・イリーナ
剣の腕は立つ。天稟というべきか。勘も良い。頭の回転も遅くはない。
だが、それと常識及び良識が、必ずしも同一線上に無い事も彼女は立証してみせている。
なんだかんだといいつつも、パーティの牽引役でも在る事は否定できない。
最近思うのは、パーティ随一の『大人』なのでは、という事。
・ドン
口やかましいが、吐く言葉はすべて正論。
石橋を叩くその意見は、時として煙たがられる事もあるようだが私にとっては貴重なアンチテーゼだ。
この男がいなければ、私たちは状況の確認と方針決定に支障をきたしているだろう。
少々異常な癖を持つが、それ以外には基本的に善良に思える。
取り敢えず、私が信を置ける仲間の一人だ。
・イルゼ
私にとって……とても大切な女性だ。
これで良いか?(一緒にいると救われるとか心が安らぐなんて恥ずかしくて言えるか)
・ケンタテフセ
外見通りの熟練の冒険者だ。
危機に際しても的確な判断と指示で臨める、頼もしい胆力と判断力を持っている。
弓の腕も一級品だし、戦闘時には頼りになる男だ。
今は何処でどうしているのか。まああの男の生存術は一級品だから、生きているのは間違い無かろうが。
・アフ
何も言う事はない。
・エリア
魔術師として腕は立つ。精神的な成長も、遂げて来ているようだ。有事に際して有用な力は在る。
実は女とか過去に何かあったとか、どうでもいい。
今は今だ。過去や正体がどうであろうと、エリアが変わるわけではあるまい。
・レダ
幾多の戦い、出会い、別れを経て大分変わってきたな。
森を出たばかりの頃の私の悪い部分を見ているようだった当初の影はすっかり薄れている。
一個の人物として、また女性として、最近魅力的になってきたのではないかな。
そうさせた要員は、恐らくはあの男なのだろう。恋する乙女は何とやら……と言うしな。
・リュカ
何と言うか……判断がしにくい。こういうタイプの人間には、あまり接した事が無い。
善良、と言うよりもお人好しと言った方が良いのだろうか。神を信じる人間はやはり理解できない。
理解は出来ないが、リュカ個人は信頼して良いだろう。
・ボズ
イリーナなどに比べて、きちんとした剣術を身に付けているようだ。
危機に際しての判断も、普段の行動にも分別が在り、信頼出来る。この男なら安心して前衛を任せられる。
過去の事に触れる気はさらさら無かったのだが、どうやら何かあったらしいな。
あの絵の作者はサリィ・キースリングと言ったか……と、らしくないな。力になれないか、などと思うなど。
パーティの緊張をほぐす術にも長けている、信を置ける仲間だ。
・ラルファ
人懐こい、と言うのか? よくあれだけ屈託の無い顔を出来るものだ。
悪意や裏表は感じられないので、ただ明るいだけか。
つい応えてしまうあたり、こういった好意に背を向けたり悪意を返すほど、私はスれてはいないようだ。
・マリル
奇妙なグラスランナーだ。というか、奇妙でないグラスランナーというものも寡聞にして知らんが。
最近見ないような気がするが、まあ相変わらず何処ぞで歌でも唄っているのだろう。
・リュウガ
一直線、という印象を受けた。善しにつけ悪しきにつけ。歯車が噛み合えば貴重な戦力となるだろう。
剣の腕は立つが、まだ冒険者としては未成熟だな。
つまり、これからいくらでも伸びる可能性があるという事だ。人間の成長の速さは舌を巻くからな。
・セルクル
とかく人の世話を焼きたがるようだ。
やや性急に走るきらいがある。
・バルガ
私が信を置ける仲間の一人だったが、あちらは私のことはまったく信頼していなかったようだ。
どうやら私には人を見る目が無かったようだな。
・ニャキ
顔を合わせたことはないと思うが。
・カスミ
こういうのを女傑、というのか? カラッとした分かりやすい性格だ。良い意味で。
おそらく、友にするにはこういう人物が良いのだろう。私のような偏屈な(自分で言うのもなんだが)性格との会話にも苦も無くついてくるようだし。
基本的に人間が好きと見たが、さてどうだろう。
・カイン
まだ顔を合わせた回数は少ないが、人懐こいという印象を受けた。
挙措のそこかしこに品の良さというか育ちの良さが垣間見えるが、当人は至ってあっけらかんとしている。
・ソルト
何と言うか、非常に野生的と言うか……
だが基本的にいい奴のようだ。仕切りに肉を食えと勧めるのは、彼女なりの心配の現われか?
取り敢えずイルゼを敷布団にするのはうらやまし……ゴホン。
・スダン
名刀を真綿で包むと、恐らくこの男の様になるのではないだろうか。その気になれば孤剣を頼りに大国にも仕官できる実力を持っているというのに。
普段は茫洋とした雰囲気なのだが、いざという時の剣の腕は凄まじい。
だが当人は一剣士としてより、冒険者としての自分に生きがいを見出しているようだ。
機会があれば、また会いたいものだ。
・ハノイ
個人的には知らん。が、腕は立つようだ。単独であの神殿に潜入し、『無の剣』を入手したのだから。
ロオンの人となりによって命を救われたようだが、もう私は会う機会が無いと思うので忘れても良いか。
・ロオン
才能のある未熟者、という印象を受けた。腕前だけではなく、精神もな。
精神が未熟と言ったが、弱いわけではない。、むしろあの年齢にしては驚くほど勁い心を持っている。
経験を積んで、もう少し上手く立ち回らねば、一流を担う剣客としてやっていけるか不安だ。
…………私が心配する筋合いじゃ、無いんだがな。
・マーティン
一流の腕を持つ人間というのは、嫌味の無い余裕というものを雰囲気として纏うものだが。
この男もその例に洩れず、一見人当たりの良い青年と見せておいて、その実侮れない腕を持っている。
盗賊として、魔術師としての腕のみならず、対人術や状況把握にも長けているようだな。
どことなく、雰囲気がスダンを思わせた。
だが、それよりも……フレアホーン王に似ていると思ったのは私だけだろうか?
・フィライア
まさかあの女がルキアルの配下についていたとはな……
冷静に判断するのならば、あの女の魔術の才は私に匹敵するものがある。
人格やその他を差し引けば、中原でも屈指の精霊使いといえるはずだ。
気を引き締めねばならない。
・ルキアル
私の知る限りで、アレクラスト最高の軍事センスの持ち主。
そしてフォーセリア最高の性格と口の悪さの持ち主。
・アスナート先生
私の知る限り最高の精霊使いであり、そして最高の人格者だ。
この人がいなければ、私はとうの昔に生きてはいなかったろう。
言葉で表すのが不可能なほど、感謝している。