蒼冬行 <その参> あとがき








<蒼の行>第一部完了記念あとがきスペシャル


たかがあとがき されど あとがきなの(BY こみっくパーティ)




「よし・・・やっと終わった・・・前作より2ヶ月以上・・・」
「「・・・」」
「祝わんかい」
「おめでとうございます」「何も終わってないけど」
「第一部は夕魅那が巻きこまれるパターンだったからな。第二部からはそーはいかん」
「はあ・・・」「ほお」
「この辺りはワシの心に残るRPGと似た展開かもしれん」
「・・・」「・・・はあ、あれね」
「・・・と、そのハナシの前に、大騎様、キャラ感謝!」
「「ご協力感謝します」」
「彦根竦凪、彼も第二部から出番の増えるキャラでしょう、きっと」
「・・・」「弱気かい」
「・・・っていうか、出雲関連は全部おいしいところ第二部なんだよ、神堂煉君とか、夕魅那VS芹理姫とかも」
「あれ・・・諸羽君とじゃないんですか?」「ねえ・・・わたしにライバルは出ないの?」
「両方、黙秘黙秘♪」
「「・・・」」
「ちなみに今回の日常と陰謀の対比は『夕魅那達が日常を営んでいる間にも敵方は動きを見せている』ことを書きたかったんです」





:夕魅那の出来るまで


「これはなんですか?」
「見ての通り<蒼の行>第一話、<蒼眸行>の製作秘話だ」
「・・・」



@最初は小太刀使いだった


「そうなんですか?」
「最初オリキャラ考えるときに、既存キャラにない武器を考えていたんだ。ちなみに性別不定」
「・・・」
「でも『るろ剣』で小太刀二刀流とかいるだろ・・・それでヤメた」
「それで懐剣、と。武器が短くなったんですね」
「懐剣の時点で『男はムリだろ』ってことになって女に決定」



A狙われていたのは懐剣だった


「・・・」
「懐剣になにかしらのヒミツを持たせて、とか考えてた」
「全く違うんですね」
「でもそれじゃイマイチ『おりじなりてぃ』に欠けるだろ?」
「はあ」
「で、懐剣がワシの頭の中で魔術で作られた短剣『アセイミーナイフ』ってイメージが湧いた」
「それで・・・」
「ウム、錬金術ってアイディアと繋がった。そこまでは日本人の敵を思考していた」



B夕魅那はホムンクルス


「・・・(ヤダなあ・・・)」
「そう、夕魅那はホムンクルスだったんだ」
「今は違いますけど・・・どういう心境の変化が?」
「意表を突きたかった」
「・・・」
「人間→人間?→ホムンクルス?→ホムンクルス→人間っていう事実関係の移動、中々いいなと」
「ひとごとだと思って・・・」
「その辺りをどう調整するか、と考えて『眼球移植だ!』となったのさ」
「はあ」
「昔から目には魔力がある、そういう伝承はいくつもあるから丁度よかった」





「細部を除いて、こんな流れだったな」
「・・・」
「マリィは『その参』まで出す予定なかったりとか、言い出せばきりがない」
「割といきあたりばったりですね」
「だから<その壱>とかの単位では発表できない(爆)」





:そのRPGとは『marica』


「・・・?」
「ワシは現代超能力モノとか好きでな」
「・・・??」
「まあ、エログロはイヤなんだが・・・『倒凶十将伝』とかペルソナとかがヨイ」
「はあ」
「どーもエログロとかヒドイ目見るヒロインとかには拒否反応が出て、そういうモノはパスしている」
「・・・それで?」
「でもこーいうノリの作品って、政治的背景とかの話は基本的に薄いだろう?」
「まあ、そうですね」
「そんな中、ワシが手に入れたとあるRPG・・・それはワシ的にクリティカルヒットじゃった」
「・・・」
「サターン関係の雑誌とかでも10点満点で平均9だったし、作品の評価は高かったんだよ。マイナーだけど」
「・・・・・・」
「シナリオ最高・・・その作品はワシがあとがきで幾度となく唱えている『marica 〜真実の世界〜』じゃ」


「はっきりいって絵とあらすじはアニメにありがちに見えるんだよな・・・」
「はあ」
「でも中身は・・・ああッ、言えない、言えないわ!!」
「あの・・・?」
「ただアダルト関連じゃないのに、18歳以上推奨マークがついていたRPGなんて他にないぞ」
「・・・」
「もうそりゃ血と涙と絶叫と失意の内容・・・鬼道衆も真っ青な展開だなマジで」
「そんなにひどいんですか・・・」
「FACT機関の原点だ(色々な意味で)」
「・・・」
「四時間以上、あらゆるキャラクターが会話しまくります。ええ、ストーリー全て!!」
「あれはすごいですよね」
「現在発売中の『ゲーム批評』にも簡単なコラム紹介されてます。目指せ中古ゲーム屋、ゲットだぜ!!」
「・・・・・・」
「ちなみに夕魅那の技台詞のモデル、オルガって女性はこのゲームに出てます」
「そういえば・・・」
「絵と声のモデルは同じく『marica』に出てくるガリーナって女性。志津華もハーミオンがモデルかな」
「あなた・・・」
「影響受けまくってます(目がマジ)」





<蒼の行>第二部


「1999年4月、そこからスタートです」
「私達が二年生になるんですね」「・・・」
「で、神堂煉氏が霧島・さやかと同じ学校に転校する」
「「・・・」」
「鳳銘って偏差値どれくらいかな?」
「それはちょっと・・・」「堀越みたいなものじゃないの?」
「本格的に動き出す『天の叡智』『神州同盟』、そして・・・」
「そして?」「まだいたっけ?」
「・・・なお、『天の叡智』って名前はクトゥルフのスタリーウィズダムからいただきました」
「「・・・?」」
「さて、以前告知したことのある<蒼遊行>ですが・・・」
「・・・」「・・・何よ」
「他の作品も滞ってる現状から加味した結果、止めます」
「「・・・!!」」
「だからネタばらすんだけど、夕魅那達とコスモレンジャーの絡む話だった。凄い企画だったなぁ・・・」
「・・・」「それはまた・・・止めて正解かも」
「実際、枝道に似てしまうんじゃないかって理由もあった(笑)」



「さて、ここからは夕魅那には聞かせれない話だ。あっちいけ」
「そんな言い方しなくてもいいじゃないですか・・・」「・・・」
「よし・・・さて、志津華」
「何よ」
「<その壱>で普通の小娘になっていくのが不満らしかったが・・・」
「・・・?」
「お前には○○○を○○○る役割が加わる」
「!」
「○情にまかせて○○の○を○○たり、芹理姫に○○○○られたりするから、色々大変なんだ」
「・・・」
「お前は夕魅那の相棒、龍麻における京一、葵における小蒔に相当するキャラクターなんだからその辺しっかりな」
「(真っ青)」
「返事は?」
「・・・はい・・・」
「か細いが、まあいいだろう」





次回予告


世紀末の気配漂う魔都・東京。新たな春の矢先、次々に起きる女性の失踪事件。

「これは・・・連中の仕業だね」

発見される被害者のバラバラ死体。

「こんな役目でもない限り、ヤツには出番はなかろう?」

追跡を始めた夕魅那達を襲う黒い刃。

「ヒャッハハハハ、獲物がそっちから来てくれたのかァ」

事件の核心に迫ったはずの夕魅那に届いたある出来事。

「そんな・・・どうして・・・?」


<蒼の行>第二部 <魔都乃宴編> 第一話「東京魔人学園蒼哭行」


「我らは追求をする者・・・『天の叡智』こそ、探求者としての究極の形」
「それが・・・あなた達の言う理想の形なのか!!」


いずれ公開。





感想、待ってます


「メールアドレスをつけてますので、ドシドシご感想くださいねっていうか頼みます、クダサイ、お願い、オネガイダカラ」
「「お願いします」」
「あなた様のメールアドレスがあった場合は、必ずといっていいほど返信がやってきます、きっと」
「そんな自信なさげに」「絶対書きなさい」
「逆にメールアドレスない場合はどうしていいのか困ってしまいます」
「はい」「あなたに知られたくないんじゃないの」
「返信メールにはたまにワシが調子に乗ってネタバレを書くことがありますが、あくまで予定ですので気になさらずに」
「あくまで」「予定ですので」
「では、この辺で」
「「さようなら〜」」









蒼冬行<その参>へ 話数選択に戻る SS選択に戻る

茶処 日ノ出屋 書庫に戻る

店先に戻る