今週はのぞココ、りんのぞ、ナツココ、と様々な需要を満たしてくれる内容でした。ココ総受けか。総受けだ。
しかしココは良い奴だなあ。
パルミエ王国時代に人望があったというのも頷けます。そりゃナッツもメロメロやっちゅうねん。
歴代珍獣とは違って教師という職業も負っているせいかプリキュア(というか主にのぞみ)を教え導く役目を担ってもいますね。
元々中の人が草尾さんでカッコ良いキャラを演じることに違和感がありませんし、戦闘時こそ足手まといですがヒロインの足元でいちゃつくこともなくウザがられることもありませんし。
ウザさで言えばむしろ増子さんの方が(いいから)。
それにしてものぞみは典型的な勉強嫌いの模様。
……でも平均80点のテストで18点はないだろう……
しかしのぞみは歴代のプリキュアのヒロインたちとは違い、他者に較べてわかりやすい意味で秀でている部分が無いヒロインですが、しっかりと他者を惹きつける魅力を備えています。
その魅力が一見するとわかりづらい部分なのですが(それは作中ののぞみの人望の無さという部分にも現れている)、一度その魅力に気づくと何とかのぞみのために何かをしてあげたい、と思わせるキャラクターであると思います。
まあその、なんだ、駄目な子ほど可愛いって奴かもしれませんが……
今回の戦闘シーンはりんちゃんの登場シーンがあまりにもヒーロー過ぎてときめいた。
まるで初代黒キュアことヒーロー・オブ・ヒロイン美墨なぎさを彷彿とさせました。
戦闘では今回はみんなの技が面白い使い方をされていて良かった。
というかミントプロテクションって、クッションにもなるんだ……今まであんまり役に立っていなかったのですが、そもそも柔らかかったのかあれ。
今回のエピソードで興味深かったのは、ナイトメアでのブンビーさんとアラクネアさんとのやりとりと、のぞみの勉強に関してのやりとりとの兼ね合い。
ブンビーさんは「努力したかどうかはどうでも良い。結果を出しなさい」といっています。
これはS☆Sにおける最強の敵、キントレスキーの台詞と似ています。
キントレさんは過程自体には価値が無く、勝利しなければ意味がないと言っていました。
これに対し咲と舞は努力すること自体の尊さを訴えていましたけれども、キントレさんは実は努力の虫でした。常に努力を怠らない彼の口から出た言葉だけに、勝利以外に価値は無い、という言葉は重みを持っていました。
それだけにそれに対し異を唱えた咲と舞のスタンスが当時はいまいちピンとこなかったのですね。
対して今回は、敵側のスタンスは変わらないもののプリキュア側も努力だけすればいい、というスタンスではなくなっています。
奇しくもおタカさんが言っている通り、勉強が全てではないけれど、努力を怠ってはならない。
勉強、を結果に置き換えれば、この言葉が今回のプリキュアのテーマを表してもいるように思えます。
かれんさんの褒めたものか叱るべきか迷っていた微妙な反応がとても可愛らしい。
ここでもりんちゃんが良い対応をとっていますね。
出来て当然であったかれんさんが、出来る為に相当の努力を費やさねばならないのぞみにどう対すれば良いのかとまどっているのを、のぞみと付き合いの長いりんちゃんがすかさずフォロー。
この辺り、メンバー中最も部活などで人付き合いに長けているりんちゃんらしいですね。
さて来週はうららちゃんのエピソード。
なんか物凄い勢いで皿を積み上げていますが、面白そうなエピソードになりそうで今から期待です。
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