剣術流派の一つ、心意一刀流について紹介します。
ラオシェンに伝わる古流剣術である一刀流の流れを汲む剣術です(一刀流自体は絶えて久しく、現在その使い手はいない模様です)。
心意一刀流の技は表裏一体で、主に受けや守りに使われる「陽」の技と、ひたすらに攻撃をする「陰」の技から成り立ってます。
陽と陰にはそれぞれ基本となる構えがあり、陽の技には陽の構え、陰の技には陰の構えを取らなくてはなりません。
また技の体得も陽と陰の技を体得してからでないと次の技の修練ができません。こういった意味合いも含めて表裏一体の技なのです。
心意一刀流は完全自然体を理想とした剣術として知られ、開祖・明日那 新兵衛が「無形の位」により
六道一刀流とは異なった流派を生み出した。だが新兵衛が残した心意一刀流の技は現在の「陽」にあたる技のみであった
新兵衛の目指すところはある意味活人剣に近いものがあったのかもしれない、だがしかし二代目・明日那 与彦は
その独特の構えや呼吸を攻撃することに応用し技に改良を重ね、三代目・明日那 十朗斎に「陽」と「陰」の技を残すこととなる
こうして完成された心意一刀流だが四代目・明日那 采愁斎(さいしゅうさい)が若くして病死。
現宗家五代目・明日那 鬼一が若くして心意一刀流を継ぐことになります。
この頃宗家若さと「陽」「陰」の技の体得の難しさに心意一刀流は学ぶ者が減ってゆき衰退の道を歩むこととなる
だが、鬼一の鬼の調伏により現在はラオシェン北部のフォイを中心に盛り返しつつある心意一刀流であった
現宗家の鬼一は齢70、その息子である明日那 霞江斎は武芸者と言うよりはむしろ刀匠の業に力を入れ
霞江斎の嫡男である明日那 真都彦は齢23にして心意の技を修めようとしている剣の天才である
若くして宗家となった鬼一ではあるが、真都彦に同じ苦労はさせまいと霞江斎にその座を譲ろうとするのだが
霞江斎は刀匠として生き、宗家の座を真都彦に継がせようという考えがあった、門下生にも霞江斎派と真都彦派に別れ
密かな心意一刀流内での分裂が始まっているのであった。
心意一刀流には以下の戒律があります。
・降伏した敵を斬ってはならない
・礼節を尊び、儀礼を重んじなければならない
・無用な殺戮・無益な戦いは避けなければならない
・武器(もしくは武器に準じる戦う手段)を持たぬものを相手に先に刀を抜いてはならない
戒律とは言え、破った者に罰則があるわけではなく、またプリースト技能のように剥奪されるという事もありません。
ただし、あまりにその行いが戒律からかけ離れていた場合、最高指導者直々に破門を言い渡され、二度と心意一刀流を学ぶ事が出来なくなる(技能LVを上げられなくなる)可能性もあります。
その上で尚、行いが改善されないようであれば、制裁の為に剣客が派遣される事すらあります!
GMは、プレイヤーがあまりに戒律からかけ離れた行いをするようであればそれとなく注意して下さい。
(戒律に関しては六道一刀流と同じ)
心意一刀流
心意一刀流を学ぶフェンサーのみが習得できる特殊な技法です。
フェンサー技能に応じたLVの技法を使えます。
持続効果のある技は発動に1Rかかります。
構えを変えるのにも1Rかかります。
なお、消費精神点を魔晶石や神聖魔法の『パワーリンク』などから引き出す事は出来ません。
〜Lv1〜
壱式陽・陽の型(ヨウノカタ)
表技の基本となる構え、神経を研ぎ澄ましあらゆる技に対応する
回避+1 精神抵抗−1 効果 構えてる間
壱式陰・陰の型(インノカタ)
表技の基本となる構え、気を練り攻撃に専念
攻撃+1 精神抵抗−1 効果 構えてる間
〜Lv2〜
弐式陽・清流(セイリュウ)
静かに気を練り攻撃、発動はラウンドの最後
攻撃+1 回避−1
弐式陽・甲(コウ)
相手の攻撃を見て受けきる、物理攻撃に対してのみダ減+1 効果18R 基本精神点消費10
弐式陰・濁流(ダクリュウ)
気合を溜め攻撃、鋭い突きを放つ、発動はラウンドの最後
攻撃+1 回避−1
弐式陰・鳳(ホウ)
相手の初動を見て先手を撃つ、敏捷度が+3される 効果18R 基本精神点消費10
〜Lv3〜
参式陽・龍翔(リュウショウ)
走法、移動距離に+3m全力疾走にも+9m
また接敵回避時の回避修正が−2
参式陽・鱗(リン)
相手の攻撃を受け流し隙を作り出す、攻撃を回避された相手は回避に−2
回避に失敗した場合喰らうダメージに+2される
参式陰・虎槍(コソウ)
走法、移動距離に+3m全力疾走にも+9m
また全力疾走時の回避修正が−2
参式陰・牙(ガ)
自分よりも敏捷度の低い者に対して攻撃+1 効果3R
〜Lv4〜
四式陽・川柳(センリュウ)
相手の動作を見て裁き隙を作り強烈な一撃をたたき込む 回避に成功すれば反撃可能
回避+1 追加D+1 攻撃回数は一度だけ 基本消費精神点20
四式陰・御霊(ミタマ)
相手の急所を狙った鋭い刺突。
クリティカル−1 追加D−1
〜Lv5〜
伍式陽・円舞(エンブ)
敵の攻撃を捌いて反撃、1対多数の為の技、回避に成功すれば反撃可能
複数攻撃された場合、
回避に−1ずつ修正がつく 基本消費精神点20
伍式陰・殺陣(タテ)
敵を斬りつけた後、振り向き様に別の相手を斬りつける技
倍の消費で3人に攻撃可能 但し同じ相手に攻撃することはできない
初太刀 攻撃−2 追加D−2 弐の太刀 攻撃−3 追加D−3 参の太刀 攻撃−4 追加D−4
回避−2 基本消費精神点 20
〜Lv6〜
六式陽・剣覇(ケンハ)
気を溜め一度に剣気として放出、抵抗に失敗したものは1R行動不可
抵抗は敵味方関係なく行う、またアンデッドには無効 基本消費精神点24
六式陰・崩月(ホウヅキ)
全身のバネを生かした狙い済ました刺突。 片手で扱える刀でなくては行使できず(野太刀では行なえない)
六道一刀流と違うのは距離に関係なく使用することができる
クリティカル−1、打撃力+10、追加D+1 回避−4 基本消費精神点24
〜Lv7〜
七式陽・無刀取(ムトウドリ)
刀を持たない状態で相手の攻撃を受けとめ武器を奪い反撃する
回避−4 回避された敵は回避−2
七式陰・落刀破(ラクトウハ)
相手の武器を落とすことだけを狙う技
ダメージは打撃力0扱い 攻撃+2 回避−2
〜Lv8〜
八式陽・嘉神(カガミ)
技の模倣、敵が使っている技(剣技のみ)を真似ることができる
ただし模倣できるのは「フェンサー技能−2レベル」までとする 基本消費精神点24
八式陰・嘉神(カガミ)
技の模倣、敵が使っている技(剣技のみ)を真似ることができる
ただし模倣できるのは「フェンサー技能−2レベル」までとする 基本消費精神点24
〜Lv9〜
九式陽・不動(フドウ)
相手の太刀筋を見切り被クリティカル値を上げることができる
1ターン集中につき1上がり最大2Rまで集中可能 モンスターには無効
最大12まで上げることが可能
基本消費精神点45 効果2R
九式陰・羅刹(ラセツ)
相手の回避行動を見切りクリティカル値を下げることができる
1ターン集中につき1下がり最大2Rまで集中可能 モンスターには無効
最低5まで下げることが可能
基本消費精神点45 効果2R
〜Lv10〜
拾式陽・無形の位(ムギョウノクライ)
心意一刀流の集大成「無形の位」、構え中は
被クリティカル+2 回避+4、
技による攻撃力修正無視 さらに回避すると反撃可能 基本消費精神点50
拾式陰・修羅の位(シュラノクライ)
全神経を攻撃することにのみ費やし、鋭い突刺を繰り出すその威力は絶大
攻撃+3 追加D+3 回避−4 基本消費精神点50
データ製作協力:水樹百合さん
フェンサー技能
諸設定
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