エルラインの絵本 第壱話『大草原の小さなバザー』後編



【GM】えー、と。
【ティーナ】戦闘後、ですね
【スズキ】襲われたの何時頃だったカ?
【GM】何時ごろだったっけ? 初日の夕方か。
【スズキ】昼過ぎに出発して、その後移動中だったネ。
【GM】では巨大アリの襲撃を何とか蹴散らしまして、その日の夜です(ころころ)2d6 = (5+4) = 9。ち。何事もなく夜がふけまして、野営の準備ですね。
【スズキ】あぁ、精神使い果たしかけてるのが多いこの状況、追撃(?)が来たら耐えられるのだろうカ
【ティーナ】ここでしっかり休みましょう
【フェスト】そうだな。先に傷を治して欲しいが。
【ティーナ】怪我を負っていらっしゃる方はいらっしゃいますか?
【ルフナ】取り敢えずボクは睡眠を取らせて下さい。でないと精神点が…使い過ぎました。
【スズキ】野生のナマモノ相手にする時は精神抵抗値の低さを攻めた方がいいネ。
【GM】野営の準備などはキャラバンの方々がせっせと進めてます。
【スズキ】あぁ、手伝うアルよ。
【GM】手伝うのなら、そうだな。レンジャー、ハンター、バード、その辺で知力チェックどうぞ。


野営の準備にバードは違うかな、と思ったのですが旅慣れているということで。


【スズキ】バードでチェックするヨ(ころころ)2d6+3 = (4+2)+3 = 9。アイヤー、低いネー。
【フェスト】給料分は働くか(ころころ)2d6+3 = (1+4)+3 = 8。
【GM】【スザンナ】ああ、悪いね。
【ティーナ】私はお祈りを・・・むしろ祈ってばかりだとヒンズー教みたいですね(笑)
【スズキ】聖地の方に向かって礼を捧げてるアルね。
【ルフナ】ボクは申し訳ないですがぼーっと見てます。
【GM】スザンナさんが手伝ってくれた二人に近寄ってきます。
【スズキ】お邪魔だったアルか?
【GM】【スザンナ】いや、助かるよ。なにせ必要最低限ギリギリの人数だからね。
【ティーナ】すいませんお手伝いできなくて・・・
【GM】【スザンナ】いいって。その代わり、護衛の方をきちんとしてくれればね。
【ティーナ】はい、頑張ります
【スズキ】慣れてないカラ、あまり役に立たなくて済まないネー。
【GM】【スザンナ】あんたたち、新羅台地へは行ったことあるかい?
【GM】有る/無しはプレイヤーの判断でどぞ。
【ティーナ】いえ、私は小フィシアを出たこともまるでありませんでしたから・・
【ルフナ】ボクもないですね。
【フェスト】昔の事だ。
【スズキ】アイヤー、私そっちの出身ё(という事にしました。グラスランナーの特産地らしいし。)。
【ティーナ】お土産にはグラスランナーですね(違)
【GM】【スザンナ】そうか。あそこの遊牧民の連中は、小フィシアでは取り扱ってない品物も色々とトレードに出してくるからね。もし興味があったら、個人取引を持ちかけてみちゃどうだい?


これは先を見とおした情報です。
小フィシアではおおっぴらには古代王国期のアイテムの取引は出来ないので、選択肢のひとつとして新羅台地での取引も出来るぞ、ということを伝えたのですね。


【GM】どうやら、スザンナが向かおうとしているのはバザーのようなところらしいですね。
【ティーナ】砂漠のバザー(ドラクエ4)みたいな感じでしょうか?
【GM】まあ、大体そんな感じかな。基本的に物々交換だったんだけど、最近では遊牧民たちもガメル通貨を扱うようになってきています。


新羅台地でのガメル通貨の流通には小フィシアのプライベートトレーダー達の活躍も一役買っています。


【ルフナ】取り引きする物がないですね…現金で買えるといいけど……
【スズキ】取り引きしようにも元手が無いアルよ。
【フェスト】スズキの言う通りだ。
【ティーナ】私なんて借金を負う身ですからね・・・(黄昏涙)
【スズキ】まぁ、商談の間は私等護衛しなくて良い筈だったネ?その時に適当に見て回るアルよ。
【GM】等価であれば、“形のない報酬”でもトレーダーは応じてくれますよ。
【スズキ】帰りの護衛もあるからネー。あまり長くかかる事は出来ないと思うヨ。
【ルフナ】向こうで踊って稼げればいいけど…
【GM】たぶん、プロ(LV4〜6)がたくさんいるぞ(笑)。
【ルフナ】ですよねー(笑)
【フェスト】取り敢えず今は今だけを見るべきだ。


GMがここで言う『形の無い報酬』とは歌や踊りと共に、情報と、あるいは一夜の伽なども含めていました。
まあ、今の段階では情報にしろ夜伽にしろ、無理な話でしょう(笑)。


【GM】さて、そんなこんなで野営の準備も出来まして。夜、交代で見張りつつの食事などを。
【スズキ】夜の見張りを決めた方が良いアルな。
【GM】【スザンナ】さて、そろそろ交替かね。夜の見張りは頼んだよ。
【フェスト】……ああ。
【スズキ】了解アルよー。
【ティーナ】はい、頑張ります
【スズキ】さて、見張りの順番決めようカ。魔法使いは先に眠らせとかないとなんか出た時役立たずになりかねないネー。
【ティーナ】私は早めに休みたいですけど・・・
【ルフナ】そうですね…今現在役立たずですし(苦笑)
【スズキ】この中で夜目が利くのいたか?・・・居ないネ。
【GM】では夜です。商隊からも何人か出るので、皆さんからは4人以上で6時間ほど見て下さい。
【フェスト】4人以上? 4人しかいない気もするが。
【ティーナ】そうですね(笑)
【GM】あ、四人だった。じゃあ全員で出てちょ。
【スズキ】とは言え、ルーンマスター二人を先に眠らせると敵の察知出来ないのが固まるからヤバイね。
【GM】さくりと決めてくださいな。
【スズキ】戦闘技能を持ってるティーナの方は先に見張りに回ってもらう事にしたいがどうカ?
【フェスト】異存は無い。
【ルフナ】ボクも一応あるんですよ。シーフが1ほど(筋力3だから役立たず)
【スズキ】いや、私も筋力3のシーフよ? ではバランス考えて先にワタシとティーナ、後半にフェストとルフナで行くヨ。問題あるカ?
【フェスト】それで良いだろう。
【ティーナ】では、必要筋力14以下の武器をお貸し願えませんか?


ティーナ……君……(そっと涙)


【GM】問題なければランダムエンカウント振るよー。先の3時間(ころころ)2d6 = (2+1) = 3。
【ティーナ】低いですね(笑)
【GM】ちぇ。野ウサギが出たぐらい。次の3時間。(ころころ)2d6 = (1+2) = 3。
【ティーナ】あら、兎が
【フェスト】また兎か。
【GM】……野ウサギの巣か、ここ?
【スズキ】切り株で転げたネ。
【ルフナ】あ、野兎…かわいい。
【フェスト】食うか?
【ルフナ】いえ、いいです・・・
【GM】では何事もなく夜が明けました。睡眠不足の状態でキャラバンの連中は起き出して、出発の準備をすすめます。
【フェスト】無事で何よりだ。
【スズキ】ひょっとして6時間眠れて無いカ?
【GM】眠れてませんね。
【ティーナ】わあー
【スズキ】迂闊だったネー。先にここで滞在する時間聞いとくべきだったヨ。
【ルフナ】3時間だとどのくらい回復するんでしょうか。
【スズキ】全くしないヨー。
【GM】6時間未満の睡眠の場合、精神力はまったく回復しませんね。
【スズキ】5時間59分でも全く回復しないё。


まあ、5時間59分と言うのは杓子定規ですが(笑)。
精神力は通常睡眠によって回復します。この場合、6時間の睡眠で全快としますが、6時間未満の睡眠の場合、回復量は0となります。
煩雑さを防ぐためにこう定義しているのですね。
ルーンマスターのみなさん、睡眠は6時間を基本に取るよう、留意しましょう(そしてそれを上手く妨害するのがGMの腕の見せ所です。が、やりすぎは注意(笑))


【ルフナ】これじゃぁ思いっきり役立たずですねボク。すいません・・・
【スズキ】魔法使い眠らせてワタシとフェストだけで見張るべきだったあるネー。
【GM】道中、荷と一緒に乗せて貰えるか交渉してみるかい?
【フェスト】そうだな……交渉の価値はあるだろう。
【ティーナ】せめてルフナさんだけでも・・・
【フェスト】お前も寝ておけ。何かあったら敵わん。
【GM】どーする、交渉するかい?
【フェスト】ああ、交渉しよう。
【ルフナ】交渉したいです。
【GM】【スザンナ】ん?なんだい?
【ルフナ】スザンナさんー、すこい良いですか?
【ティーナ】落ち着いてください、ルフナさん(笑)
【GM】【スザンナ】スコイ? ああ、良いよ。ほら(水筒渡す)。
【フェスト】寝不足の連中がいるので荷と一緒に乗せてやりたいのだが。
【ルフナ】すこしです…(ぐったり)
【ティーナ】寝不足ですからね・・・(欠伸)
【ルフナ】がんばって魔晶石買えるようになりたいですね…
【ティーナ】そうですね・・・
【GM】【スザンナ】スコイはジプシーに伝わる酒で、眠気覚ましにぴったり……え、なんだ違うの?


我ながらいまいちなボケでした。さあ次。


【フェスト】連中と言うか二人だが。
【GM】【スザンナ】寝不足? 悪いがそいつは聞けないね、他の連中も充分寝てるってわけじゃない。まあ、確かに頑丈には見えないがね……体調でも崩したのかい?
【フェスト】魔法を操るものは休憩が精神力の回復に繋がる。先日の戦闘で多少消耗が過ぎたようなので休ませてやりたい、という意味だ。俺とスズキはかまわん。このまま護衛を続ける。
【ティーナ】ええ、何かあればすぐに起きますから、少し休ませていただけるとありがたいのですが・・・
【GM】【スザンナ】へぇ、魔法ってのは便利なようで厄介なんだねえ。OK、じゃあ運賃は報酬から差っぴくが、それでいいかい?
【フェスト】……やれやれ。
【ティーナ】ああ、報酬が・・・(おい)
【GM】【スザンナ】こっちも商売なんでね。ラバの疲労は減らしたい。
【ティーナ】それではお言葉に甘えさせていただきます
【ルフナ】6時間ってすこしのようで意外と長いですよね…あぁ、それは仕方ないので構いません。
【フェスト】二人に異存がなければそれで構わん。
【GM】【スザンナ】そこに人間二人乗せるんだ、そうだな……60ガメル。高く無いだろ? 1時間10ガメルだ。
【フェスト】仕方ない。飲もう。
【スズキ】まぁ、妥当なとこアルな。
【ティーナ】それでは失礼します(ぐー)
【ルフナ】解りました。ではおやすみなさい。(3秒寝)
【GM】【スザンナ】その分、あんたたちには荷物を運べとは言ってないしね、フェアなもんさ。しっかり休んどくれよ。
【スズキ】では1台目と2台目の間にフェスト、3台目と四台目の間にワタシが。
【ルフナ】精神点足りなくて皆さんに迷惑掛ける事を思えば安いものです(寝言)
【GM】では、その6時間の間、というか午前中には、と(ころころ)2d6 = (4+2) = 6。何にもでないや。
【ティーナ】ああ、よかったです
【GM】ではお昼の小休止を挟んで、ルーンマスターズも復活して良いよ。
【ティーナ】うーん(伸び)
【スズキ】今夜の野営はしっかり考えないと行けないネー。
【ティーナ】おはようございます(さわやか)
【ルフナ】・・・・・おはようございます。(ペコリ)
【スズキ】配列は昨日と同じで行くё。
【フェスト】何も出ないに越したとこはないんだがな。
【GM】では午後がー(ころころ)ちい。虎が出たけど、興味なさげにフイッと行ってしまった。
【スズキ】怖い怖い。
【GM】では夕刻。前回アリの出た時刻。
【ルフナ】何もでない事を願います。
【GM】(ころころ)おのれ。獅子がいたが、のんびりあくびしてました。
【フェスト】やれやれ。
【ルフナ】ほ。
【スズキ】お腹イッパイアルネ。
【GM】夜になってしばらく進んで……さて、野営再びです。
【スズキ】今夜は精神点消費してないから同じ問題なく見張りに付けるアルね。
【ティーナ】今日は順調でしたね
【スズキ】野生動物は無闇に襲い掛かってこないアルよ。
【GM】そちらは大勢だしね。では野営準備を終えて、シフトは昨日と同じでいいかな?
【ルフナ】はい。
【ティーナ】そうですね、余裕を持ってできますね
【スズキ】同じで行くヨー
【GM】では夜間は二回振ります。
【GM】(ころころ×2)うーん、何もでないなあ……
【フェスト】平和だ。
【GM】では翌朝。しゃきしゃきと出発。
【ルフナ】ですねー。
【スズキ】今日目的地に着くんだったカ?
【GM】【スザンナ】今日の昼過ぎにはつくからね。気を引き締めていくよ。
【ルフナ】はいっ。
【スズキ】了解。例によって例の布陣で望むアルよ。
【フェスト】日々是良日。
【GM】では午前の部。(ころころ)なーんにも出ない(笑)。
【ティーナ】今日は出目が悪いですね(笑)
【スズキ】前回の出目は狂ってたアルからなー。


前回は我ながら目が走ってましたからね。
ああいうとき、GMは楽しくもあるんですがこの上なく怖くもあるんです。
だって普通の戦闘でPCが死にそうになるんですもん(笑)。


【GM】では、なだらかな窪地の底に天幕が大量に張ってあるのが見えてきます。
【スズキ】到着したアルか。
【フェスト】着いたか。
【ルフナ】すごいですねー。
【GM】【スザンナ】ようやく見えたね。あれが新羅のバザーさ。
【ティーナ】わあ、着きましたね
【GM】天幕は大小さまざま、色彩も華やかなものが揃ってますね。
【スズキ】バザーに来たのは初めてアルё。
【ティーナ】私も初めてです、どんな所なんでしょう?
【GM】【スザンナ】さて、護衛お疲れさん。
【ティーナ】あ、はい、それではまた帰路の時にお会いしましょう。
【GM】【スザンナ】これが報酬の残りだ(ちゃりちゃりん)。
【GM】皆さん、300ガメルどうぞ。前金とあわせて500ね。ルーンマスターは合計で440ガメルで。
【ルフナ】+440っと。(袋にしまう)
【ティーナ】じゃあ、ルフナさんに借りた200をお返ししますね、ありがとうございました。
【ルフナ】あ、はい。では確かに。また必要な時は仰って下さいね。まぁ、ボクも余裕があればですけど(笑)。
【スズキ】帰りの出立の時間を教えてもらえるカ?
【GM】【スザンナ】あたしらは明日の午後出る。帰りも、護衛についてくれるかい? あんたたちがついてくれるならそのまま頼むし、そうじゃないのなら他に雇うけども。
【フェスト】どうせ俺達も帰るんだからな。帰りの護衛を兼ねても良いとは思うが。
【スズキ】明日の午後ねー。帰りの護衛するのは最初からそのつもりё。
【GM】【スザンナ】それじゃ、ここで良いね。明日の正午、この場所で落ち合おう。
【GM】そう言い残すと、スザンナさんは商隊を率いてバザーの中に入っていきました。
【スズキ】また明日ー。
【GM】バザーは実に賑やかですね。売っているものは多種多様。
【ルフナ】さて…少し見てこようかな。寝る所も探さないとですね。
【フェスト】さて……適当に寝る場所でも探すか。
【スズキ】流石にこんなところに宿はナイか。野営する事になるアルかね?
【GM】人が多く集まる土地でもあるし、周囲に都市がないので宿屋もありますよ。
【スズキ】宿代は普通と同じカ?
【GM】天幕だし、ちょっと高いけどね。
【フェスト】まあ見に行くだけでも行くか。
【スズキ】あぁ、高いのカ。
【GM】1泊50ガメル。食事は別。
【ルフナ】食事は屋台見たいなところないですかね?
【GM】屋台みたいなのも有るし、きちんとした食事の店もありますよ。天幕だけど(笑)。屋台で済ませるのなら、まあ一食5ガメルかな。
【ルフナ】全部天幕なんですね。(笑)
【スズキ】まぁ、その位ならなんとか。移動中は睡眠短くて辛かったアルよ。
【ティーナ】帰りの護衛もありますから、しっかりとした宿に泊まっておきましょう
【スズキ】では先に宿決めてからあちこち覗いて歩くアルよ。
【ルフナ】ボクは屋台でご飯食べて宿に泊りましょう。


バザー、いわゆる市です。
GMのイメージとしてはモンゴルの草原に忽然と姿をあらわしたアラブなどの雑多な露天街、のイメージです。
こういうゴミゴミ感が好きなので、私は良く自分のシナリオにこのような市を出します。
普通の町には売っていない、怪しげな品物も出しやすいですしね。


【GM】んーと、どんなのをみる? 武器、防具、装飾品、衣類、香辛料、化粧品、薬、毒、情報、女、男、奴隷、大概のものは手に入りますよ。
【ティーナ】アクセサリーかしら。
【フェスト】俺は武器だ。
【ルフナ】ナイフと魔法関連のものが探したいですね。
【スズキ】毒見たいё。あと武器もちょっと見てみたいアルね。
【GM】ハイハイ、順に行きますね(笑)。まず……アクセサリーはピンキリだね。値段に応じていいものが手に入ります。毒はシーフ+知力で、扱っている店を探してちょ。
【スズキ】(ころころ)2d6+4 = (3+5)+4 = 12、ほぼ平均値ネ。
【GM】12か……ちょっと見つからないね。
【スズキ】やっぱり非合法品だし表には出てないカ。


毒。
ソードワールドにおいて、プレイヤーキャラクターが毒を使うことはほとんど禁忌とされています。
ほとんどの国や地域では法などで規制されていますが、それ以上に心理的な、たとえば日本人にとってお地蔵様を蹴っ飛ばせないのと同じぐらいのタブーでしょう(わかり辛い)
やはりソードワールドRPGはヒーロー志向なのです。英雄候補生足るもの、毒などに頼るのは厳禁!ということですね。
その上で何故私がここでスズキにこの判定をさせたかというと、ひとつにはロクな毒は見つからないだろうと踏んだこと(目標値は高く設定しました)、もうひとつにはスズキのプレイヤーさんの性格と力量から仮に毒を手に入れても酷い使い方はしないだろう、と思ったからです。
スズキのプレイヤーさんはトリックスター的なキャラクターを演じる傾向にあるので、毒にしてもバッド・ジョークやサンドマンズ・サンド(いずれも上級ルール分冊@、225ページからの毒物の項に載っています)といった致命的でない毒だろうと判断しました。
馴れ合い、と取られるかもしれませんが、キャラクターを通したプレイヤーの力量と性格を信頼したこういう判断もひとつのスパイスとして“アリ”なのではないでしょうか。
もしここで6ゾロを出して、ケンタウリ・ブラッドやアイオケーンなどの“危険な”毒を求められたら……その時は簡単です。非常に高価だとして、買えなくしてしまえば良いのですから(笑)。


【GM】武器は高品質+3までなら普通に売ってます。安い物を探すのであれば冒険者LV+知力で。魔法のアイテムは、大概手が届かないですね。
【フェスト】刀はあるか?
【GM】刀も売ってるよ。ほとんどが大陸値段だけど、安い物を探すのなら冒険者LV+知力で。
【ルフナ】まずは高品質なナイフを探します。安くで売ってないかどうか。
【GM】どうぞ。
【ルフナ】(ころころ)2d6+3 = (5+4)+3 = 12
【GM】安価なものは見つかりませんね。
【フェスト】(ころころ)2d6+4 = (6+1)+4 = 11。無さそうだな。
【GM】大陸値段だけだね。
【GM】マジックアイテム、というだけなら、まあ……+3のブロードソードとか、ミスリルチェインとか……魔晶石も売ってますね。
【スズキ】ちなみに+3ブロードのお値段いくらヨ。
【GM】60万ガメル、とあるね。
【スズキ】手が出ないネー。代わりに目が(飛び)出たё。
【ルフナ】魔晶石いくらからですか?
【ティーナ】いくらでしたっけ?
【GM】えと、完全版だと残精神点の二乗*100ガメル、だね。
【スズキ】完全版採用するカー。痛いネー。


だって、旧版ルールだと魔晶石安いんだもん(笑)。


【ルフナ】10点魔晶石で10000Gですか?(汗)
【ティーナ】2点で400ですか・・・高いですね・・・
【GM】バブリーズのせいで高騰したんじゃないかね(笑)。魔晶石の値段とかミスリル銀の扱いとかは完全版をちょいちょいと採用していこうかな、と。
【ルフナ】ふぅー。あと高品質のやつの値段ってどうやって計算するんでしたっけ?
【GM】+1、つまり本来のものより必筋が1低くなるたびに、2割増。
【ティーナ】では、必要筋力7の以下の高品質の武器がないか探してみます
【GM】はい、どぞ。
【ティーナ】(ころころ)2d6+3 = (3+3)+3 = 9、神よ・・・(涙)
【GM】見つかりますけど、ルール通りの値段です(笑)。
【ルフナ】+3までなら通常価格で売ってるんですよね?
【GM】ですね。
【ルフナ】筋力2の+3ダガーって(2×10+20)×1.6ですよね?
【GM】違う。本来の打撃力で計算するの。本来は5の必筋が、2になっているわけだよね。だから『(5×10+20)×1.6』となる。
【ルフナ】112Gでいいんですかね?
【GM】うん、112ガメル。
【ルフナ】では112Gで購入します。


高品質の武具についてはルールブックにも載っていますが、ここでも解説。
必要筋力から割り出される打撃力/防御力が、本来のものより高くなる……のではなく。
その逆に、本来のものよりも必要筋力が低くなる、のです。結果としては変わらないのですが、この点には実は重要な違いが現れますので御注意。
前者、打撃力/防御力が本来のものよりも高くなる、だと、必要筋力16、打撃力18のブロードソードが誕生してしまう場合がありえるのです。
こうならないために、打撃力/防御力を上げるのではなく、必要筋力を下げる、とする必要があるわけですね。
もっとも、極めて高いクラフトマン技能を持つ鍛冶師の場合は打撃力/防御力が上がっても良いと私は思っていますけども、それにしたとしてもレアリティは高く設定すべきでしょう。
さて、高品質の武具についての値段ですが、上記の通りに必要筋力が本来のものより1低くなるごとに2割増となります。
ちなみに、いちいち『必要筋力が1小さい』と言うのは面倒なので、私はこれを『+1品質』と呼んでいます。ただ単に『+1』と呼ぶと魔法の武具と区別がつきませんから。
話を戻して、+1品質の場合は値段が2割増となります。例を挙げましょう。
必要筋力14のブロードソードが+2品質だったとします。
この場合……

ブロードソードの値段公式は
 必要筋力×20+40ガメル
なので
 14×20+40=320ガメル
が通常の必要筋力14のブロードソードの値段になります。
さて、高品質の場合、最終的に値段を出してから、品質による値段の修正を行ないます。
先ほどの320に4割上乗せして……
 320×1.4=448ガメル
となります。よって、この+2品質のブロードソードの値段は448ガメルとなりました。
値段は本来の必要筋力から求め、最後に高品質分の上乗せをする、という原則さえ覚えればそう難しくは無いと思います。
ちなみに品質は最高でも+5(値段は通常の2倍)となっていますのであしからず。
そうそう、当然、+5品質で打撃力5、必要筋力0のダガー、などは存在し得ませんので(笑)。


【フェスト】ああ……いい酒を探したいんだが。
【GM】お酒? んー、どぞ。冒険者LV+知力で。
【フェスト】(ころころ)2d6+4 = (1+1)+4 = 6
【GM】おお!すごいさけがみつかった!
【フェスト】……ある意味狙い通りだ。
【ティーナ】では、私は投擲用のネットを買いましょう
【フェスト】チッ、つまらん。いつ来てもろくでもない場所だな(やつあたり?)
【GM】普通の武具は問題なく売ってますね。さて、そんなこんなで街中を歩いていると、ちらほらと他の冒険者の姿も見かけます。
【フェスト】とっとと宿に帰る。
【スズキ】やっぱりレベル高そうカ?
【GM】いかにも熟練のたたずまいのものから、見るからに駆け出し風情のものまで。
【スズキ】あぁ、ワタシ等の同類も居るカ。
【フェスト】騒ぎを起こさなければ良いんだがな。
【スズキ】荷物すられない様に多少警戒しとくヨ。あからさまじゃないけど。
【ルフナ】荷物はしっかり持っておきましょう。
【GM】では、えーと……まだバザー内をうろついているのは、だれかな?
【スズキ】ワタシは宿に戻るアルよ。毒見つからなくてとぼとぼとした歩調で戻ったネ。
【ルフナ】ボクですかね?本とか探してウロウロしてるだろうから。
【ティーナ】じゃあ、私もご一緒して
【GM】ではティーナとルフナか……冒険者LV+知力でどうぞ。
【ティーナ】(ころころ)2d6+3 = (3+2)+3 = 8。
【ルフナ】(ころころ)2d6+3 = (3+2)+3 = 8。おそろいです(笑)
【ティーナ】一緒ですね(笑)
【GM】おーうい(笑)。んじゃ、通りを歩いていると、ティーナがハーフエルフの少年にドンッ、とぶつかられます。
【GM】【ハーフエルフの少年】おっと、ごめんよ姉さん!
【ティーナ】あいたたた・・・(転)
【GM】ああ、あからさまに怪しい……(笑)
【ルフナ】痛っ…危ないですねぇ…大丈夫ですか?(手を出す)
【ティーナ】あ、はい大丈夫です
【GM】ではもう一度、同じ判定をどうぞ。
【ルフナ】2人ともですか?
【GM】二人とも。
【ルフナ】(ころころ)2d6+3 = (2+5)+3 = 10。ちょっとだけ高くなりました。
【ティーナ】(ころころ)2d6+3 = (2+6)+3 = 11
【スズキ】今日は全体的に低めネ。
【GM】ティーナが気付いたな。財布がナイヨ!(棒読み)
【ティーナ】やっぱり・・・(黄昏)あっ、私のお財布が・・・?!
【GM】追いかける?
【ルフナ】えっ?!もしかしてさっきの…
【ティーナ】仕方ありません、見つからないかもしれませんが追いかけてみましょう
【GM】ん、まだ人ごみの向こうにちらほらと見えるよ。特徴のある赤い髪なので、すぐわかる。
【ルフナ】追いかけます。とりあえずその辺にメンバーの誰か居ませんかねぇ?(キョロキョロ)
【スズキ】ティーナもルフナも遅いアルね〜。やっぱり女の買い物は時間がかかると相場が決まってるアルな(ルフナは・・・)。
【フェスト】……女は皆そういうものだ。
【GM】そーだなあ……(ころころ×2)お、二人ともてくてくと歩いてます。近くを。これから宿に帰るところだったんですね。そうだったんですったらそうだったんです。
【ルフナ】あー!!フェストさん、スズキさーん!!(手をブンブン振る)
【フェスト】……他人の振りして良いか?
【スズキ】てくてく。
【GM】……人ごみの中、グラスランナーを発見する……? ……いや、まあ、見つかったんだい。
【スズキ】まぁ、フェストと一緒に居たんで気付いたってとこカ。
【ティーナ】フェストさん、スズキさん!あの髪の赤いハーフエルフの子を追いかけてもらえませんかっ?(駆け出す)
【スズキ】見たアルか?
【GM】見えますね。
【フェスト】何だ、財布でも擦られたのか?
【ティーナ】そ、その通りですッ!(号泣)
【ルフナ】その通りです。早く捕まえてー!
【フェスト】……やれやれ。
【スズキ】視界がー、サッパリ見通せないアルё!
【ティーナ】これも神の与え賜うた試練なのかしら・・・
【GM】では、チェイスのルールです。


我ながらアホなもの考えました(笑)。
人ごみの中での追走劇用の選択ルールです。

まず、人ごみをすり抜けるか押しのけるか、を選択します。
すり抜けは敏捷度、押しのけは筋力の、それぞれボーナス+冒険者レベルで判定します。
ここに様々な修正が加わります。修正は以下の通り。

 ・グラスランナーは、すり抜けに+2のボーナス。押しのけに−4のボーナス。
 ・女性はすり抜けに+1のボーナス。押しのけに−2のペナルティ。
 ・金属鎧装備時はすり抜けに−2のペナルティ。押しのけに+1のボーナス。
 ・シーフ技能所持者はすり抜けに+2のボーナス。
 ・ビルダー技能所持者は押しのけに+8のボーナス。

すばしっこく人ごみをすり抜けられそうなグラスランナーが有利になっています。
最後のは、まあ……洒落で(笑)。


【スズキ】金属鎧の某ビルダー連れてきたいアル・・・
【ティーナ】ええと、子供との距離はどれくらいでしょう?
【GM】子供との距離は……(ころころ)2d6 = (1+3) = 4か。40mですね。
【ティーナ】結構な距離ですね・・・
【ルフナ】スズキさんが一番有利かな?
【スズキ】数値的にはそうアルな。ただ、ワタシ犯人を見つけられるかが……視点が低いアルよ。
【GM】視点は気にしないでいいや。そこまで考慮に入れると面倒だから(笑)。では、どういう風にチェイスするかを宣言して、ボーナス、ペナルティの合計を進言して下さい。
【フェスト】押しのけだ。ボーナスは+1。
【ルフナ】ボクはすり抜けて行きます。ボーナスは+2ですね。あと敏捷度+2なので全部で+4です。
【スズキ】押し退けたいのをグッと我慢してすり抜けていくヨ。ボーナスはシーフ2、草2、敏捷3で7ネ。
【GM】上記のボーナスに、敏捷度ボーナスか筋力ボーナス、そこに冒険者LVを加算できます。
【ルフナ】だと……シーフ2、敏捷2、冒険者1で5ですね。
【ティーナ】敏捷ボーナス+2の冒険者レベル1,合計+6ですり抜けにします
【フェスト】+6差か。
【ティーナ】私は、(女性+シーフ)で+3
【スズキ】冒険者レベルを足すと9ヨ。
【ティーナ】凄いですね・・・(笑)
【GM】速ぇ……グラスランナー優遇しすぎたか(汗)。
【スズキ】でも出目しだいねー。レッツピン(やめれ)。
【GM】では、判定どうぞ。こちらはなんだかんだで+9つくんですけどもね。
【スズキ】アイヤー、ハーフエルフで+9か。相当レベル高いネー。
【ルフナ】出目勝負ですね。スズキさんファイト!!


フフ、実はそれだけじゃないのだよ。


【GM】一回勝利するたびに10m単位で接近します。負ければ引き離されます。ただし、パーティ内の誰かが勝てばOKです。
【スズキ】では頑張って追いかけるё。取り返したら1割アルね。
【GM】ピンと6ゾロは考慮しなくて良いです。ややこしいので。


そのつもりだったんですが……


【ティーナ】わかりました
【GM】では、GO!
【ルフナ】ではまず1回目ですね。
【GM】(ころころ)2d6+9 = (1+1)+9 = 11
【スズキ】(ころころ)2d6+9 = (6+6)+9 = 21
【フェスト】……………………。
【ティーナ】(笑)
【GM】わわわわああああーーーーーーー
【スズキ】きゃー
【ルフナ】あ、振る必要ないですか?(笑)
【ティーナ】これは追いついてもいいんじゃないですか?(笑)
【フェスト】伝説がまた一つ増えたな。
【スズキ】考慮してたら凄い事になってたアルな。
【GM】え、ええっと……面白いから考慮しようやっぱり(笑)。いきなりのタックルで、その少年に食らいつけました。
【ルフナ】やったー!!
【フェスト】やれやれ。
【ティーナ】凄すぎです(笑)


美味しいって、スズキ(笑)。
出るかー、こっちがピンでそっちが6ゾロ、1296分の1の確率が(笑)。


【GM】【ハーフエルフの少年】うわぁっ!? な、なにすんだよう!?
【スズキ】タックルー・・・あぁ〜引き摺られるアルよ〜
【GM】大丈夫、こけるから(笑)。
【ティーナ】じゃあ、2人の元へ駆け寄りましょう
【スズキ】盗った財布を返すアル〜
【フェスト】出せ。
【GM】【ハーフエルフの少年】…………3割で見逃してくんない?
【スズキ】5割なら・・・いやいや、それは大切な仲間の財布アル。見逃すわけには行かないネ〜。
【ルフナ】さぁ、返しなさい。
【フェスト】もう一度だけ言う。出せ。
【ティーナ】お願いです、私のお金を返してください、それがないとまた極貧生活が・・・(切実)
【GM】【ハーフエルフの少年】ちぇ、あんなところに仲間がいるなんて……
【GM】とかぶつぶつ良いながら財布を出しますよ。
【ルフナ】スズキさん凄いですねー。びっくりしました。
【スズキ】一瞬羽根がはえたかと思ったё。
【フェスト】待て。中身を確認しろ。
【GM】【ハーフエルフの少年】大丈夫だよ、あの短時間で抜き取るほど、腕良くないから。
【ルフナ】自分で言ってどうするんですか……ちゃんと全額入ってます?
【GM】中身は全額入ってますね。
【ティーナ】えーと、1、2、3、・・・・204、205ガメル全部あります(笑)
【GM】全部1ガメル硬貨なのか!?(笑)
【スズキ】指一本ずつおってかないと計算できないあるよ。多分。
【GM】【ハーフエルフの少年】ええと……やっぱり、突き出されるのかな?
【スズキ】どうするある?バザー管理者(?)に付き出すアルか?
【ルフナ】どうします?
【フェスト】次も俺達のように優しい連中だとは限らん。叩き殺されたくなければ次はもっと腕を上げておけ。
【GM】【ハーフエルフの少年】うん、そうする。おっちゃん、顔は恐いけどいい人だな。
【フェスト】フン。
【スズキ】ワタシら以外から盗る事をオススメするネー。
【ルフナ】だ、そうです。良かったですね。
【ティーナ】そうですね、まだ子供ですし……
【GM】【ハーフエルフの少年】ありがとうお姉さん! 次は見つからないようにやるから……
【ティーナ】3時間くらいのお説教で許してあげましょう(ワー)。さ、こっちに来なさい(ニッコリ)。
【GM】【ハーフエルフの少年】ヒー、あ、足が痺れるー(正座)。
【ティーナ】いいですか、神と言うのは……(云々云々)
【スズキ】では改めて宿に戻ろうカ。
【フェスト】さて、帰って寝るか。
【GM】では、みっちりたっぷりねっとりとろとろとお説教を終えて、宿に戻りまして。
【ルフナ】そうですねー。戻りましょう。(とことこ)
【フェスト】やれやれ。
【GM】夕食の羊肉のカレーを食べているところに、来客が。
【スズキ】明日も正午まで時間があるアルな。もうちょっと回ってみるカ?
【GM】【スジモノっぽい男】……ああ、いた。あんたら、昼間スリを捕まえなかったか?
【ルフナ】びくぅ?!(フェストの後ろに隠れる)
【スズキ】昼間?あぁ、さっきのカ?
【フェスト】そのスリがどうかしたのか。
【GM】【スジモノっぽい男】その件について、長老が話があるそうなんだ。ちょっと来てくれないか。
【スズキ】長老?
【ルフナ】長老??
【フェスト】長老?誰の事だ。
【GM】【スジモノっぽい男】あんたたち、このバザーははじめてか? このバザーは、6人の長老が仕切っているんだ。そのうちのひとりさ。
【ティーナ】どうしましょう?時間に余裕はあるでしょうか?
【フェスト】良かろう。
【スズキ】ちょっと待って欲しいのココロ。まだかれーが残ってるアルよ。
【GM】【スジモノっぽい男】良かった、来てくれなかったらどうしようかと思っていたんだ。
【フェスト】顔の割に意外と弱気だな。
【GM】【スジモノっぽい男】良く言われる。まあ、喧嘩は売られないから、そう悪い人生でもないさ。
【ルフナ】お、思ったより怖くない?(まだフェストの後ろに居る)
【GM】【スジモノっぽい男】あ、この宿の代金はこちらで立て替えておくよ。
【フェスト】やれやれ。行くか。
【GM】では、男が宿代を立て替えてくれまして。
【ティーナ】わあ、ありがとうございます。
【フェスト】素直に着いていくか。剣は背中に背負っておくが。
【GM】【スジモノっぽい男】こっちだ、来てくれ。
【ルフナ】(それでもフェストを盾状態に移動)……
【スズキ】のてのてついてくアルよ。
【GM】男の案内で、バザーの中心にある小ぢんまりとした天幕に通されます。その天幕は小さいけれども造りはしっかりしていて、長年風雨にさらされた風格のようなものが出ていますね。
【ティーナ】古くても、良いものは長持ちしますからね(きょろきょろ)
【GM】【スジモノっぽい男】あ、そうだ。長老の天幕には左足から入って、二歩進んで礼をするんだ。そういうしきたりなんで、一応護ってくれ。
【ティーナ】あ、はい
【フェスト】…………そうか。
【GM】では男に従って入りますと……
【ルフナ】は、はぁ……えっと…左足から…
【スズキ】お箸を持つのが右手だったあるな・・・
【ティーナ】(ぺこり)
【ルフナ】(ぺこり)
【GM】【老人】よく来てくれた、客人。
【GM】と、小柄な老人が迎えてくれます。顔はしわくちゃだけど日に焼けていて元気そう。見た目には70過ぎにも50前にも見えます。
【ティーナ】初めまして、私ラーダ神の僧侶クリスティーナ=クリステル=クリスフライヤー=クリスティ=クリスクロスと申します
【ルフナ】(長い名前だよなぁ・・)
【GM】【老人】ワシはこのバザーを仕切る長老の一人、ムディ・ロジャーナという。まあ、かけて下され。
【スズキ】椅子あるか?床あるか?
【GM】床ですね。まあ、モンゴルの遊牧民の天幕を想像してくださいな。ペルシア絨毯のような豪華なものがしかれています。
【スズキ】あぁ、ワタシはスズキ=タナカ=サトーあるよ。今後ともヨロシクのココロ。
【ルフナ】(ちょこんと正座する)
【フェスト】昼間のスリがどうかしたのか。(おもむろに本題ぶり)
【GM】名乗らんのか(笑)。
【ルフナ】ルフナ・ロー・グロウンです。(ぺこり)
【フェスト】フェストだ。通り名だがそれで良い。
【GM】【ムディ】話というのは、他でもない。おい、チカ、入っておいで。
【ルフナ】?(入り口の方を見る)
【フェスト】シュウのファミリアか(違うよ)
【GM】長老がそう言うと、天幕の入り口から、先ほどのハーフエルフの少年が。
【スズキ】また会ったネ、ハーフエルフボーイ。
【GM】【チカ】…………(神妙にしているが、ムディの視線が外れたときに皆に「やあ」と手を振る)
【ルフナ】あー、キミ昼間の!!
【フェスト】…………。
【ティーナ】あれから反省しましたか?(微笑)
【GM】【ムディ】それはワシの孫での。きちんと詫びるためにご足労願ったんじゃよ。
【ルフナ】孫なんだ…。
【フェスト】……ご苦労なことだ。
【スズキ】長老は人間アルか?
【GM】長老は人間ですね。
【スズキ】という事は子供さんがエルフと結ばれたアルな。まぁ、これは口に出したわでじゃないアルよ。念の為。
【GM】【ムディ】ともあれ、ワシの孫が迷惑をかけたことについて、きちんとお詫びをさせていただこう。申し訳ない。ワシの教育不行き届きじゃ(頭を下げる)。
【ルフナ】あ、そんな…(わたわた)
【スズキ】そんなに気にすることも無かったアルよ。結局被害は無かったアルからな。と、被害者でも無いのに言ってしまったアル……
【フェスト】…………。
【ティーナ】いえ、子供は悪さをして育つものですから、どうか頭を上げてくださいませ
【GM】【ムディ】未遂に終わったとはいえ、罪は罪。慣習によれば、チカは腕を切り落とされても文句は言えないのですから。
【フェスト】ならば首に縄でも着けておくのをお勧めするが。こんなつまらんことで人生を台無しにしたくはあるまい。
【GM】【ムディ】ですがワシとて、娘の忘れ形見にそのような目にはあってほしくないのですじゃよ。そこで、こういう形でご容赦いただけないか、と。
【GM】そう言って、ムディは傍らの箱を取り出します。
【ルフナ】
【GM】【ムディ】皆さんは冒険者とお見受けしましたのでな。であれば、金品よりもこの方が、と……
【フェスト】…………。
【GM】そう言って開けた箱の中には、一枚の羊皮紙。
【ティーナ】何が書いてあるんでしょう?
【ルフナ】地図とか?
【GM】丸めてあって、蝋で封印してありますね。
【ルフナ】何だろう…?封までしてあるなんて・・
【GM】【ムディ】数年前、小フィシアの近衛騎士団と揉めた際にぶん取った……いや、召し上げた代物ですじゃ。
【フェスト】……語るに落ちたな。
【ルフナ】ぶん取った・・・・(この人もシーフなのかな?)
【GM】シーフを手足のように使える立場の人間、だね。
【スズキ】開いてヨロシ?
【GM】【ムディ】差し上げますので、よろしければどうぞ。どうやら、古代遺跡の地図のようですな。
【ティーナ】では拝見させていただきます。
【フェスト】ほう。
【ティーナ】まあ
【ルフナ】遺跡?!(きらきら)…はっ!!
【スズキ】頂けるものは有難く頂くアルよ。
【GM】ちなみにだね。
【ティーナ】はい?
【GM】近衛騎士団、ってのは、名前からもわかるとおり騎士団の精鋭中の精鋭。そこともめてなにかをぶん取れるってのは、相当の力が無きゃ出来ないことです。
【スズキ】流石にこのバザーを仕切るだけあって凄いアルな。
【ティーナ】そうですね……
【GM】では、地図を見るわけですが……えーと。セージかバード、レンジャー知力チェック。
【ティーナ】ではセージで(ころころ)2d6+3 = (1+1)+3 = 5、ああっ、神よ・・・(涙)
【ルフナ】ティーナさん(笑)
【GM】うーん、獅顎湾の底かな?
【ティーナ】これ地図ですか?(おい)
【ルフナ】セージでいきます。(ころころ)2d6+3 = (4+6)+3 = 13。ちょっと高め。
【GM】ルフナがわかったかな。これは玲帝山の遺跡の地図だね。
【ルフナ】玲帝山の・・・・(じー)
【ティーナ】小フィシアから北に一日歩いたあたりにある大きな山ですね
【GM】玲帝山豆知識:リエ=フィシアの人々から『御山様』と呼ばれている霊峰。古代王国期の遺跡が乱立している。同時に、竜を筆頭とした様々な魔物が生息しているとも言われている。推奨挑戦LV:8以上。まっとうに挑めるルートは、小フィシア内にしかない。
【ルフナ】当分無理ですね。(爽)
【フェスト】むしろこの地図を高LVのパーティに売り飛ばしても良さそうだが。
【スズキ】当面の金銭には困らなくなるかもしれ無いけど夢も消えるё。
【フェスト】もちろん書き写してからに決まっているだろう。
【スズキ】先に漁られていざ辿り着いたらなにも無かったでは悲しくて涙がチョチョ切れるアルよ。
【フェスト】それは一理あるな。
【ルフナ】先に行って帰ってきてから売るとか。(極悪人ぶり)


ていうか売らないでくれー、これはこのシリーズの肝となる遺跡の地図なんだー(涙)。


【GM】で、だ。この地図なんだけど。
【ルフナ】はい。
【GM】ルフナは下位古代語も読めるんだよね。
【ルフナ】読めます。
【ティーナ】私だって(涙)
【スズキ】密かに私も読めるアルよ。


セージ技能所持者は必然的に下位古代御の読解が出来るようになりますからね(笑)。


【GM】だば読解できるけど、この地図は玲帝山に数ある遺跡のうちのひとつに至るルートを示している模様。
【ルフナ】ほぉ…
【GM】で、この地図どおりのルートを進めば、ほぼ危険な(具体的に言えばLV4以上の)魔物には遭遇せずに済む模様。
【ルフナ】それは美味しい。
【ティーナ】つまり安全なルートが確保してあるんですね
【GM】と、ゆーことがわかります。
【スズキ】問題は遺跡内部アルな。辿り着いたはいいがいきなりゴーレムとか出てきたら死ねるアル……ワタシごーれむ知ってるあるか?まぁいいカ。
【ルフナ】それはあり得るかも。
【ティーナ】それも問題ですが・・・
【フェスト】分に過ぎた代物かもな。
【GM】ああ、遺跡といっても大きいものじゃないみたいだよ。
【GM】【ムディ】その遺跡に挑むにせよ、その地図を売り払うにせよ、お好きなようになされませ。孫のしでかした不始末の代わり、というにはちと足りませんが。
【ルフナ】……(充分なような……)
【フェスト】まあありがたくいただいておこう。
【スズキ】いやいや、ワタシ等はもう充分許したつもりだったヨ。それなのにこんな品まで頂けて感謝のココロ。
【GM】【ムディ】我がバザーはあなた方に閉じる門を持っていません。いつでもおいでなさいませ。
【ティーナ】はい、ご丁寧にどうもありがとうござました。
【フェスト】もう少し良い酒があると文句も無いんだがな。
【GM】あるんだけどね……(笑)
【フェスト】見つからない物は無い物だ。
【ティーナ】遺跡発掘は、御法度、つまり見つかった時点で捕まってしまいますね
【GM】玲帝山は小フィシア領土なので当然厳罰です。
【スズキ】もともと冒険者になろうとした時点で覚悟完了済みネー。
【ルフナ】それでも挑みたいと思うのがシーフの性さ(をい)
【GM】では、引き取ります?それとも何か聞く?
【スズキ】いや、私は充分ヨ。
【フェスト】……刀を……。
【GM】【ムディ】刀は希少品でしてな。なかなか入ってこないのです。
【フェスト】やれやれ。
【ティーナ】教会とかはあるのかしら……?
【GM】一応、チャ=ザのなら(笑)。
【ティーナ】じゃあ畑が違うのでいいです(笑)。
【ルフナ】そうだ…(こそっ)ねぇ、チカ君ここに古い書物とか売ってる所ないかな?
【GM】【チカ】ん? 古い書物? んー……ねえじーちゃん、マハムさんならいろいろ持ってるかな?
【GM】【ムディ】む? マハムは書物を集めるのが趣味ですからな。興味がおありでしたら訪れると良いでしょう。私の紹介状を差し上げます。
【ルフナ】有り難うございます(にこっ)
【GM】【チカ】行くんなら、案内するよ。
【ティーナ】それじゃあ早速ですが行ってみましょうか?
【ルフナ】はい、お願いします。
【スズキ】ではお邪魔したアルよ。
【GM】【ムディ】またお気軽にお越し下さい。
【ルフナ】では、失礼しますね(ペコリ)
【GM】今、晩飯の終わった時間だけど行く? 8時過ぎってとこかね。
【フェスト】俺は帰って寝る。道中殆ど寝ていないからな。明日に備えよう。
【ルフナ】今から行きたいです。
【スズキ】スリにあったら大変ё。一応ついてくアルよ。
【GM】【チカ】OK、それじゃじーちゃん、ちょっとマハムさんとこに行ってくるね。
【GM】ではフェスト以外が向かうと。
【ルフナ】あると良いなー。(ワクワクしながら移動)
【フェスト】明日の仕事を忘れてはしゃぎすぎるなよ。じゃあな。
【ルフナ】はーい。いってきまーす(ブンブン手を振る)。
【フェスト】……むしろトラブルに巻き込まれるな、と言った方が正しいか。
【GM】【チカ】マハムさんってのは、じーちゃんと同じ長老のひとりなんだ。ちょっと変わってるけど、優しいおばあちゃんだよ。
【スズキ】これで帰り道のフェストがすりにあってたら笑うヨ。
【GM】とか言いながら歩いていくと、ほどなく小さな天幕に。小さな天幕のすぐ横には巨大な天幕がそびえてます。
【ルフナ】ここも左足から入った方がいいのかな?
【GM】【チカ】うん、しきたりだから。
【ティーナ】お邪魔します
【GM】では、その天幕に入りますと……
【ルフナ】お邪魔します(左から入って2歩で礼)
【GM】【老女】ん? だれだい、こんな時間に。夜這いかい?
【GM】と、これまたしわくちゃなおばあちゃんが。
【ルフナ】あはっ、夜分に申し訳ありません。(ペコリ)
【GM】【チカ】マハムさん、こんばんは(礼)。実はこれこれこういうわけなんだけど……
【GM】【マハム】なるほどね、チカ嬢ちゃんのいたずらの犠牲者ってわけだ。まあそういうことなら良いだろ。
【ルフナ】嬢ちゃん?!え?(チカを見る)
【ティーナ】あら、お嬢さんだったの?
【GM】【チカ】え? うん、女だよ、あたし。
【ルフナ】……ごめん、ボクてっきり……(汗々)
【GM】【マハム】いくら相応の格好をしろといっても聞きゃしないから勘違いされるんだよ。
【フェスト】……もしかして、名前から女なのかと思っていたのは俺だけか?
【ルフナ】だってGMが男の子って…(ゲーム的)
【GM】【チカ】だってさー、ひらひらの服とかって着るの面倒なんだもん。
【ルフナ】まぁ、あぁいうことするには邪魔かもね。(コイツはスカート見たいなの履いてるけど)
【ティーナ】服は自由ですからね、でも悪いことは(つべこべ)
【GM】【チカ】あう(汗)。
【スズキ】アイヤー、女性にタックルするとは迂闊だったё。済まなかったアルね。


はっはっはっ。
先のチェイスの際の+9には、こういう理由があったんですね(笑)。


【GM】【マハム】どれ、書庫に行くかね。
【GM】マハム婆さんはどっこらしょ、と立ち上がり、杖を片手にとなりの天幕に移動します。
【ルフナ】書庫へついて行きます。
【GM】【マハム】ここが私の書庫さ。まあ、集めたい本のやっと半分ってとこかね。で? 何をお探しだい?
【ルフナ】あっと、珍しい魔道書とか…
【GM】【マハム】珍しい魔道書ねえ……魔道所は、すべからく珍しいとも言えるがね。もっと具体的に言わないと、この中(数千冊の蔵書)から探すのは骨だよ?
【ルフナ】はっきり言えば遺失魔法です。(まだどうせ使えんだろう)
【GM】【マハム】高いよ。
【ルフナ】あと…(マハムにだけ聞えるように)チェンジリングに付いて記してある本を探してるんですけど…
【GM】【マハム】取替え子? どんなことが知りたいんだい。
【ルフナ】人間からエルフが生まれた例とか・・・(ぼそぼそ)
【GM】【マハム】祖先にエルフの血が入っているときに、突然発生する例だね。チカもそうだよ。
【ルフナ】そうなんだ・・(チカをじーっと見る)
【ティーナ】先祖返りですね(いや君聞いてないから)
【GM】【チカ】うん。母さんも父さんも人間なんだったんだけどね。父さんにエルフの血が入っていたんだってさ。
【ルフナ】そっか……(ぼそ)ボクもそうだったのかなぁ……
【GM】【マハム】ラムスリム・クベ・ルトゥラム、ルスリム・クベ・ルトゥラム。
【ルフナ】
【GM】【マハム】……あたしら遊牧民の言葉でね。自分の意志や力でどうにもならないことは、思い悩んでもしょうがない……ってな意味さ。
【ルフナ】あはっ…そうですね。(苦笑)
【GM】【マハム】その若さで(エルフに言う台詞じゃねえな)割り切れってのも難しいだろうが、ま、覚えておいて損は無いよ。


【ティーナ】玲帝山についての文献などはありますか?
【GM】【マハム】玲帝山についてはあの辺かね(詰まれた山の一角)。
【ティーナ】わ あ ー
【GM】【マハム】まあ、簡単な本なら……(がさごそ)……これかね。例帝山ウォーカーだ。
【ティーナ】うーん、地図の遺跡に関する本が見つかるかどうか、ロールできませんか?
【GM】【マハム】そうだねえ、セージ+知力かね。
【ティーナ】ではセージで(ころころ)2d6+3 = (6+1)+3 = 10。
【スズキ】手伝うアルか?
【ティーナ】あ、お願いできますか?
【スズキ】了解ネ(ころころ)2d6+3 = (2+4)+3 = 9。あいやー、引っ繰り返さなかっただけ良しとしといてё。
【ルフナ】2人が探してなければボクも探します。
【GM】ティーナ、ちらっと例の遺跡についての文献を見つけますよ。
【ルフナ】振ってみましょう。いいですか?
【GM】どぞーん。
【ルフナ】(ころころ)2d6+3 = (1+4)+3 = 8
【GM】見つからないねえ。
【ルフナ】低いです(黄昏)
【ティーナ】どんなことが書いてあるんでしょう(読み読み)
【GM】えーと、ティーナが見つけた内容は……件の遺跡は、古代王国中期のものらしい、ということ。その遺跡を造ったのはとある魔術師だけども、その魔術師は魔法的な罠や合成魔獣の作成には興味を示していなかったらしい、ということ。ぐらいかな。
【ルフナ】それって至ってシンプルなダンジョン?
【ティーナ】多少の危険が薄れたかもしれませんね
【GM】遺跡内部についての資料は発見できませんね。
【スズキ】つまり異様に難しいダンジョンでは無いので次はそこに向かえという神の采配アルな。
【ルフナ】ですかね。
【GM】むしろ向かってくれないとこのシリーズが始まらなゲフゴフン。
【ティーナ】収穫がありましたし、今夜はそろそろお暇しましょう
【GM】【マハム】それじゃあ、またおいで。次は金取るけどね。
【ルフナ】そうですね。マハムさん、有り難う御座いました。おやすみなさい。(ニコッと笑って一礼)
【ティーナ】どうもありがとうござました
【スズキ】お邪魔したアルよ。
【ティーナ】おやすみなさい、マハムさんチカちゃん
【GM】では、宿に戻りまして。ちゃーらーらーらーらっちゃっちゃ〜ん。翌朝です。
【ティーナ】宿屋のおじさんが、「お楽しみだっかい?」とかきさくに話しかけてくるんですね(ドラクエ1)
【ルフナ】ふぁー、おはようございます。
【ティーナ】おはようございます、今日も良い天気ですね
【フェスト】さて、仕事だ。
【GM】では、午後まではどうするかな?もう一度、探し回っても良いけど。
【ルフナ】んー。もういらないか……(耳を隠してたバンダナを外す)


目覚めた一行はバザーでちょっとした買い物を済ませ、スザンナとの待ち合わせ場所に向かいます。


【GM】では、待ち合わせの場所です。既にスザンナのキャラバンは出発準備を整えているようですね。
【スズキ】アイヤー、待たせたアルё。
【ティーナ】どうも、こんにちは
【ルフナ】こんにちは。
【フェスト】待たせたな。
【GM】スザンナはなにやらブロンドの大柄な女性と歓談してますよ。
【ティーナ】見たことある人ですか?
【GM】いや、初めて見ます。年のころは20半ばかな。腰に刀を佩いただけの軽装だけど、物腰は只者じゃあなさそう。
【ルフナ】…?(もう一人の方にペコリと挨拶)
【GM】【スザンナ】ん?ああ、待ってたよ。カレラ、この人たちがさっき話してた……
【スズキ】お初にお目にかかるネ。スズキ=タナカ=サトーという者あるヨ。
【GM】【ブロンドの女性】ほう。スザンナから話は聞いた。活躍だったそうだな? カレラ・マクガレルだ。このバザーの長老をやっている。
【スズキ】……老……
【GM】【カレラ】長老、とは役職名に過ぎないからな。実際に年老いている必要は無いのだ。
【ティーナ】では、初めまして、ラーダに仕える僧侶クリスティーナ=クリステル=クリスフライヤー=クリスティ=クリスクロスと申します
【フェスト】フェストだ。
【ルフナ】ルフナです。
【ティーナ】クシャナさんを思い浮かべました
【GM】そうそう、あんなカンジあんなカンジ。どことなく偉そうな物腰だけど、それが自然と出ている、という雰囲気ですね。いわば王侯の雰囲気という感じです。
【GM】【カレラ】諸君らは冒険者なのか?
【スズキ】未満の二文字が付くかもしれないけどそのつもりアル。
【フェスト】そうだな。
【ティーナ】そうですね、そういうことになります
【ルフナ】だと思います。
【GM】【カレラ】小フィシアで冒険者稼業は辛かろう。何か手に入れたら、こちらまで売りにくると良い。デキアスよりは、割りよく引き取るぞ。
【ティーナ】どうもありがとうございます(微笑)
【GM】【カレラ】金と運と力があれば、このバザーでは大抵のものは手にはいる。色々な道具や、情報もな。
【ルフナ】お金と運は解るんですが…なんで力が必要なんだろう??
【ティーナ】活気があっていいですよね、小フィシアとは違った雰囲気も……
【フェスト】…………。
【GM】【カレラ】ではスザンナ、また来月会おう。次は塩をもう少し大目に頼む。
【GM】【スザンナ】ああ、わかった。それじゃ、またね。
【GM】そう言い残して、カレラは豪奢なブロンドを翻して去っていきます。
【ティーナ】では、貴女にも神のご加護がありますよう(祈)
【GM】【スザンナ】さーて、それじゃああたしらも行こうかね!
【フェスト】ああ。
【ルフナ】はい。
【GM】そして皆さんは小フィシアに戻りまして……今回のセッションは終わりです。しかしこんなにNPC出してどうするんだ俺。


ホントにどうするんだ、俺。







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