Yes! プリキュア5


▽第31話▽のぞみとココのラブレター事件!
 ギ、ギッ……



 ギップリャアアアアアアア!

 思わず高乃麗ボイスでそう絶叫したくなる、傑作エピソードでした。
 すげえ、今回ほど隙のない回も珍しい。
 私見ですが伝説の神エピソードである無印8話に匹敵する威力があったと思います。
 のぞみとココのやり取りは言うまでもなく、その二人が悩む様子を見てのりんちゃんとナッツの行動も、もう、もう。
 特にナッツ。
 ココとのやり取りは凄く良かった。
 やはり、ココとのぞみは似た者同士であったようです。
 自分のことはいつでも二の次三の次、誰かの笑顔が自分の喜び、そう断言するココは、無意識に誰かを応援しつづけるのぞみとはやはりそっくりです。
 そうした意識は王子として、また教師として当然だ、とココは言いますが、これは多分建前に過ぎないのではないでしょうかね。
 だからこそナッツは自分より他者を優先してしまうココを心配しているのでしょうし、実際ココは王子として、教師として以上に自分をかえりみずに行動してしまうことが多々あります。
 そんなココだから、全くの利他的な意識で動いてしまうのぞみを放って置けないのでしょうし、また、のぞみも同じくココが気になるのでしょう。
 ああー、もう、今回のこのカップリング、やっぱり良いなあ。

 ただ、今週の戦闘はちょっと残念でした。
 折角ハデーニャさんという美味しい新キャラが出てきたのですからもっと圧倒的な強さを見せてくれても良かったなあ、というのと、泥のコワイナーなんだしかれんさんの技でさ、その、なんか出来そうだったんじゃないかなあ、なんて……
 まあ、それでも珍しく見せたのぞみの激情した姿は、インパクト充分でしたが。

 ラスト、ココが書いたのぞみへの手紙、これがまた良いんだ。
 ああ、もう、じれったい、なんという視聴者に対する放置プレイか!
 早く言っちまえよこの珍獣!
 なんだこの心地よいストレス!
 早くくっついちまえお前ら、という思いと、もっとこのストレスを味わわせてくれ、という思いが見事に融合して困る。
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▽第32話▽りんちゃんのハッピーウェディング
 純情乙女の妄想炸裂回でした。
 のぞみ達が様々に結婚式に描く夢を語るシーンは面白かった。
 というかこまちさん、さり気にその場でその発言はちょっと黒いよ。
 確かに物語としては面白いけど、その状況ってかなり酷いというか泥沼というか。

 りんちゃんにデザイナーとしてのセンスがあるのは第17話などでも触れられていたことでしたが、なるほどこういう形で生かすとは。
 この辺り、一番ボーイッシュに見えていて、実は最も乙女度の高い彼女らしい設定で気に入っています。

 しかし、カワリーノさんはなぜガマオ君に目をかけるんだろう。
 や、単純にナイトメアから離れたガマオ君を登場させ続けるにはそうした描写がないと絡ませづらいという理由があるのかもしれませんが、作中の理由としても何か欲しいところ。
 確かに以前からカワリーノさんはガマオくんに関する報告書などを見て感じ入るところがあるような描写はありましたが、何故ガマオ君を気にかけるのか、の具体的な理由までは明かされずじまい。
 この辺、その内明かされるんでしょうかね?
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▽第33話▽大スクープ!プリキュア5独占取材!
 今週は久々の増子さんエピソード。
 第18話でちらりと触れられた、なぜ増子さんが一人で居るのか、という疑問に対する解答となる話でした。
 増子さんにも抱えているものや人に言えぬ苦労がやはりあった様で。
 しかし、だからといって何をしてもいいというわけでは勿論ありません。
 おタカさんも諭しているように、報道に携わるものは権利を有すると同時に義務を課せられるもの。
 今回は、苦しんでいる人間、苦労をしている人間はなにをしてもいいというわけではないという、自分勝手さを戒める好エピソードでした。
 ……こういう内容を描くんなら、ミルクの描写もさあ……
 まあそれはどうでもいいや。

 さてさて、今回のブンビーさんはよかった。
 増子さんを追い詰める様子も、追い詰められる増子さんも、非常に作画に気合が入っていて素晴らしかった。
 雰囲気としてちょっとしたホラーテイストも盛り込まれており、ムードでも楽しませてもらえましたね。
 また、今週は全般的に作画が良かったのですが、戦闘シーンのアクションも良かった。
 どこの板野サーカスだ、という空中戦は見事の一言。
 YP5は歴代プリキュアに比べても、アクションシーンの当たり外れの差が大きい気がします。
 いまいちな回は本当に微妙なんですが、いい回はとことん良いんですよね。

 取材を受けるのぞみとうららちゃんも微笑ましかった。
 つうか、うららちゃん、取材ちゃんと受けたことあったんだね。
 最近は仕事も来てるみたいだし……アイドルランク、上がったんだろうか。鷲尾マネが頑張ってくれたのでしょう。

 そして今週からなんとエンディングが変化。
 前作、S☆Sの後期EDのリミックスバージョン、ガンバランスdeダンス 〜夢みる奇跡たち〜
 S☆SのEDは前期、後期ともに名曲だったので、今作でアレンジバージョンを使ってくるのは嬉しいサプライズ。
 スケジュールがキツかったのか絵の方はまだまだ未完成っぽいのが気になりましたが、MHの前期EDも最初は未完成のままでしたが磁器に完全版に挿し変わりましたしね。10月中には完全版が観られるかな?
 つうかですね、心底楽しそうに踊るのぞみ、りんちゃん、うららちゃん、こまちさんとは違い、かれんさんだけがどことなく照れてる様子なのがたまらないんですよ。
 これが完全版になったらどれだけの破壊力を生み出すのか……!
 やはりかれんさんだな。うん。
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▽第34話▽ミルクを守れ!白馬の騎士かれん
 かれんさんカッコいいなあ。
 多分、今回は病魔に魘されながらもけなげに役目を果たそうとするミルクの姿も話のキーのひとつだったんでしょうが、幼少期かれんさんの可愛さとじいやの父性(母性かも)溢れる姿、そして騎士モードのキュアアクアの雄姿の前に霞む霞む。
 今回の戦闘シーンは無印から通してもシリーズ屈指のかっこ良さでした。
 まさかプリキュアで馬上試合が見られるとは……まあ、互いに左側で斬りあうとかの不自然はありましたけどもそれらを除いても熱いシーンでした。
 恐らく戦闘能力ではブンビーさんを大きく上回るであろうハデーニャさんを一騎打ちで退けるかれんさんの雄姿ったらもう。

 ……それにしても、普段からちゃんとピンキーを集めてれば今回のこんな事態にはならなかったんじゃ……
 あまりにもおざなりだったものなあ、ピンキー関連。

 エンディングはまだ完成していない模様。
 完成したら賑やかで楽しいエンディングとなりそうなので、完成が楽しみですね。
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▽第35話▽ナッツの鍵とこまちの心
 な、なんという、なんというギップリャ
 初陣のブラッディさんも迫力満点でしたが、いやはや、こまナツの威力は素晴らしいですよこれは。
 それにしても、ナッツは第31話といい今回といい、自分以外を心配しすぎ。
 ともすれば自己を軽視している様に見えるほどです。
 ココに対してはもっと自分の事を考えろ、と言っているのに、そういうナッツ自身は自責の念が強いのみで全く自身の事を考えていないという。
 自他ともに厳しいナッツの性格は、実は内罰的な面があることの表現だったのかもしれません。
 それだけに、そこにいるだけで他者を癒すこまちさんとは相性がいいのかも。

 その影でしっかりいちゃつくのぞみとココ。
 ここのところりんちゃんがココに押され気味なのは心配ですが、しかしココのぞもやっぱりいいなあ。
 今週は見事なニヤニヤ回でしたが、ブラッディさんとの戦闘シーンはハードでワクワクしました。
 全体的にハイレベルな構成の回でしたね。

 そしてEDがとうとうフルアクション!
 うわあ可愛いぞこれ。
 待たされただけあってぐるぐると動くし。
 作画もめちゃめちゃ美麗だし。
 最後のYes!のシーンで決めるのぞみの可愛らしさったら。
 毎度毎度、プリキュアのEDには唸らされます。
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▽第36話▽目指せ完走!マラソン大会

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▽第37話▽ココのヘルシー大作戦!

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