ふたりはプリキュアMaxHeart第11話〜第20話


▽第20話▽ナミダのお別れ!?莉奈のポンポコ物語!
 さあ! さあさあさあ!
 一週間ぶりのプリキュアですよ! 皆さん、半裸で正座の準備はよろしくて!?

 今週はスケジュールに余裕があったのか、非常に作画、構成共に質が高く、濃厚で味わい深いエピソードでしたねえ。
 なぎさもほのかさんもひかり嬢も、そして今回メインの莉奈もその嫁の志穂も、皆さん非常に可愛らしく描かれててわたくし、もう見ているだけで凄いところが凄いことになってしまいそうでございました。

 莉奈と狸の関係と、ほのか&なぎさとメポミポ、そしてひかり嬢との関係を上手くクロスさせる展開でしたね。
 本来は居場所の異なる存在同士が出会い、情を交わしてしまっている状態。
 なぎさとほのか、メップルとミップルとポルン、そしてひかり嬢。いずれジャアクキングとの戦いに決着がつけば、別れは必然となる彼女たちの、その時の心境はいかばかりか……まだ先の事ではあるでしょうか、しかし考えずにはいられない。
 そのことに思いを馳せ、そしてなぎさがなんともなぎさらしい、前向きで明るく、そして元気な結論(一応、ではありますが)を見出すにいたる。
 うむ、やはりプリキュアは、観ていて元気になる作品です。
 私だって、毎回ゆりゆりだけを求めているってワケではないのですよ? いや求めてますけどね? それだけってワケでもないのですってば。いやホント。

 物語もまた少しずつ動き始めております。
 通称“館の少年”が徐々に外の世界に興味を持ち始めるなど、いよいよ展開が大幅に進むのかもしれません。

 それと今回気になった点が。
 なぎさは全員を名前で呼ぶんですよ。ほのか、莉奈、志穂。あとひかりも。
 ほのかはなぎさは名前で、莉奈と志穂は苗字。ひかりのことはひかりさん、と。
 莉奈と志穂は互いとなぎさは名前で、しかしほのかの事は苗字で呼ぶんですね。
 ちなみにひかりはなぎさとほのかはさん付け。でも変身するとブラック、ホワイト。
 この辺りの、なぎさとほのかとシホリーナと(あとひかり)の互いの呼び方に存在する、微妙な距離感にひとり萌えていたりしました。
 だってほのかさんが名前呼び捨てにするのってなぎさだけですし、ほのかさんを名前で呼び捨てにしてるのもなぎさだけなんですよ。
 なんと言うか、こう……ほのかさんの「なぎさだけよ」的な意図を感じ取るのは私だけでしょうか?
 いいぞもっとやれ。もっとゆりゆりやれ。ラブんラブんに溶け合えば良いじゃない! の!?
 

▽第19話▽ひかり困った!なぎさが転校ありえない!!
 今週のお話は作画、演出など非常に良質でしたねえ。いや、なんとも素晴らしいものを朝から補給させていただきましたことであるよ。

 お話の大筋としては学園を舞台にした物語にはありがちとえばありがち、お約束といえばお約束の、転校(ただしほとんどの場合は勘違いだったり事情が変わることで実際に転校はしなかったりする)を絡めたもの。
 ただ大抵の場合は転校が勘違いだったり転校しなくて済むとわかるのは最終的な局面で、そして転校すると悩み哀しむのは転校をする当人なのですが、こちらの場合はそこに少々捻りを入れてありましたね。
 その結果として、先週の予告で想像した「転校することになり思い悩むが誰にも言えないなぎさとふとしたことでなぎさの転校を知ってしまってどうすればよいのかわからなくておろおろするひかり嬢」という構図ではなく、ひかり嬢の一人勘違い劇場と相成りました。

 しかしこれが良い。良いのだ。
 今週はひかり嬢がなぎさと別れてしまうことに対する悲しみやほのかに転校することを告げられない(勿論実際には転校の事実が無いだけなんですが)なぎさに対して力になりたいと思い悩む様を見てハァハァする回、という解釈でよろしいかと。
 もー、なんというか、ひかり嬢ってば終始眉毛がハの字ですよ。常に困り眉。
 このお嬢さんは、なんともこう困ったりする顔も含めて、表情が可愛らしくなりましたね。
 MH開始当初のような、人形じみたちょっと不思議ちゃんの入ったミステリアスなキャラクターから、今は様々な経験から芽生えた感情に戸惑いながら少しずつ成長していっているという、まさに主人公格たるに相応しいキャラクターになってきていると思います。
 とはいっても、やはり私にとってのプリキュアはなぎさとほのかがメインではあるのですけれどもね。

 今週は戦闘シーンの動きも良かった。
 作画が全般的に神懸り的なレベルでありましたが、戦闘シーンでもぐりぐり動いていたのは嬉しいですね。ゆりラブ展開だけでもおなかいっぱいにはなるのですが、やはりこういう「戦う乙女」なシーンにも力を入れてくれると、この作品を好きになった甲斐があるというモノです。

 なぎさが手帳を経由してひかり嬢に伝えたメッセージ、なぎほの派の私などはつまるところなぎさにとってひかりは友達どまりでしかない、というような解釈もできるなあ、とか思い、ほのかさんの日々の調教教育の成果が如実に現れていることをこの上なく頼もしく思ったりもしておりました。
 なぎさの諸々の挙措やほのかの「食いしん坊なんだからぁ」発言とかも勿論可愛かったのですが、しかし今週はやはりハの字眉のひかり嬢の姿に激しく劣情を催した、良質なエピソードでした。

 そして来週はゴルフで放映がナシ。
 ヒビキさんにもあえないし、来週はどうやって一週間を乗り切れば……
 

▽第18話▽キャンプだホイ!頼りになるのはお父さん!?
 いやもう、なんつーか、ぶっちゃけありえないぐらいの妄想を掻き立てられる回でした。
 喩えるなら飢えた狼の檻に怯える子羊を放り込んだ感じというか、滾る範馬勇次郎の前に漲る郭海皇を対峙させた感じというか、こちらに気付いていない童子&姫の背後に音撃棒・烈火を構えた響鬼さんをスタンバらせた感じというか、ヤる気満々のほのかさんの寝床に抵抗できないなぎささんを寝かせた感じというか、うん、まあ大体そんな感じ。

 美墨一家が河辺へのキャンプに行き、それに同行するほのかさん&忠太郎という構図からスタートでしたが、出発前の準備シーンが実は印象に残りました。
 喧嘩が絶えない(けれど仲が良い)姉弟、しっかり者のお母さん、色々張り切っちゃうお父さん、となんとも『良い』家族です。やはり美墨家のシーンは見ていると和むなあ。雪城さんちの家族が普段あまり出てこない(と、いうか年に一回だけ)からその分美墨家の構成は力をいれて丁寧に描いているのかもしれませんね。

 さて、美墨家の行楽にほのかさん&忠太郎が同行したわけですが(ついでに言うとひかりも誘ってはいたけれど、タコカフェが忙しくてこられなかった模様。この時点では)、普通家族水入らずの場に娘の友人とはいえ他人が顔を出すものかいな? とちょっと疑問に。
 なぎさとほのかは幼馴染というわけではなく、仲が良い(そして、深い)とは言ってもまだ1年ちょっとの付き合い。美墨家と雪城家が家族ぐるみの付き合いというわけでもないですし、作中で見る限りはほのかがなぎさの家にお邪魔するのってそれほど頻繁でもないようですし……
 つまりこれは、あれか。
 その辺りの事情はエピソードの隙間(小説で言う行間、漫画で言うコマの間)を読め! と! そういうことですね!?


 では公式からのお許しが出たので(※出てません)存分に!
 通いつめているというわけではないにしろ、ほのかさんは美墨家には幾度となくお邪魔はしているわけですよ。
 で、恐らくなぎさも両親(特にお母さん)にはほのかさんの事を話していると思うのですね。今日来ていたお友達は雪城ほのかっていって、科学部に入ってて凄く頭が良くて、しっかり者で、女の子らしくて、とか、人の良い所をナチュラルに(そして無意識に)見つけ出すのがなぎさの凄いところですからそうしたほのかの美点を母に事細かに報告したのでは、と思うのですよ。
 なぎさは良く言えばボーイッシュ、悪く言えばがさつ、に一見見えるタイプの女の子。勿論理恵ママはそうしたなぎさの内面が実に女の子らしいということは知っているでしょう。しかしだからこそ、そうした、内面では実に女の子らしい面を持つなぎさにとって、そうした『女の子らしいお友達』は歓迎だったのかもしれません。
 そうすることでなぎさも少しはおしとやかに……などというわけではなく、考えるより行動するほうが早いような活発で快活ななぎさが、実は恋に恋する乙女であることも充分理恵ママが見抜いているとするならば、なぎさの内面に近いであろうほのかさんとの付き合いを深めることはより内面的な、より良い友人関係を築けるのでは、と、理恵ママはそう判断したのではないでしょうか。
 と、こうです。
 つまりほのかさんは、未来の姑となる理恵ママを既にこの時点で陥落オトしにかかっておるわけですよ。
 将を射んと欲すればまず馬を射よというわけですよ!

 既にふたりは既成事実はてんこ盛りなのですからあとはそれを周囲に認めさせる段階なのです。
 この場合の“周囲”とは何か? 双方を取り巻く環境、すなわちふたりの場合で言えば、家族、友人=学園、といったところでしょうか。
 まず、ベローネ内ではふたりの関係は周知の事実であることが15話で明らかになりました。なにぶん人気の高いふたりの事、まだまだ不穏分子はいるでしょうが、下級生層の圧倒的な支持を見る限りは少なからず存在する反乱分子も遠くない日に一掃されるでしょう。
 家族の方に関して、まず雪城家はおばあちゃまは全てお見通しのようでありながら、なぎさの婿入りには一切反対の素振りを店ていないことからこれは現時点では問題は無いでしょう。ご両親に関しては、何しろ年に一度しか娘に会えないと言う状況でもありますので、流石のほのかさんもそこまでの根回しはまだ完了していないかもしれません。が、雪城パパ&ママは屈指の親バカでもありますし、天才・ほのか嬢が言いくるめて祝福させるのはそう難しくないかも知れません。
 美墨家に関しては、なぎさの弟の亮太くん、彼はほのかさんに心酔済みなので問題ナシ。残るは岳パパと理恵ママです。
 このふたりは難易度が高そうです。なにしろ、岳パパも理恵ママも、明るく楽しい両親でありながら、きちんと見るべきところは見て、締めるべきところは締めるという実にレベルの高い夫婦。
 しかし基本的にこのふたりは善性が強いので、同じく善性の強いほのかさんであれば受け容れられるのに時間はかからないでしょう。
 ならば問題は共に過ごす時間。理解してもらう機会の多寡。
 そこに降って沸いた美墨家のキャンプの話ですよ。
 常日頃から如何にしてなぎさを篭絡しじっくりたっぷりねぶり上げるようにスウィーツにとろけるかを並行思考しているほのかさんがこの好機に食いつかないはずがありません。
 恐らく、ほのかさんが同道したのにはこうした思惑があったのでしょう。え? どういう経緯で一緒に行くことになったかって? ンなモン、ほのかさんがその気になった、その事実だけで充分ではないでしょうか?

 キャンプシーンでは岳パパが良い所をみせてくれます。
 岳パパは開発者&研究者肌のようなイメージがあったのですが、どうやら若い頃からこうしたアウトドア派の趣味を持っていた模様。
 テントの張り方やかまどの作り方などを良太クンに教える岳パパの姿は、まさにTHE・父。おとーさんかっこいい。

 そして準備中に際に理恵ママと談笑するほのかさん。
 ああ……やばいなんだこのやりとり。どう見ても仲睦まじい新妻と姑じゃないか。
 ほのかさん、本気です。本気で理恵ママを攻略しにかかってます。
 自分がいかになぎさのパートナーたるに相応しいか、その目に焼き付けるが良いッッ!
 今にも理恵ママのことを『お義母かあさま』と呼びそうで胸がドキドキするときめきでした。

 ここでちょっと気になったんですが、テントが2つだったんですよね。
 美墨一家4人+ほのかさん、5人で2つのテント。広さ的には問題は無いでしょうが、どういう風に分けるのかな、とかちょっと気になったり。
 順当に考えれば男テントと女テントでしょうが……まあもしもそうなった場合はベローネのハンニバルと呼ばれ(呼ばれてません)、なぎさをして「吾が子房なり」と言わしめた(言わせてません)ほのかさんのこと、神算鬼謀を思う存分駆使してふたりきりでスウィーツな愛の褥を形成したことでしょう。ところで“褥”って漢字ってなんだかエロイと思いませんか。どうでもいいですか、そうですか。

 とまあ、ふたりきりになったら翌日予定されている滝へのハイキングなどとても出来ないぐらいなぎささんはほのかさんに色々されまくってしまうんじゃあ、とか思ったのですが、ひかり嬢の参戦でどうやらなぎささんへの集中攻撃は避けられたようでなにより。いやほらなぎさって総受けじゃん?(そんな部分を強調するな)
 それはさておき、ひかり嬢はなぎさとほのかから誘われていた時に、タコカフェが忙しいから、とその誘いを断ったそうなのですが、その事をアカネさんには言っていなかった模様。
 ひかり嬢なりにアカネさんに気を使った、ってことなのでしょうか。いやしかしそれよりも、なぎさたちとキャンプに行くよりもアカネさんのそばにいたかったから、と考えればどうよ? どうなのよ? それって凄く良くなくなくなくない?

 そんなアカひかオーラ溢れる妄想の余地も残してくれつつ、夜は岳パパ+理恵ママ+良太くん組と、なぎさほのかさんひかり嬢、に分かれてテントで就寝。
 ああ……夜のテントの中で何があったか、そりゃあ朝の時間帯じゃあ放映できませんよね? 私の推理が正しければ、日ノ出屋ですら掲載するに二の足を踏みかねないような特殊極まるプレイの数々が展開され尽くしたに違いありませんもの。
 だってだってだって、先週の次回予告でもほのかさんてば「星空を眺めながら食べるなぎさは格別よね!」とか言ってましたし(言ってません)

 翌朝、何をどうやっても起きないなぎさを一発で起こすほのかさんに激しく新妻オーラを感じました。
 あンた……もう家族以上の存在だよ……!
 しかし忠太郎、なぎさの顔をべろんべろんとなめまわしおって。これはアレか、昨夜のプレイの続きか。もしくはほのかさんの命令でなぎさエキスを摂取してあとでほのかさんに受け渡すための行為か。それとも単純に犬は飼い主に似るってことの暗示か。くそうこの置鮎声のにくげなる犬めが。俺と変われ。

 さて、そんな妄想いっぱい夢いっぱいの展開でしたが、今週の戦闘シーンは、んー、悪くは無い、と言ったところでしょうか。
 贅沢を言えば忠太郎がきっかけとなってバトルになだれ込んだのですから、忠太郎をもうちょっと効果的に使って欲しかった。
 しかし何故不法投棄問題とかを突然使うのでしょう。これだけで社会派気取りっぽいと言うのは安直ですが、なんだか唐突に出て来た感じがして違和感。

 戦闘終了後は岳パパが穏やかながらも頼りになるおとーさんぶりを発揮。
 岳パパは元々カッコ良いキャラですし、彼の絡むエピソードはどれも良質なので好感度抜群のキャラなのですが、今回のキャンプでのエピソードも非常に良質で、名バイプレイヤー(と、言うにはたまにメインを食ってしまっている気もしますが、まあご愛嬌)として素晴らしい活躍を見せてくれています。
 プリキュアはメインキャラはもとより、彼女らを取り巻く人物たちも魅力的なキャラクターが揃っていますので、そうしたサイドのキャラたちにスポットを当てることでなぎさ、ほのかさん、ひかり嬢たちを浮き上がらせるようなエピソードがもっともっと出てくると嬉しいですね。


 そして来週のエピソードはなにやらなにやらとても萌え盛る予感ですよ!
 ああやっべえマジ早く来週観てえ。
 

▽第17話▽どうする!?悩めるほのかの研究発表会
 やー、今回はほのかさん&科学部メインという珍しい回でもあったわけですが、中々良質のエピソードだったと思います。
 そもそも、この作品はやはりなぎさがメインを張ることが多い為、ほのかさんの事はあまり語られない傾向にあるんですが、今回はそれらを取り戻した感じも受けました。
 とはいっても、まあ、改めてほのかさんというキャラクターの特異な点(言い過ぎか?)もクローズアップされた気もするのですが。

 全体を通して、科学部内での先輩後輩の間に流れる違和感の解消など、11話のなぎさのラクロス部でのエピソードと対になっているイメージ。
 しかしなぎさがほのかとひかりの助言を受けてラクロス部内の結束を高めたのに対し、ほのかさんはやはり人付き合いが下手なせいか、そうした面をユリコに頼ってしまっているという印象を受けましたね。

 しかしユリコさんはけなげだなあ。
 去年の発表会の時もそうでしたが、ほのかさんへの一途な思いとその行動力には頭が下がります。
 まあ、でも、結局ほのかさんの悩みをすぱーんと吹き飛ばしたのがなぎさの一言だったり、ウラガノス襲撃のシーンでほのかに置いていかれてしまったりと、かなり報われない扱いを受けてるわけですが……まあ、あれだ。判りやすく書くとユリコ→ほのか×なぎさって感じで。きっと。

 ウラガノスといえば、闇側四人集(今週は三人しか出てないけど)はすっかり育児熱心なキャラクターに。
 こんなきっちり育ててたら「あのお方」が虹の園から力を奪おうなんて考えなくなりそうです。
 まあそうなったらそうなったで、平和な世界でのほのなぎほのなぎゆりんゆりんラブんラブんな展開を私などは堪能できるわけですがね?


 次週予告からするに、来週は岳パパのエピソードのようで。
 なんかなぎさは食欲旺盛な台詞を並べ立てておりましたが、きっとほのかさんは「星空を眺めながら食べるなぎさは格別よね!」とかのたまうに違いありません。ヤる時は、それがヤれる時であれば、いつだろうと、ヤる。それがほのか嬢です。
 そんな激しい展開に期待しちゃいますが、しかしここの所戦闘パートなどが急ぎ足気味なのも気になります。テンポが良い、というのではなく、なんとなくせわしないような……
 やはりスケジュールが厳しいのかしら。うーむ、数字は取れてるのだろうから、予算&スタッフには余裕を持たせて、ゆったりと良いものを作って欲しいところです。
 

▽第16話▽なぎさノリノリ!ラッキーカラーで絶好調!!
 う〜〜〜〜〜ん、なんというか……正直ちょっと今週は微妙な出来でした。
 なぎさの可愛い表情はたんまりと楽しめたので、ナギサリアンとしてはその点は満足だったのですが、なんというか展開がチグハグというか。
 導入に占いを持ってきたのにそれを展開に生かしきれてなかった気がします。いやもしかしたら俺の読み込み不足なのかなあ?

 とはいえ個々の構成パーツ自体は結構粒揃い。
 前述したようになぎさの表情は非常にくるくると変わって愛らしさがたっぷりでしたし、ほのかの久々の薀蓄が炸裂したり、闇側4人集の当人たちは大真面目なコントや、教頭とウラガノスのやりとりとか新ハーティエルのインテリジェンのキッツい性格とか、それぞれは面白いと思うんですけれども。
 あとほのかさんが今週はやけにエロかった。私服のスカートはやたらと短いし、タコカフェでのシーンはウェストからヒップにかけてのラインがプレイメイトもかくやと言わんばかりの異常な艶かしさを醸し出しておりました。貴女は本当に中学生なのですかと問い詰めたくなるほどに発達しておりました。すごいぜ。

 スタイルといえば、今回のザケンナーはなにやらきょぬーでしたが、これはウラガノスの趣味なんでしょうか。
 ウラガノスの性格からして、やはりバインバインで大柄な女性が好きそうだし(偏見)。

 ストーリー展開的には、まあハーティエルの入れ替えかな、というだけの感じのお話だったのも、なんとなく印象がぼやけてしまった原因なのでしょうか。
 繰り返しになりますが、なぎさの表情とかはホントに可愛いものが多かったので、そこが惜しいなあと思います。
 ラストがなぎさがやはりアホの子だというオチでしたが、そこに至るまで可愛かったのですが。
 
 まあ、ナギサリアンの為のボーナストラックとはちょっと言いすぎですけども。
 だってほのかさんも充分エロかったですよ?
 

▽第15話▽憧れの先輩は大親友!?
 ベローネの底力を見たッ。
 今回はなぎさとほのかがベローネにおいてやはり有名人であるという事と、ベローネが百合の園であるということの再確認のエピソードでした。凄いやラピュタは本当にあったんだ!

 冒頭、お昼休み(恐らく)に一人でぽつんと弁当箱を前にしているひかりがちょっと寂しそうでした。
 まだあまり友達とかはいないのかなあ、と思っているとなにやらクラスメートのふたり組がひかりをフリーマーケットに誘い出します。この子ら、ええ子らや。
 フリマのシーンの二人組は純粋に可愛かった。テンション高めなのは物静かなひかりをぐいぐいと引っ張るという意識もあったのでしょうか。

 しかしなぎさとほのかについて語るふたりを見たとき戦慄しました。
 やばい、こいつらガチ百合だ。ほんまもんだ。

仲良しってのが た ま ら な い よね

 どうやらなぎさとほのかはベローネ学園内においても公認カップルだった模様です。そこに少なからず策士・雪城嬢の意図が関わっているというのは私の思い過ごしでしょうか。いやそんなことはない。ほのかさんならやる。彼女はガチだ。
 そしてそんな公認百合カポーに萌える一年生ふたり。なんてこった、ベローネは百合の巣窟だったのか! なんとこの世は豊潤なことか……!
 今更ですがアカネさんもベローネのOGですし。なるほど、そうであればひかりをメロメロにしてしまう手練手管も納得がいくというもの。

 バスケシーンは展開が熱くて素敵でした。
 まさしく名参謀ほのかの本領発揮といったところ。委員長属性までも発揮してベローネチームを纏め上げ、全員の特性を見抜いて的確な指示を出す。
 凄いよほのかさん!
 安西先生もビックリだい!

 まあ、というか、CMをまたいで映された汗だくのなぎさの表情だけで私の愚息がスゴいことになっプリキュアゲージは満タンになったのですが。
 溢れるよ! こぼれるよ! でもこぼれたのも直接口をつけて啜るよ!(じゅるじゅる)


 バスケが終わってサーキュラス来襲。
 ふたばの実況板では「戦闘いらねえー」「敵空気読め」とかさんざんに言われていましたが、今回の戦闘パートの動きはかなり鋭くて緊迫感があり、出来が良かったと思います。
 ほのかさんの回転も凄かったし(笑)。そういえばサーキュラスもぐるぐると回ってました。あれは新しい手法か何かなのでしょうか。

 変身、必殺技バンクは今回は省略バージョン。
 13話もそうでしたが、ストーリーメインの回は時間が押してしまうからかバンクは省略の傾向にあるのでしょうか。
 しかし今週の戦闘シーンは尺が短かったのもあるのかもしれませんが、先ほども言った様に中々の出来。
 と、いうか、ここ数週はまたも絵柄のレベルが安定していて見ていて安心できます。11話の戦闘シーンのアレはなんだったのだろう。新しい効果や演出を試みたために細かい作画や描写が追いつかなかったのかしら。それとも劇場版最終調整で人手不足だったとか? うーん。

 そしてひかりとふたり組みがすっかり打ち解けた模様。
 ひかりはここ最近で表情が凄く明るくなってきていましたが、冒頭などを見るにそうした表情を見せるのはアカネさんやなぎさ、ほのかといる時、或いはタコカフェにいる時だけだったようです。
 そのひかりがあれだけの笑顔を浮かべられるようになっているのは、やはり嬉しいですね。
 ああ、しかしもう、どんどんと可愛くなっていくなあ、ひかり。
 このまま突っ走っていただきたいものです。
 

▽第14話▽藤P先輩ガンバ! なぎさ気合いの応援旗
 いやあ、今週はなぎさの仕草や台詞、挙措が可愛かった。ナギサリアンの私としてはなんとも満腹感に酔いしれる回でありましたよ。
 最近は話のレベルが高い位置で安定していて、安心してみられますね。今週も、ちょっとキャラクターの表情が硬いかな? と思った以外は破綻もせずに綺麗にまとまっていたと思います。
 ただ、先週はストーリー重視だったためか、変身バンクが省略版だったんですよね。今回はフルバージョンだったのはやはりスケジュール的に厳しい部分があったのかなあ、とか思ってしまいます。劇場版第二弾の話などもチラホラ出てますし、スケジュールという点ではかなり追いまくられているんでしょうか?

 さてそんな大人の事情はさておいて。
 新しいハーティエル、「純粋」のピュアンですが、なんかエロいです。
 コスチュームとか仕草とか声とか。
 と、いうか、ピュアンの声ってどなたでしょう。聞いたことがあるような気がするんですが……どこでだろう。

 今週の戦闘シーンはなぎさの男前度全開でシビれましたね。
 流石は光の戦士の肉体労働担当、ほのかもひかりも体を張って助けまくりです。
 しかしちょっと気になるのはほのかに比べてひかりの時の密着度が高かったこと。
 きっとなぎさは何も考えてないんだろうなあ……天然の女殺しだからなあ……
 
 
むーざん むーざん
ひーかりのくーいん ふーわふわ
なーぎさに だーきしめらーれたら
あーかいはーね さーいた
むーざん むーざん

 
 などというわらべ歌が脳裏をよぎります。なかよし5月号でなぎさとひかりがなにやら仲良さげにしていた時、思いっきり“嫉妬(自分で言い切っている)”していたほのかさんによる血の粛清が始まらないことを切に祈ります。いやそれはそれで観てみたいが、残念ながら日曜朝八時半から放映できる内容じゃないですからね。
 あ、そうか、ならシグルイ風じゃなくてほのかスペシャル風味のオシオキにすれば良いんですよ。飛び散るのを血飛沫と臓物ではなく百合汁と下着、響き渡るのを苦悶の悲鳴ではなく悦楽の嬌声に換えれば ――― いやスマン、どちらにしろ日曜朝じゃ無理じゃないか、という突っ込みが欲しかっただけなんです。いやホント。ホントですって。決してそんな展開が観たいわけでは。いや観たいけど。

 とか思ってたらサッカーの試合終了後にしっかり抱き合ったりしてる辺り、なぎささんてばフォローもパーフェクトです。でも絶対考えてやってるわけじゃない。故に天然。故に無敵。とくに理論派の秀才・雪城ほのか嬢にとっては天敵とも言えよう。もっとピュアにゆりゆりとラブんラブんになればいいじゃない!

 そして来週もなにやら楽しみな予感。
 なぎさとほのかに憧れるひかりの同級生、とかが出てくるエピソードでしょうか。
 なんというか、こう……ベローネって、リリアンっぽかったんだなあ。いや今更か。今更だな。
 

▽第13話▽なぎさ親子で大バトル? 母のココロ子知らず!?
 えー、なんというか、私のような不心得物には見ていて目が潰れるんではないかというぐらい良いお話でした。
 風邪をきっかけにして母娘の絆再確認、というステロタイプな展開でしたが、話の作り方が実に丁寧で、スタッフが大切に作った一話なのだなあ、という認識を受けました。いや勿論毎週大切に創っているとは思いますが。
 その代わりと言ってはなんでしたが、戦闘はかなりはしょっていた印象を受けましたね。変身バンクもショートバージョンでしたし。でも日常重視のエピソードは好きなので、こう言うのもたまにならいいかもしれません。

 今回のメインは美墨ママこと理恵さんと美墨パパこと岳さん。
 なぎさと理恵ママのやり取りは、その会話自体もさることながら理恵ママとのやりとりをほのかとひかりに愚痴るところといい、なんとも思春期の少女とその母のやり取りっぽくて、観ててハユハユしてしまいました。
 それを受けてのほのかとひかりのリアクションもああ〜、うんうん、と頬を緩めながら頷いてしまうようなカンジ。
 なんか今回は燃えや萌えはさほど無いんですが、なんだかふわりと暖かいエピソードですね。

 しかしそうは言いながらなぎさの御見舞いにほのかとひかりが来た時にはいつほのかさんが「熱を下げるには汗をかくのがいいわ」とか言いながら一緒に運動しつつ人肌で暖めるために服を脱ぎ始めたりしないかと期待し  いやいやそんなアホなことは考えてませんから。
 せいぜいが「ネギには解熱効果があるから風邪に効くのよ」とか言いながらなぎさのお尻にネギを挿s   いやそれは舞−HiMEだから。でもプリキュアでやっても良いんじゃないかな! どちらも可憐な乙女が派手に戦うアニメだし! あっでもだめだ。ほのか嬢がなぎさを剥いたとして治療行為だけで済むはずが無いから夢見る少女にはちょっと刺激が強いかな?

 えー、そろそろ通報されそうな気がしてきたんでこの話題はこの辺で。
 闇側メンバーのやり取りは今週も小ネタ含みで安定しています。
 しかし、初期の頃から思ってはいたんですが、なにげに少年の育成は実に健やかに真面目に暖かく進んでますね。王者の教育たるに相応しいものなんだろうか。
 あとやっぱり話を聞いてないウラガノスが可愛い。ビブリスに「はいはい」とか言われてるし。
 ふと思ったんですがこのビブリスの「はいはい」はなぎさが理恵ママに対して「はいはい」と言ったのと引っ掛けてるんでしょうか。考えすぎかな?

 あと回想シーンの幼女版なぎさは犯罪だと思った。あんな可愛い娘さんいたらそりゃすれすれの行為もしちゃうかもれないっちゅうねん! いや俺はしませんが。いや俺はしませんが。
 俺はともかくほのかさんはあのなぎさを見たら若返り薬とか造ってなぎさに飲ませて拉致るに違いない。これだけはガチだ。もし若返り薬が出来なかったらデロリアン造るね。ヤるね、彼女なら。

 ここまで触れずじまいでしたが、相変わらず岳パパが良い味だしてました。中の人のギャラのせいか、岳パパは出番が抑え目にされているような気がするのですが(この上位互換に雪城さなえさんが)たまの出番になると凄く良い役回りに。
 明るく優しく朗らかで(ギャグはちょっと寒い←でも理恵ママには受けまくる)しかし叱るべき時は叱り、諭す時は諭す。
 アカネさんもそうでしたが、岳パパも理恵ママも「お父さん&お母さん」としてはかなり理想像に近い存在なのかも知れません。これはほのかが普段両親と触れ合えないということとの対比も含まれているのかな?

 最後の「実は買ってるんだよね」はメタなネタではありましたが良かった。やはり良いなあ、岳パパ。
 岳パパと理恵ママの夫婦仲って、円満極まりないのでしょうなあ。


 そして次週予告になんか出てましたが……
 今更出さなくてもなあ、とか思ってしまうのは私だけでしょうか。P。
 

▽第12話▽商売繁盛! 高原のカフェへいらっしゃい
 東堂いづみはアレか、今はアカネさんプッシュキャンペーン中か。
 思わずそんな風に問い詰めたくなるほどアカネさん万歳な回でした。いかんッ……アカネさん可愛いッ……!

 ヴィジュアルファンブックによれば、アカネさん役の藤田美歌子さんは元々舞台劇の方のようで、その舞台に惚れこんだ鷲尾プロデューサーが無印のオーディションの時に呼んで来てもらったという経緯があったようで。なるほど、言われてみればアカネさんの声は、アニメっぽい声とは一線を画している気もします。
 その時のインパクトにスタッフ一同、どんな形でも良いからレギュラーとして出演して欲しいと思っていたとのことなのですが、MHになってからのアカネさんの出番の多さ(劇場版でも虹の園のキャラクターとしてはメイン3人に次いで出番が多い!)にはその辺も理由として絡んでいるのかもしれません。
 勿論、ただ無為に出番が増えているだけではなく、アカネさんというキャラクターを物語の中で重要な立ち位置として存在させ、そして魅力的なキャラクターとしてえがいているのには頭が下がります。

 思うに、アカネさんは女の子の理想の「大人の女性」像でもあるのかな、と。
 経済的・精神的に自立しており、小さいながらも一国一城の主で、芯が強く、面倒見が良く、後輩から慕われ、優しく、女性としての可愛らしさも備えている。
 キャラクターの美点とはこうして文字にして羅列すると味気なくなってしまうものですが、しかしアカネさんは私のようなおおきなおともだちから見ても魅力的なキャラだと思いますが、夢見る少女たちから見ても「憧れのお姉さん」でありながら「理想の大人の女性」足りえるのではないかな、と。

 や、これは推測でしかないわけですが。しかし本来のターゲット層である夢見る少女たちが(恐らく)自身の投影先としてみるなぎさとほのか、ひかりがアカネさんを慕い、尊敬しているのもまた間違いないと思いますし。そういう風に製作者側がえがいているのであれば、やはりそういうキャラクター足りえるのではないかな、と。

 今後アカネさんがどういう立ち位置になっていくかはまだわかりませんが、ひかりがハーティエルの集結と共に変化していく11話の感想で書きましたが、これは逆かもしれませんね。ひかりの変化=成長にあわせてハーティエルが集まって=覚醒して?来る、と。個人的にはその方が好みです)のにあわせて物語が進展していくのであれば、タコカフェ、というかアカネさんのところにひかりが厄介になっている以上アカネさんも描きつづけることになりそうですし。
 8話でのひかりの台詞などから、ひかりが相当にアカネさん(とタコカフェ)に重きをおいているのはわかりますし、これが最終回までにどの様に変化するかも楽しみです。
 ひかりがいずれクイーンとして光の園に帰らなければならないとしたら、このふたりの別れを今から想像すると、ちょっと切なくなります。切なさ乱れ打ちです。


 とまあなんだか長々と書き綴ってしまいましたが、とどのつまりは最近はアカネさんに萌え狂ってしまっているということでありますよ。
 でも勘違いするなよ? それは萌える対象が変化したのではなく、増えただけだぜ?

 今週はアカネさんの魅力に当てられっぱなしでしたが、先週の戦闘パートでちょっと心配だった作画の方はかなりレベルの高い出来でしたね。
 先週の戦闘パートは、やはり映画などの関係での人員の不足か、新しい手法を試そうとしていた、とかなんでしょうか。うーん?

 あと牧場に向かう車内での合唱は反則です。
 日曜の朝から萌汁過多で死にそうになりました。
 合唱バージョンのCDも欲しいなあ……出ないかなあ。

 牧場でのなぎさとほのかの売り子は素直に面白かった。
 見事に両者のキャラクターが出てますねー。こういう点、無印に比べて製作チームの中でなぎさとほのかというキャラクターが共通認識として浸透し始めたという部分もあるのでしょうか。このキャラクターならこういう場面でこうする、また、こういうことまではさせても平気だ、というような。

 あととりあえず新キャラの七三を観て嶋田久作だと思った人、手ェあげて。
 

▽第11話▽大ピンチ! ハートをつないで一発逆転!!
 今週はシーンごとの絵の質の差が激しい回でしたねー。通常シーン、特にアバンタイトルなどは非常に質のいい作画だったのですが、戦闘シーンはそこだけ別チームが担当したのではないかというヤシガニぶりでした。劇場版の最終調整とかで人員取られてたのかしらん?

 さてさて、今回のお話はラクロスの試合が舞台。
 なぎさにとってはキャプテンになってから初の公式戦ということもあり、若干緊張気味?
 アバンタイトル、そんななぎさを励ますほのかさん ――― っておおおおおおおおおぅい! いきなりなぎさの手をほのかが両手で優しく包み込んで「私のパワーを送ってあげる」って言って朝っぱらから大変けしからん! そ、そんなことして、私を萌え殺す気か!
 のっけから全身から色々な汁がだだ漏れになりそうな展開。先日劇場版を見たばかりでまだ脳内にたゆたう百合エキスが再沸騰してしまったことであるよ。

 そんな人目をはばからずにラブんラブんのゆりんゆりんな二人をよそに、なにやら揉めるハチマキさんことメグミさんとツインテールさんことマキさん。
 おおおお……なんか良いぞ。いかにも試合中に一悶着やらかしてから雨降って地固まりそうな二人だ。勢いでロザリオ渡しそうだぜ(なに言ってんだこのヒト)。
 しかし気になるのはなぎさとのラブシーンを妨害されたほのかさん。
 恐らく内心では虎眼先生並に憤怒相を浮かべていたことでしょう。やってくれたのう
 今、仕置きという名の宴が始まる(ません)。

 試合が開始してもメグミさんとマキさんの衝突は収まらず。まあまあ君たち仲良くやろうよ、と先日に引き続いてなぎさが宥めますが効果はいまいち。
 やはりなぎさは言葉で皆をまとめるより、態度・行動で皆を引っ張るタイプのリーダーなのでしょうね。そういうタイプのリーダーとしては、素質充分だと思うのですが。

 スタジアムの外でいちゃつくタコカフェを開店させているアカネさん&ひかり。
 しかしホントこの二人、いいですねえ。互いを思いやりつつ、ひかりを優しく導くアカネさん。
 アカネさん曰く「ひかり、顔が生き生きしてきてるよ」とのこと。やはりハーティエルが集まってきていることも影響しているのでしょうか。それ以上に、なぎさやほのか、アカネさんと過ごしていることの影響も大きいと思いたいところ。
 と、ふと思ったのですが、私はハーティエルが集まることで、ひかり(=クィーン)の感情が豊かになっていくと思ってたのですよ。
 しかし実はこれが逆で、ひかりの感情が豊かになっていくことでそれに呼応してハーティエルが目覚めて、ひかりの元に集まってくる、ということはありえないでしょうか。
 そうだとすると、ひかりがなぎさやほのか、そしてアカネさんと過ごし、色々学んでいくことにも意味が出来るのではないかなあ、と。ちょっと妄想しすぎ?

 ラクロスの試合の方はベローネが押され気味。
 メグミさんとマキさんの行き違いだけではなく、チーム全員がチグハグになってしまっているようです。“調和”のハーティエル、ハーモニンに曰く「気持ちがバラバラで、ハーモニーになってない」とのこと。
 そしてなぎさも追いつこうと焦りつつも、みんなの動きがずれていることに気付き、それを立て直そうとします。

 と、ここで場面変わって闇メンバーの館に。執事ザケンナーとすごろくをしている少年。ずるをしようとした細長い方の執事ザケンナーに「ずるはダメだよ」と諭す辺り、健やかに御育ちあそばされている模様です。
 無印に比べて闇側メンバーがただ悪いだけ、と描かれていないようです。
 そしてもうひとり、増えるようなことを話していたりします。すると全部で四人かな?
 サーキュラスはすっかり話を最後まで聞いてもらえないヒトに。どんどん面白くなってくぞ。

 シーンがパンされてラクロスの試合。ハーフタイムのようですが、前半で4点も取られたことで意気消沈中。のみならず、チームの雰囲気もなにやら良くない方向へ。
 と、そこへひかりが何か出来ないかと思い余り、グラウンドに飛び出てなぎさの元へ。自分には何も出来ないけれど、がんばってください、と。
 その思いが伝わったのか、なぎさは先日ほのかにしてもらったことを思い出します。
 これをきっかけとしてチームのテンションを取り戻すことに成功するのですが……なぎさの手を取り見つめあうひかりを、ほのか嬢がどんな顔で見ていたかを想像すると血が凍ります。
 キュアホワイト足るもの、なぎさの表情を見れば誰がどのように迫ったか、おおよその見当はつく ――― よう見えよるわ。なぎさと儂はふたりでひとつゆえ喃。
 きっと来週は勝栗、打鮑、昆布を買い求めるべく市場を奔走する科学部・ユリコのシーンからだ。
 って、シグルイネタはこの辺にしとこう。使いやすいんだけど。

 ひかりの励ましのおかげもあってペースを取り戻したベローネラクロス部。
 が、ひかりは何も出来なかった(と、思い込んで)自分を恥じてか、スタジアムの外の公園でぽつねんと落ち込んでいました ――― もしかしてスタジアムに乱入したもんだから係員に外につまみ出されたんだろうか。

 そんな傷心のひかりのもとにビブリス登場。ひかり=シャイニールミナスは支援・援護能力に優れているものの、単体戦闘能力はほぼないのでピンチです。
 メポミポが闇の気配に気付き、ひかりが戻ってこないことにほのかが思い至ります ――― が、ほのかさんてばそのまま試合観戦続行
 いや確かに、ハーフタイムでもないのに試合中のなぎさを呼び出すわけにはいきませんし、ほのか一人では変身できないので単身ひかりを救いに行っても犠牲が増すだけなので、試合が終わってからなぎさと一緒に行くのが最上にして唯一の方法ではあるのですが。
 冷徹だ。
 そりゃもーヒビキさん並に冷徹だ。
 流石光の戦士の頭脳担当です。これがもしもなぎさがピンチだったりした日には生身で助けに向かうのは間違い無いのですが。

 ともあれ、試合はベローネが無事逆転勝利をして(なぎさが決勝点を決めた時のベローネ応援席からの黄色い声援が凄かった。「なぎささんサイコー!」とか)、なぎさとほのかがひかりの救出に向かったのですが ――― 戦闘シーンの作画が、かなりグダグダでした。
 うーん、いや、動きは結構良かったんですよ。スピード感はあるし、パースも迫力あるし……でも絵自体がなんともヤシガニで。というか、絵柄がまるで別物です。
 戦闘パート以外の絵はきれいだったので、やはりここだけ別チームが担当したのかしら?
 変身シーンやエキストリーム・ルミナリオのバンクシーンとの絵柄があまりにも違うので余計に浮き彫りになってしまいましたねー。

 戦闘が終わり、一人で敵に立ち向かったひかりをかなり本気で怒るなぎさとほのか(戦闘終了後、絵のレベルは戻っていました)
「もう二度とこんなことはしないで!」
 とかなりキツイ口調で言うなぎさですが、ひかりが本気で反省したのを見ると一転して優しく、ひかりの手をとって
「ありがとう、ひかり」
 と。
 ……そりゃアンタ、ひかりもメロメロになるっちゅうねん!
 流石なぎさ、天然の女殺しだ。傍らのほのかさんの心中やいかに。
 やはり来週は勝栗、打鮑、昆布を買い求めるべく市場を奔走する科学部・ユリコのシーンからに違いない。
 いやだからこのネタはもう良いって。

 新オモチャ、ハーティエルのねぐらを紹介して、今週は終了。
 ハーティエルは全員揃うまで増えつづけるのかと思っていましたが、どうやらこのねぐらに収納されていくようです。
 唯一、シークンだけは最後に入るそうなので、やはりシークンがハーティエルレーダーとして活躍するのかな?
 




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