GM】【スダン】ま、無理にとは言えないから、もうひとつの方でも良いんだけども。
【ルフナ】もう一つ?
【アルマ】む?
【GM】【スダン】ここの北に、リエ=インって街あるだろ?
【ルフナ】はい。
【GM】【スダン】そこの鉱山で、最近上神鉄が取れたって話を聞いたんだ。
【アルマ】ふむ。
【GM】【スダン】が、この国の上神鉄は門外不出らしくて ――― まあラオシェンでも新鉄は採れるんだが ――― 俺達外国人じゃ入手出来ない。
【アルマ】それはわしらもよそ者ってことになりそうじゃな。
【GM】【スダン】それをちょちょいと。ちょちょいと。
【フェスト】ちょちょいと盗ってこいと?
【ルフナ】かっぱらって来るんですね!(待て)
【アルマ】これ以上どこかの国を敵に廻すのは遠慮したいのう(笑えん)
【GM】【スダン】入手方法は任せるけどさ(笑)。必要なら代金は払うよ。
【フェスト】はいどうぞー、はいどうもーと買えるなら苦労はせんがな、それは。
【ルフナ】そう簡単にはいかないでしょうねー。
【フェスト】どうせまた無理難題を押し付けられるorやらされるはめになりそうな気がひしひしとする。
【アルマ】危険度は山戻りの方じゃろうが、難易度はリエ・インの方が高いかもしれぬな。
【モロゾフ】でも もともと むりな かんてい を たのんだ わけ です もの (こっそり)でも ただより たかい ものは なし なの ね
【ココサラキ】おにーさんおにーさん。(挙手)ラオシェンで取れるのに何でこちらにいらっしゃいましたのー?
【GM】【コーデリアス】ラオシェンでの鉄を用いるだけでは、ルリアの上を行けません。逃げるわけでは無く、前に進む為に、今までなかった鉄を求めてきたのです。こちらの上神鉄と、ラオシェンの上神鉄。混合すれば、あるいは……
【ココサラキ】でもルリアさん今こっちいらっしゃってるんでしょうー? ルリアさんもこちらの鉄を使っちゃったら?
【GM】【コーデリアス】それで勝てない時は私の力不足です。ルリアには申し訳無いですが。ですから、全力はつくしたいのです。
【GM】【スダン】ルリアはアレで刀の練磨に関しては実にオーソドックスでね。鉄の混合、には結構気付かない可能性があるな。
【ココサラキ】あと私達、鉄の目ききって言うのが出来ないんですけれどドレがいい鉄なのかわからないとドレを手に入れればいいのかわかんないですよー?
【GM】【スダン】上神鉄の鑑定は、そう難しくないさ。セージなら。
【ココサラキ】そうなんですかー。
【アルマ】うむ、引き受けるに否は無いのじゃが、果たしてどうしたものか。
【GM】【コーデリアス】(首飾りを外す)これを。
【アルマ】
【ココサラキ】首飾り…ですか?
【GM】【コーデリアス】五玉(ダイヤ、サファイヤ、ルビー、エメラルド、オパール)の首飾りです。上神鉄購入の代金としてお使い下さい。
【ココサラキ】あわわわわわまた高そうなものがああー!
【モロゾフ】ここ まで ようい された から には がんばらない と
【フェスト】それで足りなかったらどうする?
【GM】【コーデリアス】その時は、別途お支払いいたします。
【ルフナ】うわぁー……一応鑑定していい?
【GM】どぞどぞ。
【ルフナ】(ころころ)ふふふ、並もいいところ。12です。って、この中でセージって……ボクだけとかいう?
【GM】ん、かなり良い品です。売れば20000ガメルぐらいになるんじゃないかな?
【ルフナ】……20000G……
【フェスト】20000か……微妙だな。
【GM】【コーデリアス】余った場合は、手間賃として皆さんにお支払いいたします。
【アルマ】まあその前に購入ルートか採掘ルートかを決めねばならんのじゃが。どちらが良いかのう?
【GM】さて、どちらのルートに行くか。
【モロゾフ】ちかい ほう が りすく は たかい のね
【ルフナ】そうだねー。でも遠い方が危険度は高いね。
【フェスト】どちらも大して変わらん、と思えるのは俺だけか。
【アルマ】洞窟ルートは危険内容が予測できる。遠い方は何が起こるか不明じゃな(笑)。
【フェスト】予測できる方がまだ対処ができるな。ザクが出てくるのかドムが出てくるのか解らんのでは対処がし辛い。
【アルマ】せっかくGMが作ったのじゃから、青頚湖でも良いかなと思って(わー)。
【ココサラキ】わー
【GM】青頚湖湖底の洞穴の情報は、バードかセージかトルバドゥールで知力チェックどうぞ。
【ルフナ】セージいきまーす!(ころころ)11。くぅー…今日はなんか上手くいかない……っていうかセージボクだけー?
【GM】11なら、噂程度は。それなりにぬるぬるとした魔物が出るそうな。
【アルマ】ぬるぬる……アメフラシ?
【ココサラキ】ぬっぬるぬるー!?
【ルフナ】げげー、ぬるぬる嫌いー。
【フェスト】塩まいとけ塩。
【GM】海洋系のモンスターですね。うふ。うふふ。
【アルマ】あまり見かけたことが無いのう。
【GM】海の魔物は危険だぜヒャハァー。
【アルマ】落ち着け、GM殿。
【フェスト】まあ俺は洞窟ルートを推すが。
【アルマ】うむ、実はわしも洞窟ルートを推すのじゃ。理由はさっき言った通り。
【フェスト】戻り道だとアメフラシより質が悪い奴が出るかもしれん。ザルとか。
【ココサラキ】ザル……
【アルマ】いや、洞窟が戻りルートなのじゃが。
【フェスト】うむ、つまりザルだから大丈夫かな、と(ひでえ)。
【アルマ】まあシグルド殿はイベント以外で出ぬじゃろうし(?)。
【GM】【シグルド】アレ着るぞこのやろう。
【モロゾフ】マアー
【アルマ】いかんッ、有能に!?
【ココサラキ】あれ着た上司の下では働きたくないなあー。


 このネタがわからない方は絵本四コマ絵巻を参考の事。


【ルフナ】てか戻るのにどのくらいかかるんでしょう?
【GM】そうだね、片道1日ほどで洞穴の入り口につきますよ。
【アルマ】他の意見も聞きたいのう。無効票は流すぞ? わしとフェスト以外に意見は?
【フェスト】女子高生レーダーに女子高生がいそうな方にしてもらうとかな(何だと思ってますか)
【GM】【スダン】んーんんー、ヴィーネに若くて美人の気配が。
【アルマ】随分遠距離に反応が。
【フェスト】やたらと一撃ででかいマーシャルは元気か。……は、俺はいったい何を。
【モロゾフ】いせき の ほうしゅう の おかげで とおで も あまり く じゃ なくなったし どうくつ の ほうが いいかしら
【ココサラキ】じゃあ洞窟の方がジグルドさん以外の危険要素ってないのかなー?
【アルマ】シグルド殿と、まあモンスターじゃな。
【フェスト】まあともあれ、俺は洞窟、と。
【ルフナ】まぁ、何とかなるんじゃないですかー? ついでに洞窟ならお宝あるかもしれないシィ?
【ココサラキ】リエ=インの鉱山の方の危険要素は?
【アルマ】リエ=インの方では交渉の結果、何がどう転がるか予測できぬのじゃ。素直に買い物できる保証がのう。
【フェスト】うむ、ましてやお尋ね者ではな。
【ココサラキ】うーん。たしかに。じゃ私も洞窟で。
【ルフナ】ボクも洞窟でー
【アルマ】そしてどちらに出向いても、シグルド殿の配下と出会う可能性はあるわけじゃし。
【GM】【シグルド】我が部隊は全員これを着用するように!
【アルマ】………………。
【GM】【部下ズ】マァー!?
【ココサラキ】【部下】辞表を提出させていただきます
【アルマ】隊員も減ったじゃろうなあ……(遠い目)
【モロゾフ】けっこう のりのり ね シグルド さん
【ルフナ】2〜3人になってたりして……
【GM】さて(笑)。
【アルマ】まあそんな感じ(?)で洞窟にほぼ同意してもらえたようじゃ。
【GM】【スダン】本当なら俺も着いていくのが筋なんだろうけどな。コーデリアス様のおそばを離れるわけにはいかないんだよ。
【GM】【コーデリアス】引きうけていただいて幸いです。
【アルマ】今日はこのまま寝て、明日チャレンジかのう?
【GM】ということで、明日アタック?
【フェスト】うむ、寝るとしよう。俺も眠い(てめえ)。
【アルマ】まあ、あまり大きなことは言えぬが、小舟に乗った気分で。砲撃戦には弱いが、近接すれば強いと(?)。
【モロゾフ】そう ね きょうは ゆっくり ねむって こんご に そなえる の
【ココサラキ】ですねー。
【ルフナ】今日はゆっくり寝ましょうー。あ、寝る前にストレッチ。ストレッチ。
【GM】さてはて、それでは翌朝です(ちゃ〜ら〜ら〜ら〜らっちゃっちゃ〜ん)。
【アルマ】ふむ、良い朝じゃ。
【ココサラキ】二人であんな広い所に寝て寂しくないのかなースダンさんとセピュルさん。
【GM】セピュル誰。ピュセルよ(笑)。
【ココサラキ】ああーん。
【GM】サルーンで食事をしているとスダンとコーデリアスの姿も見えますね。
【ルフナ】朝はまず1杯の牛乳を飲んでそのあと踊りの練習〜。
【フェスト】朝は座禅。
【アルマ】朝練の後軽く食事を取って、早々と出かけるのじゃな。
【モロゾフ】めざめる の(シャキーンシャキーン)
【ココサラキ】変形してるー!?煤i ̄□ ̄;)
【GM】【スダン】よう。これから出るのか?
【ルフナ】はい。
【アルマ】これから出るのじゃ(オウム返し)。
【ココサラキ】オハヨウゴザイますーはいー行ってきますー。
【モロゾフ】ごはん を あらかじめ かいこんだ ほうが よさそう ね
【ルフナ】そうですねー。保存食買い足さないと。
【フェスト】そういえばここのところいなかったからその辺の計算が……まあいいか。
【アルマ】チェックアウトは10時までにせねばならんからのう。
【GM】【スダン】頑張ってな。青頚湖の方でも、割とヤバイの出てくるから……
【ココサラキ】ヤバイの…ですか?
【アルマ】その時はその時じゃ。 【フェスト】飲むアルーとか?


 違ッ!? ていうかそれはホントにヤバいわッ。
 尚、『飲むアルー』こと趙 香鈴については『獄私的TRPG辞典』を参照のこと。


【GM】【スダン】まあ、ちょっとでかかったりブレス吐いたり毒持ってたり……
【ココサラキ】ひいっ
【ルフナ】が、がんばるです。
【GM】【スダン】魔法を使うのはいなかったけどな、流石に。
【ココサラキ】これからいくのに脅かさないでくださいよー!!
【GM】【スダン】いやいや参考意見だよ。知らないより知ってた方が良いだろ?
【フェスト】大して変わらん。
【GM】【コーデリアス】皆様の御武運を(ラオシェン式の礼)。
【アルマ】月と星の加護を(ヒターナ風の礼)。
【ココサラキ】見よう見真似でラオシェン式礼ー。
【モロゾフ】そちらも ごぶうんを いのります なの(ちょこん)
【アルマ】(ナレーション)そしてスダンはココサラキに、以前出会った冒険者の生っぽい気配を感じ取るのだった……
【GM】【スダン】(なんだ、この生っぽい猫っぽい雰囲気は……)
【ココサラキ】生なんて単語(以下略)
【ルフナ】生生ー生生ー♪
【アルマ】意訳:生なんて単語、今更だわ。
【ココサラキ】違うー!?煤i ̄□ ̄;)
【アルマ】それは置いておいて(ゼスチャー)。
【GM】さて(笑)、それでは出発進行。保存食の準備はOKかな?
【アルマ】うむ、前回買い込んだ。






  銀猫再び


【GM】さて、道中。(ころころ、ころころ)。狼が出ましたが、満腹らしく君達に興味はないようです。
【ココサラキ】敵意がないならそのまま去るべしー。
【モロゾフ】では おんびん に とおりすぎる の
【アルマ】うむ。
【ルフナ】すすーと
【ココサラキ】そう言えば以前貰ったscポイントってなんだろう
【アルマ】そのうち部屋に縦巻きロールのカツラが。SC(シルバーカツラ)ポイントじゃから。
【ココサラキ】いやあー!


 違う違う(笑)。


【GM】ちなみにここは妖精の樹海の北側の、森というほどでは無いけど木々の茂っている場所です。ここを真西に行けば件の洞穴に辿りつくはず。
【アルマ】警戒を怠らずに進むかのう。
【ルフナ】もう少しですかねー?
【ココサラキ】てこてこ。
【ルフナ】てこてこ。
【GM】お昼休みを挟んで(一食減らしてね)午後の部。(ころころ、ころころ)む。察氣か危険感知どうぞ。
【モロゾフ】マアー
【アルマ】む? (ころころ)16じゃな。
【ココサラキ】(ころころ)10です。
【GM】アルマは気付いたな。木の枝の上にデカイ蛇が。そちらを警戒していますが、襲うつもりはなさそう。
【アルマ】うむ、なればこちらも警戒して通り過ぎるかのう。
【ココサラキ】刺激しないようにー
【GM】うぃ、ではてこてこと……夜の部。(ころころ、1d100で99)おッ。
【アルマ】……
【GM】(ころころ1d20で12)おおッ。(ころころ)おー。
【ココサラキ】なんか嫌なよかんー
【アルマ】ひとりで盛り上がるの禁止ッ。
【GM】えー、と。そろそろ夜営かな、と準備を始めたころ。皆さん、察氣か危険感知か、平目でどうぞ。
【アルマ】(ころころ)14じゃ。
【ココサラキ】(ころころ)11ですー。
【GM】アルマが気付いたか。南の方から、何か気配が近づいてきますよ。
【アルマ】何かって何?(基本)
【GM】敵意では無いし悪意でも無いけども、それは確かな“意志”ですね。
【アルマ】取り敢えず注意は喚起しておくが。
【GM】さて。南の方を見ますと、木々の間からてこてこと銀色の何かが。
【ルフナ】?(じぃー)
【ココサラキ】
【フェスト】キツネ?(何でだ)
【モロゾフ】ぎんいろー
【ココサラキ】どんなカタチしてますの?
【GM】猫。
【アルマ】SCか。
【ココサラキ】はわわわーん。
【GM】SCですね。なんかてこてこと、そちらに近づいてきましたよ。
【フェスト】SC?
【モロゾフ】あっ もしかして いぜん あわなかった ?
【アルマ】以前わしが居なかった時に。
【ココサラキ】ちちちちちーおいでおいでー。
【モロゾフ】もしくは はいてく ねこ ね(ちがう)
【アルマ】ふむ、猫は砂漠の民にとって結構大切な物じゃ。
【フェスト】何の事だがいまいちわからんぞ。
【アルマ】リプレイ第五話参照じゃ。
【フェスト】ああ、あれか……。
【ココサラキ】撫でリ撫でリ。お前いつも一人なの? お父さんやお母さんはー?
【GM】【シルバーキャット】(目を細めて撫でられている)
【モロゾフ】かわいい ねー
【アルマ】やはり同じ猫属性同士、惹かれ合うのじゃろうか?
【GM】改めてセージチェックどうぞ。動植物OK、平目OK。
【アルマ】(ころころ)7じゃ。
【モロゾフ】(ころころ)5 なの
【ココサラキ】(ころころ)あうち、5です。
【フェスト】(ころころ)うむ、やはり解らん。5だ。
【ルフナ】(ころころ)わーい高め。15ッ。
【GM】お、ルフナが気付いたか。これはシルバーキャット。草原に生息する猫で、成長すると1mほどになる種ですね。
【ルフナ】あ、シルバーキャットだ……ねぇ、君ボクの使い魔にならな(無理)
【GM】知能は高く、どうやら人間の顔の見分けぐらいはつくらしいです。
【アルマ】餌付けしてみるかのう(ごそごそ)ほれ、干物じゃ。スタッカート(違)で買った魚の干物があったので。
【ココサラキ】わーアルマさんありがとうー!食べれるかな?ちょっとかたいかな?
【GM】【シルバーキャット】(もぐもぐもぐもぐもぐもぐ)
【アルマ】まあ、以前出会ったのと同じ猫かは不明じゃがな。
【ココサラキ】お、食べてる食べてルー。…餌取れないのかな…
【アルマ】1食分を減らして、と。
【GM】飢えていたのか、シルバーキャットは一心不乱に干物を食べています。見れば、あの時出会ったときより痩せていますね。
【アルマ】同じと判るの?(笑)
【GM】ルフナと、ココサラキはわかるんです(笑)。
【ルフナ】可愛いねー。もっと食べる?(撫でながら干物をあげる)
【GM】で、ついでにシルバーキャットは、森(つまりこの辺)には棲息しないんですね。
【アルマ】ふむ。
【ココサラキ】ね。この子飼っちゃ駄目かなあー…
【ルフナ】まいごかなぁ? なら一緒に連れて行きたいよねー
【モロゾフ】でも もんすたー に あう と あぶない の
【フェスト】やれやれ。
【ココサラキ】ね。お前は来たい?
【GM】【シルバーキャット】(もぐもぐ……ぴくん)
【アルマ】
【ルフナ】ん?どうしたの?
【アルマ】干物ならまだあるが(3日分も買うから!)。
【GM】と、干物を食べ終わったシルバーキャットは突然耳を立てて走り去ってしまいます。
【ココサラキ】
【ルフナ】あ……
【モロゾフ】マアー
【アルマ】ほう。
【GM】帰り際、そちらを一回振り返って、でもそのまま今度は北に走って行ってしまいました。
【アルマ】北、か。
【ココサラキ】元気でねー。
【フェスト】……む。察氣しよう。
【GM】どぞどぞ。
【フェスト】(ころころ)14だ。
【フェスト】何かいるのかと思ったが、思い過ごしか?
【GM】ん、危険な気配は無いですね。
【フェスト】……ならいい。(手に取っていた鞘をしまう)
【アルマ】まあ考えても結論は出まい。
【ルフナ】また会えるといいね。ココちゃん。
【ココサラキ】うん。会いたいねー。
【GM】では、ココサラキとアルマ、SCポイントを+1ずつどうぞ。
【ココサラキ】ありがとですー
【アルマ】ふむ、猫神と縁が出来たのう。良いことじゃ。
【GM】【ディーヴ】ブータか?(かえれ)
【アルマ】バステトじゃな。
【GM】さてその夜はなにごとも無く、朝になります。翌朝になりまして、洞穴の探索は……レンジャー、持ってる人、います?(笑)
【アルマ】おらぬ(素)。
【ココサラキ】一応レベル2だけー
【フェスト】レベル1で。狩人がいるものだと思って伸ばさなかったからな。
【アルマ】おお。
【GM】では、レンジャー+知力で探してもらいましょうか。
【フェスト】(ころころ)7。解らん。
【ココサラキ】(ころころ)あう、7。
【アルマ】……。
【GM】見つからずに昼を迎えました(笑)。
【ルフナ】ないですねぇ……
【GM】(ころころ)ち、魔物は出ないや。
【アルマ】続・探す。
【GM】お昼休みを挟んで(一食減らしてね)もう一回探索どうぞ。今度は平目も良いわよん。
【アルマ】(ころころ)4じゃ。平目は低いのう、さっきから。
【フェスト】(ころころ)7。うむ好調。
【ルフナ】(ころころ)9〜。
【モロゾフ】(ころころ)10 よ でも ろくぞろ が でない かぎり ひらめ では むりそう ね
【ココサラキ】(ころころ)あっ、13!
【ルフナ】お?
【アルマ】これはどうかのう。
【フェスト】むしろこれで見つからなかったら無理、と同義。
【GM】んーと。ココサラキが見つけたんですけど、もー。
【ルフナ】もー?
【ココサラキ】も?
【アルマ】も?
【GM】(ころころ)ちぇ、何も出ないや……はい、ごく安全に、洞穴を発見しました。
【ココサラキ】あ、これかなー。
【ルフナ】わーい。
【GM】中からはかすかにですが青頚湖の香りもしますし、間違い無いでしょう。
【アルマ】うむ、なれば間違いなかろう。ではいそいそと入るとしようかのう。
【ココサラキ】青なんとか湖って淡水じゃないんですのー?
【GM】ところがぎっちょん(何)青頚湖は淡水じゃないんですよ。
【アルマ】ここでティーナ殿がおれば、岩肌の海苔を採取したりするのだろうなあ……(想像)
【ルフナ】髪の毛が痛んじゃうー(待て)。
【モロゾフ】マャー てつ が さびたり は しない の かしら
【フェスト】うむ。
【GM】フフ、よく気付きました。魔法のかかっていない金属製の鎧は、この洞穴内で3時間経過するたびに磨かないと、錆びてしまって回避に1のペナルティがかかるのです。
【フェスト】うぐ。俺は金属だらけだぞ。
【モロゾフ】マッマー!
【ココサラキ】オジ様が大変ー。
【ルフナ】ボクの持ってる鉄のもの…ダガーくらいかな?
【GM】武器は面倒なんで良いです(面倒って)。
【ルフナ】わーい。ボク何もしなくていいやー。
【アルマ】剣と盾は魔法じゃし、鎧は革じゃな。
【GM】サー・コートとか着けていれば別だけど、ないよね。
【モロゾフ】みがく の は どれくらい かかる の かしら
【GM】クラフトマン技能があれば10分。無ければ30分。
【モロゾフ】わたしが ぜんぶ みがけば じかん たんしゅく に なる かしら
【GM】そうだね、モロたんならひとつ10分で磨けますから。


 さて、ここでちょいとダンジョンのネタを作るに当たっての種明かしなどを(長い割に完璧な余談ですので飛ばして読んでも平気ですよ(笑))。
 お気付きの方も多いと思いますが、基本的に『エルラインの絵本』はダンジョン探索やフィールドアドベンチャーで物語が進んでいっています。その為シティ・アドベンチャーは極端に少なくなっているんですね(その割にNPCとの会話シーンは多い方かもしれません)。
 これは、『エルラインの絵本』はめくるめく謀略やきらびやかな陰謀、権謀術数渦巻く騙し合い(コン・ゲーム)よりも、古代の謎や危険な魔物、困難な迷宮を潜りぬけて“宝物”を手に入れるスタンダードなクラシカル・ファンタジーを目指そうと言う思いがあるからです(少なくとも、現在進行中の前半部においては)。
 私などはそこにダンジョンがあって魔物がいて、最奥部に宝物があるだけでも盛りあがりますが、そうでない人もいるでしょうし、そうだとしても毎回続けば流石に飽きが来ます。
 そうさせない為には毎回趣向を凝らしてパターンを変更する必要があるわけですが、シリーズを続けていくと毎回凝った作りのダンジョンを続けるのは困難です(とりわけ、私のようなGMだと)。
 ダンジョンのパターンとしては、次の例が挙げられるでしょう。
 
 @.ダンジョンのマップに凝る
 まさに『迷宮探索』の名に相応しいセッションに最適の方法です。
 ただし、口頭で道を説明しなければならないTRPGにおいてあまり複雑なダンジョンはプレイの遅延を招くだけになりかねないのが諸刃の剣(最近ではマスター自らがマップを描いてプレイヤーに示すこともあるとか。いやはや)。
 ダンジョンを考える手間と言うのもマイナス点ですが、これは考えるのが楽しいマスターもいますので……
 
 A.モンスターに凝る
 強いモンスター、珍しいモンスターを配置するというものですが、これは実はバランス感覚が要求されます。
 戦闘、戦闘、また戦闘、の連続ではプレイヤーは疲れてしまいます。ことに、戦闘能力の無いキャラクターを擁するプレイヤーには暇な時間が続くだけという事も。
 戦闘のスリリングさを巧く調整出来てこそ配置したモンスターが生きる、と言えるかもしれません。
 一応の例として、戦闘以外でモンスターを生かすという方法もあります。『見つかったら殺されるから逃げ回らなければならない』とか『モンスターを殺すのではなく捕獲しなければならない』などなど。この方法だと戦闘でだれることも無くプレイヤーが飽きることも少ないのですが……GMがシナリオを練る際にとんちが必要になります(笑)。
 
 B.罠に凝る
 @に近いのですが似て否なるもの。@が『右に進むか左に進むか?』で迷わせるのに対し、こちらは『ドアか床か天井か、さてどこに罠があるか?』で迷わせるというもの。
 罠、と聞くと盗賊系技能が無ければ太刀打ちでき無いと思われがちですが、どの辺りに罠が仕掛けられていそうか、を絞るまでならば盗賊系技能の有無に関わらず話し合えても良いと私は思います(例:『あの置物、怪しくないか? 調べてくれよ』『やれやれ、盗賊使いが荒いなあ』)。
 こちらもモンスターと同じく多すぎては辟易しますので注意を。
 コツとしては、致死の罠(デス・トラップ)は簡単に発見できて解除・回避がしやすく、致命的では無い罠ほど発見がしづらく、解除・回避がしづらい、とするのが良いと思われます。  数多くしかけるよりもプレイヤーの盲点を衝くカタチで仕掛けられれば理想的でしょう(例:『げッ、テーブルの裏側ッ!?』『そこは調べて無かったよねー♪』)。
 ただし、やはリやり過ぎは禁物で。引っかかった悔しさより、GMの思惑を出しぬいた喜びの方がプレイヤーには嬉しいのが当然なのですから(GMはその気になればいくらでもプレイヤーをハメることが出来るのですから、ネ♪←いやネ♪じゃねえ)
 
 C.謎かけ(リドル)を用意する
 なぞなぞ、クイズ、とんち、なんでもいいんです。
 古典的で有名な例を挙げれば『朝は四本足、昼は日本足、夜は三本足』とか。
 リドルは実に良い手段でして、プレイヤーが一丸となって考えてくれるし、その上シナリオソースにも使え、更には雰囲気の盛り上げにも役立ちます。
 ただ、問題としては上記の例の中でいちばんマスターの負担が大きいということでしょう。制作時の……
 
 とまあ、以上勝手気ままに列挙しましたが、あくまで私的にカテゴライズしただけですのでいいかげんな部分もあります。
 ところで、『エルラインの絵本』のダンジョンは以上のカテゴライズの中ではどれに位置すると思いますか?
 まず@ではありません。自分で言うのもなんですが、『エルラインの絵本』のダンジョンのマップは驚くほど簡単な造りです(なにしろセッション開始の時点で脳内にでっち上げた物も          ゲフッゲフン!)
 Aも違うとはいいませんがメインではありません。何しろ遭遇表を使ってますから(笑)。
 BやCもそれ程使っているわけではありませんね。
 『エルラインの絵本』で私がやっている方法は、強いて言うのならAとBの組み合わせとなるでしょうが、そこに加えてダンジョン自体に仕掛けを用意しています。
 例えば、覚えておいででしょうか、負の風のエメラルドを入手した樹海の遺跡では時折吹く突風がありました。
 そしてここでは潮風による金属鎧の腐食(ただの錆びですけどね)。
 罠でも無くモンスターでも無く道でも無い部分にこういったイベントを用意することでプレイヤーに飽きさせないように、という試みでした。成功しているかどうかは、未だわかりませんが……(笑)
 以上、長々と余話でした。






  隊列と潮風とセーブ


【GM】さて。洞穴に入るにあたって、隊列などを。
【アルマ】さて、何列になれるのかのう?
【モロゾフ】なんれつ ならべる くらいの ひろさ かしら
【GM】横には三人ですね。
【ルフナ】ボク真中ー。
【アルマ】前列にフェスト殿とわし、後列にモロゾフ、後は中といったところかのう。
【フェスト】まあそれだな。
【モロゾフ】そう ね
【ルフナ】ココちゃんとボクが真中ですねー。隣なら射抜かれることはない!! 多分!!(ぐっ)
【アルマ】ルフナ殿はウィルヘルム殿がおらぬから寂しいじゃろうが、まあ我慢してくりゃれ。
【ルフナ】アルマさんー?!!
【アルマ】では出発じゃ。
【モロゾフ】でっぱつ なの(ピョピョピョ)
【GM】明かりはいかがします?
【ルフナ】ボクがライトでつけましょうか?
【アルマ】明かりはライトを頼むかのう。
【モロゾフ】おねがい なの
【GM】どぞどぞ。
【アルマ】またダガーの刃で点灯自在に。
【モロゾフ】わたし は しょくしゅ を いっぴき だす の(ニョキーン)
【ルフナ】ダガーにラーイト。
【モロゾフ】【ハイテクねこ】ヌヤリ。
【GM】あ、じゃあここでセーブしようか。洞窟の入り口、の方がキリが良いし。
【アルマ】うむ、戦闘になると長くなるじゃろうし。
【GM】御家騒動系は(俺が)楽しくて好きなんだけど、時間かかっちゃうのが難点ですな。
【GM】さて、ではここまでで経験点を。
【フェスト】何だか久しぶりに貰う気がするな……<経験点
【モロゾフ】ありがたく いただきます なの(ちょこん)
【GM】といっても、まだ途中なので500点ですけどね(笑)。
【ルフナ】わーい。


 背景説明が多くていやはや、大変でした。自業自得? まあそうとも言います。
 二回目にしてようやくダンジョン入り口に辿り付いた一行。
 青頚湖の地下で彼らを待ちうけるものは?
 果たして彼らは無事に上神鉄を入手出来るのか?
 めっきリバケツを着込んでいるだけとなったシグルドに出番はあるのか?
 疾風怒濤の次回を待て!






  プレイ終了後の雑談より


【GM】しかし、フォーセリアの水着ってどんなんだろ。今みたいな素材(化繊の類)はないだろうし……ゴムやビニールも無いし……革?
【ルフナ】レザーの水着?
【モロゾフ】かわ は しおみず で いたむ の よ
【アルマ】布。
【モロゾフ】ふつう に ぬの を まいてるんじゃ ない かしら
【GM】布か……つまり水を吸って透けて(銃声)足がァァァァァァ俺の足がァァァァァァァァァ(ごろごろ)。
【フェスト】水着なんかないんじゃないのか、そもそも。ロードスでの話だが、フォーセリアは男女がお互いに気使うことはあまりないようだし。
【アルマ】そんな事言ってはいかん。
【フェスト】カシューが着替えしてても平然と見てる女が二人ほどいたしな。
【アルマ】憶えてない……
【フェスト】まあリプレイでの話だ。その時に、ロードスでは男女はあまり気を使うことはないと書いてあった記憶が。
【GM】SWリプレイだと気にしている描写はあるし、風俗が中世欧州なら今以上には気にするんじゃないかな?
【アルマ】うむ、夢魔の土壌を築くほどのアレじゃったしのう。
【GM】悶々と。
【モロゾフ】もくよく は ともかく みずば で およぐ ときは いわはだ で きず を つけない ため に さいていげん の ぬのじ は ひつよう じゃ ない かしら
【フェスト】フォーセリアとクリスタニアではどうなのか知らんが。まあ国家での違いはあるかも知れん。
【モロゾフ】どちらに しても わたし には かんけい の ない はなし よ
【GM】ま、イラストを描く際は水着の存在云々を気にせずにどんと。どどんと。
【アルマ】まあ結論からすれば、そうなる(わー)。
【フェスト】この寒い時になあ(こだわるねー)。厚着は厚着でこう、可愛くて萌えるポイントもあるのに。……と誰かが言っていた。
【アルマ】まあ描いてもらえれば服装は二の次であるが(極論)。
【GM】まあアレかなあ、そもそも遊びで海で泳ぐ、という概念が無かったのかも? 海女さんスタイルで海に潜って貝を採るとかはともかく。男? 褌いっちょもしくは裸(ら)で。
【ルフナ】……ボク、もうだめかも……ボクの着替えを覗く女性陣の姿を想像し……ゲフゴグ。


 そりゃホントに駄目だろう、ルフナくん(笑)。



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