バージーチュエン



バージーチュエンの発祥は非常に古く、それはウーシューの発祥と同義と言っても過言ではないものです。フォンフェイアと双璧を成す古い流派でも有ります。
フォンフェイアが時代の流れと共に広く学ばれるようになった(とは言え、婦女子にその門は開かれていませんが)のに対し、バージーチュエンはまだ閉鎖的な感が有ります。どの流派もみだりに技を伝えるべからず、という思想は有るのですが、バージーチュエンの場合はそれが色濃く伝えられています。
バージーチュエンは他の流派に比べ、一撃の破壊力を重視しています。そしてそれは、例えばナハディのように五体を鍛え上げることによる外部からの破壊ではなく、勁による内部からの破壊を理想としています。
その為、バージーチュエンは敵と密着した状態でも破壊力のある打撃を敵に叩き込む技法には事欠きません。
その様はしばしば激しく爆発する火山にも、また力強くたたずむ巨山、或いは大地そのものにも喩えられます。

バージーチュエンには以下の戒律があります。

・みだりに技を伝えてはならない
・無用な殺戮・無益な戦いは避けなければならない
・仁義礼智信の理を尊ぶべし

戒律とは言え、破った者に罰則があるわけではなく、またプリースト技能のように剥奪されるという事もありません。
ただし、あまりにその行いが戒律からかけ離れていた場合、最高指導者直々に破門を言い渡され、二度とバージーチュエンを学ぶ事が出来なくなる(技能LVを上げられなくなる)可能性もあります。
その上で尚、行いが改善されないようであれば、制裁の為に拳士が派遣される事すらあります!
GMは、バージーチュエン使いがあまりに戒律からかけ離れた行いをするようであればそれとなく注意して下さい。
また、バージーチュエンを学ぶ者には以下の特典がつきます。

・ウーシュー技能を行使する際、筋力半分(切り上げ)までの重さの槍を使う事が出来る



バージーチュエン特殊気功術

バージーチュエンを学ぶウーシュー使いのみが習得できる特殊な気功術です。


・LV3気功術
震脚
持続:1回の攻撃 基本消費精神力:− 距離:術者 範囲:術者
大地を揺るがすような凄まじい地響きを伴う踏み込みと同時に打撃を撃ち込む。使用した次のラウンドは敏捷力が0になる。回避に影響はないが、移動力が0になり、また行動順も最後になる。
これにより、追加ダメージに『ウーシュー技能LV÷6(切り上げ)』を加算できる。各種チャクラとの併用も可能。
この気功術を行使するには素手である必要はない。


・LV4気功術
鉄山靠(テツザンコウ)
持続:1回の攻撃 基本消費精神力:− 距離:使用者の移動力m 範囲:個人
密着して靠(肩から背中、腰にかけての部分)で相手の姿勢を崩す体当たり。
この体当たりは一律で打撃力10、クリティカル値12とする。追加ダメージは通常の攻撃に準じる(武器にボーナスがあったとしてもそれは追加できない)。
体当たりが命中し、ダメージを与えた場合は対象は丸1ラウンドの間回避に−2のペナルティを負う。
『鉄山靠』はチャージアタックなので、上記の修正以外はチャージに準じる(判定をラウンドの最後に行なう事、回避のペナルティなど)が、距離的余裕は武器を伴わない、つまり武器の必筋を0として換算する為接敵状態からでも行使出来る。


・LV5気功術
端脚(タンキャク)
持続:1回の攻撃 基本消費精神力:10 距離:使用者の移動力m 範囲:個人
足を振り上げて相手の顎を打ちぬく蹴り技。追加ダメージに+1、攻撃力に−1の修正を受ける。使用後は丸1ラウンドの間回避に−2の修正を被る。震脚との併用は可能。
この気功術を行使するには素手である必要はないが、攻撃に用いるのは素手になることに注意。


・LV6気功術
連環腿(レンカンタイ)
持続:1回の攻撃 基本消費精神力:− 距離:使用者の移動力m 範囲:個人
端脚を左右の足で続けざまに放つ技法。両手攻撃扱いになるが、初弾がフェイントも兼ねている為にペナルティが通常の−2/−4ではなく−2/−3になる(実質にはウーシュー基本気功術の『連環撃』と組み合わせると−1/−2になる)。
初弾、二撃目共に追加ダメージに+1される。使用後は丸1ラウンドの間回避に−2の修正を被る。震脚との併用は初弾のみ可能。
この気功術を行使するには素手である必要はないが、攻撃に用いるのは素手になることに注意。




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