エルラインの絵本 第四話『バザー再び、そして』



★セッション開始前の会話より☆


【GM】前回の経験点で成長したひとは申告してちょ。
【スズキ】この前千点出たんだったか?
【フェスト】そうだな。
【スズキ】ならまだ清澄しないё。
【ティーナ】あ、はいプリーストが3になりました、神のご加護です。
【GM】さてと、成長はティーナがLV3、と。
【ルフナ】ボクはまだLV1で成長なしー。(ソーサラーを上げる為温存中)
【GM】現在の生命力/精神力の数値はOK?
【スズキ】ワタシ無傷ねー。
【ティーナ】気絶中です(おい)
【スズキ】……他のプリースト居ないヨ……
【GM】では、現状の解説。小フィシアから新羅台地のバザーへと向かう道中ですね。公道を逸れて移動しているため危険がデンジャラスです。そして今は丁度正午。オーガを撃退した直後であります。
【ルフナ】そこでボクは起きて来るんですね。誰かの背中から(おぶわれてたんかい)。


ルフナは前回参加出来なかったので、この時点からの参加となりました。






【ティーナ】(キュー)
【スズキ】これは貧乏娘を捨てて行けとの神の御告げアルか?
【ルフナ】あぁーティーナさんがー(おろおろおろ)
【GM】ちなみに人通りも無い場所です。なにが出るかはお楽しみ、というところ。安全な公道までは1時間ほど歩けば出ます。遠い?良いの、計算楽にしたいから。
【スズキ】まぁ、地道にキャンプはって6時間警戒するアルよ。それともフェスト、背負って行くアルか?
【フェスト】何を?
【スズキ】気絶してるティーナを、アルよ。他にプリースト居ないから起こせないё。
【フェスト】引きずっていけ。
【スズキ】草走りの細腕に力仕事させたら駄目ヨ?


というより引き摺るな(笑)。


【フェスト】まあ休んでもいいだろう、他にも何か出ないとも限らん。
【スズキ】ではキャンプはるヨ。
【ティーナ】(ぱたーそ)
【GM】キャンプ用具、持ってる人いる?
【ルフナ】テントは持ってまーす
【フェスト】持ってないな。冒険者セットだけか。
【スズキ】テント等は持ってないヨ。
【ティーナ】(ロープと毛布くらいなら……)
【ルフナ】テント張りましょー。んーしょんーしょ(非力すぎ)
【GM】まあいざとなればマンとに包まれば良いか。では、キャンプをはって、と。ああ、オーガの死体はどうする?
【フェスト】モロゾフの中に入れとけ。
【スズキ】離れておくヨ。血の匂いで獣が来かねないネ。
【GM】では戦った場所から離れてテントを張り、キャンプです。 見張りは?
【ルフナ】元気な人ー。
【スズキ】私とフェストがするヨ。
【フェスト】やれやれ。
【GM】じゃあルフナも寝るのかしらん。
【ルフナ】寝ちゃいましょう。おやすみなさい(ぐぅ)
【スズキ】とりあえず聞き耳って良いアルか?
【GM】キャンプの前に?どうぞ。
【スズキ】屋外だからレンジャーあるナ。行くヨ。(ころころ)10、平均値ネー。
【GM】風に揺らされる葉の音が聞こえるぐらいですね。
【ティーナ】ひゅるりら〜。
【GM】野鳥の声も聞こえるかも、程度。
【スズキ】とりあえずここにキャンプをはるのに問題はなさげヨ。……多分ネ。
【フェスト】多分な。
【GM】ではキャンプイン。(ころころ×3)チッ……何もでねえ。
【ティーナ】せーふ……
【スズキ】起きたカ。
【GM】では移動してキャンプを張ってから6時間ほど休息したので、現在は夜の7時です。
【フェスト】……夜になってから動くというのもな。
【GM】言うまでもなく魔物や肉食獣の多くは夜行性ですよん。
【ティーナ】ふぁ〜〜おはようございます
【ルフナ】ふぁ〜……・おはようございますぅ…
【GM】同じよーな台詞を……
【ルフナ】だってボクとティーナさんは仲良しだから…(そういう問題か?)
【ティーナ】実は生き別れの双子なんです(違)。
【スズキ】別の言い方をすると個性がうs……なんでも無いのココロ。
【GM】野鳥のさえずりはいつしかトラツグミの声にとって変わり、風も若干冷え込んできました。
【フェスト】朝になるまで待つか?それとも今動くか?
【スズキ】夜と言う事で公道出てみるカ?
【フェスト】まあいいか。公道まで出よう。
【スズキ】多少警備も甘いかも知れないヨ。……多少ネ。
【GM】うーん、冒険者レベル+知力で振ってみて。
【ルフナ】はーい。
【ルフナ】(ころころ)あぅ、6です。
【スズキ】(ころころ)10ネ。
【フェスト】(ころころ)16だ。
【ティーナ】(ころころ)あ、6ゾロです。
【GM】うわぁ。
【ティーナ】神のお告げが。
【フェスト】なんか凄いのがいるぞ。
【ルフナ】ほぇ〜〜〜。
【GM】んと、ルフナ以外は知ってます。
【スズキ】あいよ。
【GM】帝都警備師団の街道警備は、昼夜問わず行なわれてまして、夜間の方が厳しい模様ですね。
【ティーナ】6ゾロですからこう安全なルートとか(ねえ)。
【スズキ】ならこのまま進むカ。何か出て死にかけたらそこでまた考えるヨ。
【GM】その割には玲帝山周囲はざるだがな、シグルドよ。
【フェスト】彼女でも来てたんだろ。


そうだったのか?(笑)


【スズキ】まぁ、遺跡荒らしたからといってばれなければ大丈夫かと思うけどネ。いざという場合は証拠の杖と本を捨てて行くヨ。
【ルフナ】えー。
【GM】あ、保存食を、昼と夜の分、消費してください(笑)。
【フェスト】補給したからまだ大丈夫ではあるが。
【ティーナ】ちゃんと消費しましょう(笑)。
【ルフナ】あとどれだけ残ってたっけ……
【ティーナ】18日分ありますから、お分けしますよ。
【ルフナ】わーい。ありがとうございますー。
【スズキ】貧乏生活が続きそうヨ。
【ティーナ】慣れてますから……ふふふ……
【GM】どうする?森?公道?
【スズキ】森に一票のココロ。
【フェスト】森だな。少し危険だが。
【ルフナ】森をテコテコ行きますかねー。
【GM】じゃあ森かな? では、ひとまずの目安で夜明けまで進軍します。
【スズキ】昼夜の感覚が狂いそうヨ。
【GM】しかし、公道を逸れて夜間に移動……まるで密航者か密輸商人だな、君ら。
【フェスト】似たようなものだ。
【スズキ】死にかけたらまたそこでキャンプ張るヨ。
【GM】まずは夜半(深夜0時)まで。(ころころ×5)おかしい……なんでこんな平和なんだ……何もでません。
【ティーナ】6ゾロ効果?
【ルフナ】平和ってイイですねぇ〜。ぇへへ〜
【GM】丁度真夜中です。小休止を挟みつつ、そのまま進軍して良いかな?
【フェスト】何事も無いに越したことはないな。
【スズキ】逝くよ。
【ルフナ】逝っちゃダメですよ……
【GM】では、夜明けの5時までゴー。(ころころ×5)えっと、真夜中の2時にー、っと(ころころ)。
【スズキ】ほら、逝く事になりそうアル。
【ルフナ】スズキさんが縁起でもない事云うから……・しくしく
【スズキ】なにがでるかな、なにがでるかな。
【GM】ふむ、こいつか。
【ティーナ】どいつでしょう?
【GM】では森の中をがさがさ進んでいますと……レンジャーで不意打ちチェック。
【フェスト】(ころころ)10だ。
【スズキ】(ころころ)こちらも10ネ。
【GM】えーと、森の中だから……(ころころ)それでも不意打ちは無しか。進んでいくと、横合いからガサリ、となんかでかいのが。
【スズキ】でかいカ。
【GM】セージかレンジャーでどうぞ。知名度は13。
【ティーナ】セージチェックを! 丁度13です。うふふ……好調すぎて後が怖いです……
【GM】ティーナが知っているね。これはジャイアントマンティス。いわゆる巨大蟷螂。通常のものより、やや大きいですね。よく育ってる。


ここで出したジャイアントマンティスは、通常のものよりも異常に成長した個体として、データを変えてあります。
具体的にはモンスター・レベルを1上昇させ、それに伴って各基準値や防御力などを1上昇させたものです。


【GM】相対距離は(ころころ)6m。ということで戦闘開始。森の中なので、ポールウェポンは使用不可。それ以外は全部OK。行動宣言、こちらは……(ころころ)スズキに攻撃。食べやすそうなサイズだからかな。
【フェスト】斬る以外ないな。
【ティーナ】遅らせて、負傷した人の回復に備えます。
【スズキ】突進するё。
【ルフナ】手っ取り早く眠りの雲で。
【GM】では戦闘開始。敏捷度22のスズキはチャージなので判定は最後。お次は敏捷度18のカマキリがスズキに左右の鎌で二回攻撃します。
【GM】(ころころ×2)ぬう、低い。13と10。
【スズキ】(ころころ×2)両方食らったのココロ。
【GM】ダメージは9×2で。
【スズキ】(ころころ×2)5点防いで4点、7点防いで2点、計6点食らって残り7点アル。
【GM】お次がルフナ。眠りの雲どうぞ。スズキ巻きこむけど。
【ルフナ】眠りの雲行きまーす。スズキさんを巻き込まないでは……むりか。抵抗よろしくですー。(ころころ)13!
【GM】(ころころ)うわ、今宵は低い。8で寝ちゃった。
【ティーナ】低いです(笑)。
【スズキ】(ころころ)15で抵抗。怖い怖い。
【GM】【カマキリ(大)】オネムナノー(すやすや)。
【ルフナ】おやすみなさい。(ぺこ)
【スズキ】寝たままサックリいけるカ?
【GM】Q&Aの解釈を厳密に採用すると、まだ終わりじゃないんだよな。攻撃すると目覚めるので一撃で殺さないと。
【ティーナ】首をさくっとやるのは無理なんですか?
【GM】首に攻撃をしてもらって、そのダメージで殺せればOK、という事かなあ、これ。


以前は眠った後に目覚めるまでの時間はあやふやだったので『眠りの雲(スリープクラウド)』は一撃必殺の魔法だったのですが、流石にLV1の魔法でそれは効果が強すぎるだろう、とQ&Aの解釈を用いました。
つまり、周囲で戦闘が継続していたりする場合、毎ラウンド抵抗判定を行なえ、それに成功すると目覚めるというものですね。この際抵抗の目標値は先の魔法の達成値を用います。
寝ている目標を物理攻撃で一撃で仕留めるのをダメージ制にした理由も同上で、眠ってしまえば(=効いてしまえば)一撃で殺せる、というのは最初期状態のソーサラーでも使用可能な魔法にしては強すぎると思われたためです。
とはいえ、この状態ならば『狙撃』や『斬鉄』も使えるので大チャンスに変わりはありません。


【スズキ】なら……まずネットをかけて残りの面子は遅らせて一斉攻撃が王道かと思うアル。
【GM】ネットまた買ったの?
【スズキ】使い捨てカ?
【ティーナ】ネット、今ないです(笑)。
【GM】ああ、スズキには言って無かったか。オーガに振りほどかれた時に壊れたんです。
【スズキ】了解のココロ。


と、いうことにしました。
200ガメルの品を使い捨ては厳しいかなー、と思わないでもなかったのですが(特にティーナには)……


【ティーナ】ウィルヘルムさんが買ってくださるそうなので(嬉しそう)。


ということだそうですので(笑)。
それに使用したのがオーガに対してだったので振りほどく時に壊れたという事にしました。オーガなら、引き千切りそうじゃないですか、こう、なんとなく。


【スズキ】なら逃げるカ。
【GM】では一斉にがさがさーと蜘蛛の子。えーっと、まあ3ラウンド起きなければ逃げ切れるな。
【スズキ】金属鎧が居るから忍び足も不可ネ。
【GM】(ころころ×3)ちぇ、起きないか。無事、カマキリから逃げおおせましたよ。
【フェスト】やれやれ、安心できんな。
【スズキ】安全を確かめた所で回復してほしいё。
【ティーナ】ええと、必要でしたら。
【スズキ】このペースで敵と闘ってるとあっさり逝けるから頼みたいのココロ。
【ティーナ】ではスズキさんに回復を。親愛なる知識の神ラーダよ、傷ついた彼の者を癒し賜え!キュアー・ウーンズ!(ころころ、出目は3)
【スズキ】こわっ。
【ルフナ】ドキドキです
【ティーナ】ぎ、ぎりぎり発動です。
【GM】【ラーダ】えっ? ああ、はいはい。
【GM】ちょっと慌てぶりなラーダ様。
【ティーナ】えい(キュ)。
【GM】【ラーダ】あー(昇天←どこに?)。
【ティーナ】ああっ、神よ?!


今回のティーナのキーワードはこの『キュ』です。
いたくお気にめした模様(笑)。


【ティーナ】(ころころ)9点回復です。
【スズキ】全快アル。感謝のココロ。
【GM】ともあれ、そのあとは夜明け(朝5時)まで進めますね。これ以上の進軍は疲労面からキツくなります。なにせ10時間ほど歩きどおしですから。
【フェスト】ではそろそろ休むか。
【ルフナ】もうフラフラです……
【GM】予定ではこの日の夜には新羅台地入りが可能です。では正午まで睡眠かな? 見張りはどうする?
【ティーナ】朝の5時に寝る、と逆に朝方は安全でしょうし、キャンプを貼りましょうか。


実はここまで不眠で進んできたスズキとフェストを交代で休ませつつ昼過ぎまで休憩を取る一行。
ところがここは公道の外れ、危険地帯なので……


【GM】(ころころ×4)おっと。えーと、13時直前。
【スズキ】クカー(寝)。
【GM】(ころころ×2)ありゃりゃ。
【ティーナ】なにか……
【GM】えーと、13時の見張りの人。レンジャーで不意打ちチェックを。見張り中なので察氣も良いかな。
【ルフナ】両方ないです。
【GM】んじゃ平目でどうぞ。
【ルフナ】はーい。
【スズキ】まだペナルティーついてるあるかー?スヤスヤ。(寝言)
【GM】いや、ペナはなくなっていていいよ。
【スズキ】了解のココロ。クースカピー。
【フェスト】察氣か。
【ルフナ】(ころころ)5です。
【フェスト】(ころころ)10だ。
【GM】(ころころ)不意打ちは無しか。では、二人が見張っていると、目の前の樹からどさりとなんかでかいのが。
【ルフナ】ぅみゃ?
【GM】体長10mほど……10mか……(笑)
【ティーナ】えっ?
【GM】まあいい、10mほどの蛇です。
【ルフナ】ひっ?!!
【フェスト】……それはアレだ、すでに大蛇とかそういうレベルじゃないぞ?
【GM】だってー、元々8mの蛇の『特にでかい奴』なんだもん。
【フェスト】さすがに勝てる気がしないな。


そうなんです。
このキャンペーンで出す猛獣の類には、私は並、でかい、特にでかい、と3種類を用意したのです。
でかい場合はサイズ的には通常の1m増、レベルも+1とします。先のジャイアントマンティスがこれですね。
特にでかい場合はサイズで+2m、レベルで+2、としました。が……デカすぎましたね(笑)。
1割増2割増、にするべきだったかもしれません。あー、でもそれだとインパクトに欠けるしなあ……
ということで、この遭遇表はまだまだ改良の余地があるようです。うむ。


【GM】セージかレンジャーで知力チェックどうぞ。知名度は12ですので平目もOK。


立て続けに四方山。
私は、平目でのチェックは基本的に目標値が12以下の場合にのみ許可を出しています。
本来であれば6ゾロならば自動的成功となるのですが、これだと誰も彼もが毎回チェックを挑んでしまうことになりかねません。
もちろん積極的な判定への挑戦は歓迎すべきことなのですが、あまりに難度の高い行為は技能が無くては挑戦できない、ということにした方が時間の節約になるのです。
ネット上で深夜のセッションという形態を取っている場合の最大の敵は、やはり時間。チャット環境や回線の状況次第ですが、全ての判定に5〜6人がダイスを一斉に振るというのは思いがけず時間のかかるものなのです。
どうしても、というような重要なチェック以外は、上記のように技能を持たない平目は目標値が12以下の場合のみ判定を許可するという方式が良いと思われます。
ネット環境を通じない直接顔を合わせてのセッションの場合は平目の判定と言えどそうそう時間は取りませんので、その際はこの限りではないでしょう。むしろ推奨しても良いと思います。


【ルフナ】セージします(ころころ出目は1ゾロ)わーアレ何だろー?巨大ツチノコー?(だめ過ぎ)
【ティーナ】10点です(涙)。
【スズキ】……頭脳労働担当?
【ルフナ】ぇへへ〜……(滝汗)
【フェスト】(ころころ)11だ。
【ルフナ】ボクはきっと頭脳労働じゃないんです…ダンス専門で…
【GM】フェストは名前だけ知っています。こいつはヒュプノパイソン。
【スズキ】起こしてー。
【ティーナ】すやすや。
【フェスト】取り敢えず起きろお前ら。
【スズキ】何かが何処かで呼んでるё(寝言)。
【ルフナ】スズキさぁ〜ん、ティーナさぁ〜ん起きて下さいィィ(TT)。
【GM】君らを見てシャー、と唸りを上げてますが。
【ティーナ】う〜ん、熊でも出たんですかー?ってキャー?!
【GM】……パイソンって唸るのか?まあいい、この辺のは唸るんだ。
【スズキ】起きてレンジャーチェックするヨ。
【GM】どぞ。
【スズキ】(ころころ、出目は3)でっかい蛇!
【GM】うん、でかい蛇(笑)。
【ティーナ】セージチェックです(ころころ)
【GM】ティーナも名前だけだね。
【ティーナ】ヒュプノパイソンですね……
【GM】反応は……(ころころ)チッ、空腹ではないみたい。
【スズキ】相対距離はどの程度アルか?
【GM】相対距離はー。(ころころ)10mで。さてどうするかな?
【フェスト】しかし10mか……まあ様子見だな。
【スズキ】チャージ、相手が攻撃してこなければキャンセル、で。
【GM】相手は威嚇しているけど、攻撃に移る様子は無いみたいだね。
【ティーナ】ゆっくり下がったほうがイイと思います。相手に背を向けないようにじりじりと。
【GM】ゆっくり下がるのなら、見ているだけで何もしてきませんね。
【スズキ】背中を見せると襲われかねないか。前を向いたまま後退するヨ。
【フェスト】目を逸らさないようにな(それは熊)。
【ルフナ】ジーリジーリと後退り。
【GM】ではそのままパイソンのテリトリーから出ますと、パイソンもずりずりと樹の上に帰ります。
【ティーナ】ふぅ(汗)。
【ルフナ】はぁー恐かった。
【GM】さて、現在時刻は13時。お昼御飯分の食料を消費して、最進軍かな?
【スズキ】ではペナルティも解消出来た様なのでまたバザーに向かってゴゥよ。
【ルフナ】ゴゥです。てこてこてこ。
【ティーナ】ちゃんとお昼は食べましょうね〜。
【ルフナ】もぐもぐもぐ
【フェスト】少しはまともなヤツは出ないのかまともなのは。
【スズキ】まともに食料になる奴に出てほしいネ。


飢えてるなあ(笑)。


【GM】では、日の入りまで進軍。(ころころ)って歩き出した途端か。
【ティーナ】わあー。
【ルフナ】とことこ。
【GM】(ころころ)お。(ころころ)あー。
【スズキ】大漁か。
【GM】えー。そろそろ森を抜けるかな、と言う時。レンジャーチェック、どうぞ。
【スズキ】(ころころ)11ヨ。
【GM】(ころころ)おわ、そちらの不意打ちか。
【ティーナ】何がいるんでしょう?
【ルフナ】ぅにゅ?
【スズキ】状況によっては闘わないで逃げたいアル。
【GM】ではスズキがいち早く気付いたね。進行方向から、なんだかドコドコドコ、という太鼓っぽい音が。
【ティーナ】??
【フェスト】南国?
【GM】この時点ではセージかレンジャーチェック、−2でどうぞ。


実はこの音はミュータント・ビッグエイプのドラミングでした。
プレイヤー達の不意打ちだったので、この音に気付いたことにしたのです。
ですが、流石にこの音だけでの知力チェックには誰も成功せず、この時点では誰も正体に気付きません。


【GM】誰も思い当たらないか。何の音だろう?ってカンジです。本物の太鼓の音ほど、澄んでませんね。なんだか篭っているというか。
【ティーナ】じゃあ、インスピレーションします。
【GM】あ、インスピレーションはあらかじめかけておかないとだめなのよ(笑)。
【ティーナ】あ、そうなんですか?


そうなんです。
『インスピレーション』はラーダの特殊神聖魔法(レベル3)で、失敗した知力判定のいずれかを成功に出来るという魔法です。判定の成否が判明した後に使えるのでかなり便利な代物と言えるでしょう。
ただし、使用するためには前もって呪文を唱えておく必要があるのです。失敗した後に唱えて成功にする、とはいかないのですね。


【ティーナ】じゃあ、毎日寝る前にかけておきましょう
【GM】寝る前も駄目(笑)。
【ティーナ】えー。
【GM】Q&Aの(正確には完全版の)定義で寝た時点で効果が切れる、となったのよ。起きてから、一日のお勤め、ってカンジでかけてくださいな。


『インスピレーション』の持続時間は24時間。つまり、唱えてから丸一日の間、効果が持続するわけです。しかし、これは寝る前にかけておけば目覚めてから次に眠る前までにも持続するということになります。
本来、『インスピレーション』(及びチャ・ザの『ラック』は精神点を前もって神に捧げておく代わりに様々な奇跡を好きな時に行使できる、というものなのです。
ところが寝る前に唱える方法を使うと精神力が満タンの状態で『インスピレーション』の恩恵に預かれるわけです。
この問題を回避するため、完全版では上記ふたつの魔法は持続時間が『術者が眠るまで』となりました。
要するに、ラーダ及びチャ・ザの司祭は朝起きた時に『一日のお勤め』として精神点を神に捧げることで便利な魔法の恩恵に預かれる、ということですね。


【ティーナ】じゃあ、とりあえず今のウチに……
【GM】うん、今からかけておけば有効だね、寝るまでは。
【ティーナ】親愛なる知識の神ラーダよ、我に貴方の知識を分け与え賜え!インスピレーション!(ころころ、出目は6ゾロ!)あっ。
【ルフナ】おぉ?!
【スズキ】もったいな……いやなんでも無いアル。
【GM】【ラーダ】よっしゃ分かった任せとけ!(はりきりぶり)
【ティーナ】6ゾロ多いですね私……
【GM】さて(笑)。ちょっと進めば、音の元は覗けるかな。行く?
【フェスト】原住民……じゃないよな。
【GM】うーん、バードで知力チェックしてみ。
【スズキ】バードで行くヨ。(ころころ)8、低いアルー。
【GM】うーん、そうだな。この音は太鼓じゃないね。明らかに音が違う。というか、楽器ですら無い。
【フェスト】……何だ?
【ルフナ】きっと腹太鼓(待て)。


うわ、惜しい、実に惜しい、腹じゃなくて胸(笑)。


【スズキ】気になるけど君子彩浮きに近寄らず、ヨ。
【ルフナ】彩浮き?
【スズキ】彩浮くアル。
【ルフナ】……・・??危うきかな?(迂回中)
【フェスト】そうだな、無視するか。
【スズキ】ぐるっと遠回りして行くヨ。
【GM】では迂回しまして。まあ気付かれずにすむでしょ。さて、では迂回して、日の入りと同時にざっと開けた土地にでます。懐かしい人もいる、ここは新羅台地。
【ルフナ】わーい。
【フェスト】やれやれ、妙に長かったな。
【ティーナ】色々モンスターやら太鼓(?)やらに逢いましたからね……
【GM】迂回ルートなもので、通常の2〜4倍ほどの遭遇表を振ったんです。


困難な行程だということを表現したかったのです。はい。
疲れてくれれば成功、で(笑)。
そしてここでメルトンのプレイヤーさんが参加。しばし事情の説明。


【GM】見渡す限りの緑の海原を西の地平線から差す陽が朱に染め上げています。
【ルフナ】綺麗ですねぇー。
【スズキ】バザーまでは後どれくらいカ?
【ルフナ】美味しいご飯が食べたいですー…あ、でもウィルさんいない…(また奢らせる気だったんか)
【フェスト】解決してない問題もあるがな、取り敢えずはゆっくり休みたいところだ。
【GM】新羅台地突入と同時に休息かな? 今の時間は午後6時。
【フェスト】そうだな、休もう。
【スズキ】昼まで寝てたから微妙に眠くないのココロ。
【ルフナ】休みましょうー。
【GM】休息ならば、夜御飯分の食事を消費してねン。
【ティーナ】消費します〜。
【ルフナ】ご飯ご飯♪ティーナさんお茶いかがですか?
【ティーナ】あ、お茶まであるんですか?いただきましょう〜。
【GM】さて、では交代のことも考えて、何時間休息?
【フェスト】俺は少し眠れればいい。精神点消費してないからな。
【スズキ】ワタシも4時間眠れれば充分ヨ。
【ティーナ】消費3点ですけど、念のため6時間オヤスミしたいです
【ルフナ】ボクは6時間寝たいです。念の為。
【ティーナ】6時間+4時間、にします?


ここまでの行程で危険を感じたのか、一堂は慎重に見張りのプランを立てます。
ルーンマスターに6時間睡眠をとらせつつ、それ以外のメンバーも寝不足にならないように綿密に計画を立てた結果、合計で8時間の休息となりました。
しかし、なんともアウトドアライフなパーティです。


【スズキ】見張りは二時間おきで、ルフナとワタシ〜ワタシ〜フェストとメルトン〜フェストとメルトンとティーナ……で。
【フェスト】精神点使わないとこういう時に冷遇だな……。
【ティーナ】じゃあその順番で……
【GM】8時間で良いね? では、夜間の新羅台地。(ころころ×8)まず、最初の見張りの組。
【ルフナ】はーい。
【スズキ】ルフナとワタシあるё。
【GM】(ころころ)……のそのそと虎がうろついてましたが、お腹いっぱいらしく去りました。
【ルフナ】ほ。
【GM】つまらん。で、次の組。
【スズキ】ワタシ一人ヨ。
【GM】(ころころ)えーと。狼が……(ころころ)七頭出たんだけど、これまたおなか一杯だったらしく去りました。
【ルフナ】すやすや(ほ)。
【ティーナ】すやすや。
【GM】くそう、駄目だ、新羅台地の猛獣は飢えてねえ(涙)。


ここに出るまでに比べ、新羅台地の猛獣達のなんと穏やかなことか……
サイコロの目という以上に、どうやら反応表に問題があったみたいです。
これも創り直さなきゃなあ。このままじゃ新羅台地は安全の代名詞だ(汗)。


【GM】では翌朝5時の夜明けです。
【フェスト】酒が切れた。
【スズキ】手が震えてペナルティか?


怖いこと言いなさんな(笑)。


【GM】さーて、バザーの場所を覚えているかな。訪れたことのある人はレンジャー+知力でチェックだ。平目もOKで。
【ティーナ】せーじ……は?
【GM】セージは……駄目にしよう。
【ティーナ】じゃあ、平目で(ころころ)7です。
【ルフナ】(ころころ)7、平均ってティーナさんと一緒ー(ヨクアルコト)。
【ティーナ】わー、一緒ー。
【スズキ】(ころころ)9ネ。レンジャーは生まれで持ってるだけアル。
【フェスト】(ころころ)10、何故俺が一番高い。
【ルフナ】お酒が切れて素面だから。
【ティーナ】あのお酒が忘れられないんですね。
【フェスト】あの不味い酒が?
【GM】フェストとスズキがどうにか覚えていたね。
【スズキ】ではチマチマと向うё。
【GM】では、バザーまで進みます。お昼まで7時間。


このお昼までの7時間が、また平和に過ぎたんだ……
洒落のツモりで入れた『後方からの商隊の馬車』なんて出やがるし……なんて安全なんだ、新羅台地!


【GM】さて、お昼までは問題なく過ぎます。一食分、消費してね。
【ルフナ】モグモグモグ…ごっくん。御馳走様でした。
【ティーナ】さあさあ、お昼も食べましたし、行きましょう。
【ルフナ】いきましょう。
【メルトン】疲れたぞーこのやろうー(とスズキにもたれる)。
【スズキ】重いアルー?!もっとダイエットするヨロシ。
【メルトン】なんだとこのやろう(首締め)。
【スズキ】キュ〜。草走りに筋力もとめちゃいけないヨー!?
【GM】では午後の部。日の入りまで振ります。


ところが午後の部もなにも出ずじまい。ああ……


【GM】おのれ、なんて平和なんだ新羅台地……新羅台地用にカスタムした対猛獣用戦闘ルール、今回もお披露目ならずなのか!?


そりゃGMも嘆こうというものです。
まあ、今回は前半がキツめの戦闘バランスだったので、結果として丁度良かったかもしれません。


【ティーナ】平和なことはいいことです。
【ルフナ】平和なのは良いことです。はい。


うわーん、発言被りながら言いやがってチキショー!


【GM】ということで日の入り、18時です。
【スズキ】さっきと同じローテで休むカ。
【フェスト】もう少しだろう?
【GM】このまま寝ずに歩けば、夜明け前、そうだな、2時か3時には着きますね。
【スズキ】ペナかかるまえに着けるアルか?
【GM】うん、ペナかかる前に着ける。
【フェスト】では行くか。
【スズキ】なら強行軍アルのみヨ。
【GM】では、夜間ロール。なんか出ろよー。このままじゃ、新羅台地は平和な土地だ。(ころころ×3、出目は9、12!、4)おっ。
【スズキ】あいやー。
【ティーナ】まあ。
【ルフナ】強行突破です(ちょっと違う)
【GM】えーと、8時ごろ。(ころころ、出目は1)…………
【スズキ】アイヤー。
【ルフナ】ぅみょ?
【メルトン】わあ。
【ティーナ】反応は……
【GM】…………はい、獅子が寝てました。
【スズキ】……GMのために起こして闘うカ?(やめい)
【フェスト】さて行くか。
【ルフナ】起さないように通りましょうー。
【GM】……反応表を創りなおそう……


創り直してやるううううううううううううううううううううう(涙)。


【GM】では夜間進軍を続けますよー。(ころころ×5、しかし何も出ず!)なんで何もでないのー!?
【メルトン】日頃のおこな(略)。
【ルフナ】僕等が良い子なんですきっと。
【ティーナ】平和って(略)。
【フェスト】平和で良い。
【スズキ】はーっれたっそら〜。
【ルフナ】しーろいっくもーーー。


うわーん! 平和だからって歌いやがってー!(脱兎)


【GM】うう、では夜明け前、ひっそりと静まり返る天幕の群、なつかしのバザーに到着です。
【ティーナ】着きましたね……なんだか久しぶりです
【フェスト】やれやれ、行きは割とすぐだった気もするんだがな。
【GM】行きの時は大勢いたからね。さて、この時間でもバザーにはちらほらと人が動いています。っても、まあ警備とかぐらいですけどね。
【スズキ】一先ず宿とるё。そう言えばココの宿屋、高かったカ?
【GM】宿は、一泊50ガメル(食事別)から。宿はまだ開いている(&空いている)のが何件かありますね。
【フェスト】……しまったな、どうにも金が。
【ティーナ】私より貧乏なんですねフェストさん(そっと涙)。
【フェスト】刀買ったからな。
【ルフナ】僕が出しましょうー。
【フェスト】いや、まだ平気だ。どうしようもなくなったら頼む。
【ルフナ】はーい。その時は云ってくださいねー。
【GM】それと、以前ここに来た人は冒険者レベル+知力ボーナス、もしくはシーフレベル+知力ボーナス+2のいずれか高い方でロールどうぞ。
【フェスト】(ころころ)14だ。
【ティーナ】どっちで振っても同じです(笑)(ころころ)う、8です。
【ルフナ】(ころころ)わーいひくーい9ー。
【スズキ】(ころころ)あっ。6ゾロё。
【スズキ】前回見つけられなかった毒薬店でも見つけたアルか?
【GM】いや、とりあえず……フェストは、前回と微妙に町並み(天幕の並び)が違うことに気付く。
【フェスト】……ふむ。
【スズキ】どう違うかも判るカ?
【GM】で、スズキは前回来た時と微妙に違うんだけど、大体どこにどれがあるか把握できた。
【スズキ】たまに配置替えするのかも知れないアルな。
【GM】まあ、天幕の利点を生かして、より販売しやすくちょこちょこ換わっているんでしょう。儲からない場合は畳んで別の品、という具合に。で、スズキはそれでも根幹となりそうな天幕には変化はない、と看破できた、と。
【スズキ】ワタシたまに凄いアルよ(自分でビックリ)。
【GM】さて、宿かな?
【フェスト】そうだな。
【メルトン】泥のように寝てやるー。
【ティーナ】宿を確保しましょう。それから色々見て回りたいですね
【スズキ】まだ深夜ヨ?今夜はとりあえず休まないカ?
【ルフナ】取り敢えず休んで明日お店をまわりましょうか。
【ティーナ】あ、夜でしたか、それじゃあオヤスミなさいくー。
【GM】では各自50ガメルをお支払いくださいませ。
【ルフナ】はーい残金810Gです。
【GM】ちゃ〜ら〜ら〜ら〜らっちゃっちゃ〜ん♪
【メルトン】ドラクエッ!?
【GM】と某有名RPGの朝のテーマと共に、朝です。
【ティーナ】それじゃあ、朝のお祈り(インスピ)を。親愛なる知識の神ラーダよ、我に貴方の知識を分け与え賜え!インスピレーション!(ころころ、なんとまたも6ゾロ!)…………
【スズキ】……またカ。
【GM】【ラーダ】任せとけェェェェェ!(歯磨き粉飛ばしつつ)
【メルトン】いやあああああ。
【スズキ】流石知識欲旺盛あるな。
【GM】【宿の親父】おう、良く眠れたかい。
【スズキ】お楽しみだったヨ(え?)。
【GM】【宿の親父】あんな夜更けに冒険者が来るなんて珍しいな。食事はどうするね、ウチで食う(ひとり3ガメル)か? 外で食う(おおむねひとり4ガメル)か?
【スズキ】食べてくヨ。今朝のモーニングセットは何カ?
【GM】【宿の親父】今日のモーニングはライ麦パンに蜂蜜を塗ったトーストと、新鮮野菜のサラダ、卵、馬肉のソーセージだ。
【フェスト】ついでに酒も。
【メルトン】朝はやはり和食であろう(ねぇよ)。
【ルフナ】んー蕎麦飯とかありますか〜?
【ティーナ】それじゃあいただきましょう。


と、朝食を食べたところでフェストのプレイヤーさんは時間切れとあいなりました。
お疲れ様でした〜。


【GM】さて、朝食も終えてお支払いを済ませて、さてどない?
【スズキ】長老に挨拶兼報告に行きたいヨ。
【メルトン】長老さんとやらに会いにいきたい!
【ルフナ】僕も長老さんの所に行きたいですー。あの子いるかなぁ……
【メルトン】どの子?彼女?
【ルフナ】え?……・・そ、そんなんじゃ……
【ティーナ】えっ、ルフナさんて、オンナノコ、じゃ(ワー)。
【ルフナ】え?えーっと…それ本気?
【GM】んでは、どの長老に会いに行く?君達は三人ほど面識ありますが。
【スズキ】地図くれた爺さんに。
【ティーナ】ええと、私のお財布を取った子がいるところですね
【GM】名前、覚えてるかしら?(笑)
【スズキ】クースカー。
【ルフナ】チカちゃんです。


いやそっちじゃなくて長老の名前(笑)。


【GM】ではスズキの案内にしたがって長老のひとり、ムディ・ロジャーナさんの天幕に行きます。相変わらずの古ぼけた天幕ですが、老いた風格じみたオーラを放っていますね。
【メルトン】うっ!まぶしい!
【スズキ】しきたりしきたり……
【ティーナ】入り方があるんですよね。
【ルフナ】えっと左足からだっけなー?
【GM】天幕の前には、例のスジモノっぽい男が立ってますよ。
【スズキ】例の、と言う事は面識ある密かに小心者の彼あるな。おひさしぶりアルよ。
【GM】【スジモノっぽい男】なんだぁ、ここは店じゃないぞ。
【ティーナ】いえ、あの以前お伺いした……
【GM】【スジモノっぽい男】……? ああ、あんたたちか。久しぶりだな。
【メルトン】小心者なのかい。
【GM】【スジモノっぽい男】リプレイ参照だ。ともあれ良く来たな。見ない顔もあるけど。今日は長老に御用かい?
【スズキ】長老には会えるアルか?
【GM】【スジモノっぽい男】ああ、もう起きて食事も終えたところだ。待ってな、伺ってくる。
【スズキ】頼むё。
【GM】と、スジモノっぽい男は中に入り、やや時間を置いて戻って来ます。
【GM】【スジモノっぽい男】お会いになられるそうだ。入りな。
【ルフナ】失礼します(作法作法ー)。
【GM】【スジモノっぽい男】しきたり通りに頼む。
【メルトン】私しきたりとかよくわかってないんだけど……とりあえず左足からっ!
【GM】【スジモノっぽい男】ああ、そうか。長老の天幕には左足から入って、二歩進んで礼をするんだ。
【メルトン】ふむふむ、ありがとう小心者君。
【GM】では、しきたり通りに入りまして、老ムディと再会です。
【ルフナ】お久しぶりです(ぺこり)。
【スズキ】しきたりしきたり……お久しぶりヨ。その節はどうもアル。
【GM】【老ムディ】おお、これはこれは。
【メルトン】はじめまして!
【GM】【老ムディ】昨夜、珍客来ると卦が出たが、貴方たちでしたか。まあおかけなされ。そちらは初めてですな? ワシはこのバザーを納める長老のひとり、ムディ・ロジャーナと申す。
【メルトン】どうもはじめましてスズキの飼い主のメルトン・アトミックです(礼)。
【スズキ】飼い主ッ?!
【メルトン】ほら、アンタ下僕じゃん。
【スズキ】メルトンが酷い事言うё!!(シクシク)
【GM】【老ムディ】コリント、黒茶を淹れておくれ。皆さんの分もな。
【GM】【コリントと呼ばれたスジモノっぽい男】はい、老。
【スズキ】黒くて黒糖を使ってるっぽい硬いお菓子アルな。
【ルフナ】それはカリント。
【スズキ】そうとも言うあるな。
【GM】【老ムディ】さて、今回の御用は?
【スズキ】実は例の地図を頂いた遺跡、行ってみたアルよ。
【GM】【老ムディ】おお。して、首尾は如何でしたかな?
【ティーナ】ええ、お話すると長いんですが。結論から言うと、生きてここに帰ってこれただけでも神に感謝を(長いので以下略)。
【ルフナ】変な本と杖をGETしました。
【スズキ】まぁ、まずまず……と言いたい所ながら妙な事になってしまったアルよ。
【GM】【コリント】黒茶だ。コ=クスで採れる珍しい豆を炒って牽いて淹れたものだ。独特の苦味があるが、慣れれば上手いし元気も出るぞ。
【GM】と、コリントが見かけによらず丁寧な手際で皆さんに陶器の器を。
【メルトン】ありがとう小心者君。
【GM】まあ、小心者だけど、長老の側近を勤めてるんだからかなり強いという想像はつくぞ、一応。
【メルトン】そのギャップが好みじゃ。


好みなのか……


【GM】【老ムディ】ありがとう、コリント。して、妙なこととは?
【ルフナ】えっと、石があって頭の中に質問いっぱいでずずずーいで真っ黒でした(意味不明)。
【スズキ】えーと……今この時点で目醒めてるのは居ないアルけれど……“混沌”とか言う力に蝕まれたっぽいヨ。
【GM】【老ムディ】“混沌”ですかな?
【ティーナ】まず、エルライン・ルフという絵本作家をご存じでしょうか?
【GM】【老ムディ】エルライン・ルフ……ふうむ、エルライン……(ころころ)名前だけは、聞いたことがありますな。出目が低くて申し訳無い。
【ティーナ】彼の残した作品があの遺跡に残っていたのですが、それが非常に不思議な力を持っていたのです、私達はそれに触れたために特殊な力を身につけてしまったようなのです。
【スズキ】その遺跡の主だったらしいアルよ。
【GM】【老ムディ】古代王国期の人物ですな。なれば、ワシよりもマハムに聞く方が正確かもしれません。私の持っている知識は、もっぱら現代のこと、人間のこと、ですのでな。申し訳無い。
【ティーナ】マハムさん?その方はどちらにいらっしゃいますか?
【GM】【老ムディ】ほれ、前回古書を紹介したと思います。ワシと同じく、長老のひとりですじゃ。
【ティーナ】前に本がいっぱいあった、あの人の所でしたっけ?
【スズキ】あぁ、それと魔法の品の鑑定の出来る人に心当たりは無いアルか?
【GM】【老ムディ】魔法の品の鑑定なら……ふむ、キャシアスかカレラですかな。2人とも長老職にありますが、キャシアスは配下に賢者を多く抱えておりますし、カレラはまだ若いですが識見はかなりのものです。
【スズキ】カレラと言うと前回会った人アルな。
【メルトン】いろんな人がいるんですねー。
【スズキ】ただ、あまり重役の方だとワタシら会えなさそうな気が……
【ルフナ】紹介状書いていただけますか?
【ティーナ】お願いできますでしょうか?
【GM】【老ムディ】よろしいですよ。どちらにお会いになりますか? 誰にも彼にも書くというわけには行かないので、一通となりますが。
【ルフナ】確実性の高い方に……
【メルトン】キャシアスさん方が賢者がたくさんいるらしいからそっちの方がよくない?
【GM】【老ムディ】キャシアスは商売にも通じてますでな。売るつもりなら、キャシアスの方が良いかもしれません。
【ティーナ】キャシアスさんでしょうか?ここはやはり年長者にお願いするのがいいと思いますけれど……(ボケてなければ)
【スズキ】異存無いヨ。
【GM】【老ムディ】カレラは冒険者との繋がりも多いですな。そういう情報は、カレラの方が入るかも知れません。
【メルトン】うっはー。どっちがいいんだー!?
【GM】【老ムディ】長老6人、皆得手不得手がありますでのう。
【スズキ】まずは確実に鑑定を、という事でキャシアス氏に一票入れるヨ。
【メルトン】じゃあ私もそっち。
【GM】【老ムディ】かしこまりました。ではさらさらさら、と。
【メルトン】早いッスね……
【GM】【老ムディ】キャシアスの天幕までは、コリントに案内させましょう。
【GM】【コリント】はい、老。
【スズキ】あ、最後に。
【GM】【老ムディ】なにか?
【スズキ】ルフナがお孫さんに会いたがってたアルよ。後ででぃとさせてあげて欲しいのココロ。
【メルトン】うむ。愛をはぐくんでください。
【GM】【老ムディ】チカですか。ふーむ、今日はどこに行っているのやら。帰ってきたら伝えておきましょう。
【ルフナ】え?え?いや……その……えぇ??!(おろおろ)
【メルトン】ふっ……照れるな少年。
【ルフナ】少年って……キミと年かわんないよ。
【メルトン】だって私少女だも〜ん。
【ルフナ】えぇ?!!!!!!!
【メルトン】なんだそのリアクションは。コラ。
【ルフナ】…………・さて、テントはまだかなー?
【メルトン】すっ素早いっ!
【スズキ】聞き流すのが一番のココロ。
【メルトン】なんか言ったか下僕(蹴)。
【スズキ】ダンプティ?!ひどいё。
【ティーナ】性別……逆の方がよかったみたいですね(謎)。
【メルトン】ティーナさんまでっ!


この軽いコントを無言で温かく見守るムディ・ロジャーナ。
大人物です。


【スズキ】では。お世話になったアル。
【GM】【コリント】では、老、行ってまいります。
【メルトン】失礼シマース。
【GM】ではてけてけとバザー内を移動。
【ルフナ】てけてけ。
【GM】道中、コリントに何か聞く?
【スズキ】キャシアス氏って怖い人アルか?
【GM】【コリント】キャシアス老は……ここだけの話だぞ。俺は、キャシアス老はあんまり好きじゃ無い。
【ルフナ】……これまたどうして?
【メルトン】なぜに。
【GM】【コリント】なんて言うのかな、こう……ほかの長老様方と違って、貪欲なんだ。
【スズキ】値切られそうアルな。
【GM】【コリント】いや貪欲と言うのも違うのかな。自分の興味のある対象に、異常に執着するというか……
【メルトン】へぇー。
【ルフナ】へぇー。
【スズキ】私らが研究対象にされない様に気を付けたいところアル。
【メルトン】ルフナかわいいからなぁ……
【ルフナ】えぇ?!僕?!!
【ティーナ】駄目です、ルフナさんは私が(略)。
【メルトン】      えっ。
【ルフナ】…………え?え?
【GM】【コリント】それでも、普段は温厚だし俺達下っ端にも気のつく人だし、なにより頭の良い人だからな。何せラーダの司祭様だし。
【ティーナ】もしやラーダ神を信仰……ってやっぱり
【メルトン】良かったですねティーナさん。同類ッスよ。
【ティーナ】えい(キュ)。
【メルトン】ゴフッ(失神)。
【スズキ】まぁ、会って話をしてみるのが一番アルね。
【GM】【コリント】でも、なんというか、他の長老様方に対してどこか……壁を造っているっていうのかな、上手く言えない。まあ、一番長老になって間も無いから仕方ないのかもしれないけど。
【スズキ】新参者だったカ。何時頃から長老職に就いてるカ?
【GM】【コリント】確か、2年前かな。俺がムディ様にお仕えしてから5年目だったから。
【ティーナ】そういえば、こちらでは何か変わったことなどはありました?
【GM】【コリント】うーん、変わったことは特に無いな。ああ、カレラ様 ――― 本当は長老に対する敬称は“老”なんだけど、カレラ様はそう呼ぶと怒るんだ ――― が珍しい魔物を退治してきたぐらいかな。
【ティーナ】珍しい……?どのような魔物だったのでしょう……
【GM】【コリント】えーと……なんていったかな。ヌ、ヌー……ヌイ?だかなんだか。
【メルトン】ヌエ?
【ティーナ】ヌイダラスゴインデス?(帰れ)
【メルトン】それはティーナさんのことでしょー。
【GM】【コリント】ヌエかも。とっても珍しい魔物、としか覚えて無い。
【スズキ】外見とかはどんな魔物かはわかるカ?
【GM】セージチェック、する?
【ルフナ】しまーす。
【ティーナ】してみましょう。
【GM】どぞ。知名度は、内緒。
【ティーナ】(ころころ)あっ、低い。8です。
【ルフナ】(ころころ)10で。
【スズキ】してみるヨ。(ころころ)10ネ。
【GM】うーん、ちょっと心当たり無いね。
【ティーナ】ちょっとわかりませんね……
【GM】では、そんなこんなで天幕に到着。キャシアスの天幕はムディやマハムのそれよりも新品ですね。天幕の前にいた男にコリントが案内状を見せて、皆を手で招きます。
【スズキ】ここもしきたりカ?
【GM】【コリント】ああ、しきたり通りに入ってくれ。
【ルフナ】左からてこてこぺこり。
【スズキ】では失礼するアルよ。
【ティーナ】お邪魔します(しきたり通り)。
【GM】えー、っと。その前に。
【ティーナ】
【GM】皆さん、冒険者レベル+知力で振ってちょ。ティーナは+2で。
【ルフナ】(ころころ)ふふふ低い。7。
【メルトン】(ころころ)9で。
【スズキ】(ころころ)12ヨ。
【ティーナ】(ころころ)高めです、16。
【GM】分かったのはティーナだけか。ではこっそりと。
【スズキ】ラーダ関係と読んだヨ。
【GM】(ティーナへこっそり)天幕には色々な模様があるのですが。その中に、“真紅の本を咥えた黄金の獅子”の紋様が。
【ティーナ】神のお告げが降りたようなそうでないような……
【GM】【ラーダ】らくだのこぶには水が入っているんだヨ。
【メルトン】嘘つけーーーーーー!!!!
【ティーナ】えい(キュ)。
【GM】【ラーダ】あッ(絶命)。
【メルトン】本当は脂肪であります。
【GM】さて、ではテントに入ります。
【メルトン】ええとええと左でー。
【スズキ】お邪魔するアルよ。
【GM】テントに入ると、そこにはひとりの男が。40がらみの、聞いていた話のイメージよりも逞しい男性ですね。
【ルフナ】失礼します(ぺこり)。
【スズキ】胡散臭いほどの笑顔を浮かべた日に焼けた肌の薄着の男が脳裏に浮かんだがどうカ。
【GM】そこまで逞しくないね(笑)。必筋で言うと16ぐらい?
【メルトン】ど、どうもー(礼)。
【GM】【男性】諸君らが、ムディ老のご紹介を受けた冒険者か。私がキャシアス・セルブリーゾだ。
【スズキ】始めます。今後ともヨロシクのココロ。
【ルフナ】踊り子のルフナ=ロー=グロウンです。初めまして。
【メルトン】初めまして、メルトン・アトミックです。
【スズキ】あ、初対面の挨拶は「始めました」だったか? ワタシはスズキ=タナカ=サトーと言う者あるヨ。
【GM】【キャシアス】まあ、楽にしたまえ。黒茶でも飲むかね? それとも、シャト(緑茶)にするかね?
【ティーナ】初めまして、ラーダ神に仕える僧侶クリスティーナ=クリステル=クリスフライヤー=クリスティ=クリスクロスです。
【GM】【キャシアス】おお、君もラーダの信徒か。偉大なる知識の守護のあらんことを(ラーダ風の祈祷の仕草)。
【ティーナ】親愛なる知識の神の加護があらんことを(ラーダ風の祈祷の仕草)。
【GM】【キャシアス】さて、老の紹介状では何やら鑑定して欲しいとのことだが。
【スズキ】ルフナ、杖を出すヨロシ。
【ルフナ】これです。(ずいっ)
【スズキ】本は……どうしたものかなぁ。これ以上混沌に感染する者が出るのも微妙あるヨ。
【GM】【キャシアス】ほう。どれ……(ころころ)
【ティーナ】それと、今のウチにみんなにこっそり。
【GM】鑑定中に、何かみんなに伝えます?
【ルフナ】こっそり。
【GM】【キャシアス】……ふむ、これは……ほう……


ここでティーナがキャシアスの天幕に“真紅の本を咥えた黄金の獅子”の紋様が入っていたことを皆に伝えます。
そのおかげで一堂はキャシアスに対し警戒心を抱いたようです。


【GM】【キャシアス】ふむ、私の力では完全には理解できないが……判った範囲で言おう。
【スズキ】お願いするヨ。
【GM】【キャシアス】これは古代王国期のものだね。恐らくはエルライン・ルフか。
【スズキ】ほうほう。
【ルフナ】ふむふむ。
【ティーナ】エルライン・ルフ?
【GM】【キャシアス】エルライン・ルフについては知っているかな? 知る人ぞ知るネクロマンサーにしてアルケミストだが。
【ティーナ】いえ(実は知ってるケドネ)。
【スズキ】屍体使いにして錬金術師カ。
【GM】【キャシアス】彼(或いは彼女かもしれないが)はまた絵本作家、詩人としても名高い。極端な寡作だがね。この杖はその彼の愛用していたものだろう。名が彫ってあることと、彼の遺したいくつかの品に酷似した特徴がある。
【ルフナ】他にもあるんだ…へぇー。
【スズキ】特徴?というと?
【GM】【キャシアス】握りの部分の細工や、全体の長さ、重さのバランス、などなどだね。
【ティーナ】作風、といった感じでしょうか?
【スズキ】あぁ、外見的な部分アルか。
【GM】【キャシアス】道具としては、まず普通に魔法の発動体として使えるだろう。それ以外には、この杖はどうやら『トランスレイト』が使えるようだね。
【ティーナ】トランスレイト?それは一体?
【GM】【キャシアス】古代語魔法LV5の呪文で、あらゆる文字を読めるようになる呪文だ。それを無制限に使えるようだ。中々良い品だな。
【ティーナ】わあ。
【ルフナ】LV5……凄いなぁ……
【スズキ】タングの文字版と考えれば良いカ。


まさにスズキの言う通り、『トランスレイト』は唱えるたびに未知の言語を一種類読めるようになる魔法です。
意外とパーティで誰も読めない文字というのは存在する場合が多いので、この魔法はあると中々便利なのですよ。


【GM】【キャシアス】それと……これは良く分からないのだが。どうやら、この杖は何かを示す役割を持っているようだ。ここに刻まれたルーンがそういう意味に訳せるのだが、何を示すのかは判らない。
【ルフナ】へぇー。
【メルトン】ややこしい品だねぇ…便利だけど…
【スズキ】ちなみに流通価格はどれくらいと見るアルか?
【ルフナ】え?売っちゃいやですよ?!
【GM】【キャシアス】ん?価格か? そうだな、希少価値もあることだし……30万ガメルは下らないだろうな。
【ティーナ】これを売ったら……30万……(そしてGMが困る)


うん、困る(笑)。
いやまあ、一応売った場合のルートも用意してありますけどネ。


【メルトン】30万……たっけぇ……
【スズキ】売ると半額になるアルよ。
【ルフナ】僕のなんですぅー誰にもあげませんー。
【GM】【キャシアス】ちょっと、文献でこのルーンに似たものを見た記憶がある。少々待ってくれたまえ。
【GM】そう言ってキャシアスは席を外します。
【ルフナ】杖は置いて行って下さい。
【GM】ああ、杖は置いていきましたよ(笑)。
【メルトン】30万あったら何ができるかしら…
【GM】しばらくすると、キャシアスが一冊の本を持って帰ってきます。
【スズキ】絵本か?
【GM】いや、絵本とは違うね。
【ルフナ】じぃー。
【ティーナ】じー。
【GM】【キャシアス】ふむ、ここだ。これはエルライン・ルフのことを調べた先人の記録だがね。
【スズキ】ほほう。
【GM】【キャシアス】エルライン・ルフの遺した詩の一篇に、こういうものがあるらしい。




ひとふりのつえ いっさつのほん

ぼくはつえをもち ほんをたずさえよう

ぼくはつえをだいちにつき

ぼくはほんをてんにかかげよう

ぼくのつえとほんは ひかれあっている

ぼくのほんとつえは ふたりでひとり

みずとさかなのように

そらとほしのように




【スズキ】マルチな才能を持ってる人間は色んな物を作り出せて羨ましいのココロ。
【ルフナ】杖と…本?(絵本のことかな?)
【GM】【キャシアス】恐らく、この杖はこの詩の中の『ひとふりのつえ』だと思われる。
【ティーナ】そうなんですか?
【GM】【キャシアス】エルライン・ルフは幾ばくかの品を遺し、杖も何本か遺した。名を刻んだ品もないわけではないが、名を刻んだ杖はこれだけなのだ。少なくとも、現在のところ、これ以外には見つかっていない。
【スズキ】それは流通価格も上がるというものアルな。
【ルフナ】だからこれは僕のなんです。だれにも(略)
【メルトン】まぁまぁ。仲間じゃないか私たちは(ゴゴゴゴ)。
【スズキ】えー、パーティの共有財産違うアルか?
【ティーナ】そうです、私のモノは私のモノ、ルフナさんのモノは私のモノ、あれ?何か違います。
【ルフナ】でも売却は許可しません。
【GM】【キャシアス】この詩から察するに、恐らくこの杖が『ひとふりのつえ』だとすると、対になるべき『いっさつのほん』もあるはずだな。それらが揃って初めて、何らかの効果が現れるかもしれない。このぐらいかな、私にわかるところは。
【スズキ】セットで揃えば更に売り値は上がるカ?
【GM】【キャシアス】恐らく『いっさつのほん』と共に売れば100万……いや、桁がもうひとつふたつ上がるかもしれないな。
【メルトン】きゅうばたん。
【ティーナ】見つけたら、大金持ちですね……
【ルフナ】ダメったらダメなんですぅぅーーーーーーー!!!!
【GM】【キャシアス】エルライン・ルフの品は、その効果以上に好事家に熱狂的なファンが多くてね。
【スズキ】ならそれまでは売らない方向で……
【GM】【キャシアス】確か、小フィシアの賢者の学院に、一冊保存されていたのと、あとは……
【ティーナ】見てみたいですね。
【ルフナ】ですねー。
【ティーナ】この杖のことがもっとわかるかもしれませんし。
【スズキ】あとは?
【GM】【キャシアス】私の知る限りだが、確かリエ=インの賢者の学院にもう一冊、ザールワールの好事家が数冊、持っていたと記憶している。
【ティーナ】そうやってパーティーを遠方に導くんですね(謎)。


その通りさ(笑)。


【スズキ】もし売る時になったらそういった好事家の方を紹介して貰えないカ?
【メルトン】学園とかの保管ならともかく、好事家だと見せてくれるかどうか。
【GM】【キャシアス】ところでものは相談なのだがね。
【ルフナ】ぁい?
【メルトン】なんでしょうか
【ティーナ】杖は売りませんよ?(笑)
【GM】【キャシアス】その杖を、私に預けては貰えまいか? ああ、ただとは言わん。
【ルフナ】嫌です駄目ですこれは僕のです。
【GM】【キャシアス】純粋な知的好奇心で、調べてみたいのだよ。もちろん、君たちが返せと言えばすぐに返そう。
【メルトン】これか…興味対象についての執着ってのは……
【ルフナ】ひしっ(杖を抱き絞め)。
【スズキ】コレ(=ルフナ)がどうあっても手放しそうに無いアルよ。申し訳ないけど勘弁して欲しいのココロ。
【ティーナ】ルフナさんが、ああ言ってるので……
【GM】【キャシアス】1日辺りの歩合で金を出しても良いし、なんなら担保として魔法の武具を貸し出しても良い。どうだろう?
【ルフナ】ぎゅぅぅぅぅぅぅぅ。
【ティーナ】……だそうですよ(笑)。
【GM】【キャシアス】もちろん、いざ売るときとなればザールワールの億万長者へと渡りも付けよう。
【メルトン】億万長者…しばらく聞いてなかった言葉よねー。
【スズキ】あぁ……それは凄い魅力アルよ……ルフナ、すぐさまキャシアス氏に手渡すヨロシ。(おい)
【ルフナ】嫌です嫌ですぅー(号泣)
【ティーナ】お・か・ね……(ふら〜)。いえ、でもこれはルフナさんが、ああっでも(おい)。
【メルトン】ティーナさん!だめです!しっかりしてください!(殴)
【ティーナ】(殴られ)はっ、私は一体何を(笑)。
【GM】【キャシアス】君達にとっても悪い話ではないと思うのだが……まあ、今すぐに決めろとは言わん。気が変わったら、いつでも私のもとを訪れてくれたまえ。
【スズキ】もっともその絵本とやらとのセット価格を聞いた以上、意地でもセットで売りたい所ヨ。
【メルトン】抱き合わせ商法ね!
【スズキ】お金があれば色んな研究も出来るし、しかも飢えずに生活できるアルよ?
【メルトン】これは重要よ!
【ティーナ】うっ……(悩)
【GM】【キャシアス】(一振りのダガーを鞘ごと取り出して)これは手付と、そして私に会うための通行手形として渡して置こう。
【ルフナ】じー……?
【GM】【キャシアス】ミスリルの品だよ。もちろん、それだけではないがね。
【ティーナ】うわあ……
【メルトン】えっえっ、た、高いの?
【GM】売れば0が4つはつくね(笑)。
【メルトン】ガハッ(吐血)。
【ルフナ】詳細も教えて下さい。呪いとかついてたらいやです(をい)。
【GM】【キャシアス】+1のミスリルダガー、必筋2の打撃力10(高品質+3なので)。
【ティーナ】だそうです。
【ルフナ】あ、僕使える……
【スズキ】がんばってルフナを説得するアルよ!待ってて欲しいのココロ!!
【メルトン】もらえるものはもらう〜(ふらふら)。
【ティーナ】どなたか持ちますか? シーフの方が理想でしょうね。
【GM】【キャシアス】1日に1回、ミュートを魔力5で使用可能だ。
【メルトン】ルフナーーッ!首を縦にふるのよー!(がくがく)
【ルフナ】うわーん。嫌ですー皆お金の亡者ですぅー助けてウィルさぁ〜ん(何故そこで……)。
【メルトン】やはりそういう関係なのかっ!
【ティーナ】私はシーフ技能で戦闘できるんですけど、必要筋力7まで装備できますから(聞いてないぶり)。
【スズキ】愛に生産性を求めるのは無粋な者のする事ヨ。ワタシは応援するのココロ。
【ルフナ】えぐえぐえぐえぐ……・違うです故郷のお兄ちゃんに居てるんですぅ……
【メルトン】うんうん。世間の荒波に負けちゃだめよ。
【ルフナ】違うですゥぅぅぅぅぅぅ(脱兎)。


面白いが、放っておいたら話が進まないので強引に展開を進めます(笑)。


【GM】【キャシアス】ああ、このダガーは手付だから、杖を渡してくれなくても君たちに預けるよ。ただ、クエストをかけさせてもらうが。
【スズキ】クエスト、何かを「しなければならない」、だったカ。
【GM】【キャシアス】クエストの内容は、ふむ、『このダガーは私にいずれ返さなくてはならない』というのでどうかね。つまり売れないし、持ち逃げも出来ないということだ。
【ティーナ】つまり、もう一度会いに来い、と言うことですね
【GM】【キャシアス】ともあれ、ダガーは納めてくれたまえ。さて、クエストは誰が受けてくれるかね?
【スズキ】それならば構わないが……別なクエストをかけない様ラーダに誓って欲しいのココロ。そうすれば抵抗せずに受けるヨ。
【GM】【キャシアス】誓おう。大いなる知識の正当な守護者足るラーダ神の名において。
【ティーナ】知識の神ラーダの名にかけて。
【GM】【キャシアス】ラーダの名にかけて。
【ティーナ】では、ラーダの僧侶たる私が。
【メルトン】おねがいしまーす。
【GM】【キャシアス】うむ、では。(ころころ)魔晶石も使って、達成値は22だ。
【スズキ】まだ凄まじく高いアルな。
【GM】ではティーナ、どこかに書いておいてちょ。達成値22のクエスト中、と。
【スズキ】まぁ、何とか説得してみるのでしばらく待ってて欲しいのココロ。
【GM】【キャシアス】まあ、気が変わって調べさせてくれる気になったら、いつでも来たまえ。そのダガーを見せれば、私にはいつでも会えるようにしておこう。
【スズキ】「しばらく」が数時間になるか数日になるかは何とも言えないアルが……
【GM】【キャシアス】構わない。待つ時間はあるさ。
【GM】あ、それと、ダガーの柄には“真紅の本を加えた黄金の獅子”のエンブレムが。
【ティーナ】(これは……やっぱり騎士団の証……)
【GM】【キャシアス】さて、鑑定の品はこれだけかな?
【ルフナ】シクシクシク……・皆が虐める…(杖をギュ)
【スズキ】魔晶石は鑑定の必要も無いし……これだけあるな。
【ティーナ】です。
【GM】【キャシアス】ふむ。では良ければバザーの北側、青い天幕の店に行ってみると良い。私の配下のやっている店だが、魔法の品を安く置いてある。
【スズキ】ではお世話になったアルよ。そちらも覗かせて貰うアル。
【ティーナ】魔法の品は買えなさそうです……(笑)
【スズキ】杖を売れば……
【ルフナ】売りません!!!!!!!
【ティーナ】えい(キュ)
【スズキ】あう、周りがミンナ敵アルё。
【ティーナ】私は味方です!                                     きっと。
【ルフナ】僕のなんですぅー(杖をマントの中に仕舞う)。
【GM】【キャシアス】では申し訳無いが、これから仕事なのでね。またいつでも来ると良い。
【ルフナ】じゃぁそこへお買い物です。見に行くだけでも……
【メルトン】色々とありがとうございましたー(礼)。
【GM】【キャシアス】ああ。我がバザーは、諸君に対していつでも門を開くだろう。
【スズキ】ではテントを辞するアル。
【GM】ではテントを出まして。
【GM】【コリント】ああ、どうだった?
【GM】と、コリントは待っていてくれた模様。
【ルフナ】皆が虐めるんです
【メルトン】そういうわけだ!
【スズキ】アイヤー、待っててくれたか。
【ティーナ】ええ、確かにおっしゃるとおりの人でした(笑)
【GM】【コリント】? 良く分からないが、戦利品で揉めるのは良くないぞ?
【スズキ】まぁ、色々と事情も有るアルよ。
【GM】【コリント】さて、これからどうする?ムディ老からは、今日はみんなを案内してやってくれ、って言われてるんだ。
【スズキ】ワタシらはキャシアス老に紹介された店に行ってみようと思ってるアルよ。
【ティーナ】お金に目がくらんだのが2名居るだけですので、お気になさらず(笑)。
【ルフナ】3名だと思いました(ティーナを見ながら)。
【メルトン】あらあらティーナさんだってダガーを(略)。
【GM】【コリント】金か……誰もが、その道は通るよな……実は、金になんか大した意味は無いのに……
【ティーナ】私は、くらみそうになりましたけど、大丈夫ですよ(微笑)                                  たぶん。
【メルトン】ティーナさんが一番怪しいッスよ……
【スズキ】道中こっちの様子を覗う人間が居ないか調べてみたいヨ。コリントの視界の外で出来ればベストある。
【GM】ん、ではシーフかレンジャー+知力かな。
【スズキ】シーフで。(ころころ)16ヨ。
【GM】ぎゃー。
【ティーナ】わあー。
【メルトン】相変わらず絶好調で……
【ルフナ】ぼくもシーフで。(ころころ)わーいひくーい。8です。
【ティーナ】同じく(ころころ)11です。
【GM】でも特に何も発見できないんですね、これが。
【スズキ】居ないかこれでも気付けないか……アルな。あ、それと。
【GM】ん?
【スズキ】さっきのクエストは間違いなく「ダガーをいずれ返さなければならない」という内容だったカ?
【GM】うん、それに間違いは無いよ。
【スズキ】了解のココロ。
【GM】神の名を出して誓っているし、それに背いたら神は力を降ろしてくれないからね。神聖魔法を行使できる以上、キャシアスは間違い無く敬虔なラーダ信者ですから。
【ティーナ】だそうです。
【スズキ】もっとも、これにロケーションかけられる仲間に居ていつでもこちらの同行をチェックできるようにしたのかも知れないアルが。仲間がバザー内の仲間かはたまた騎士団内の仲間かは何とも言えないアルな。
【ルフナ】あ、そういえば……杖の詳細(攻撃力等)聞くの忘れてた……
【GM】あ。両手持ち、必筋5、打撃力15(高品質+5)、攻撃力修正+2、追加ダメージ+1、クリティカル値11です。つまり+1相当のメイジスタッフですね。
【ルフナ】ちぇー僕使えないじゃーん(をい)。
【GM】発動体として使う分には問題無いよ。回避とかにペナ食らうけど。
【スズキ】ルフナが直接攻撃を回避しなければならない時は即ちパーティーが瀕死の危機に陥っている時アルよ。
【GM】さて。コリントの案内でバザー北側、青い天幕の店につきます。
【ルフナ】ここはふつうに入って良いのか……(きょろきょろ)
【メルトン】わーいお店お店ー。
【GM】箱の中から猫がこちらを覗いている、という意匠の看板の店、『シュレディンガーの猫』です。
【スズキ】では一先ず安心して店内を覗くё。
【GM】ここはかなり大きな天幕で、品揃えも豊富です。
【ティーナ】じー。
【メルトン】わぁい色々あるよー。
【ルフナ】何か有りますかねー?でも魔法のものなんて買えないしなぁ……
【GM】【コリント】(店の外で待っている)
【メルトン】スズキースズキー。
【スズキ】呼んだアルか?
【メルトン】これ買って(いかにも高そうな斧)。
【スズキ】はっはっは、ワタシの懐に期待するなんて無茶もいい所ヨ。
【メルトン】無茶を通すのが男ってもんだろが(無理難題)。
【スズキ】それは盗めと言ってるのと同義アルよ。ワタシまだ縛り首にはなりたくないのココロ。
【GM】魔法の武具は、+1のものならほぼあらゆる品が揃ってますね。+2だと、剣か斧がほとんど。槍や鈍器は珍しい。+3になると店頭にはディスプレイされてないね。
【スズキ】バード技能にプラス修正の付く様なアイテムはないアルか?
【GM】バードにボーナスか……つまり魔法の楽器だね。売ってますよ、色々な品が。
【スズキ】一番安いのでどんな感じアルか?
【GM】安いもので、5000ガメル。
【スズキ】手が出ないヨ。
【メルトン】たっか。
【ルフナ】買える訳なし。僕はダンス技能に+のつく……
【GM】ダンス技能にボーナスの品はないかな。
【ティーナ】魔法のアクセサリーみたいなものはないでしょうか?
【GM】アクセサリーは……武具以外の品か。そうだなあ、精神抵抗値+2のレジストアミュレットとか、ダメージ減少+1のプロテクトリングとか。
【ティーナ】高そうですね……
【GM】前者が5000、後者が8000ガメル。
【メルトン】手が出ない……
【GM】さて、皆さんが『たっけェよ』とぶつぶつ言っていますと。
【ティーナ】1000ガメル前後の品物を探してみましょう
【GM】1000ガメル前後?うーん。
【スズキ】精神点3の魔晶石が。
【メルトン】335ガメルしか持ってないのよ・・
【GM】魔晶石、袋詰め込み1回1000ガメル、というのが……(笑)
【スズキ】惜しいアル。
【ティーナ】いりません(笑)。


スーパーの特売市などで見うけられる、ミカンや生肉の袋詰ですね(笑)。


【GM】ここ、一応刀も売ってるんだよな。高いけど。
【ティーナ】でもフェストさん、居ませんよ……(笑)
【スズキ】フェストくらいアルよ。
【GM】まあいても買えないけどね(笑)。
【スズキ】こんな店が有った、という事を後で教えてあげるアル。
【GM】さて、探しものはもう無いかな?
【ルフナ】そうですねー。
【スズキ】今回はこんなところで。
【GM】そうしますと、店の外がちょっと騒がしく。
【メルトン】なんじゃ。喧嘩か?
【GM】ざわざわッ、どやどやッ、と。
【ティーナ】なんでしょう?
【ルフナ】んにゅ?
【スズキ】外を覗く前に聞き耳したいヨ。
【ルフナ】聞き耳しますー。
【GM】聞き耳、どうぞ。
【スズキ】(ころころ)う、8ね。
【ルフナ】(ころころ)9です。低い。
【スズキ】かなりやる気ないアル。
【ティーナ】私も。(ころころ)あら、8(笑)。
【GM】んー、どっちかというと、芸能人とかを見たざわめきっぽい。
【ルフナ】芸能人とかには興味ないです。
【ティーナ】長老でもいらっしゃったのかしら?
【スズキ】カレラさんとその親衛隊と読んでみたアル。
【GM】だね、通行人の『あ、カレラ様じゃないか?』という囁きが聞こえます。
【ティーナ】じゃあ、挨拶に行きましょうか?
【ルフナ】相手にされないかも?
【GM】そうこうしていると、皆さんの横を豪奢な金髪をなびかせながら六長老のひとり、カレラ・マクガレルが奥に座っている店主のもとにつかつかと。いわゆるモデル歩き、或いは女王歩きで。
【スズキ】この店に来たアルか。
【ルフナ】うわァ……美人さんだぁ……
【GM】【カレラ】店主、頼んでおいた品は出来たか?
【GM】【店主】あ、は、はい、少々お待ちください。
【スズキ】用事が済んだ後にでもちょっと挨拶するカ。一応面識は(一方的かもしれないが)あるし、無視するのも失礼ヨ。
【ティーナ】じー。
【GM】と、店主は恐縮しきった様子で応対、番頭(いるのか?)にお茶を運ばせます。
【GM】【カレラ】(緑茶を飲みながら)……ん?
【GM】と、カレラ女史は君たちに気付いた模様。
【ティーナ】あ、どうも(ぺこり)。
【ルフナ】ぺこり。
【メルトン】こんちわー。
【GM】【カレラ】ああ、諸君は確か、スザンナの……
【スズキ】覚えていてくれたアルか。感激ё。
【ティーナ】お久しぶりです、覚えていてくだされば光栄です
【スズキ】こんちまたまた良いお日柄で。
【GM】【カレラ】ああ、良い日和だな。こういう日は、野駈けが一番なのだが、この立場ではそうも行かん。
【スズキ】お忙しそうアルな。
【GM】【カレラ】(メルトンを見て)そちらははじめてお目にかかるかな?私はこのバザーの長老のひとりを務めている、カレラ・マクガレルだ。よろしく。
【メルトン】あ、初めまして。メルトン・アトミックです。スズキの飼い主です。
【スズキ】飼い主違うё?!と言うか、顔を見合わせた程度で名乗った事すらなかった気がするよ。改めて、ワタシはスズキ=タナカ=サトーと言うアル。ヨロシクのココロ、カレラ老。
【メルトン】あっ。老って言っちゃダメ……
【GM】【カレラ】老、と呼ばれるのは気持ち良くないな。呼び捨てで良い。諸君はこのバザーの住人でも無い。
【スズキ】呼び捨ては流石に抵抗があるヨ。様づけが妥当アルな。
【GM】【カレラ】それで、今日は物見遊山か? それとも何か売りに来たか? 魔法の武具なら、この店より私の使っている小売店のほうが割りよく買い取るぞ。
【GM】と、カレラさんは『この店』の中でどうどうと言い放ちます。
【ティーナ】あっ(笑)。
【スズキ】諸事情でここまで来て、色々見て回ってる最中ヨ。
【ルフナ】売りに来たんじゃなくて鑑定にきたんです。
【GM】【カレラ】ほう、鑑定か。書簡ならマハム老、武具ならキャシアス老、美術品ならチャン老だな。
【スズキ】どんどん新しい名前が出て来てアタマ パンク寸前ё。
【ティーナ】そういえば、話に聞いたのですが珍しいモンスターを倒した、とお聞きしましたが、一体どのようなモンスターだったのですか?
【GM】【カレラ】ああ、ヌエのことか?
【ルフナ】ヌエ……どんなんだろう??
【ティーナ】珍しいモンスターというのはどうもいい気がしませんね……何か悪いことの前触れ、のような。
【スズキ】セージチェック出来るアルか?
【GM】そうだね、改めてチェックどうぞ。まあ多分知らないだろうなあ(笑)。
【ルフナ】ヌエのチェックです(ころころ)10。
【ティーナ】(ころころ)12です。
【スズキ】(ころころ、6ゾロ!)知ってるアル。
【GM】…………嘘ン。
【ルフナ】うぉ?!
【ティーナ】わあ。生態系までバッチリですね!
【スズキ】ヌエあるカ。また珍しいのが出たアルな。
【GM】えー、ヌエは猿の顔、虎の身体、蛇の尾を持ち、泣き声はトラツグミというキメラの一種、と思われていたのですが、実は合成魔獣ではなく古代種族だということが近年発覚しました。
【ティーナ】凄いです、流石6ゾロ……
【GM】遠く、ラオシェンという島に生息する、鬼や天狗の使役する獣らしいですね。
【スズキ】強弓で撃ち殺すヨロシ。
【ルフナ】トラツグミって夜営の時に鳴いてませんでした?
【ティーナ】えっ……?
【GM】ええ、響いていましたよ。
【スズキ】下手すると襲われてたのかも知れないアルか……
【ルフナ】こわーい。
【ティーナ】知能は……高いのでしょうか?
【GM】知能は高く、精霊魔法をLV6で操ります。モンスターLVも6ですね。
【スズキ】それを退治したアルか?
【GM】【カレラ】最近、玲帝山の方から流れてきたのか、草原にヌエが出没するのだ。
【スズキ】出没する……と言う事は一匹や二匹では無いという事か……物騒な世の中アルよ。
【GM】【カレラ】まったくだ。私も危うかった。腕を持って行かれそうになったからな。
【ルフナ】ぁう……
【ティーナ】きっとGMの遭遇表にも……
【ルフナ】恐いです。遭遇しなくて良かったです。
【GM】いや、流石に無いから(笑)。


流石に、こんな危険なモンスターはランダムエンカウントでは出せませんね(笑)。


【スズキ】あぁ、そういえば。
【ティーナ】
【ルフナ】えば。
【GM】【カレラ】?
【スズキ】ここに来る最中、妙な太鼓の音の様な物を耳にしたアルが、そう言った音を発する魔物ってこの辺に棲息してるアルか?
【GM】【カレラ】太鼓……? ふうむ。(ころころ)13か。
【スズキ】出目は4、つまり+9か……
【GM】【カレラ】ふむ、恐らくそれはミュータント・ビッグエイプではないかな?
【ルフナ】なんです?それは???
【メルトン】長い名前だ…
【GM】【カレラ】推論で申し訳無いが、新羅台地周辺の森林に生息する、突然変異して強暴になった巨大な猿だ。その太鼓のような音はドラミングだろう。
【ルフナ】遭わなくて正解です。
【ティーナ】エイプの凄い強いの、と考えればいいでしょうか……?
【GM】そうだね、それでオッケエ。
【スズキ】音を聞いてすぐに迂回したアルよ。そのまま進まなくて正解だったアルな。
【GM】【カレラ】結構手応えはあったぞ。
【スズキ】……歯応えがあったと聞き間違えたワタシは飢えてるのかも知れないアルよ……
【メルトン】あとでメシ食おうね……
【スズキ】あまり高くない店探すアルよ。
【GM】【カレラ】さて、今度は私が聞いて良いかな。鑑定に持って来た品とは、なんだ?
【スズキ】ルフナ、出すヨロシ。
【GM】と、丁度その時、奥から店主がなにやら持ってきます。
【GM】【店主】カレラ様、御注文の品です。
【GM】【カレラ】ああ、御苦労(受け取る)。諸君、これから時間はあるか?良ければ食事などしつつ、話を聞かせて欲しい。冒険の話を。
【ティーナ】はい、喜んで。
【ルフナ】はい。
【GM】【カレラ】では着いて来たまえ。良い羊肉の香草焼きを出す店がある。
【スズキ】美しい人との食事は大歓迎アルよ……ただ……
【ティーナ】ただ?
【スズキ】あまり高い店に連れていかれるとその後、数日すらもたなくなりかねないアルよ……
【メルトン】痛い…痛いよ…
【ティーナ】そういえば……(財布見て)
【ルフナ】あはっ。
【GM】【カレラ】あっははははははっ、正直者は好きだ。安心しろ、誘った私が払うのが礼儀だろう?
【ティーナ】では、お言葉に甘えさせていただきます(笑)。
【スズキ】一生ついていかせて貰うアルよ〜。
【メルトン】わー。カレラ様素敵!最高!美人!
【GM】【カレラ】このバザーにおいて諸君は客人で、私は招いた側の人間だ。食事ぐらいは御馳走できる、と、周囲に度量の広い人間だと思わせる手伝いを頼めるかな。
【ルフナ】あはっ、喜んで(にこっ)。
【ティーナ】はい(微笑)。
【スズキ】めるとんとは大違いアル!!(小声)
【メルトン】なんか言ったかコラ(ヘッドロック)。
【スズキ】何か聞こえたアルか〜?……イタイイタイ、ギブアップアルよ!
【メルトン】喧嘩遊びにギブはないのよー(ギリギリギリ)。
【スズキ】締まる……締まるё……パンッ!(破裂音)
【GM】では、カレラさんと一緒に(コリントも)お店に入り、食事を注文します。
【GM】【カレラ】ここは私の手の者がやっている店でね。羊肉は皆平気か?
【ルフナ】はい。僕は平気です。
【ティーナ】はい、好き嫌いはありませんから。
【GM】【カレラ】では、チサ、ムートンのハーブ焼き、それにジェルカとギビーネを。氷も忘れずにね。
【GM】と、カレラは給仕の少女に手早く注文します。ジェルカというのは口当たりの優しい果実酒、ギビーネというのはかなりキツイ蒸留酒です。
【スズキ】では食事が出てくるまでの間に……ルフナ、改めて杖出すヨロシ。
【ルフナ】奪って売ったりしません?
【メルトン】すっかり用心深くなっちゃったねぇ。
【スズキ】なら直接渡せばいいアルよ。
【ルフナ】だって……
【スズキ】(小声)真面目な話、本気で売るつもりはないアルよ。ワタシらが混沌とやらに犯された以上手がかりの品かとって置きたいアル。ただ、あんまり執着してみせるのもどうかと思ったから敢えてああいった態度を……嘘じゃないアルよ?
【ルフナ】……・ホントに?
【スズキ】草走りは嘘つかないアル(目線明後日)。
【ルフナ】めちゃくちゃ妖しいですやん(よいしょとテーブルに杖を出す)。
【GM】【カレラ】その杖が?(興味津々)
【ルフナ】はい(手渡し)。
【GM】【カレラ】拝見する。ふむ……(ころころ)……エルライン・ルフ? 名前が刻んであるのは珍しいな(その程度しかわからなかったんです)。
【ティーナ】ええ、古代王国期のものらしいです
【GM】【カレラ】この杖を、鑑定に?まあ、小フィシアで魔法の品の鑑定は難しいからな。それで、どういう結果が出たのだ?(子供のようにワクワクと)
【スズキ】キャシアス老の鑑定によると……流通価格が30万ガメルらしいアル!
【ルフナ】いきなり金額かい。
【スズキ】しかもセット価格で倍率ドン、更に倍と言った感じになるらしいアルよ。
【メルトン】本とセットにすると100万や1000万や10000万に!
【GM】【カレラ】ほう、剛毅だな、だがキャシアス老のことだ、その値段をつける品にはしつこく食い下がったのではないか?キャシアス老は希少な魔法の品には目が無いからな……集めて調べること自体に意義を見出している感があるのは、いささか私は辟易するが。
【ティーナ】まさにその通りです(笑)。
【スズキ】せめて預けてくれ、いつでも取り次げるようにするから……と手付けまで貰ってしまったヨ。
【ルフナ】魔道師(見習い)たる僕が手放すわけないです。
【GM】【カレラ】賢明だ。剣は剣士に、杖は魔法使いに、それぞれ持たれてはじめて輝く。
【ルフナ】解って下さいますか?(きらきら)
【GM】【カレラ】だから私は冒険者相手のトレードを絶やさないのだ。優れた魔法の道具を一番輝かせることが出来るのは、やはり冒険者だからな。
【スズキ】30万で売れれば同じ様な+1メイジスタッフ、しかも筋力のあった物がいくつも買えるかも知れないё。
【ルフナ】「かも」で行動するのは冒険だけで充分ですよ(笑)。
【スズキ】先にさっきの店なりカレラ様御用達の店なりで売ってるのを確認してからと言う手だってあるアル。
【ティーナ】売る話はそれくらいにして(笑)。
【GM】【カレラ】しかし30万というからには、何か他に……(給仕の少女が酒を持ってくる)ありがとう、チサ。何か他に力もあったろう?
【スズキ】希少価値も有る、と言う事らしいヨ。この作者のエルラインと言う人は寡作らしいアル。
【GM】【カレラ】ほう。そう言えば、エルラインの品を見るのは、私もこれで3度目だな。
【ルフナ】3度目?
【ティーナ】エルライン・ルフの本をご存じなのですか?
【GM】【カレラ】ああ、2度は、故郷で子供の頃に。
【スズキ】……意外に出回ってるカ?
【GM】【カレラ】どうだろうな。私にしても、特に珍しい、ということで見せてもらったと記憶している。あれは本と笛だったか。
【ルフナ】本と笛かぁ……
【スズキ】縦笛あるか?横笛あるか?
【GM】【カレラ】横笛だ。小さな、そう……あれはピッコロというのかな、小さな笛だった。
【メルトン】高音のアレ……
【ティーナ】笛も作ってたんですね……
【スズキ】横笛か……縦笛だったら探し回ってたかも知れないё。
【ルフナ】本の内容とか覚えていらっしゃいませんか?
【GM】【カレラ】いや、本の方は残念ながら中を読ませては貰えなかった。危険らしい、ということでな。何が危険かはわからなかった。
【ティーナ】危険?
【ルフナ】危険…(“混沌”の絵本が他にも有るのかな?)
【GM】【カレラ】とにかく危ないから見せられない、表紙を見るだけで我慢しろ、とか、そう言われた記憶がある。なにぶん、子供の頃なのでな。
【スズキ】表紙はどんな感じだったか、うろ覚えでも覚えてないアルか?
【GM】【カレラ】表紙は……深い緑色だったな。シンプルなものだった。
【スズキ】緑か……夢のセット販売への情報第一歩アル!
【メルトン】やっぱ売る気だよこの人。
【ルフナ】売りませんてばーーーー!!
【スズキ】(小声)ポーズよポーズ。
【ルフナ】…………(滅茶苦茶疑いの眼差し)
【ティーナ】売りませんよ、これは(笑)。
【ルフナ】その本と笛の現在の所在ご存知ですか?
【GM】【カレラ】まだ保管されているのではないかな。ザールワールの賢者の学院に。
【ティーナ】リエ=インの賢者の学院だったような……? ザールワールは好事家です(笑)
【GM】【カレラ】しまった、間違えた(おい)。ザールワールのとある貴族の館、だな。


素で間違えました(汗)。


【GM】やがて、羊肉の香草焼きが運ばれて来ます。大陸料理的に、大皿にどどーんと盛られていますね。
【GM】【カレラ】で、その杖、どこで手に入れたのだ? 玲帝山か? いや最近は帝都警備師団の目も厳しいと聞く。赤瞳湖の遺跡……まで行く時間は無いな。
【スズキ】ここなら明かしても大丈夫カ……玲帝山ヨ。これでワタシらフィシア国内で犯罪者ネ。
【ルフナ】あはは……ご内密にお願いしますね(苦笑)。
【GM】【カレラ】ほう。それは面白い。犯罪者どのに乾杯だ。
【ルフナ】あぅぅ……
【スズキ】乾杯アル〜。
【GM】【カレラ】まあ私も小フィシアに行けば手が後ろに回るからな。いわば、同罪の誼だ。しかし、玲帝山に踏み込んで財宝を持って帰るとは、失礼だが諸君らは見かけ以上に経験を積んでいたようだな。
【ティーナ】運が良かっただけです(笑)。
【スズキ】いやいや、ほとんどムディ老に頂いた情報のおかげヨ。後は幸運も、アルな。
【GM】【カレラ】謙遜するな。運は何物にも換え難い冒険者の資質だ。諸君らの運に、幸あれかし(ギビーネを一気に空ける)。
【メルトン】お、お酒強いんですね……
【ルフナ】うわァ…お酒強いんですねぇ…カレラ様…
【GM】【カレラ】慣れというものもある。こういう立場だとな、好む好まざるに関わらず、飲まねばならないときがあるのだ。諸君らも、良ければどうだ?もちろんジェルカでも構わないが。
【ルフナ】戴きます(マジ?)。
【メルトン】わーいわーい私も私もー。
【GM】【カレラ】うむ、では僭越ながら(注ぐ)。
【メルトン】ありがとうございまーす。
【ルフナ】あ、すいません…ゴクゴク……・あ、おいしぃ〜♪(意外と強い?)
【ティーナ】あらあら……(笑)
【スズキ】ちょびっと舐めさせて欲しいアルよ。
【GM】蒸留酒なんで、口当たりは優しいけど喉が焼けます、はい(笑)。
【メルトン】辛ッ!ていうか痛ッ!
【ティーナ】くい(飲)。
【GM】んー、初めて飲む人は生命抵抗かな(笑)。酒に弱い人は−4(自己申告)ぐらいで。
【ルフナ】おー。生命抵抗いっきまーす。(ころころ)12!
【ティーナ】(ころころ)11です。
【メルトン】残りはスズキにやるよう。こんなん飲めないよう。
【スズキ】貰ったアルよ。ちょびっと……(ぺろり)
【ルフナ】くははは。
【GM】おお、ルフナ平気、ティーナも平気。平気とは言っても結構気持ち良くなっちゃうけど(笑)。
【ルフナ】酒場で踊って稼いでる以上弱くはないと思うので
【スズキ】(ころころ)11ヨ。
【ティーナ】……
【メルトン】(ころころ)あう、4!
【ティーナ】ふら〜
【GM】スズキも平気、あっ、メルトン酔っ払った(笑)。
【スズキ】あうあうあうあう……(ふらふら)
【GM】酔っ払った人は、酩酊状態になります。酩酊状態だとあらゆる判定に−1ですね。
【メルトン】モャー。


これはGMの勘違い。
アルコールを飲んだ酩酊状態によるペナルティは−1ではなく−4でした。
いかんいかん。


【GM】【カレラ】そして誰もジェルカを飲まないのだな。こちらはこちらでいけるぞ。
【ティーナ】いただきます(うぃ〜)。(ころころ)あ、8れふ〜。
【GM】ジェルカなら8でも平気だね。
【ルフナ】きゃは。…はーい、ルフナ踊りまーす。(テンションは高い)
【スズキ】脱ぐヨロシー(え?)。
【メルトン】ねぇちゃんいいぞー!脱げーっ!(オヤジ化)
【GM】と、肉を食い、酒を飲み、ダンスを踊り、歌を歌って盛りあがっているのです。
【ルフナ】器用度だっけ?
【ティーナ】うぃ〜。
【GM】んにゃ、敏捷度ね。
【ルフナ】ま、ボーナス一緒か……(ころころ)12〜。
【GM】【カレラ】おお、中々。
【ルフナ】わ〜い、褒められましたぁ〜〜〜♪ちゃちゃ〜らちゃ〜らちゃ〜ら〜〜〜♪
【スズキ】それがそれが!玲帝山の道中でドラゴンを見たアルよ!しかも老竜。あんなの初めてё。
【GM】【カレラ】ほほう、ドラゴンか。私は久しく会っていないが……いや、老竜は私も会ったことはないな。
【スズキ】会った……と言うか飛んでる所を下から見上げただけアルけど……
【ティーナ】でも初めて見ましたね。
【GM】【カレラ】老竜ともなると、その叡智は人間の及ぶところではないという。機会があれば、知己を得て話したいものだな。
【スズキ】そういえば〜……キャシアス老ってフィシアの軍関係の人間アルか?(小声)
【GM】【カレラ】(5杯目のギビーネを空けて)ほう、面白いところに目をつけるな。なぜそう思う?
【スズキ】さっき手付けで受け取った……と言ったその品に獅子の紋章が入っていたアルよ。
【GM】【カレラ】(無言でギビーネを自分の杯に注いで)……ふふ。なるほど、玲帝山から品を持ちかえるのは、幸運のせいばかりではないようだ。
【メルトン】わはははははははははははははははははははははははははは。
【ルフナ】〜〜♪ちゃちゃらちゃらちゃ〜〜〜♪(曲:真珠の首飾り)
【ティーナ】きゃーるふなちゃんすてきー。
【メルトン】わはははははははははははははははははははははははははははははははは。
【ルフナ】ちゃちゃらちゃらちゃ〜ららぁ〜♪♪(上機嫌)
【スズキ】タブー(カトちゃんの脱ぐ時の曲)演奏するヨ。
【ルフナ】…ちょっとだけよぉ?(はぁと)
【ティーナ】きゃーるふなー!
【メルトン】わははははははははははははははははははははははははは(スズキを首を絞める)
【スズキ】きゅ〜。
【メルトン】コリント。きさんものみくされー。わはははー。
【GM】【コリント】いや、俺、下戸なんだ(シャト=緑茶飲み中)。
【ルフナ】えー飲まないんですかぁ?
【メルトン】なんだとーおれのさけがのめねぇってのかー!(暴)
【ルフナ】あーはいはい、アトミッ君そのお酒は僕が。
【スズキ】落ち着くあるヨ!そういう時はこっそりシャトにアルコールを混入するヨロシ。


ってカレラの話も聞けお前らー!?(笑)


【GM】【カレラ】確かに、キャシアス老は元小フィシアの騎士だ。確か、近衛騎士団の大体長職まで務めていたはずだな。
【ティーナ】もと? じゃあいまはちがうんれふか?
【スズキ】ゲフゲフ……そんな職の人間がなんでまたこのバザーに来たアルか?
【ルフナ】ほぇ?「元」騎士なんですかぁ?今はちがうんだぁ〜(踊りながら)。
【スズキ】えぇい、あまり大声で喚き散らす内容違うアルよ、ルフナ。
【ルフナ】あはは〜ごめんなさぁ〜い(くるくる)。
【GM】【カレラ】何らかの失態を犯して騎士位を剥奪されたが、ラーダへの信仰と古代王国期の研究に対する情熱を捨てきれず、このバザーへ来たということだ。
【スズキ】失態……アルか……
【ティーナ】うーん、しんようにたるじんぶつれすかね〜?
【GM】【カレラ】その知識と、剥奪されたとはいえ元近衛騎士体長だ。人脈やノウハウはある。
【スズキ】どうも騎士団にはいい印象が無いアルよ。お陰でかなり警戒してしまったアル。
【GM】【カレラ】ムディ老やチャン老、マハム老は信用しているようだ。何せ、最前、キャシアス老の尽力で小フィシアの近衛師団を手玉に取り、敗走させたからな。
【スズキ】そういう言い方をするという事は、カレラ様は信用しきるには……と?
【GM】【カレラ】ただ、な……
【ティーナ】ふぁい?
【ルフナ】ただ?(くるっと回ってカレラ様の横にストンと座る)
【GM】【カレラ】私は、信用していない。これは同じ穴の狢である諸君だから言うことだし、酒の上の戯言と思ってくれ。
【ティーナ】ふぁ〜い。
【スズキ】しばし。辺りにつけてる人間等居ないかちょっと確認したいのココロ。
【GM】うぃ、レンジャーかシーフでどうぞ。
【ルフナ】僕もー。
【スズキ】仮にも長老の一人が酒の席でとはいえ内部批判をしてるのを他人に、特に好ましく思ってない連中に聞かれたらコトよ。
【ティーナ】(ころころ)4です〜。
【ルフナ】(ころころ)11ー。
【スズキ】(ころころ)14ネ。
【GM】人の気配は無いですね。
【スズキ】まぁ、用心し過ぎて困る事は無いアルよ。
【GM】【カレラ】おっと、気を使わせたな。私もいささか酔いがまわったようだ。……キャシアス老の信仰は、間違い無く本物だろう。だがそれ故に、キャシアス老が小フィシアを裏切るとも、小フィシアから追放されるとも思えぬ。
【スズキ】正直な所、ワタシらも彼に全てを話してたわけでは無いからナ……
【GM】そう言うカレラは、いつしか白皙の頬も桜色に染まり始めています。
【GM】【カレラ】ま、バザーの内部のことは良い。それより、だ。
【ルフナ】はい?
【GM】【カレラ】諸君らはこれからどうするのだ?
【ルフナ】んーとぉ…どうしましょう?(をい)この杖の事やルフさんが書いた本の事ももっと詳しく調べたいですねぇ……
【GM】【カレラ】まさか小フィシアにのこのこと戻るわけにもいくまい。いやいかないわけではないだろうが、小フィシアの、あの細々とした冒険者生活に、耐えられるか?
【スズキ】既に表通りは歩けぬ身アル。かといってダウナーに忍べるほど腕があるわけで無し……
【ティーナ】りえいんのけんじゃのがくいんとーざーるわーるのこうずかのもとにーいってみたいれすね〜(ぱたり)。
【GM】【カレラ】リエ=インに、ザールワールか。
【スズキ】(絵本の話をしてもいい物か、と目で合図)
【ルフナ】(良いんじゃないですか?)
【GM】【カレラ】どうした? 料理か酒のお代わりか?
【ルフナ】本も僕が持ってるのかな??読めるし
【スズキ】実はそのセット販売で価格が跳ね上がると言う本も手元にあるアルよ。
【ルフナ】売る気はないですけど。
【GM】【カレラ】ほう? なるほど、キャシアス老を信用してはいなかったということか(どこか楽しげに)。
【ティーナ】きしだんのあかしがみえたので〜。
【スズキ】彼個人ではなく、騎士団を……アルけどな。
【ティーナ】けいかい(ひっく)したのれす〜。
【ルフナ】騎士団とかは苦手です。
【GM】【カレラ】賢明だろう。だが、ひとつ良いか?
【ティーナ】(すや〜)
【ルフナ】はい?
【スズキ】何カ?
【メルトン】なんでしょ。
【GM】【カレラ】なぜそのことを私に話す?言い換えれば、なぜキャシアス老を信用せず、私を信用したのだ?
【ティーナ】それは〜
      かれらさんがー
      わたしたちに〜
      いちばんー
      ちかいから〜
      なの(すぴー)。
【GM】【カレラ】…………(目をつぶって、深く頷く)
【メルトン】ティーナさんねちゃだめー。
【スズキ】寝るとキスされるアルよ。
【メルトン】セクハラだわっ!
【ティーナ】がば。
【スズキ】いや、めるとんに。
【ティーナ】ぐぅ。
【メルトン】はいやー!(蹴)
【スズキ】ま、それで今後の事は、エルライン・ルフに付いて色々調べてみようかと思ってるアルよブッ!!(蹴られた)
【ルフナ】はーい、そこ暴れないでくださーい。眠りの雲撃ちますよー?
【メルトン】あと、乙女のカンってやつ?
【スズキ】敵の敵は味方……というわけでも無いアルが、カレラ様もこの場で内部批判めいた事を語ってくれたアル。それに対してワタシらだけ安全で居ようとは思わないヨ。
【ルフナ】んー…何となくっていうか…カレラ様もボク達に話してくれたでしょ?キャシアス老の事どう思ってるかとかー…ま、いわゆる乙女の勘で(お前乙女違う)。
【ティーナ】すやすや。
【ルフナ】あと……「剣は剣士に、杖は魔法使いに、それぞれ持たれてはじめて輝く。」あの言葉凄く嬉しかったんです(満身の笑み)。
【GM】【カレラ】(あでやかに微笑む)私の心からの言葉だ。喜んでもらえると嬉しい。(並々と注いだギビーネの杯を掲げて)カレラ・マクガレル・フォン・クラウシュヴァイゼンの名において。諸君らは私の友だ。そして私は、友を裏切ることを決してしない。
【メルトン】カレラさん……
【スズキ】ワタシも……美人は裏切らないヨ。
【メルトン】ブサイクなら裏切るんかアンタ。
【スズキ】懐具合と性格によるアルよ。
【ティーナ】わたしは〜わ〜た〜し〜?
【スズキ】さて、なんのことやら。(視線明後日)
【ティーナ】えい(キュ)。
【メルトン】ティーナさん!もっとやっちゃってください!(踏)
【スズキ】あんまり暴力働くとそのうち「もっとぉ」とか言い出すあるよ?!(踏まれてるそして締められてる)
【メルトン】うっ!それはそれでイヤ……
【GM】【カレラ】エルライン・ルフか……そうだな、調べるのであれば、リエ=インと、ザールワール、それにヴィーネを訪れるのが良かろう。ザールワールに訪れるのならひとつだけ教えて置こう。私がエルライン・ルフの品を見た好事家 ――― 貴族の名はルテックソンという。伯爵だな。
【スズキ】ルテックソン……感謝するアルよ。
【GM】【カレラ】ともあれ、キャシアスの動向には気をつけることだ。彼の、というより、このバザーの手は、恐らく諸君らが思っているよりも遥かに長い。
【メルトン】うっす!ご忠告ありがとうございます!
【GM】【カレラ】(杯をくいと空けて←7杯目)いずれにしろ小フィシアはしばらく離れるのだな。
【スズキ】そのつもりある。ただこれらの品を手に入れただけならうっぱらったかも知れないけど……今は色々それ所じゃないアルよ。
【GM】【カレラ】それどころじゃない? ふむ、金には換えられない何かがあるのだな。
【スズキ】己(と仲間)の身の問題……アルよ。解決したら思う様うっぱらって平和に暮すアル。
【GM】【カレラ】……平和に、ね……?(自分の杯にギビーネを注ぐ)
【スズキ】平和に、あちこちの街でも覗きながら旅して暮すアルよ(うっとり)。
【GM】【カレラ】(杯越しに皆を見て)さて、それはどこまで本音かしら。


予想外に会話イベントが長引きました。
こういう会話イベントはNPCの性格付けも楽だし、設定などをプレイヤーに伝えるのも楽だし、なにより楽しいので私個人としてはかなり好きなのですが、キャラのロールプレイに頼ってしまうためにいささか用いるのに慎重になります。
今回は幸いにもプレイヤーの皆さんも楽しんでいただけたようです。いやはや。
さて、次回よりいよいよリエ=フィシア全土へと冒険の舞台が広がります(予定)
選帝公の治める諸都市を巡る一行を待つものは?
果たしてエルラインが求めた命題を彼等は突き止められるのか?
誰よりもGMが気に入っているカレラの出番は今後もあるのか?
既に無能官僚状態のシグルドの今後の活躍は果たしてあるのか?
すべては、まだ見ぬ明日の向こうに。
Don't miss it!






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